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眞子様を助ける妄想のガイドライン

1 :水先案名無い人:04/04/20 18:40 ID:SQV/yYWY
俺は既にこんな妄想をしているぜ!!


暴漢3人組:《おいねーちゃん、俺たちと付き合えよ!ゲヘー》
(悪のテーマみたいな低音の音楽が流れ続ける)

眞子様:†やっ、やめてください!人を呼びますよ!†

暴漢3人組:《ハハッ、周りを見てみー!みんな見てみぬフリやで〜?誰も助けちゃくれないよ〜ん♪》

俺:「待てィ!!」(ここでヤッターマンのOPテーマの様な正義の音楽に切り替わる)
俺:「か弱き乙女に狼藉を働く悪党は許さん!くらえ!【狼牙風風拳!】(←俺が日々の妄想の中であみだした必殺技)」

暴漢3人組:《何じゃワレァ!野郎共!やっちま‥あべし!ひでぶ!ぱごァ! お、覚えてけつかれこのド阿呆!》

俺:「正義は負けない!」

眞子様:†あ‥ありがとう。あなたのお名前‥†

俺:「名乗る程ではありませんよ、お嬢さん!では!」(去り際にそば屋の自転車にぶつかってバカヤローと言われる、眞子の方を振り返って照れ臭そうに笑う俺)

眞子様:†ステキ!あの御方とお付き合いがしたい†


2 :水先案名無い人:04/04/20 18:41 ID:z+8vMjd+


3 :水先案名無い人:04/04/20 21:55 ID:gWmHJkiN
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

このスレッドは名物チンパンジー「アイちゃん」が言語訓練の為に
立てたものです。

アイと研究員とのやり取りに利用するスレッドなので、関係者以外は
書き込まないようお願い申し上げます。

                     K都大学霊長類研究所

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

4 :水先案名無い人:04/04/20 22:38 ID:zVrMMGav
          , -‐'"´ ̄ ̄ ̄ ``ヽ
        /爪  ヽ `ヽ、`ヽ、   \
       / / !lヽヽ  \  \ \  }、
.       / l l l ヽ ヽ、_弐_ --ヽ _ヽノノ!
      /! ll__l ヽ-‐' "┴─`  l/rヌ、ノ|
      !l/fri刀          >'〉} ノ!
         l ̄ 、 _      ,Lノノ |
            ',  ヽ'´ヽ    / | 「||l!,|  福田、不快です。>>1を処分なさい。
            ヽ、  ー'    / .| | | |!|
           ``ー-ャァ' ´ _」、lLl l!|
             __ノ /==三三ヽL
           / }ム/==ニ三-ァ-─‐ヽ
            」ll /O/ ニ, -'´ /    , -'´!
           i´{、/ //   /  , -'´   |
        / ̄  ̄ ー─‐'´   l      |、
       /l  /`ヽ           ノ     /」ヽ
       / l/   l     、   ヽ    / /'iヽヽ

5 :水先案名無い人:04/04/21 00:35 ID:6reNmFHj
>>1はふくたんに・・・

ふくたんと・・・

ふぁ、ファイトっ

6 :水先案名無い人:04/04/21 06:52 ID:ja4mN/ew
保守

7 :水先案名無い人:04/04/21 11:36 ID:4qZDq3YN
>>1
俺の妄想の方が上だな。俺の妄想は

ある日突然、隣国が侵攻を開始。対応が遅れあっという間に首都が占領される。

混乱の中、親友で眞子様付侍従の宮内庁職員(男)が眞子様を連れ俺のもとに現れる。

だが、親友は既に致命傷を追ってをり「殿下を頼む…」と言い残し、俺の腕の中で息絶える。

俺は「死んじまったら断われないじゃないか、馬鹿野郎」と呟き男泣きの中で殿下を守ることを決意する。

俺達は日本を解放するため、まだ侵攻を受けておらず、また、自衛隊3個師団が無傷で残る北海道を目指すことにする。


続く


8 :水先案名無い人:04/04/21 15:55 ID:92fRPUCl
>>7
続くのかよ!!

9 :水先案名無い人:04/04/21 16:06 ID:T0dSK2o0
■■ここまでのあらすじ■■

いままでアニメやギャルゲーの美少女にしか興味のなかった>>1
しかし、正月番組で偶然見かけた芸能人らしき美女に一目ぼれしてしまう。
テレビの中とはいえ、生身の人間に恋をしたのは、これが初めてだった。

アニメヒロインならスリーサイズや食べ物の好みまで熟知している1であったが、
現実の美少女アイドルとなると、モーニング娘。が何人なのかも知らない程度だ。

そこで、自分の唯一の味方である愛機(パソコン)のキーを叩き、ここ「2ちゃんねる」の住人たちに
自分の惚れた絶世の美女の名前やプロフィールを探ってもらおうと、こうしてスレッドを立てた。

当初は「アニヲタ逝ってよし」等のお約束の暴言であふれかえったが、アイドルマニアを自負する
数人の名無したちの登場により、事態は探偵ごっこの様相を見せ始めた。
彼らの直リンクするアイドルの画像と、1の「もっと目は切れ長」「もっと頬はふっくら」などの
曖昧な反応により、探索はすすみ、ついに、1の惚れた「麗しの姫君」の正体はついに暴かれたのである。

   紀宮清子(のりのみや・さやこ)内親王殿下 (昭和44年4月18日生まれ)

1が恋した相手は、こともあろうに本物のプリンセスだったのだ。

「いろんな意味で勇気あるやつだとは思うが、まあ、あきらめろ」

意外すぎる結末に、多くの名無したちは、こんな言葉をかけるのが関の山だった。
しかし、1はあきらめたくなかった。清子のまぶしい笑顔が、清子の可憐な仕草が、
脳裏に焼き付いてはなれないのだ。あのかわいらしい清子を自分のものにするには、
いやそれ以前に、いとしい清子に自分の想いを打ち明けるには、
これからどれほどの障害を乗り越えなくてはならないのか。
1は、一部でささやかれた「紀宮アニヲタ説」に一縷の望みを託すのだった。

10 :水先案名無い人:04/04/21 16:14 ID:3dAn1V+7
>>7
やべー!ドキドキしてきた!
>>自衛隊3個師団が無傷で残る北海道を目指すことにする。
まだまだいけるじゃん!
つづきキボーン!

11 :水先案名無い人:04/04/21 16:16 ID:3dAn1V+7
ところでさぁ
† ←こういう特殊な記号ってどうやってだすの?
できればコピペ用に一欄みたいのがあるサイト教えてほしいんだけど。

12 :水先案名無い人:04/04/21 16:22 ID:4pt5TtKb
>>11
俺の場合「たてせん」で出る。
辞書登録してるから。

13 :水先案名無い人:04/04/21 16:22 ID:3dAn1V+7
>>9
面白い。あなた相当文才あるね。

>>事態は探偵ごっこの様相を見せ始めた。
>>一部でささやかれた「紀宮アニヲタ説」に一縷の望みを託すのだった。

このあたりの表現は素晴らしいと思う。
続きが読みたくなってくるよ。

14 :水先案名無い人:04/04/21 16:24 ID:3dAn1V+7
>>12
辞書登録ね。とりあえず†はやっておきます。

15 :水先案名無い人:04/04/21 16:25 ID:T0dSK2o0
>>11
特殊文字一覧でぐぐってみるべさ。こんな感じのサイトけっこうあるよ
ttp://www.pst.co.jp/powersoft/html/htmlChar.htm

ちなみに†は「きごう」で変換すればいずれでてくる。

>>13
お褒めの言葉はありがたいですが、これ古いコピペなのでつ。
古すぎて自分もこのスレ見るまで忘れてたし覚えてる人もあんまいないだろうけど

16 :水先案名無い人:04/04/21 16:29 ID:3dAn1V+7
>>15
あら、これはご丁寧にありがとうございます。
オリジナルの顔文字を作りたいなと思ってたんで助かります。

これコピペなんですか。あまりにもスレタイの内容に沿ってるから
オリジナルかと思っちゃいました。
それにしてもこういう文章書けるボキャブラリーってほんとうらやましいっす。

17 :水先案名無い人:04/04/21 16:59 ID:vr/2dPi9
このスレ意外と面白い・・・

18 :水先案名無い人:04/04/21 21:00 ID:42Ft2Wee
>>7
勢いのみで書いた文章がいろんなところにコピペされることになるとは思わなかった…
書いたの一昨日なのに、既に3ヶ所ぐらいに貼られてる。
どうなってんだ?

19 :水先案名無い人:04/04/22 01:12 ID:RgPIL4TU
>>18=7?
みんな続きを期待しているって事なのであります
ところで日本から見て隣国ってすごく限られる気がするのであります

20 :水先案名無い人:04/04/22 04:46 ID:9fvm2YgO
こっちでやった方がレス付くんじゃないかな
眞子さまと脳内デートをしよう
http://human2.2ch.net/test/read.cgi/male/1081766958/
【つるつる】 眞子様ハァハァスレ 3 【はえかけ】
http://human2.2ch.net/test/read.cgi/male/1082130577/

21 :水先案名無い人:04/04/22 17:38 ID:EPv3ko6A
>>18同志発見!この>>1の元ネタは俺が一ヵ月くらい前にニュー速で何気なく書いたらいろんなところ(ここにも)にコピペされてた。
まぁ俺も2〜3回自分でコピペしたけど。

ちなみに>>1【狼牙風風拳】じゃなくて【爆龍拳】ね

22 :水先案名無い人:04/04/22 17:46 ID:t/foRdm6
お姫様って良いよね・・・

23 :17:04/04/22 17:51 ID:MXFmRk/l
>>21
複雑な気分ですね。


今日は無理ですが、明日あたりに続きを書き込みましょうか?

24 :水先案名無い人:04/04/22 19:47 ID:fcc/48Rw
眞子様画像ってどこに行けば手に入る?

25 :水先案名無い人:04/04/22 20:03 ID:402hb2CF
>>15
『だがー』で変換できるだろ・・・

26 :水先案名無い人:04/04/22 20:07 ID:uhXd9zgm
>>24
ほらよ。
http://natu-mikan.hp.infoseek.co.jp/index.html

27 :水先案名無い人:04/04/22 20:23 ID:fcc/48Rw
>26
めっちゃありがとう

眞子様も 佳子様も可愛いなぁ・・・

28 :水先案名無い人:04/04/23 07:46 ID:fsAEGVMp
□昭和天皇┐
□香淳皇后┼今上天皇   ┐
         │美智子皇后  ┼皇太子殿下  ┐
□秩父宮  │          │皇太子妃殿下┴敬宮内親王殿下
□秩父宮妃├常陸宮殿下  │
        └常陸宮妃殿下├秋篠宮殿下 ┐
□高松宮             │秋篠宮妃殿下┼眞子内親王殿下
高松宮妃殿下          │         └佳子内親王殿下
                  └紀宮殿下
三笠宮殿下  ┐
三笠宮妃殿下┼ェ仁親王殿下  ┐
          │ェ仁親王妃殿下┼彬子女王殿下
          │            └瑶子女王殿下
          ├桂宮親王殿下
          │
          └□高円宮   ┐
           高円宮妃殿下┼承子女王殿下
                     ├典子女王殿下
                     └絢子女王殿下
□は、故人


29 :水先案名無い人:04/04/23 15:45 ID:WkB78sxm
              ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

   /∨ヽ∧/∨ヽ∧/∨ヽ∧/∨ヽ/ヽノて
   ノ あとは北海道だけだ!     (
  ヽ                     (
   ∨ヽ∧/∨ヽ∧/∨ヽ∧へ/∨ヽヘ/   _    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
   ,rn                     n!.i‐
  r「l l i.n             .     ni l l h
  | 、. !j                     i !.:  |
  ゝ  f         _          ゝ ".ノ
  . |  |       ,r'⌒  ⌒ヽ、      |  |
   」  L     f ,,r' ̄ ̄ヾ. ヽ.     へ-ヘ
   iヾ‐' |     ゞ‐=H:=‐fー)r、)    |   |
   |  じ,      ゙iー'・・ー' i.トソ   .  |   |
   |   ヽ     l、 r==;, ,; |'     _/   ;|
  . \   `-ノ^ー->`二';-‐ヘ_,;ヘヘノ    /           ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
    ヾ   ノ ハヽ  |_/oヽ__/    /     ,/
      \   /    /       /ソ   ノ
       "ゝy'   /o     O ,ヾ   /
┏━┓┏┳┓  ┏━┓┏┓  ┏┳┳┓       
┣━┫┣╋┻━╋━┛┃┣━┛┃┃┃      
┗━┛┃┣━━┃    ┃┣┓┏┫┃┃      
┏━━┛┣━━┣━━┛┃┃┃┃┃┗━┓        ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
┗━━━┻━━┻━━━┛┗┛┗┻━━┛
────────────by KIM JYONG-ILL (from North Korea)

      ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


30 :水先案名無い人:04/04/23 18:22 ID:gH29KCXl
>>17の作者です。本気で続きを書こうと思うので突っ込みのあった部分等の修正

ある日突然、某国(>>29?)が侵攻を開始。対応が遅れあっという間に首都が占領される。

混乱の中、親友の皇族付護衛官が眞子様を連れ俺のもとに現れる。

だが、親友は既に致命傷を追ってをり「殿下を頼む…」と言い残し、俺の腕の中で息絶える。

俺は「死んじまったら断われないじゃないか、馬鹿野郎」と呟き男泣きの中で殿下を守ることを決意する。

俺達は日本を解放するため、まだ侵攻を受けておらず、また、自衛隊3.5個師団が無傷で残る北海道を目指すことにする。


続く


31 : ◆qVSuTg9KKs :04/04/23 19:01 ID:CExUQtXl
続きを書くに当たっての設定等

俺(七氏 参)

 20代前半 職業 火消し

 サーカス団で育った青年、名前の由来は3番目に拾われた子供だから。(村雨4みたいな感じ)
 身が軽く空中で3回転ひねりができる。
 ちなみにこれらの設定は名無しさん→名無し3で名無しで3からシャア板でいうところのスネオからきている。
 名無しさん→名無し3で名無しで3からシャア板でいうところのスネオからきている。

眞子様

 日本のお姫様

21氏(名前の希望ありますか?)

 【爆龍拳】の使い手、俺と共に眞子様を守る。

親友(双)

 死ぬ人。ちなみに双はあだ名。

俺も出せという方がいたら役どころ、名前を書き込んでください。
なるべく出します。踏み台にはしません。

32 : ◆qVSuTg9KKs :04/04/23 19:31 ID:CExUQtXl
「死んじまったら断われないじゃないか、馬鹿野郎」
俺は死んで間もない親友につぶやいた。
現在、俺の部屋には「へんじはないただのしかばねのようだ」状態の親友と親友が命をかけて守ったお姫様がいる。
途方にくれていると突然アパートの外が騒がしくなった。聞こえる話し声は日本語じゃない。
「私を追ってきたのだと思います。私が出て行けばあなたに危害が及ぶことはないはずです。」
「それは駄目です。こいつは俺に殿下を頼むといって死にました。
俺はこいつとの約束を破ることはできないのです。」
足音が近づいてくる。アパートに入ったな。
俺は部屋の中に武器になるものはないか探す、親友が腰に帯びていた拳銃・・・だめだ、弾が切れている。
こいつ、人を撃ったのか?
弾の入っていない拳銃を懐に入れつつ部屋を見回す。あ、粉砕バット(金属バット)があったな。
「殿下、玄関から見えないところに隠れてください不意打ちしてその隙にここから逃げます。」
「ですから、私が出て行けば・・・」
「駄目だっていってるだろっ!!あんたは生き延びることだけ考えろ!!」
「は、はいっ!!すみません」
やばい、思わず叫んでしまった。俺の叫び声を聞いた外の奴らが間も無くこの部屋に来るだろう。
俺はお姫様を玄関から見えない位置に隠して、奴らを待ち構えた。

33 :水先案名無い人:04/04/23 19:59 ID:WkB78sxm
ボッキage

34 : ◆qVSuTg9KKs :04/04/23 20:01 ID:CExUQtXl
俺の部屋の前で足音が止まると同時にドアが蹴破られた。軍服っぽい服装の人影が飛び込んでくる。
「ニダ!?ニダ?」
ひとりだけかついてるな。
俺は死体しかない部屋を不審に思っている不審人物の背後に忍び寄り、
ホームランを狙うつもりでバットを振り抜いた。
『ガコッ!!』ジャヤストミート
って、やばい、殺してしまったか?
「殺してしまったのですか?」
「いや、気絶しているだけのようです。」一安心
とりあえず、不審人物の持ち物を物色する。アサルトライフルは目立ちすぎるか
・・・お、親友が持っていたのと同じ拳銃がある、弾もあるな。護衛官から奪ったのか?
マガジンを親友の銃と取替え、残りの弾を鞄に入れる、ついでにナイフもゲットする。
「行きましょう。殿下」
「は、はいっ!!」
なんか怖がられてるな・・・
しかたないか、怒鳴りつけたり、人をバットでジャストミートする姿を見せたりしたしな。

35 : ◆qVSuTg9KKs :04/04/23 20:32 ID:CExUQtXl
アパートからの脱出に成功した俺とお姫様はなるべく人目につかない通りを移動していた。
所々に武装した兵士やら、必要以上にごつい車が見えた。日本はどうなるんだ?
「あ、あの、私たちはどこに向かっているのですか?」
やっぱり怖がられてる・・・
「え?どこにむかってるんでしょう?」
「聞き返さないでくださいっ!」
「失礼しました。やはり、警察とかに行って保護してもらうのがいいかと・・・」
「警察は真っ先に制圧されたそうです。」
「なら自衛隊・・・」
「関東全域の駐屯地にだんどーみさいるというものが撃ち込まれたそうです。」
「テポドン?」
「そんな名前でした。」
「聞いてません。」
「テレビや新聞で報道していましたが?」
「新聞取ってないしテレビ見ないから。」
「そうですか・・・」
「外の地域はどうなんですか?」
「特に何も言ってませんでした。無事なはずです。」
「うーん、とりあえず東京から出たほうが良さそうですね。」
「どうやってですか?電車は止まっていますし、お車も有りませんよ。」
「あの謎の軍隊、検問はやってるようですが、車は普通に走ってますよね・・・」

36 :水先案名無い人:04/04/23 20:43 ID:WkB78sxm
こまかいね・・
ココまで来るとすごいね。いい意味で。
ガンガレ

37 : ◆qVSuTg9KKs :04/04/23 21:08 ID:CExUQtXl
「な、何で僕がこんな目に・・・」
車を提供してくれたやさしい青年が泣きそうな声で独り言を言っている。
結局、俺は信号待ちをしている車から適当なものを選んで持ち主に提供してもらうことにした。
この親切な青年は、俺が親友の形見を見せると感動の涙を流して車を提供してくれた。何ていい人だ。
「違うと思います。」
「何で俺の心の声が聞こえるんですか?」
「ま、また検問、今度こそバレるぅ〜!!」
不吉なこと叫ぶな。
「ひっ!すいません。」
「お前もかよ。」
もう検問も三回目なのでお姫様も慣れた様子で隠れる。で、なんとか検問をパス。
「あの、あなたたちは何者なんですか?
拳銃でいきなり脅してくるし、検問のたびに隠れるし、兄妹には見えないし・・・」
どうせ俺は年食ってるよ。
「そういうことではないかと。」
「だから何で!?」
「気にしてはいけません。」
はいはい、そうですね。
「えーと、俺たちが何者かということだったよな。実は、俺たちは海と大地の間にあるバイスt」
「私は眞子と申します。えっと、天皇陛下の孫です。」
あ〜言っちゃったよ。
「おーらろーどが開かれるよりましです。」
「だから・・・てゆーか知ってんの!?」
「えっ!?眞子様?皇室の?」
「はいそうです。」

38 : ◆qVSuTg9KKs :04/04/23 21:48 ID:CExUQtXl
「何で眞子様がこんな強盗まがいの男と一緒にいるんですか?」
あ、書き忘れてたが車を運転しているのはこの失礼な青年だ。
「そのことについてはお詫びを申し上げます。ですが、この方も私を守るために必死なのです。
どうか許してください。」
「い、いや、そんな、頭を上げてください。」
「しかし、悪いのはこちらですから。危ない目にもあわせてしまいましたし・・・」
「気にしないでください。大丈夫ですよ。悪いのはこの男なんですし。」
「いや〜、すまなかったね。え〜と、矢部君。」
「あっ、僕の財布!いつの間に盗ったんですか!?」
「さっき。俺は七氏参、よろしく矢部君」
「え?よろしく?どういうことですか?」
「付き合ってくれるんでしょ?殿下の逃避行に」
「いいんですか!?今、お願いしようと思っていたんですよ。うれしいな〜。」
おっ、意外な反応、嫌がると思ったのに、まあ、脅す手間が省けてうれしいけどな。
「よろしいのですか、本当に危険だと思いますが。」
「問題ありません!!眞子様のためならたとえ原子炉のなか液体窒素のなかです!!!!」
天を仰いで万歳してるよこいつ。って、やばいっ!!
『ハンドルッ!ハンドルッ!!』
初めてお姫様と心が重なった瞬間だった。でも、もう俺は死ぬかも、電柱が目の前まで・・・

39 :水先案名無い人:04/04/23 22:32 ID:dRQ+cWYg
イタタ

40 : ◆qVSuTg9KKs :04/04/23 22:33 ID:gH29KCXl
「いや〜、危なかったですねえ。」
矢部君に対してちょっと殺意がわいた。ちなみに、現在、ハンドルを握っているのは俺だ。
前回の危機的状況は奇跡としか言い様の無い現象(勝手に想像してくれ)のお陰で乗り切った。
で、その後、俺、お姫様、矢部君の多数決の結果、2対1で俺が運転することになったのだ。
「何が危なかったですねですか!!本当に死ぬかと思いました!!」
「まあまあ殿下、みんな無事だったのですから。」
「以外と冷静ですね。もっと怒っているかと思いました。」
「次やったら殺しますけどね。」
「ごめんなさい・・・」
「とりあえずどこかで落ち着きたいですね。今後のことも相談しなければなりませんし。」
「そうですね。私たちは追われる身ですから・・・忘れかけてましたけど。」
「忘れかけてたんですか!?七氏さんは?」
「え?・・・いや、も、もちろん覚えていたさ。忘れるわけが無いだろ、こんな大事なこと。」
「本当ですか?」
「お、矢部君!!あそこが宿を取るにはちょうどいいんじゃないか?」
「韜晦しないでください。・・・って!!あそこはラブh・・・」
「ファッションホテルといわんか馬鹿者。」
「誰も言いませんよそんなの。眞子様もいるんですよ。あんなところに入っていいわけないじゃないですか。」
「ああいうところなら、車を表から隠せるし、人と会わずに宿に入れる、何か問題あるか?」
「そんな都合のいい宿があるとは、逃亡の身には最適ですね。何か問題があるのですか?矢部様。」
「い、いや、その・・・」
「問題あるのかな?矢部君、もしあるならどういう問題があるのか俺とで、ん、か、に詳しく聞かせてほしいな」
「ないです。」
「はい、決定〜。」

41 :水先案名無い人:04/04/23 23:07 ID:NZ8CoufK
まぁその、なんといえばよろしいのでしょうか


もはやがんがってくだあし。

42 : ◆qVSuTg9KKs :04/04/23 23:34 ID:gH29KCXl
「ベッドがひとつしかないですね。これでは一人しか眠れませんが・・・」
さすがお姫様普段はダブルベッド並のベッドで寝ているらしい。
「ベッドはぼk『チャキッ』・・・僕と七氏さんは床でも眠れますので・・・」
「どうした矢部君?そんな怯えた顔して、俺は拳銃の手入れをしようとしただけだぞ。」
「あ、お風呂がありますね。入ってきてもいいですか?」
お、ここはガラス張りじゃないんだな。
「どうぞ。」
・・・
「さて、矢部君」
「はいっ!七氏さん!!」
何だ?その期待に満ちた目は
「どうして俺達について来る気になったんだ?危険なのはわかってるだろ。なんでだ?」
まあ、脅してでも付き合ってもらうつもりだったから、どうでもいいのだが、随分あっさりとついてきたからな。
「決まってるじゃないですか!男はみんな姫を助ける騎士にあこがれるものです!
そこに本物の姫様が現れたら、助けるしかないじゃないですか!!」
言い切りやがった。
「七氏さんだってそうでしょう?」
「いや、俺は違う。親友との約束だから、それだけだ。」
「約束?」
「そう。この話もう終わりな。これからはお楽しみの時間だ。」
「の、のぞくんですね。ハアハア」
こいつ、やっぱりそんなこと考えてやがったか。一度〆とくか・・・む、殺気
「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜。」
背後に俺の部屋から持ってきていた魔法のバット・エスカリボルグ(金属バット)を持ったお姫様がいた。
「で、殿下待ってください。俺はこいつをあくぁせdftgyふじこlp」
・・・
「矢部君。」
「何ですか。」
「ひとつ言っておく・・・死ぬほど痛いぞ。」
「すいません・・・でも、それ1の人の台詞ですよ。参さんは聞く側じゃないですか。」
「うるさい。次こそはシリアスに行くぞ。」
「無理だと思いますけどねえ。」

43 :水先案名無い人:04/04/24 06:56 ID:CB9O64Tw
妄想が加速する・・
もう止めん。逝くとこまで逝け。

44 : ◆qVSuTg9KKs :04/04/24 20:54 ID:vv6XG5Co
「駄目だ!どうしてもふざけた話になってしまう!」
「やっぱり無理じゃないですか。」
「既に最初の妄想の内容からかなり離れていますしね・・・・」

もう、止めたほうがいいのか・・・・

45 :水先案名無い人:04/04/24 20:58 ID:CB9O64Tw
細かすぎたな。
占領されてるのに普通だし・・
北海道は遠いな。

46 :水先案名無い人:04/04/24 23:15 ID:tRoPuMb1
>>44
中途半端はイクナイ!!
ここまできたら最後まで妄想を吐き出すべし。

・・・と云ってみる。


47 :水先案名無い人:04/04/25 01:01 ID:GIbduUei
誰かが代わりにギャグを担当すればいい!


と、無責任になってみるテスツ

48 :水先案名無い人:04/04/25 01:09 ID:qCebvdIW
つーか、最初のやつみたいに、
細かい台詞とかは無しで あらすじ的に話していってほしいゼ。
あまりに冗長になり過ぎてて萎えた。


49 :水先案名無い人:04/04/25 01:41 ID:Fin5fvnc
物語に俺を混ぜれば盛り上がる。間違いない。




うわごめんいたいぶたないでいたいいたごめんさゅるして

50 :水先案名無い人:04/04/25 10:39 ID:NwR2U/bQ

         チンポ ____
      ∧∧   /__ o、 |、
      (´・ω・`)  | ・ \ノ
     ( o旦o   | ・  |
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

51 : ◆qVSuTg9KKs :04/04/26 18:14 ID:zn+WRrWx
「あの・・・続き、書かないのですか?」
「あっ・・大きな星がついたり消えたりしている、アハハッ、大きい、彗星かなあ。
いや違う、違うな、彗星はもっとこうバァーって動くもんな。」
「眞子様、七氏さん壊れちゃってます。」
「もう駄目かもしれないですね・・・・」


「・・・・出して下さいよー。」

52 :水先案名無い人:04/04/26 19:39 ID:s6bNkBeL
これが若さか。。。

53 :水先案名無い人:04/04/26 21:35 ID:rh4ZEnH4
ちなみに俺はこんな妄想をしている。[BGM:陽はまた昇る]

西暦200X年 日本では皇位継承をめぐり内乱が起きていた
眞子様を頂く北朝軍は奮戦むなしく北海道のとある岬に追い詰められた・・・

俺:「眞子様・・ここは私めが引き受けます。沖に同盟国の船が来ています。眞子様は脱出を!!」

眞子様:「いやじゃ!いやじゃ!死んではならぬ!わらわと一緒にいてたもれ!」

 ・・・貴女のそのやさしさに今までどれほど救われただろうか・・・
俺:「・・・私を困らせないで下さい。まもなく敵が来ます、何卒お聞き届けくださいませ!!」

眞子様:「わらわは・・・わらわは・・・おぬしの事が・・・」

俺:「その先はおっしゃらないで下さい・・おい!おまえら眞子様をお連れしろ!!」

部下に手を引かれ沖へと向かう眞子様。その瞳には涙が・・・
眞子様:「わらわはおぬしの事・・生涯忘れぬぞ・・・」

俺は眞子様が船に無事乗り込むのを見届けると弾の切れた銃に銃剣を取り付け単身敵陣に突撃する。

その後・・無事に亡命した眞子様はその美貌にもかかわらず生涯独身で過ごされたという
その訳は彼女の死後遺品の中から俺の写真が見つかるまで誰も知ることはなかった・・・


54 :水先案名無い人:04/04/26 21:37 ID:pgN31NF3
死ぬ

55 :水先案名無い人:04/04/26 21:38 ID:pgN31NF3
んかよ

56 :水先案名無い人:04/04/26 23:32 ID:1yrUsZHx
わらわは・・・ とか言ってんのか?実際

57 :水先案名無い人:04/04/27 00:20 ID:SgZWoU3c
眞子「まこぴーはね、まこぴーって言います」


58 :水先案名無い人:04/04/27 01:51 ID:5LdqTS7j
南朝はやっぱ愛子様かな?
それとも佳子様…?

59 :水先案名無い人:04/04/27 15:01 ID:ppscyHM/
>>53
>わらわと一緒にいてたもれ!

にワラタ。

60 :水先案名無い人:04/04/27 18:25 ID:WXKsS4AE
銃剣で突撃カコイイ。

61 :妄想が止まらない:04/04/27 22:25 ID:9KpcAAJy
妄想が止まりません

62 :水先案名無い人:04/04/27 22:36 ID:8Bz10xoM
>>58
東朝:皇居  :愛子様
西町:京都御所:佳子様
南朝:大宰府 :清子様

63 :予告編 ◆qVSuTg9KKs :04/04/27 23:23 ID:WXKsS4AE
北海道を目指す事になった眞子様と愉快な仲間達。
だが、悪の首領、アフロ将軍の放った刺客が眞子様に迫っていた。

「なぜ、お前が死ぬ必要があったのだ・・・」

「貴様は絶対に殺す!!」

本編は明日!
俺はもう寝る!!

64 :水先案名無い人:04/04/27 23:29 ID:YiWD4yoC
アフロもいいけど

全将軍とかのが

65 :水先案名無い人:04/04/28 11:02 ID:SPPQXrYe
北朝:五稜郭:眞子様
南朝:大宰府:清子様
西朝:京都御所:佳子様
東朝:皇居:愛子様
ってわけでつか。

66 : ◆qVSuTg9KKs :04/04/28 20:03 ID:IFWA22a9
色々とあったが俺たちは北海道を目指すことになった。
そして、俺たちが盛岡の近くを通ったときに奴が現れた。
奴は時速100kmで走行する俺たちの車の前に現れたのだ。
まあ、結論から言うとはねちゃったんだよね。
「はねちゃったんだよねじゃないでしょう。」
「眞子様ぁー、七氏さぁん、この人死んでますよー。」
「あたりまえだ。殺すつもりではねたんだから。」
ちなみに今、俺たちの前で死んでいる男の格好をかいつまんで説明すると、
身に着けているものは全身タイツ、の左半分(要するにセンターマン)を着て、胸に38と書いてある。
はっきり言って変態以外の何者でもない。
運転していた俺はこいつを見た瞬間はねたほうがいいと判断した。
「私は変態様にも生きる権利はあると思いますが・・・」
「そんなことありまs・・・」
「眞子姫とその一行よ!ついに追いついたぞ。覚悟しる!!」
背後からいきなり叫び声が聞こえ、俺たちは声の方を一斉に向いた。そこにいたのは、
頭にアルマイトの丼を乗せた新たな変態だった。
「ウリは、全正臼アフロ将軍様より眞子姫抹殺を命じられた刺客、レイメンマンニダ、
わが友、ミスター38度線と共に貴様らを殺すニダ!!」
『ミスター38度線?』
俺たちは一斉にさっきの死体を見る。ちょっと納得、でも、南北分裂というより東西分裂って感じだが。
「ア、アイゴー!!38・・・死んでいる。なぜ、お前が死ぬ必要があったのだ・・・
お、お前たち、こいつを殺したのは誰ニダ!?」
お姫様と矢部君が一斉に俺を指差して、『この人でーす。』とのたまった。
「ま、まあ、不幸な事故ってやつだったんだ・・・えっと、その、ごめん。」
「ごめんじゃすまないニダ!!貴様は絶対に殺す!!ニダ」
どうなるんだ、俺・・・

67 : ◆qVSuTg9KKs :04/04/28 20:27 ID:IFWA22a9
「さあ、覚悟するニダ。食らえ、必殺レイメン縛り!!」
レイメンマンの手から放たれた冷麺の麺が、俺の首に巻きついた。
「ウェーハッハッ!!ウリナラのレイメンは決して切れることはないニダ。このまま縊り殺してやるニダ。」
くっ、苦しい、このままではマジで死ぬ。仕方がない、最後の手段だが・・・
「な、何をするニダ!そんなこと許されないニダ!!」
俺は懐から大鋏を取り出し首に巻きついていた麺を切断した。
「し、信じられないニダ!レイメンを鋏で切るなんて有り得ないニダ!!」
「え、私、冷麺は鋏で切って食べるものだと思ってました。」
「僕もですぅ。」
説明しよう。
某国では、冷麺は結婚式で出される料理でもあり、長い麺には末永く幸せであるようにという意味があるのだ。
よって、某国では冷麺を鋏で切ることは有り得ないのだ。
「こ、これだから、資本主義者どもは・・・」
「どうでもいいだろ、そんなこと。それよりも今度はこっちの番だ。」
俺は、大鋏(自殺志願)を持ったままレイメンマンに近づく。
「ま、待つニダ。話せばわかるニダ。」
「それでは、零崎を始めよう。」
「ア、アイゴォーーーー!!」


何とか、第1、第2の刺客の手を逃れた俺たち、だが、新たな刺客が俺たちに迫っていた。

続く。

68 : ◆qVSuTg9KKs :04/04/28 20:54 ID:IFWA22a9
「私、青函トンネルって初めてなのです。わくわくしますわ。」
「僕もですぅ。楽しみですねぇ。」
「そんなにいいもんじゃないですけどね。疲れるだけです。」
「これだから年寄りは・・・矢部様、私たちは楽しみましょうね。」
「はぁーい!!」
あー、言ってろ、言ってろ。後で絶対後悔するから。
俺たちは、今、青森から、北斗星に乗って北海道に渡ろうとしている。
俺は海路を主張したのだが、お姫様と矢部君が、青函トンネルを通りたいと主張したのだ。
一応、狙われる立場にあるのだがな・・・
「眞子様、トンネルに入りますよぉー」



「い、意外と退屈ですね。」
「そりゃそうでしょう。ただ暗いだけで外の景色なんて見えないんですから。ん?」
お姫様の不満を聞いていると、車掌がいきなり客室に飛び込んできた。
「申し訳ありません。お客様の中に、
槍を持っていて髪の毛が伸びる少年と、火を吐き雷を出す妖怪と、
人生相談が得意な法力僧と、ボディビルダーにしか見えないお坊様はいらっしゃいませんか?」
「おい、落ち着け、そんな連中いるわけないだろ。」
「あ、はい、すいません、化け物というか変態が後部車両であばれていたもので・・・」
「へ、変態・・・もしかして・・・」
「おそらく、アフロ将軍全正臼の刺客でしょうね。今の所ほっといていいんじゃないですか。」
「私は行きます。私のために国民が傷つくのを黙って見ているわけにはいきません。」
やれやれ、また変態の相手か・・・


69 : ◆qVSuTg9KKs :04/04/28 21:26 ID:IFWA22a9
後部車両にいたのは、幼女を○○○(自主規制)しまくっている、何か四角い物体だった。
「フフフ、来たな、俺は全正臼アフロ将軍様からの刺客颯爽と現れて幼女を○○○する犯罪者、
幼姦マンだ。さあ、眞子、お前を○○○してやる。覚悟しろ。」
「い、いや・・・」
お姫様が俺の後ろに隠れる。
「殿下、ご安心ください。俺がこの犯罪者を即刻排除します。
それでは、零ざk・・・」
「待ってください、七氏さん!!こいつは、僕が倒します。
同じロリコンとして、こいつを許すわけには行かないのです。」
カ、カミングアウトしやがった・・・
「そ、そうか、じゃ、がんばれ、骨は拾ってやる。」

「命を懸けてまで、幼女に好かれたいか、この半端で臆病なロリコンめ、
本当に幼女が好きなら、○○○してでもものにすればいいだろう!!」
「それは違います。僕たちロリコンは、幼女でハアハアすることは許されても、実際に手を出してはいけないのです。
それをやってしまえば、僕たちはただの犯罪者でしかなくなるのです。」
「やはり、貴様とは相容れないようだな・・・ならば死ぬがいい!!」
「う、うわああっ!!や、矢部パーンチ!!」ポコッ
「ぐはあ!やられたあああああ!!」
え?今の矢部君のパンチそんなにすごかった?情けない音してたけど・・・
「もしかして・・・この変態様はものすごく弱いのではないでしょうか?」
「こいつ、幼女を○○○するしか能がないのか・・・」
「眞子様ぁー!僕が勝ちましたよぉー!!」
「あ、ありがとうございます。・・・矢部様、私の半径5m以内に近づかないでもらえますか。」
「な、なんでですかぁー!?僕、がんばったんですよぉー!!」
ロリコンをカミングアウトしたからだろ・・・


70 :水先案名無い人:04/04/28 22:33 ID:BMJ/tJkL
まさか元ネタがうしおととらとは思わなんだ

71 :水先案名無い人:04/04/30 14:14 ID:0IKDFoLe
他国に侵略されてるってのに
平然と動いてる交通機関ステキ

72 :水先案名無い人:04/04/30 22:30 ID:JWtVFwCU
いや電車は普通に動くだろ

73 :水先案名無い人:04/04/30 23:13 ID:sFbBG/eS
異常に動く電車ってのも
見てみたい希ガス

74 :こんな時間に俺は何を…:04/05/01 05:21 ID:IXvjr1Ts
隣国の突如の侵攻より一週間。
憲法に定められた甘言が何の意味も持たぬことをあまりにも無慈悲に証明した、
流血と陵辱の七日間であった。
日本国の大半はすでに敵の占領下にあり、わずか七日という短い期間で
あまりに多くの人命が虫けらのように奪われたのだった。
そして今、皇宮警察たる私は、眞子様をお連れし、最後に残された日本領…、
北海道の寂れた荒野にいる。

侵略される国土と、命奪われた同胞。
それを見捨てて一路この地を逃げ目指したことに、
断腸の思いが無かったとは言わない。
だが、それでも、私にとっては眞子様を安全なこの場所までお連れすることが全てであったのだ。
眞子様の小さな御手をお取りし、この地に至るまでの三日、私が幸せの極地にあったと言えば…、
こたびの戦乱で命を落とした幾多の霊はきっと私をなじることであろう。
しかし私には、眞子様をお守りすることが全てであった。
花一輪…。
まだこの国が平和だったころ、眞子様の御邸宅を警備していた私に、
「ご褒美よ」
と、眞子様が、散歩の途次に刈り取られた花一輪を授けてくださったあの日から、私は眞子様の騎士であったのだ。

75 :こんな時間に俺は何を…:04/05/01 05:22 ID:IXvjr1Ts
私と眞子様、二人きりでここにいるのではない。
郷土を捨て、何もかも捨て、身一つで逃げのびて来た者たちの集う、この最北の地である。
このささやかな避難所に粗末な仮屋を建てて住まう者たち、数千。
彼らはみな、例外なくどこかに傷を負っている。
それは単に体の傷だけではない。むしろ、心の傷の方が深いのだ。
子を見失った親。親を見失った子。
心ならずも恋人を敵兵のたむろする敵地に置き去りにしてきた者たち…。
言い知れぬ後悔ばかりが荒野を埋め尽くしている。
「生きのびるためには仕方なかったんだよ」
そんな慰めの言葉など何の意味も持たぬ、あまりにも悲しい現実がここにはある。
そして眞子様は、そんな民草の痛みをすべて自分のこととして感じておられたのだった。

この地に落ち伸びられてからの数日というもの、いったい眞子様はどれほどの涙を流してこられたことであろう。
嗚呼! お優しい眞子様! なぜ民草などのためにそれほどまで涙を流されるのですか!
おのれを傷つけるだけの優しさに、いったい何の意味があるのだろう。
それでも眞子様はお優しいのだ。悲しいまでに。聖女のように。


76 :こんな時間に俺は何を…:04/05/01 05:23 ID:IXvjr1Ts
もはや五月とはいえ、いまだ冷たい風の吹きすさぶ北の荒野。草々とてまだ花を咲かせてはいない。
そんな寒々しい荒野の真ん中で、眞子様はただ嗚咽しておられる。民の嘆きに呼応するかのように。
その麗しい御顔を、みっともないぐらいクシャクシャにして。その小さな御手で御顔を覆われて。
ただ悲しいのではあるまい。ただ民を哀れんでいるのではあるまい。
この気丈な…、そして幼く無力な姫君には、
日本国がいま当面している未曾有の危機に際して何も出来ないことが、
嘆き悲しむ民草に何もしてやれぬことが、ただ悔しくてなられぬのであろう。
眞子様は、確かにそういう御方であらせられた。
そして私は…、眞子様の涙など見たくはなかったのだ。

震える細い肩。風に掻き消されるような小さな呻き声。
もう私は耐えられなかった。
眞子様の涙は、国を、民を捨てた私に、罪悪感ばかりを募らせる凶器だった。
「私は…、もう行きますよ」
無慈悲に私は言い放った。
どこに行くつもりだったのかは、自分でも分からない。
「炊き出しの手伝いに」
と、慌てて付け加えた。

77 :こんな時間に俺は何を…:04/05/01 05:24 ID:IXvjr1Ts
そうして背を向けた私は、服の裾を引く強い力を感じたのだった。
眞子様が、私を押しとどめておられるのだ。
「どこにも行かないで」
幾度も詰まりながら、眞子様はそう仰せられた。
口を尖らせておられる。私の冷たさに怒っておられる。
そこに皇女はいなかった。ただ十二歳の少女がいた。
「いつまでここにいれば良いのですか?」
私の言葉がそっけなかったのは何故だろう。きっと眞子様がお可愛らしすぎたからだ。
「…私が泣き止むまでよ」
無数のしゃっくりを交えつつ、眞子様は仰せられた。
正直、可笑しかった。
眞子様は、さぞお寂しいのであろう。さぞ心細いのであろう。
嗚呼、ここにおられるのは、確かに十二歳の少女なのだ。
「…御意」
なぜかたまらぬ笑みを抑えながら、私はそう応えた。
その笑みに、馬鹿にされたと感じられたのかも知れない。眞子様は、
「そう」
と、すねたように短く呟かれ、それから荒野の民を眺め、そうしてまた顔を覆って泣き出された。
悲しくなるほど細い、その指、その肩。ささやかな祈り。
この御方が泣きやむまで御傍にいようと思った。
この御方に笑顔を取り戻すためなら、何でもしようと思った。
侵略者を屠り、ただ屠り、この御方が愛された日本を取り戻そう。
それが修羅の道であろうと構わない。眞子様のために堕ちる地獄なら、それはきっと至福の地なのであろう。

この御方のために、死ぬと決めた。


78 :水先案名無い人:04/05/01 06:39 ID:IYKQtfjQ
             r  , -‐‐‐‐‐‐- ,  ヽ
             / r '         、 ヽ
           i  i           !  i
            | i             ! i
            ト !.i      i  l     人, |
          ヒ从-弋ニ|l从ヘヘ辷ナメ、|彡
         i⌒リ 'ャ(oぴ   ρゥ9ッ; !⌒i
          ゞ|,| ≠      ,;   _ク丿
             ,rヒllt.    丶      K
          レ::::::::\    rュ   /:::::::ヽ,
        /::::::::::::::::l ミ   ,  イ::::::::::::::::::,}r、
        r\:::::::::::::: ト 、__r‐‐‐t::::::::::::::/  ゙l
       L__ .へ:::::::::r‐A‐y/しへ rヘ;;:/r  /
        i´   ミメ |トミ   |こ/゙,ヘ }    フ_
       |    .ヘ,f へ    .|' .し| / ., ヘ    ヽ
       /   j ,/ 二⊇  く  !-し  l゙`ーヘ ヽ、
      / ー‐ ' レ|  --ュ"   \ r---/     フ
     ヾ     | ト  ヒi"     \,,ヽ   r"つ l
     く      ヘ__ソ|、 、     ) \. | r" ク
      \  ___rl゙  |ト     }.   | |イ
        .゙^ ̄     ! " !      l  //
眞子様ごめんなさい…。


79 :水先案名無い人:04/05/01 10:23 ID:tcRYwNBU
>>74-77 (・∀・)イイ!! デ?デ?

80 :水先案名無い人:04/05/01 10:37 ID:uYTk2rQo
>>74-77
騎士である時点で護衛失格だ!日ノ本を守るのは侍であろう!!

81 :水先案名無い人:04/05/01 11:55 ID:tcRYwNBU
敗走につぐ敗走を重ねる自衛隊、
いやそれはすでに「隊」と呼べるような体裁を整えていなかった。
平和に飼いならされた日本人は
敵の圧倒的な兵力の前になすすべを知らず、
当たっては砕け散り、虐殺され、逃走し、
そしていつしか最北端の稚内まで追い詰められていた。
もはや我々の生命はあってなきがもの。
いっそ自刃し、全てを終わりにしてしまおうか。
そんな魅惑的な誘いから我々を押しとどめていたのは
ただ一つ、皆に共通した想い

「せめて眞子様だけは」

それだけだった。

82 :水先案名無い人:04/05/01 11:55 ID:tcRYwNBU
そんな絶望的な状況にある我々の前に、
ある日、敵軍の使者が現れた。
眞子様を差し出せ、そうすれば和平に応じよう、というのである。

「なっ・・・!」

我々は一瞬口を聞くことができなかった。
敵将軍の魂胆は見え透いている。
眞子様との婚姻を強引に果たし、まがいなりにも既成事実とした上で
眞子様の貴い血統を盾にして
日本の支配を確立しようというのであろう。
あるいは嫡子をもうけ、天皇として擁立し、自分はその父として
摂政の座に着く、そこまで考えているのかもしれない。

83 :水先案名無い人:04/05/01 11:56 ID:tcRYwNBU
「そんな条件に応じられるわけがない」
「いっそ総攻撃をかけて玉砕しよう」
「おお、日本男児の死にjざまをみせてやろうぞ!」
「しかし眞子様はどうなるのだ!
我々の死後、敵の陵辱に任せてもよいというのか!」
「そんなことは言っていない!」

喧々囂々の議論が始まった。
誰もが声を張り上げ、相手の意見を罵倒し、
会議はいつしか大混乱に陥っていた。
そんな状態が数時間も続いたで頃であろうか、
それまで沈黙していた眞子様がつと立ち上がった。
その姿は決然としていたが、隣にいた私は
その手がかすかに震えているのを見逃さなかった。
場内は一瞬にしてしんと静まる。
眞子様は凛とした声で我々に告げた。

「私、行きます。それが唯一の道ならば。
それで皆の命が助かるのならば。」

84 :水先案名無い人:04/05/01 12:44 ID:ctcpyTYR
.。.:*・゜゚・(´ー`).。*・゜゚・*:.。.イイ、オマイラ佳子様も救ってあげてください

85 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/01 16:08 ID:oVDBPDdM
「な、何か、私、かっこいいですよ。」
「むぅ、確かに・・・」
「似たようなシチュエーションから入っているのに、どうして、こうも違うのでしょうか?」
「はっきり言って、殿下の性格は、『俺』次第ですから。」
「開き直ってますね・・・」

86 :水先案名無い人:04/05/01 17:04 ID:FLlEHdn5
>>84
大丈夫、俺が保護した。今からベルンへと向かうことになってる。

87 :水先案名無い人:04/05/01 21:25 ID:MxzSM62e

   ,r''" ̄`>'''""''''''''''―、
  /   r''" ./ // !iヽ`、 、ヽ、
 /  /ミ-、/i/ | | | '! `、`、ヽ
| |`、 || | | | | `_L`、ヽ
|  |\ ヽ| |レ--t-―',-rL`"
|  \,r-.,/ イ"`!`   |_| |    たった一つの命を捨てて
. |    (, |\ ``-'     、/|   生まれ変わった不死身の体
 |     ト\  ̄ ̄ ̄ ̄ノ ノ    鉄の悪魔を叩いて砕く
 .`,.     ! `i\     //     マコーンがやらねば誰がやる
  |    .レ|   ̄ ̄T'"
   |   / 二ニ- 、 E\
   |   /三---二\_>Lヽ
  .|   レ" ̄"ミ''T-.,ミ-., \ト、
  / ,ノ      `-.,\ `ヽ.、`,ヽ
  / ,ノ| r'"'''―-.,_  ``ー.,_`>L
. /-" |        `i       ̄ _ヽ


88 :水先案名無い人:04/05/01 23:14 ID:eZh2yvkZ
秋篠宮家に関するメモ(04-04-08)
http://perape.hp.infoseek.co.jp/memo/000/0408_akisino.htm

89 :水先案名無い人:04/05/02 00:11 ID:DeY470WP
マコーンさま

カコ(・∀・)イイ!

90 :水先案名無い人:04/05/04 05:46 ID:+DKzOWrA
俺もなんかかこうと思ったが、>>7の設定が秀逸すぎて、脱却できんw

91 :水先案名無い人:04/05/04 10:43 ID:D0/kuEfW
>>90
作った本人が一番脱却してるけどな。
何か間違っているような気はするが。

92 :水先案名無い人:04/05/04 16:23 ID:Wkdp4ThF
>>90 いいんでないの? 書け書け。楽しみだよ。

ところで俺>>74-77なんだけど、続きで佳子様到着編
書いていいかい、おまいら? 
何かもの凄く長くなりそうな感じで気が引けてるんだよ…
俺の文章って冗長だからな…

93 : ◆aAc0NgR.c2 :04/05/04 17:02 ID:0+Q5Jrtl
>>90
今、新たな設定の妄想を練っています。
ちなみに元ネタは太陽の黙示録で。

>>92
お願いします。俺のよりずっといいです。

今やってるのもどうにか収拾つけます。

94 :水先案名無い人:04/05/04 17:29 ID:GEPDE7rO
陵辱モノ、マダー?

95 :水先案名無い人:04/05/04 17:34 ID:KDwfUmjz
妄想∞

96 :水先案名無い人:04/05/04 19:53 ID:ljshpQl4
で、いつ合体するんだい?

97 :水先案名無い人:04/05/04 22:45 ID:DuOyW4r5
>>93 ありがとん。ID変わってるけど92です。
ちょいと忙しくなったので、明後日ぐらいのぅpになると思います。
たぶん10コマくらい…。

98 :水先案名無い人:04/05/05 00:18 ID:D98iD4b+
書け書け、楽しみにしてる

99 :水先案名無い人:04/05/05 00:53 ID:P/lHAwqe
↓の人が100をとったら次期天皇はマコリンペン

100 :水先案名無い人:04/05/05 01:12 ID:B05iIg1W
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  | 、. !j
  ゝ .f         _
  |  |       ,r'⌒  ⌒ヽ、
  ,」  L_     f ,,r' ̄ ̄ヾ. ヽ.
 ヾー‐' |     ゞ‐=H:=‐fー)r、)  < カムサハムニダ…
  |   じ、     ゙iー'・・ー' i.トソ          
  \    \.     l、 r==i ,; |'
   \   ノリ^ー->==__,..-‐ヘ___
     \  ノ ハヽ  |_/oヽ__/     /\
      \  /    /        /  |.
        y'    /o     O  ,l
     ┏━┓┏┳┓  ┏━┓┏┓  ┏┳┳┓
     ┣━┫┣╋┻━╋━┛┃┣━┛┃┃┃
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  by   ┏━━┛┣━━┣━━┛┃┃┃┃┃┗━┓
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101 :水先案名無い人:04/05/05 01:37 ID:YLSbDaky
いいなあ、俺も妄想してみよう。

隣国の軍隊に蹂躙される日本。マコ様&カコ様にも敵の手は及ぶ。
皇宮警察はなんとか御二人を逃がそうとするが敵の小隊に見つかってしまい、
みな盾となって死亡する。
下劣な笑みを浮かべた敵兵が迫ってきて大ピンチ。そこに俺登場。

俺「ちょっと待ったー!」
敵兵「何者ニダ!」
俺「悪党に名乗る名前は無い!」
敵兵「よくわからないがぶっ殺してやるニダ!」

敵のライフルが火を吹く!
俺は咄嗟に日本刀を抜き払い、銃弾をことごとく弾き飛ばす!

敵兵「な、なんて奴ニダ!」
俺「銃なんてサムライの俺には通用しないぜ! こんどはこっちの番だ!」

俺は素早く奴等に接近する! ズバッ! ザシュッ! ブシャアッ!

敵兵「み、見えなかったニダ…」
絶命し倒れ伏す敵ども。

俺「ご無事ですか、マコ様、カコ様」
マコ様「あ、あなたは…?」
俺「名乗る程の名も持たぬ、一介の日本人ですよ。 拙者が御二人を安全な場所までお連れいたす」
マコ様「ありがとうございます」

102 :水先案名無い人:04/05/05 01:38 ID:YLSbDaky
俺「では参りましょう」
マコ様「待って下さい。せめて亡くなった警察の方々のために祈らせて下さい」

俺に背を向けて、物言わぬ皇宮警察の遺体に祈りをささげるマコ様&カコ様。
なんてお優しいんだろう。 感極まった俺は思わずその場でオナニーを始めた。
しかしその時、カコ様が振り返ってしまった!

カコ様「いやん! 何してるの!?」
俺「いや、これは、その」
マコ様「なんて卑猥な! 死になさい、下郎!」

マコ様は敵が使っていたライフルを手に取り、俺をハチの巣にした。
チンポ丸出しで倒れる俺。

マコ様「こうなったら自力でここから逃げ出しましょう」
カコ様「はい、おねえさま」

遠ざかっていく二人の足音を聞きながら、俺は安心した。
あんなに強い人ならこの国を立て直すことができるだろう。
輝ける日本の未来を信じながら、俺の意識は消えていった。

103 :水先案名無い人:04/05/05 05:38 ID:oqxBQKo5
>>102
ワロタ

104 :水先案名無い人:04/05/05 06:34 ID:F0jGjNTn
第壱話    某国、襲来
第弐話    見知らぬ、世間
第参話    鳴らない、電話
第四話    雨、逃げ出した後
第伍話    眞子、心のむこうに
第六話    決戦、利根川防衛線
第七話    日本の造りしもの
第八話    正日、来日
第九話    瞬間、心、重ねて
第拾話    ラストエンペラー
第拾壱話   静止した闇の中で
第拾弐話   奇跡の価値は
第拾参話   国連、介入
第拾四話   皇の座
第拾伍話   嘘と沈黙
第拾六話   死に至る病、そして
第拾七話   四人目の継承者
第拾八話   帝の選択を
第拾九話   女の戦い
第弐拾話   心のかたち 人のかたち
第弐拾壱話 女帝、誕生
第弐拾弐話 せめて、人間らしく
第弐拾参話 涙
第弐拾四話 最後の師団
第弐拾伍話 終わる日本
最終話    日本の中心でアイを叫んだけもの


105 :水先案名無い人:04/05/05 07:21 ID:URP+g+0z
>>102 わらた。
侍のお前はライフルの銃弾を弾き返せるんじゃないのかよ。

106 :水先案名無い人:04/05/05 12:25 ID:BQTLi1M0
眞子様、███してっ!

107 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/05 12:34 ID:B5zyv6MK
「やっと、北海道についた・・・」
「長い道のりでしたね。」
道中色々あったが、俺たちはとりあえず、北海道への上陸を果たした。長かった・・・
「それでは、自衛隊の駐屯地を目指しましょう。この近くの駐屯地といったら・・・」
「待ちなさい!!そこへ向かうのは私を倒してからよ!!」
「また、刺客か!?」
「そうよ!私は将軍様の直属の特殊部隊、『喜び組』の中で最強の女、その名も『喜び娘。』よ!!」
あれって特殊部隊だったのか!?
「眞子様、ここは僕に任せてください、前回、幼姦マンを倒した実力を・・・ベキッ!」
喜び娘。の綺麗な回し蹴りが矢部君の側頭部にクリーンヒットした。
「な、今回の刺客は普通に強いぞ。」
「さあ、次に私のテッキョンの餌食になるのはどっち?」
このアマ、なめやがって。
「ならば、俺が相手だ。フフフ、この板には書けないようなことをしまくってやる。」
「だ、だめです!えっちなのはいけません!!」
「殿下、こいつを倒さなければ先へ進めません。わかってください。」
「あぼーんになっちゃいますよ。」
「それは困りますね。」
「この方の相手は私がします。」
へ?なに?そういう展開なの?
「さあ!勝負です。喜び娘。さん!!」

108 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/05 12:36 ID:B5zyv6MK
「やっと、北海道についた・・・」
「長い道のりでしたね。」
道中色々あったが、俺たちはとりあえず、北海道への上陸を果たした。長かった・・・
「それでは、自衛隊の駐屯地を目指しましょう。この近くの駐屯地といったら・・・」
「待ちなさい!!そこへ向かうのは私を倒してからよ!!」
「また、刺客か!?」
「そうよ!私は将軍様の直属の特殊部隊、『喜び組』の中で最強の女、その名も『喜び娘。』よ!!」
あれって特殊部隊だったのか!?
「眞子様、ここは僕に任せてください、前回、幼姦マンを倒した実力を・・・ベキッ!」
喜び娘。の綺麗な回し蹴りが矢部君の側頭部にクリーンヒットした。
「な、今回の刺客は普通に強いぞ。」
「さあ、次に私のテッキョンの餌食になるのはどっち?」
このアマ、なめやがって。
「ならば、俺が相手だ。フフフ、この板には書けないようなことをしまくってやる。」
「だ、だめです!えっちなのはいけません!!」
「殿下、こいつを倒さなければ先へ進めません。わかってください。」
「あぼーんになっちゃいますよ。」
「それは困りますね。」
「この方の相手は私がします。」
へ?なに?そういう展開なの?
「さあ!勝負です。喜び娘。さん!!」

109 :水先案名無い人:04/05/05 12:40 ID:UZmS/97o
>>74-77
BGM:ttp://www.melodystar.com/onitsuka/disc/media/single10.wma

110 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/05 13:05 ID:B5zyv6MK
「ウフフ、お姫様が私のテッキョンの打撃に耐えられるかしら?」
「やってみなければわかりません。いざ・・・」
お姫様が、構えを取る。すると・・・
「な!?その構えは・・・プリンセス金剛拳!!」
『プリンセス金剛拳』世界各国のお姫様に伝えられる格闘技。打撃技、投げ技を捨て、関節技を極めた格闘技である。
プリンセス金剛拳に極められない間接はないと言われている。
民明書房刊『皇室・王室の格闘技』より
「何ですかぁ、その本?」
「お、矢部君生きていたか。」
「くっ!例え相手がプリンセス金剛拳だろうと負けるわけにはいかないのよ!!ていりゃー!!」
ミシミシ!ピシッ!ベキャッ!グギッ!ボギャッ!
お姫様が喜び娘。に間接技を掛け捲っている。
「打撃系など花拳繍腿!!関節技こそ王者の技です!!」
ぜ、全身の間接が有り得ない方向へ・・・痛そうだなあ。
「何とか勝てましたね。さあ、行きましょう。」
「そ、そうですね。早くいきまs・・・」
「こ、これは・・・囲まれてますねぇ・・・」
そう、俺たちはいつの間にか、敵国の兵士の囲まれていたのだ。これ以上ないってくらい完璧に。

111 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/05 13:08 ID:B5zyv6MK
>>109
これって確かトリックのEDだったやつだよね。

112 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/05 13:36 ID:B5zyv6MK
「もはや、これまでか・・・お守りできず、申し訳ありません殿下。」
「いえ、今まで守ってくださってありがとうございます。」
ここまできて、殺されるとは・・・せめて、一人でも多く道ずれに・・・
「あっ!!上空から何か来ますよぉ!!」
「え!?うわぁーーーーーーーーーーーーーー!!」
俺たちは突如上空に現れた『何か』に連れ去られた。とりあえず、助かったのか・・・



目を覚ますと俺は見知らぬ部屋に寝かされていた。
「あ、気がつきましたね。」
「殿下、無事でしたか。ところで、ここは?」
「千歳の基地だそうです。」
「どうやら目を覚ましたようだな。」
「あんたは?」
「この基地の最高責任者です。」
「そうですか・・・貴官にお願いがあります。東京を解放するための戦力を出してください!!」
「出したいのはやまやまですが。・・・出せないのです。」
「なんで?」
「君は無礼だな。殿下を見習いなさい。
実は、今回の混乱に乗じて、某国が北海道に攻め込もうとしているのです。」
確かに脅威としては半島北部の国っぽいものより、その大国のほうがやばい。
「しかし、このままでは・・・」
「殿下、ご安心ください。東京解放ための手段はちゃんと用意してあります。」

113 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/05 14:08 ID:B5zyv6MK
「我が基地では、日本防衛のための最終兵器を開発しているのです。」
「最終兵器?」
「そうです。先ほど殿下をお助けしたのも彼女です。さあ、入ってきなさい。」
奥の扉から現れたのは眼鏡をかけた委員長っぽい女性だった。年のころは・・・
「って、女子高生じゃないか!?」
「違う。彼女は、我が千歳基地で開発された、人型最終兵器『TISEマークU』だ。」
「TISEです。よろしく。」
「ちせまあくつーですか?」
「違います殿下。TISEマークUです。彼女は、火力が強すぎて地球を滅ぼしかねなかったマークTの失敗点を改良し、
さらに、ロリッ娘でドジッ娘だった、外見及び性格をクールな委員長タイプに変更した最終兵器です。
「メガネッ娘、萌えぇーですぅ。」
「矢部君いたのか。ところで、火力の改良って?」
「うむ、危険な兵装に換えてアトミックバズーカとサテライトキャノンと月光蝶を装備しているのだ。」
「十分危険だろ。特に最後の。地球文明を埋葬するつもりか?」
「あまり気にするな。それでは、殿下及びお付のものども、東京解放のためがんばってくれたまえ。」
「わかりました!!」
「僕もがんばります!!」
「ま、待て、俺の役目はここで終わりじゃないのか!?」
「心配いらない。私、飛行形態に変形できるから。」
「そんなこと聞いてなーい!うわぁーーーーーーーーーーーーーーー!!」



「TISEよ・・・変形は外でして欲しかった。基地がなくなってしまったではないか。」

次回より東京解放編。どうなるんだこの先・・・

114 :水先案名無い人:04/05/05 14:14 ID:L94EjBiw
解せないのォ


115 :水先案名無い人:04/05/05 14:54 ID:nLKJvTcH
ガイドラインじゃなくて妄想爆発させたいだけじゃねぇか馬鹿!
メモ帳にでも書いてろ!
読んでるけど

116 :水先案名無い人:04/05/05 17:33 ID:t8QdjdRT
むぅ・・・もうなにがなんだか。
しかし困った事に邪道(?)ではあるが、それなりに面白い。
つまり、乙カレー、と。そういうことデス。

・・・・・・・・・でも、私は最終○器彼女はみていなかったり。

117 :水先案名無い人:04/05/05 17:40 ID:B05iIg1W
一応言っておくと
民明書房

118 :水先案名無い人:04/05/05 17:42 ID:B05iIg1W
途中で送信しちゃった・・
何人かいるみたいだけど最後まで書いてね。

119 :水先案名無い人:04/05/05 17:56 ID:OCXX9AsT
東京攻略に成功した将軍は皇居前広場で凱旋式典を行っていた。

金「ふふん!他愛の無いものだな。やはり日本人など劣等民族。半島の
文化こそ世界一よ。」
眞子「日の本の民はあなたの思い通りにはなりません!」
金「小生意気な。お前は喜び組みにいれてやるッ!」
眞子「・・・!」
金「この場で辱めてやろうか?」

突如、会場のバックで大爆発が起こる。
響き渡る轟音、爆風の中
無言でその場へ近づく一人の男。
金「そこの男!止まれ!警備は何をしている!」
男「殿下をはなせ・・・。」
金「おまえはッ!」
眞子「あなたは!」

・・・とういう脳内妄想を小一時間・・・。

120 :水先案名無い人:04/05/05 18:24 ID:8ujoh586
「函館の日」マダー?

121 :水先案名無い人:04/05/05 19:30 ID:zUmXL7J5
別に最後まで書かなくてもいいけど、
エロシーンはちゃんと書いてね。

122 :水先案名無い人:04/05/05 19:54 ID:xCyuZn7V
>>119
Who is he?

123 :水先案名無い人:04/05/05 20:33 ID:P/lHAwqe
He is me

124 :水先案名無い人:04/05/05 20:40 ID:DZNoLFYm
                         _____
                    , -t'´li l} ヽヽ ヽヽ``ヽ、  __
                   /'"´  ̄ ̄ ̄ `ヽ三 三≡=`?-─-`ヽ、
                  //         ヽ ─-    ヾ ‐-、  l
                   /  / / //     ヽ ̄ ̄ ̄__ヾ!  }  |
                |│ / //          `、--── ニリ /  j
                |│⊥// 〃       | |  | ト--ニ二二|| /  /
わたしの部下たちが    ヾ! `ミ.`メ、||     〃 /  リ トミ=-三彡1!/  /
死んでいく・・!        | 「iiバ└ヽ、 ┼H/、// | ̄ 二二,シ/  /
                  | Lじj     ̄ 二土L`刈|≧三 =彡/  /
                   | , ,   ,    イi´刃ヾ、_  三=¬//  /
                  |    ′    ゞ==┴'' ノノn〔(} }   /
                 '、       ' ' '    〃 ‐'´_, イ  /
                   ヽ  ` ‐、        /~丁//  /
                   \      _  -‐7   / /  /
               _, rrrri''`ー┬…''´   /ヽ, |l !l  /
              /!,イ llll.ll  ,r/        l j ヽ|l !l  /!
                /// / ll ll ll.//     ,. -‐'  ヽl l /.|
            / / l | .ll ll レ'_\   ,. -'´      \ l .|
              //l l | .ll l/(卉), -'´ 三三三三三三三\!
          /. |,!「!l | ll/  フ"彡彡彡 .,二 -──ァ‐-、-ヽ
           / /!.llll l,/ ,/ _,  -‐'ニ二 -‐'/∠´_   ヽノ
           / / ヽl!,//'"´-‐'7彡-‐'.イァ, -'´/´/ \  |
.          / ./ 、 ヾイ=ニ二´==彡''´/ ∠ /∠//lノ
        /  //7ーt、  ̄ ̄ ̄ ̄  ./    /  / //

125 :水先案名無い人:04/05/05 20:50 ID:DZNoLFYm
                    , -ァ、
             , ヘニ''`ヽ、_∠/  ヽ.
           /    ,. -‐''" ̄ ..... ̄`''ー 、
           〈  ー/:.:.:.:.:/:..::::::::::::::::::::::::::ヽ
         / ヽ_ /  :.//::::/::::イ::::i:::::::i::i::ヽ::\
       / / 7/:.::..: / / /  / .:::}:::::l:::l:::ヽ:ヽヽ
       ゝ /  /.::.:.:ィ'::::/::::/:...:/..  ,イ ̄ ̄| | l }i
        7   {-彡/:::/::::/:::::/:::::::/ノ   l::::|::::|::i:}i
        \ト、_iトミニト-'--' ,,=-;;;/───ノ::ノ::::}:::}})
            ハミ/ヾミ 彳;;;( lヽ    ,,-=ヽ/ノリ       ____
           ハiト(く(リ  ┴-'┴    イ;;,ゾ/ そなたたちの無念忘れぬぞ
           //ハ:iヽ、´  "゛゛゛      ̄ /   うけとれたむけだ!
          //:/:i:::::::::>i          `   /   
          //://l::::::::::::| ヽ、     ( ノ  ィ'    
          //:///::::::::r-!_   ゙ 、_, イ::/   
        //::/://::/θ;;;;`ヽ、  ト</_/    
       ノ/::://:/\;;;`O、;;;;;;;\` \;;;;;\        
      //:::/,イ.ノ⌒ヽ \;;;;;ヽ;;;;;;;;;\/;;;;;;;φゝ
    /::/:::/.///    \ \;;○、;;;;;/;;;;;;;;;;;o/ `ヽ
   /.:.:/:::/:://::{ ヽ    \ \;;;`ー⊂⊃-'    l
   /.:/:::/::://::::ノ  ヽ    ヽ  ヽ、;;;;;;;;;;;;;;i   |

126 :水先案名無い人:04/05/05 21:32 ID:31gIOl1K
殿下・・・よく・・・ぞ・・・・・御無・・・・・事・・・・・・・で・・・・・グフゥッ!

127 :水先案名無い人:04/05/05 22:05 ID:xCyuZn7V
続き(屮゚Д゚)屮 カモーン
続きщ(゚Д゚щ) カモーン

128 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/05 22:52 ID:Fz3MlvLu
読んでくれているみなさんありがとうございます。

>>117
また、間違えたか・・・

>>120
え?な、何のこと?

>>121
最後まで書く。
でもエロシーンは書かない。



一応、五月中に完結するはずです。

129 :水先案名無い人:04/05/05 23:02 ID:31gIOl1K
「バスターランチャーは実装していないのですか?」
「殿下ッ!?どこでそのような御言葉をお覚えに!?」
「清子伯母様の部屋にありました書物で読みました。なんでも空間をもねじ曲げてしまう光学兵器とか。」

130 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/06 00:04 ID:XCroEanz
>>129
実装しています。ヤクトミラージュと同じのを2門。
ほかにも波動砲とか相転移砲とか縮退砲とか色々と・・・



マークTより火力が向上してるような気が・・・

131 :水先案名無い人:04/05/06 02:14 ID:hz1V80Y2
眞子様が先陣に立たれるとどんな感じか・・・
星界のラフィールがイメージに近いが、ナウシカ(漫画版)のクシャナでもいいなあ

132 :水先案名無い人:04/05/06 02:33 ID:5pYq+4Kt
      r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/      >::::::::::ヽ
.      〃  ヽル1'´        ∠:::::::::::::::::i
       i′  ___, - ,. = -一   ̄l:::::::::::::::l
.      ! , -==、´r'          l::::::/,ニ.ヽ
      l        _,, -‐''二ゝ  l::::l f゙ヽ |、 ここはお前の日記帳じゃねえんだ
        レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_   !:::l ) } ト
       ヾ¨'7"ry、`   ー゙='ニ,,,`    }::ヽ(ノ  チラシの裏にでも書いてろ
:ーゝヽ、     !´ " ̄ 'l,;;;;,,,.、       ,i:::::::ミ
::::::::::::::::ヽ.-‐ ト、 r'_{   __)`ニゝ、  ,,iリ::::::::ミ    
::::::::::::::::::::Vi/l:::V'´;ッ`ニ´ー-ッ-,、:::::`"::::::::::::::;゙ ,  な!
:::::::::::::::::::::::::N. ゙、::::ヾ,.`二ニ´∠,,.i::::::::::::::::::::///
:::::::::::::::::::::::::::::l ヽ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /
::::::::::::::::::::::::::::::! :|.\;::::::::::::::::::::::::::::::/ /

133 :水先案名無い人:04/05/06 02:41 ID:9f758pSO
細かいこと言うが、サーヤは眞子様にとって伯母ではなくて、叔母の方だ。

134 :水先案名無い人:04/05/06 11:35 ID:+o+crQhm
AA顔文字から来ました。てっきりこれのガイドラインだと…。

http://aa3.2ch.net/test/read.cgi/kao/1081437702/5

135 :最北の桜 1:04/05/06 17:27 ID:/7NM3ieG
>>74-77 の続きです




第二回 最北の桜

…そういえば、いつまでたっても花が咲かないな。
ふとそんなことを思ったのは、谷川の冷たい水に身を浸し、
全身に浴びた返り血を洗い流していたときだった。
もうすぐ六月になろうというのに、
木々に花は無く、野には何の彩りも無く、見渡す限りが灰色で、まるで冬枯れの景色だった。
花を愛でる趣味を持たない私にとってすら、それは異常な事態だった。
いくら北の果ての地だからといって、野に一輪の花も咲かないはずがないではないか。
自然界に何らかの異変が起きているのかも知れない。
それともこの地の自然とはそもそもこんなものなのであろうか。
そんな想いをしばし巡らせ、やがて馬鹿らしくなったので考えるのをやめた。
頭を捻ったところで花が咲くわけでもないし、
それに、花のことに思い煩うには、私は「死」という一字に埋没しすぎていたのだった。

136 :最北の桜 2:04/05/06 17:27 ID:/7NM3ieG
眞子様の御手をとってこの地に落ち延び、すでに一ヶ月が過ぎようとしている。
日本国の大半はいまだ敵国の占領下にあり、粗末な手製の船でこの地に逃げ込む人々は後を絶たない。
彼らが語る本土の状況は、耳を塞ぎたくなるほど悲惨なものであった。
虐殺。陵辱。略奪。裏切り。
平和で、時に退屈ですらあった日々は、今はもうおとぎの国の出来事でしかなかった。
「亡国」
そんな言葉を実感する日が来ることを、いったい誰が予想していたであろう。
眞子様は人々のために嘆き、悲しまれ、御手ずから炊き出しさえ行われる日々を重ねられた。
傷病者の介抱をされることさえあった。
その優しき御姿は、民にとっては唯一の希望であったろう。
だが私にしてみれば、…ただ痛々しいだけであった。
「何もしなければ、ここにいてはいけない気がするのです」
眞子様のお呟きを、一度、私はお聞きしたことがある。
眞子様が甲斐甲斐しく働かれるのは、御自身の無力さを憎んでおられるからなのである。
十二歳の少女が何かを一途に憎み、そのために無理を重ねられる様など、私は見たくなかったのだ。
亡国の民が集う、この北の大地である。救っても、救っても、救われぬ人の数は増えていく。
だから、「救う」ということは、おのれの無力さを思い知らされることに等しい。
その証拠に、眞子様のお顔は日々暗く沈んでいくばかりだった。
せめて佳子様なりともこの地におられるなら、
眞子様の御心ももっと穏やかであらせられたことだろう。
だが、帝都脱出の際にはぐれてしまった妹君の安否は、いまだ不明だった。
そして眞子様は、佳子様に会いたいなどとは一度たりとも仰せられなかった。
家族を失った者たちに配慮して、その程度のことを口にされることさえ憚っておられたのだ。

137 :最北の桜 3:04/05/06 17:28 ID:/7NM3ieG
一方、私は修羅の道を歩んでいた。

あの電撃のような奇襲によって我が国の防衛網を徹底的に破壊した侵略者たちである。
けれどこの地は首都から遠く離れていたこともあってか、いまだ無傷の師団が残されている。
それゆえにこそ、この地は難民の解放区として存在できるのであり、
そして我が国最後の防衛力を警戒してか、敵はいまだにこの地への侵攻を行ってはいない。
いずれは決戦が行われることにもなるであろうが、
今はまだ嵐の前の静寂の時期にあった。
それでも時折、敵国との小競り合いが発生することもある。
海峡を渡って本土から逃げ来る難民と、それを追う敵国の船。
難民たちを無事迎え入れるために、敵船を沈黙させなければならない。
その戦いの中に、私はいたのである。

初陣の日のあの衝撃を、私は死ぬまで忘れないだろう。
あの日、私は生まれて初めて人を殺した。
一瞬、分厚い筋肉の抵抗を受け、それから驚くほど滑らかに敵兵の腹に飲み込まれていったナイフ。
信じられない、とでも言うような顔で私を見つめ、やがて波濤に飲み込まれていった敵兵。
…私は、人を殺した。
いまだ続く銃撃の喧騒の中、私はこの手に残った殺人の感触を、
手を握り締め、また開き、幾度も幾度も確かめてみたのだった。
不意に、強烈な吐き気。酸い物がこみ上げてきた。目に映るすべての光景が、鉛色に輝いて見えた。
すべての色彩が消え、まるで大昔の映画のような、何のリアリティも伴わない白黒の世界に変わった。
そして、闇。

138 :最北の桜 4:04/05/06 17:29 ID:/7NM3ieG
気づいたときには、すでに私は解放区に運びこまれていた。
外傷は無かった。気を失っただけだった。
共に戦った人々が、私を囲んでいた。ある者は露骨に侮蔑の目をしていたし、
またある者は私ごときを心配してくれているようだった。
そんな中、私は、遠巻きに私を見つめる眞子様の悲しげな瞳ばかりが気にかかっていた。
無言であられた。
なぜだろう、急に私は眞子様がたまらなく怖くなった。
耳を塞ぎ、頭を抱え、慌ててそこから逃げ出したのだ。無様に。

水面に映った顔が自分の物とは信じられなかったのは、翌朝のことだった。
夜通し続いた悪夢のためか、頬は異常にこけ、瞳だけが怪しく輝いていた。
それは断じて人間ではなかった。野に棲む狼の顔に他ならなかった。

更なる衝撃が私を襲ったのは、二度目の殺人の時だった。
そのとき、殺人という事実は、初めての時のような衝撃を私の心にもたらさなかったのである。
足元に蹲った、かつて人であった物体。
それを平然と見降ろす自分自身にふと気づき、私は初めて動揺した。
そのとき私は悟ったのである。私の精神が以前とは違ってしまったということを。

139 :最北の桜 5:04/05/06 17:34 ID:/7NM3ieG
「人を殺せば、その瞬間から世界が変わるんだよ」
そういえば、亡き祖父がそんなことを語ってくれたことがある。祖父はかつての軍人だった。
「人を殺してしまえばね…、もうそれまでの自分ではいられなくなるんだ。
目に映る景色が…、何もかもが…、今までとは違う見え方をするようになるんだ。
住む世界が、他の人とは違ってしまうんだよ…」
あの夜、祖父の瞳の何と寂しげであったことか。
戦争の惨禍を教師に吹き込まれ、祖父を人殺しとなじった夜である。
祖父の思いを汲むには当時の私は無慈悲すぎた。
けれど今はもう判っている。人を殺した私には、判っているのだ。
あの嫌な感触に慣れることなど出来るはずがない。
それでも人を殺さねばならぬ現実が、この世には確かにある。
だから自分が変わるしかないのだ。
そうして人殺しは、人を殺すたびに自分をも殺していく。
その度に、人ならざる別種の化け物に堕ちていく。
それでも人を殺さねばならなかった祖父の悲しみを、もっと私は思いやるべきであったのだ。

戦う、ということが、怖くなったわけではない。
眞子様のために死ぬ。その想いが揺らいだわけでもない。
地獄に落ちるのは、むしろ自ら望んだことであった。
ただ…、私はもう眞子様の御傍にいてはならない。そんな気がしたのだ。
あの穢れなきお方の御傍に、私のような薄汚い人殺しが侍ってよいはずがないのである。
以来、私は、眞子様が何か仰せられそうになるたびに、畏れ、逃げ惑い、
人知れず蹲って、この手に染みた血のにおいを嗅いでばかりいたのだった。
結局のところ私は、眞子様の瞳に映る私自身の姿を恐れていたのだろう。

140 :最北の桜 6:04/05/06 17:34 ID:/7NM3ieG
民のために泣く。祖国のために泣く。涙が枯れても泣いてばかりいる。眞子様。
そして眞子様のためにと、流血を浴び続ける私がいた。
いつまでたっても、このまま何も変わらない…。ついそんな錯覚を抱いてしまうぐらいに、
おなじことを繰り返してばかりの日々だった。
だが、そんな日々にもついに変化が訪れた。
いつものように敵国の追手を撃沈し、本土からの難民船を迎え入れた時のことである。
船を停泊させ、私たちは難民の検査を開始した。工作員が紛れているかも知れぬからだ。
一様に暗く沈んだ難民たちに、解放区に無事たどり着けたという喜びは無い。
束の間の平穏を喜ぶには、彼らはあまりに多くのものを失いすぎていたのだ。
そんな中に私は、見覚えのある姿を発見した。
傷だらけの男である。少年とも少女ともつかぬほど泥に塗れた子供を連れた、一人の男である。
それはかつての同僚であった。
話しかけても、彼は私だとは気づかない。
私を私と証明するためのあらゆる努力を重ねてみたが、それでもまだ彼は、
「本当に、お前なのか?」
と、いまだ釈然としない様子であった。
度重なる殺人が、友にすら見分けられなくなるほど私を面変りさせていたのだ。
だが、そんなことを悲しむ暇など私には無かった。
「本当にお前なら、なぜいまだ気づかぬのか。佳子様であらせられる」
傍らの子供を指し示し、彼がそう言うのだ。

141 :最北の桜 7:04/05/06 17:35 ID:/7NM3ieG
佳子様であられるとは気づかなかったのである。
かつて我らが仰ぎ見た可憐な花は、それほど変わり果てた姿で私の前に蹲っておられたのだ。
泥だらけの御顔に佳子様の面影を見つけるには、相当の努力が必要だった。
単に汚れておられたからではない。それほど面変わりされていたのだ。
私のような険しい顔とはまた違う。
佳子様には何の表情もなく、まるで道端に捨てられた人形のようであった。
無力な子供が過酷な現実に対して行いうるたった一つの抵抗。
佳子様は佳子様の中に逃げこんでおられたのだ。
「道中、一言も御声を挙げられなかった」
同僚がそう呟いた。この一ヶ月の間に何があったのか、語ろうとはしない。
「もしや…」
到底口にすることはできぬ恐ろしい疑いを抱き、私は同僚の襟首を掴んだ。
同僚は静かに首を横に振り、私を安堵させたのも束の間、
「だが、同じようなものかも知れぬ。佳子様はあまりに多くの死をその目で見てこられた」
『死』が人を変えてしまうことを私は誰よりも知っている。
だから私は佳子様のお姿に自分自身を見るような思いだった。
「佳子様」
お呼びしても御返事はない。御顔の前で軽く手を振ってみた。佳子様の視線は私の手を追わない。
私は佳子様にそっと手を寄せてみた。
「…」
無言のまま、わずかに身を翻し、私を凝視された佳子様。
さっきまでの無表情が一瞬で消えていた。
私は身が凍る思いだった。それはまさしく、敵を睨む瞳であったのだ。
九歳の幼子にこんな目をさせる。そんな運命を紡いだ神を私は憎んだ。


142 :最北の桜 8:04/05/06 17:36 ID:/7NM3ieG
眞子様にお引き会わせする前に、しかるべき医師にでも見てもらうべきではないのか。
それが私と同僚の共通の思いだった。
我々は、最愛の妹君のこんな御姿をお見せして眞子様を傷つけるのが怖かったのだ。
だが、そんな賢しらな配慮など何の意味もないことを我々は知った。
眞子様は御邸宅(ただの小屋だが、せめてそうお呼びしたかったのだ)をお出でになられ、
解放区の外れで我々を待っておられたのである。
佳子様のことをお知らせした者などいようはずもない。
だから眞子様は、まったくの予感だけで佳子様の御到来を察せられたことになる。
愛といえば、愛なのであろう。だが私にはそのことに感動するゆとりなどはなく、
ただ眞子様がお受けになられるであろう衝撃のことばかりを慮っていた。
「佳子…?」
一目ご覧になられただけで、眞子様は叫ばれた。駆け寄ろうとして、足を止められた。
眞子様は佳子様を見つめられる。無言。
佳子様は空ばかりを見ておられる。無言。
同僚が口だけを動かしていた。何か言い訳をしようとしていたのかも知れない。
もともと女々しく言い訳などする男ではないのだが、
それでも言い訳をしたくなるほどに、この御対面は残酷なものであったのだ。


143 :最北の桜 9:04/05/06 17:36 ID:/7NM3ieG
眞子様がお倒れになるとばかり思っていた。それほど酷い、佳子様の変貌である。
事実、眞子様の御体は小刻みに震え、御顔からは一切の血の気が引いていた。
だが、やがてその御顔は限りない悲しみの色を帯び、ふっと、染み入るような微笑に変わった。
そう…、眞子様は微笑されたのだ。
何があったのかと尋ねられることもなく、何か慰めの御言葉をかけられるわけでもなく、
「やっと会えた」
ただその一言とともに、眞子様は佳子様をそっと抱きしめられたのだった。
その時である。荒野に微かな呻き声が響き渡ったのは。
それは眞子様の悲鳴であった。
眩しいほど白い御肩が剥き出しになっていた。後れ毛が緋に染まっていた。
眞子様の腕に閉じ込められた佳子様が、眞子様の肩に噛みつかれたのである。
それは尋常の行為ではなかったが、私には佳子様の御心が痛いほど理解できた。
全て敵。この世の全てが、悲しみをもたらす敵。
そう思い込まれるに至った少女は、そこにおられるのが姉上であるということさえ
理解してはおられなかったのだ。

佳子様の歯は、眞子様の御肩に食い込んだままだった。
眞子様は、身をよじることさえなく、佳子様を抱きしめておられた。
御二人を引き離そうとする同僚を、私は押しとどめた。
ただじっと痛みに耐えておられる眞子様の御姿に、私は何か神聖なものを感じていたのである。
眞子様の瞳。佳子様を見つめるその瞳の優しさ。
眞子様の手。佳子様の背を静かに這う、その指の優しさ。
いまや鮮血にまみれたその肩。眞子様の御肩はこんなにも細いものであったのか。
嗚呼。幼き日に見た聖母の像は…、母を知らぬ私が女神と仰いだ聖母像は、
今、私の眼前で受肉しているのだ。

144 :最北の桜 10:04/05/06 17:37 ID:/7NM3ieG
「いろんな所に行ったわね」
よく判らぬ言葉を眞子様が唐突に囁かれたのは、どれほどの時が過ぎてからだろう。
佳子様の耳元で、まるで歌うように。
「佳子と、私。いろんな所に行って、数え切れない思い出を作ったわね。どれも大切な思い出。
皆で古都に行ったあの春のことを覚えてる?
私がお父様と絵のお話をしていると、佳子は退屈がって桜並木を走り回った。
枝で羽ばたいた鳥が桜の花びらを散らし、桃色の雪が佳子に降り注いだ。
佳子は夢中で花びらを拾い集めた。すごく可愛かった。そうして鳥は南の空に飛び立ったわね…。
ね…? 覚えているでしょう? 私たちは、本当に幸せだったのよ」
眞子様は南の空を見上げられた。その御顔に、満面の笑み。
北国の曇天に、満開の桜と…、そして平和だったころの幻像を思い描いておられたのだろう。
「毎日、悲しいことばかり。朝を迎えるのが怖かった。
だけど、また佳子に会えた。生きていて良かった」
私達が生きるこの世界はいつも無慈悲で、叶えられる願いは踏みにじられる想いより遥かに少ない。
だが、私が見たものは断じて幻などではなかった。
佳子様の頬を伝わる、一筋の涙。眞子様の肩に落ちた。鮮血に混じった。
佳子様はいまだ噛みつかれたままである。無言。御顔に変化はない。
だが、それでも、その涙は真実であったのだ。
一層強く佳子様を捕らえる細い腕。息苦しくなられたか、佳子様は微かな呻き声をあげられた。
「今、私には判った。幸せとは、途切れながらも続くものなのよ。
どんなに不幸な時でも、その裏の…、どこか見えない場所で幸せは息づいている。
つらいことばかりに目が行って、それが判らなくなるだけ。
見失っていただけなのよ。私も。佳子も。それに…、お前も」
最後の一言は、私に向けられたものだった。


145 :最北の桜 11:04/05/06 17:37 ID:/7NM3ieG
まさか、と、私は思った。眞子様は、このところ私が抱いている思いを知っておられるのか?
「いつまでたっても春が来ないと思っていたのでしょう?
わかるわ。私も、そう思っていたのだから。だからせめて次の春は、共に待ちましょうよ」

私が生きるのは、人を見れば殺さねばならぬと思い定める世界である。
佳子様が陥られたのは、人をすべて敵と思い定める世界である。
この二つは、全く同じものなのだ。
血で血を洗う抗争は、確かに人の世の現実ではあろう。
だが、それが人の世の全てではなかったのだ。
この北の果ての地に、眞子様は桜を咲かせられた。眞子様の心が咲かせたのだ。
なぜ私は花が咲かぬなどと思い込んでいたのだろう。見渡せば野に花は咲き乱れているではないか。
ただ…、私の心がそれを見ようとしていなかっただけなのだ。
私は今日までいったい何をしていたのだろう。
眞子様はこんなにお優しいのに。お美しいのに。
こんな私をも、とうの昔に赦してくださっていたのに!

眞子様の薄い胸に頬を重ね、いつしか佳子様は寝息をたてておられた。
眞子様は私に仰せられた。
「お前はこの頃、怖い顔ばかり。だけど今は、すごく良い顔」

                                                      第二回 糸冬

146 :水先案名無い人:04/05/06 17:50 ID:XCroEanz
真面目な雰囲気がかっこいいです。
俺にはこういうのは書けないです。
邪道とか言われていますしね。

147 :水先案名無い人:04/05/06 19:48 ID:LgzO5Ef+
http://www.tanomi.com/metoo/naiyou.html?kid=40644
賛同者が増えてきたぞ。

148 :水先案名無い人:04/05/06 19:50 ID:A0f8QSGJ
>>135-145
救世主キタァァァァ━━━━(゚∀゚)━━━━ッッッッ!!


149 :水先案名無い人:04/05/06 19:51 ID:VjABhRv8
ちょっと重いが面白い。ガンガレ

150 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/06 20:54 ID:XCroEanz
俺が書く軽い話とのギャップがすごいなぁ・・・同じ設定から書かれたはずなのに、何故こうも違うか・・・

俺の書く話が折り返したので登場人物紹介

俺(七氏さん)
性格が安定しない主人公。当初の設定は既に消滅している。
今のところ、登場している中で一番の悪人にして殺人鬼。

眞子様
突っ込み担当のお姫様。
まともな性格が災いしてか影が薄い気がする。

矢部君
ロリコン

TISEマークU
最終兵器。まだ性格がはっきりしない。
ちせと読むな!ティセと読むんだ!!

全正臼アフロ将軍
最近、髪が薄くなってきたらしい。

151 :水先案名無い人:04/05/06 21:08 ID:AxK0iD0s
>>150
漏れは軽い方が好き。負けずにがんがれ。

152 :水先案名無い人:04/05/07 01:13 ID:I/A6431D
読後感ウワアア━━━━━━。゚(゚´Д`゚)゜。━━━━━━ ン!!!!!

第三回(屮゚Д゚)屮 カモーン
第三回(屮゚Д゚)屮 カモーン
第三回(屮゚Д゚)屮 カモーン
第三回(屮゚Д゚)屮 カモーン

続きガンガレ♪♪♪ d(`Д´)b♪♪♪


153 :水先案名無い人:04/05/07 01:54 ID:33nM3JPL
          , -‐'"´ ̄ ̄ ̄ ``ヽ
        /爪  ヽ `ヽ、`ヽ、   \
       / / !lヽヽ  \  \ \  }、
.       / l l l ヽ ヽ、_弐_ --ヽ _ヽノノ!
      /! ll__l ヽ-‐' "┴─`  l/rヌ、ノ|
      !l/fri刀    ////    >'〉} ノ!
         l ̄ 、       U ,Lノノ |
            ',  _      / | 「||l!,|  ちょっと期待…
            ヽ、      ./ .| | | |!|
           ``ー-ャァ' ´ _」、lLl l!|
             __ノ /==三三ヽL
           / }ム/==ニ三-ァ-─‐ヽ
            」ll /O/ ニ, -'´ /    , -'´!
           i´{、/ //   /  , -'´   |
        / ̄  ̄ ー─‐'´   l      |、


154 :水先案名無い人:04/05/07 02:38 ID:GKWnL5UN
          , -‐'"´ ̄ ̄ ̄ ``ヽ.
        /爪  ヽ `ヽ、`ヽ、   \
       / / !lヽヽ  \  \ \  }、
.       / l l l ヽ ヽ、_弐_ --ヽ _ヽノノ!   
      /! ll__l ヽ-‐' "<●>`  l/rヌ、ノ|
      !l/f.<●>ノ「|ヽ      >'〉} ノ!     俺も期待してるぜ‥‥!?
         l (●ii;:i●)ミ    ,Lノノ |
            ', ;;ii━=━ii    / | 「||l!,|   
            ヽ||-<二>-||  / .| | | |!|
           ""'iiiiiiii'""' ´ _」、lLl l!|   
             __ノ /==三三ヽL
           / }ム/==ニ三-ァ-─‐ヽ   
            」ll /O/ ニ, -'´ /    , -'´!
           i´{、/ //   /  , -'´   |

155 :水先案名無い人:04/05/07 03:11 ID:qfZcOuZv
>>154
ゲラウトヒア

156 :水先案名無い人:04/05/07 07:52 ID:m0cqK94G
>>152 …まあ、いつになるか判りませんが。

次回予告 君たちに最新情報を公開しよう。

第三回 「私とワルツを」
「お前は優しいから、誰も傷つかないようにと、いつも自分を傷つけてばかり。
一人でなんて苦しまないで。踊りましょう、せめて、私と」
「貴女はお優しいから、誰も傷つけないようにと自分を傷つけてばかり。
一人でばかり苦しんでいないで、踊りましょう、せめて、私と」
銀色の月明かり。絡みあう指。
悲しみの果てには笑いがあると誰かが言っていた。
あまりに悲しすぎるから、もう笑うことぐらいしかできないのだ。
泣きながら笑い、笑いながら泣いて、私と眞子様はいつまでも踊り続けていた。
そこに意味などなかった。悲しみが癒えるわけでもなく、
残酷な現実を忘れさせてくれるわけでもなく…、
それでも私はこの瞬間の永遠を星々に祈っていたのだった。
「声をあげて。名前を呼んで。…眞子、と。
一度だけでいい。それが最後でもいい。お願い…、手を離さないで」 

     ↓これが勝利の鍵だ。
    ,.-‐ """''''''- 、
   /          \
  /  ノりノレりノレノ\  i
  i  ノcニつ ⊂ニュ ミ |
 ノ  |  <@  ミ @ヽ. | |   アメウマー
 イ   |    (o_o.    | |
 ノ   !   ノ u 丶.  ! ヽ       
 彡  !    (つ     !  ミ 
 ノ   人   "    人  ヽ 
ー '''"   | '''ニ='〒   "'''ー''


157 :水先案名無い人:04/05/07 08:11 ID:WGf4DF4n
>>156
高遠が勝利の鍵なのか・・・

158 :鬼ヲタ:04/05/07 18:45 ID:v9PsWiJN
声を上げて ではありませんよ

悲鳴と書いて「こえ」と読ませるのですよ


悲鳴を上げて 名前を呼んで 
一度だけでもそれが最後でも
誰にも傷がつかないようにと一人でなんて踊らないで

そして私とワルツを

どうか私とワルツを

159 :水先案名無い人:04/05/07 20:25 ID:ldfw7XkO
漏れ以外にここにも鬼ヲタがいるとわ!

160 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/07 21:14 ID:wqoxZBa5
>>159
俺も好きです。

さて、続き書くか。

161 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/07 22:13 ID:wqoxZBa5
現在、俺たちは飛行形態に変形したTISEマークU(以下ティセ)の機内にいる。
「ティセ、今どのあたりを飛んでるんだ?」
「・・・もうすぐ千葉上空。」
「では、東京はもうすぐですね。」
「・・・いや、敵が来た。今、モニターに出す。」
突然、ティセのモニターが開く。そこに写っていたのは・・・
「と、東京ディズニーラ○ド・・・」
「が、動いてますね・・・」
「・・・通信・・・入った。」
「ウェーハッハッ、ウリは、全正臼アフロ将軍の息子、『マサオ』ニダ!!
ウリの機動要塞東京ディスティニーランドに驚いたようニダな!!」
「と、東京ディスティニーランド(以下TDL)だと・・・」
「地下に怪物のお母様がいそうな名前ですね。」
わかりずらい元ネタだな。
「ティセ。ちょっと、耳かせ。」
「・・・今の状態では耳はない。音声入力マイクを出す。」
「かまわん、ヒソヒソヒソ・・・で、ゴニョゴニョゴニョ・・・だ。出来るか?」
「・・・可能だ。」
「じゃ、頼む。」
「何をコソコソやってるニダか!?攻撃を開始するニダ!!」
TDLからの攻撃が始まった。さあ、どうなる?

162 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/07 22:13 ID:wqoxZBa5
「手も足も出ないようニダ。そろそろ、撃墜するニダ。」
俺たちはTDLからの猛攻にさらされていた。
「くっ!ティセ!!まだか!?」
「たった今、終了した。」
「よし!見せろ!!」
「何をしていたのですか?」
「殿下、ちょっとまってください。ふむ、アフロ将軍は今、皇居にいるのか・・・
ん?殿下!殿下のご家族は生きてらっしゃいますよ!!」
「本当ですか!?」
「ええ、陛下も、皇太子殿下のご家族もです。皇居の地下に監禁されているようです。」
「お父様、お母様、佳子・・・ああ・・・」
「ちょ、ちょっと待つニダ!!何で、そんなことがわかるニダか!?」
「・・・ハッキングした・・・それだけ・・・」
「ず、ずるいニダ・・・」
「さあ、ティセ。攻撃開始だ。」
「・・・任務了解・・・これより敵を排除する。」
「ア、アイゴーーーーーーーーーーーーーー!!」
TDLは、ティセのサテライトキャノンにより蒸発した。
さあ、東京解放まであと少しだ!!

163 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/08 15:19 ID:XrzDrhmS
1日経ってから読み返すと・・・
あんまり面白くない・・・
次で完結の予定です。

164 :水先案名無い人:04/05/08 16:44 ID:9fahYKha
おいおいまだ164だぞ

165 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/08 19:31 ID:XrzDrhmS
今、書いているものを一旦完結させて、雰囲気と登場人物を引き継ぐ続編か
全く別の話(ちょっと真面目な話)を書くつもり。
どっちにするかはスレの流れと俺の気分次第。
ほかに書いている人もいるし、これから書く人もいるでしょう。
気長にマターリ行きましょうや。

166 :水先案名無い人:04/05/08 23:41 ID:xSIzY0Ed
長編もいいが小ネタも読みたいな。
>>102とかすげー笑ったし。


167 :水先案名無い人:04/05/09 19:06 ID:FnCwUiMd
俺達はとある空挺部隊。
嘆かわしくも戦地に取り残されてしまった秋篠宮御一家を救出するために派遣されて来た。
ところが、あろうことか乗って来たヘリが撃墜されてしまった。
脱出手段を失った俺達は、イナゴの如く群がって来る敵兵に必死の抵抗を続けている。
しかし仲間は一人倒れ、二人倒れ、もう残すは俺と戦友の田中だけになってしまっていた。

PAPAPAPA! BAGOM!

田中「ウギャー!」
俺「ああっ 田中がやられた! しっかりしろ田中!」
田中「お、俺はもうだめだ。 最期にたらふくタバスコかけたピザが食いたかったぜ… ガクッ」
俺「田中! 田中ー!」
敵兵「ふっふっふ、後はお前だけだ。 すぐ殺すのもつまらん、どう痛めつけてやろうか」
俺「畜生、ここまでなのか…」

?「待ちなさい!」

敵兵「な、何者だ!?」
俺「ああ、あれは!」

格好良く電柱の上に立っているその御姿は… まさしく眞子様!

俺「眞子様、危険です! 御下がりください!」
敵兵「なに、眞子だと!? この国の姫だ、捕まえて手柄にせよ!」
眞子様「さしたる大義も無く我が国を侵略し、多くの人々を殺め続ける悪党ども… この秋篠宮眞子が直々に相手をしてくれる!」

おお、眞子様のあのお構えは! まさか伝説の皇族神拳!?

168 :水先案名無い人:04/05/09 19:06 ID:FnCwUiMd
眞子様「あたっ! ほあちゃっ! はぁーっ!」
敵兵「あべし!」「ひでぶ!」「たわば!」

すごい、屈強な兵士を素手で倒していく! まさか眞子様がこんなに御強いなんて…

敵兵「ええい、撃て、撃ち殺せ!」

PAPAPAPAPA…!
無数の銃弾が眞子様に襲いかかる! しかし眞子様はその全てをかわし切った! マトリックスも真っ青だ!

敵兵「こ、こんな化け物に勝てる訳ない! 逃げろ、退却ー!」
眞子様「ええい、乙女を化け物呼ばわりして背を見せるか! 無礼者めが!」

背を向け逃げ出す敵兵に眞子様は鬼神の如く襲いかかり、ちぎっては投げちぎっては投げ…
一分もすれば、そこには元の姿も定かならぬ敵兵たちの死骸が転がっていた。

眞子様「お前は怪我は無いか?」
俺「はい、眞子様の御陰で助かりましてございます」
眞子様「良かった。 これからも私が守ってやるからな」
俺「はっ、有り難き幸せ!」

何か間違ってる気がしないでもないが、俺は満足だ。


169 :水先案名無い人:04/05/09 19:45 ID:v0sll4Ck
眞子様を助けるではなく眞子様に助けられるだな。イイヨー

170 :水先案名無い人:04/05/09 20:06 ID:S5Y8b+Wb
妄想は加速する。素に返った奴の負けだ。

171 :水先案名無い人:04/05/09 23:30 ID:m50kCj8g
こんな化け物?をい

172 :水先案名無い人:04/05/09 23:56 ID:pfPHvACC
おまいら不敬罪だぞ。w

173 :水先案名無い人:04/05/10 00:09 ID:JfZktjHn
足元がお留守になってますよ。

174 :水先案名無い人:04/05/10 01:51 ID:hE8MF9Hy
                    , -ァ、
             , ヘニ''`ヽ、_∠/  ヽ.
           /    ,. -‐''" ̄ ..... ̄`''ー 、
           〈  ー/:.:.:.:.:/:..::::::::::::::::::::::::::ヽ
         / ヽ_ /  :.//::::/::::イ::::i:::::::i::i::ヽ::\
       / / 7/:.::..: / / /  / .:::}:::::l:::l:::ヽ:ヽヽ
       ゝ /  /.::.:.:ィ'::::/::::/:...:/..  ,イ ̄ ̄| | l }i
        7   {-彡/:::/::::/:::::/:::::::/ノ   l::::|::::|::i:}i
        \ト、_iトミニト-'--' ,,=-;;;/───ノ::ノ::::}:::}})
            ハミ/ヾミ 彳;;;( lヽ    ,,-=ヽ/ノリ   
           ハiト(く(リ  ┴-'┴    イ;;,ゾ/ 
           //ハ:iヽ、´               ../  
          //:/:i:::::::::>i          `   /    盾となって
          //://l::::::::::::| ヽ、     ( ノ  ィ'     わたしをかばった
          //:///::::::::r-!_   ゙ 、_, イ::/      そなたたちの忠義を
        //::/://::/θ;;;;`ヽ、  ト</_/        忘れぬぞ
       ノ/::://:/\;;;`O、;;;;;;;\` \;;;;;\        
      //:::/,イ.ノ⌒ヽ \;;;;;ヽ;;;;;;;;;\/;;;;;;;φゝ
    /::/:::/.///    \ \;;○、;;;;;/;;;;;;;;;;;o/ `ヽ
   /.:.:/:::/:://::{ ヽ    \ \;;;`ー⊂⊃-'    l
   /.:/:::/::://::::ノ  ヽ    ヽ  ヽ、;;;;;;;;;;;;;;i   |

175 :水先案名無い人:04/05/10 01:52 ID:hE8MF9Hy
                         _____
                    , -t'´li l} ヽヽ ヽヽ``ヽ、  __
                   /'"´  ̄ ̄ ̄ `ヽ三 三≡=`?-─-`ヽ、
                  //         ヽ ─-    ヾ ‐-、  l
                   /  / / //     ヽ ̄ ̄ ̄__ヾ!  }  |
                |│ / //          `、--── ニリ /  j
                |│⊥// 〃       | |  | ト--ニ二二|| /  /
どうした 私は        ヾ! `ミ.`メ、||     〃 /  リ トミ=-三彡1!/  /
もどって来たのだ      ..| 「iiバ└ヽ、 ┼H/、// | ̄ 二二,シ/  /
                  | Lじj     ̄ 二土L`刈|≧三 =彡/  /
                   | , ,   ,    イi´刃ヾ、_  三=¬//  /
                  |    ′    ゞ==┴'' ノノn〔(} }   /
                 '、       ' ' '    〃 ‐'´_, イ  /
                   ヽ  ` ‐、        /~丁//  /
                   \      _  -‐7   / /  /
               _, rrrri''`ー┬…''´   /ヽ, |l !l  /
              /!,イ llll.ll  ,r/        l j ヽ|l !l  /!
                /// / ll ll ll.//     ,. -‐'  ヽl l /.|
            / / l | .ll ll レ'_\   ,. -'´      \ l .|
              //l l | .ll l/(卉), -'´ 三三三三三三三\!
          /. |,!「!l | ll/  フ"彡彡彡 .,二 -──ァ‐-、-ヽ
           / /!.llll l,/ ,/ _,  -‐'ニ二 -‐'/∠´_   ヽノ
           / / ヽl!,//'"´-‐'7彡-‐'.イァ, -'´/´/ \  |
.          / ./ 、 ヾイ=ニ二´==彡''´/ ∠ /∠//lノ
        /  //7ーt、  ̄ ̄ ̄ ̄  ./    /  / //

176 :水先案名無い人:04/05/10 02:41 ID:IoipDhP3
しかし期待してたのにすっかりオタクっぽくなっちまったな。


それはそうと、こんな状況になったらとっくにアメリカさんが介入してきてくれてるだろ。
それどころか国連総動員だろ。そこまでの状態になったら。

177 :水先案名無い人:04/05/10 07:26 ID:mIuw+Rxy
>>176は素に戻った負け犬。

178 :水先案名無い人:04/05/10 15:20 ID:FMbfDxh/
生意気な○子様をシめてやるッ!
武蔵川親方が見守る中、陵辱は行われた。
既に○子様の口には出島のサオがねじ込まれている。
「マル、コマしたれ」
親方がいうと、武蔵丸は稽古廻しの横から一物を取り出した。
ゆうに一尺はあろうかという巨大な業物に、○子様はぶるっと震えた。
しかし、その恐怖とは裏腹に〜いや、○子様にとってはその恐怖こそが
色欲を沸き立たせるものだったのかもしれないが〜
○子様のワッフルのような幼い無毛のワレメは洪水のように濡れていた。
ワレメの中の豆粒の皮を武双山が唇でちゅるんと器用に剥く。
武双山の口中に恥垢臭が広がる。
そして、武蔵丸の一尺竿が○子様の処女口にねじり込まれていく…
三人総体重600kg+○子様35kgの痛々しい4Pファック。
まだ、幕が開いたにすぎない。
悦楽は、ここから始まる。夜はまだ終わらない…。

179 :水先案名無い人:04/05/10 17:57 ID:mIuw+Rxy
>>178
伏せ字にしているし、他のスレのように酷いこと言うつもりはないが・・・
平日の昼間にそんなもの書き込んで虚しくならないか?

180 :水先案名無い人:04/05/10 19:48 ID:Noi03ev9
>>178
アイコたまいつの間にそんなに重く・・・(つД`)

181 :水先案名無い人:04/05/10 20:21 ID:5kfMLz9v
>>176
突っ込まれたくなかったことを、ついに突っ込まれたか…

182 ::04/05/11 13:58 ID:8M2EdNYc
防衛庁が省に格上げされるその日のために、天皇陛下による閲兵式が企画されたのは、
これまで様々な意味で虐げられてきた自衛隊員たちへの、せめてもの褒美だったのかも知れない。

だがその当日、折悪しくも陛下は御気色優れられず、皇太子殿下は外遊に赴かれており、
秋篠宮様もまたご公務にお忙しくあらせられたため、
やむなく眞子内親王殿下に代役としてお立ちいただく仕儀となったのだった。

皇族の、麗しき姫君がおいでになる。
血生臭くまた男臭い日々を送る自衛官たちはその事実に興奮を隠せない様子だった。

閲兵式の直前、私は眞子様にお尋ねした。
「眞子様。自衛官たちへのご挨拶はお考えになられましたか」
「ええ。こういう時どんなことを申し上げれば良いのか判らず悩んでいると、
昨夜、お父さまがとても良い物を見せてくださいました。あれを手本に頑張りたいと思います」
緊張されたご様子が、なんともお可愛らしい。私は自衛官たちの士気の高揚を確信したのだった。

183 ::04/05/11 13:59 ID:8M2EdNYc
閲兵式。自衛官たちは歓声をもって眞子様をお迎えした。
眞子様は、緊張を払うためにか深呼吸をなされると、やがて一息におおせられたのであった。
「わたしが秋篠宮内親王眞子である。 話しかけられたとき以外は口を開くな。
口でクソたれる前と後に“サー”と言え。分かったか、ウジ虫ども!
貴様ら豚どもが訓練に生き残れたら―――、 各人が兵器となる。
その日まではウジ虫だ! 地球上で最下等の生命体だ!
貴様らは人間ではない 。両生類のクソをかき集めた値打ちしかない!
分かったか、ウジ虫!  ふざけるな! 大声だせ!
アカの手先のおフェラ豚め! 隠れてマスかいてみろ 、クビ切り落としてクソ流し込むぞ!
ケツの穴を引き締めろ!  ダイヤのクソをひねり出せ!  さもないとクソ地獄だ!
自衛官は許可なく死ぬことを許されない! 分かったか、ウジ虫!」

閲兵式の後、眞子様ははにかみながらおおせられた。
「あれで良かったかしら。自分ではうまく出来たと思うのだけれど…」
「ああ眞子様。一生どこへでもついていきます」

眞子様をお担ぎして、一部の自衛官がクーデターを起こしたのはそれから数日後のことだった。
首謀者は私である。

184 :水先案名無い人:04/05/11 14:21 ID:mGLrb2ya
茶吹いたw

185 :水先案名無い人:04/05/11 16:33 ID:ugcJVfp5
ワロタ

186 :水先案名無い人:04/05/11 17:40 ID:/u2F1AN+
上手い。

187 :水先案名無い人:04/05/11 19:40 ID:LAm0Pvpu
>首謀者は私である。

お前かい!

188 :水先案名無い人:04/05/11 23:27 ID:Z7p18ipa
 見失ったスレ探してこのスレ発見。面白いじゃん。
 

189 :水先案名無い人:04/05/12 00:45 ID:r1+vqxB8


                           ,r;;;;ミミミミミミヽ,,_    
                         ,i':r"    + `ミ;;,       
       __,、           ≡     彡        ミ;;;i 
    〃ニ;;::`lヽ,,_           ≡  彡 ,,,,,、 ,,,,、、 ミ;;;!      
    〈 (lll!! テ-;;;;゙fn    __,,--、_  ..   ,ゞi" ̄ フ‐! ̄~~|-ゞ, ≡
   /ヽ-〃;;;;;;;llllll7,,__/"  \三=ー"."ヾi `ー‐'、 ,ゝ--、' 〉;r'  ≡  >>4 御意にございます!
   >、/:::/<;;;lllメ   \ヾ、  ヽTf=ヽ  `,|  / "ii" ヽ  |ノ 
  j,, ヾて)r=- | ヾ:   :ヽ;;:     | l |  l  ''t ←―→ )/イ^    ≡
 ,イ ヽ二)l(_,>" l|    ::\;::    | |  |  ヽ,,-‐、i'  / V
 i、ヽ--イll"/ ,, ,//,,    :;;   l //  l く> /::l"'i::lll1-=:::: ̄\
 ヾ==:"::^::;;:::/;;;;;;;;;:::::::::::::: :::::ゞ ノ/   L/〈:::t_イ::/ll|─-== ヾ
  \__::::::::/::::::::::::_;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノ   ヘ   >(゙ )l:::l-┴ヾ、ヽ  )
      ̄~~ ̄ ̄/ :::|T==--:::::  //  / ト=-|:|-─ ( l   /
         / ::  ::l l::::::::::::::::::/ /:::::::::::/:::::(ヽ--─  / |  /
         ヽ_=--"⌒ ゙゙̄ヾ:/ /:::::::/:::::::::`<==-- ノ / /
         /   /   \/::::::::::::::::::::::::::::: ̄'''"":://
        /   /     :::: ヾ::::::::::::::::::::::::::::べ__;;;--"




190 :水先案名無い人:04/05/12 00:46 ID:r1+vqxB8
                    
      ============彡川川川三三三ミ=============
     \============ |川|川\  /|========== /
 \    \==========‖|‖ ◎---◎|=========/    /==
 ==\    \========川川‖    3  ヽ======/     /====
 ====\    \======川川   ∴)〆(∴)=== /     /======
 ======\   /\===川川          /=/\   /========
 ========\/   \川川‖        //   \/==========
 =========\     川川川川    __/     /''^^'''‐- ..., ====
 ===========\        \___/     /        ' ,====
 ==============\;;;;;;;               /  uvnuvnuvn ;===
 ===============|;;;;;;                ヽ .j u   u i === さっ
 ===============|;;;;;;      ・  ・       ヽ ,.==-    =; ==
 ===============|;;;;;;;  ・ ::::・          ヽ ーo 、  ,..of==
 ===============|;;;;;;;;   ::●:::         |u   つ u .| |==
 ===============|;;;;;;;;  ・:::::・・         |  .r _ j / ==
 ===============|;;;;;;;;  ・ ・ :・          |  'ー-=ゝ/ ==
 ===============|;;;;;;;;       ・         |、    ̄ノ ==



191 :水先案名無い人:04/05/12 08:50 ID:HKX4CCr1
そんなわけで第三回投下です。
今度も長く、そして欝展開…
出かける時間になる前にぅpしきれるかどうか。

そうそう、>>158さん、ご指摘ありがとう。
結局、予告と全然違ってしまいましたが…_| ̄|○


192 :スターゲイザー1:04/05/12 08:51 ID:HKX4CCr1
第三回 「スターゲイザー」

聞こえぬふりも出来なかった私は護衛失格である。私は眞子様を辱めてしまった。
お可哀想に、眞子様は頬を真っ赤に染めてうつむいておられる。みんな私のせいだ。
つい先瞬、突如響いたその音は、眞子様のような貴い御方には似つかわしくなく、
ご無礼ながらいささか間が抜けており、だからこそ、どうしようもなくお可愛らしくて、
ついつい私は笑みを浮かべてしまったのである。
腹の虫、というものだ。それを私は聞いてしまった。聞こえぬふりをするのが道であるのに。
「聞いたわね」
「…いいえ。私は、何も」
言い繕っても意味がない。
むきになって詰問される御顔さえ愛らしくて、私は笑みが止まらないのだ。
「嘘ばかり。なぜ聞こえぬふりをしてくれなかったの。嫌な男ね、お前は」
どうせ嫌われてしまったのだ。この際だから、思うところを述べさせていただこうと思った。
「眞子様があまりお召し上がりになられぬのが良くないのです」
「馬鹿言わないで。ちゃんと食べています。私は好き嫌いなどしないわ。佳子とは違うのだから」
わけの判らぬことを仰せられる。動揺しておられる。
「では、なぜそんなに御腹を空かせておられるのです。
もしや誰かに御食事を分け与えておられるのではありませんか」
「そんなことはありません」
別に隠される必要もあるまいに。それでも必死に誤魔化そうとされる御姿が可笑しくて,
私は不埒にもますます笑ってしまい、
「何が可笑しいのですか」
と、ついには手ひどくつねられることになった。つまり私はこの上もなく幸せだったのである。
なぜ私はかつてこんな御方から逃げ回っていたのだろうか。

193 :スターゲイザー2:04/05/12 08:51 ID:HKX4CCr1
そのお可愛らしい秘め事に気づいていたのは、多分、私だけだろう。
このごろ眞子様は、日に幾度か御邸宅を抜け出され、近くの雑木林に向かわれる。
何のことはない、野良猫に御食事を分け与えておられたのだ。
無論、私は眞子様を不逞の輩からお守りするため、いつもその後を追わせていただいた。
しかしながら、尾行していることを眞子様に気取られぬよう最善の注意を払い、
いつも陰からお見守りするだけだった。
別にそんなことをする必要もないのだが、ただ、御邸宅を抜け出される際に眞子様は
あまりにも周囲を気にされて、まるで悪事でもなさっているかのような御様子なので、
私としてもついつい、護衛していることを眞子様に気取られてはならぬ気にさせられるのだ。
人に見つかることをなぜ眞子様がああも恐れられるのか、実は私にはよく判る。
いや、誰にだって判るはずだ。
大人はいつも大事なものを奪ってばかりだから、大事なものは隠しておかねばならない…。
そんな想いを一度も抱くことなく大人になった者などいるはずがないのである。
だが、生き物を可愛がるのは断じて非難されるべき事柄ではないし、
私は眞子様のお優しい御姿を拝見するだけで「もう死んでもいい」と思うような愚かな男である。
それに、ろくでもないことばかりが続く日々の中で
眞子様がせめてものお楽しみを見つけられたのは、やはり喜ばしいことだ。
だから私は、そのささやかなお忍びを、これまで黙認してきたのだった。
だが、それで眞子様が空腹を感じられるようになったのであれば話は別である。
その御腹の虫を聞きつける者あらば、眞子様がお恥ずかしい思いをなされてしまうではないか。
今日こそはお諌めするつもりで、夕食のあと御邸宅を抜け出された眞子様を私は追うのだった。

194 :スターゲイザー3:04/05/12 08:52 ID:HKX4CCr1
鬱蒼たる林の中にも、木々の隙間をすり抜けて、星の光は差し込んでいる。
そのささやかな光の真ん中にしゃがみ込んで、眞子様は猫の鳴き声を真似しておられた。
北国の初夏。夏とは信じがたいほど冷たい風に揺らされて、木々がざわめく。
その音に紛れるかのように、やがてご寵愛の野良猫が姿を見せた。
眞子様がこれのどこを愛しく思っておられるのか、私には判らない。
まだ子猫なのに、何とも憎たらしい顔。尻尾は根から千切れている。
愛嬌など薬にしたくともないのである。
「…ほら」
と、眞子様は、大事そうに抱えておられたお握りの包みを広げられた。
野良猫は遠巻きにそれを睨み、何やら嫌らしい呻き声をあげている。
この馬鹿猫はいつもこうだ。これほどの栄誉に浴しながら、いつまでたっても懐こうとはしない。
警戒しながらにじり寄って、胡散臭そうに匂いを嗅ぎ、引ったくるようにお握りを奪う。
そして少し離れた木の根元に逃げ、餌を貪るのだった。
ふと、眞子様が微笑された。手をかざし、そっと猫に忍び寄って行かれる。
「今日こそ撫でさせてくれるでしょう?」
口を半分開けられたまま。よほど御自身の行為に夢中であられるのだ。
だが、願いは虚しかった。悲鳴のような声をあげ、猫は眞子様の御手を引っかいた。
身をすくめられた眞子様を尻目に、藪の中に逃げ込んだ、恩知らずの野良猫。
無残に散乱したお握りだけが残されていた。
「よほど私が嫌いなのね」
そう仰せられながら、眞子様は二、三歩、退がられた。そこに私がいる。
「やはりお前も来ていたのね。いつからそこにいたの?」
「最初からです」
眞子様があの猫に会われるようになってから、ずっと。
「そうだろうと思った」

195 :スターゲイザー4:04/05/12 08:52 ID:HKX4CCr1
もはや私はお諌めする気をなくしていた。眞子様が、あまりに寂しげな御顔をされるからだ。
「あの子のお母様は人間に殺されてしまったのよ。
だからあの子は一人ぼっち。いつもつまらなそうにしているの。
あの子を抱きしめたいのだけれど、いつまでたっても、この調子。駄目ね、私は」
眞子様は、火傷を鎮めるかのように御手に息を吹きかけておられる。
浅い傷が三本。御手を真横に切り裂いていた。
白い肌に赤い傷。その鮮明なコントラストに、なぜか私はぞっとするような艶かしさを感じた。
眞子様が長い睫毛を伏せておられたのは、ただ御痛みのせいだけではないだろう。
「まるでいつかの佳子みたい」
冗談ともつかぬ口調で眞子様は仰せられるのだ。
まさか愛想笑いをするわけにもいくまい。
このごろ佳子様は…、かつてのような酷い御状態ではないものの、
昔のままの無邪気な佳子様には戻られていない。
片言ぐらいしか口にされず、眞子様以外の者には身に触れさせようともなさらず、
ただ日々を御自身の世界の中で過ごしておられたのだった。
だが、少なくとも佳子様は、眞子様の腕の中では安らかな御顔をされるのだ。
あの忘恩の野良猫と同列に語ることなど断じて出来ない。
「眞子様は佳子様を救われたではありませんか」
そう申し上げたかったが、私は思いとどまった。
救う、ということは、一度入れば二度と抜けられぬ蟻地獄のようなもの。
何もかもをあの幸せだった日々まで巻き戻さねば、本当に救ったことにはなるまい。
そしてそんな願いが叶えられる筈がない。
だから気休めは眞子様を傷つけるだけなのである。

196 :スターゲイザー5:04/05/12 08:56 ID:HKX4CCr1
「昔、お父様に叱られたことがある」
眞子様の御手に布を巻く私に囁かれた御言葉である。
「今となっては馬鹿みたいだけれど…。私は海蛇が可哀想だったの」
「海蛇が…、ですか」
何のことかはすぐに判った。
今年の春、…まだ敵国の侵攻もなかった頃、テレビのワイドショーでしきりに放映された、
眞子様三歳の砌(みぎり)の一コマである。
葉山の海岸で、お父上との御散歩の途次、波濤の彼方をご覧になられた眞子様が、
…あっちまで行ったら海蛇がいるよね、お父様、。
と、不思議なことを仰せられる。
…どうして海蛇を釣るの?
小さな御手を振りながらお尋ねになられる。
お父上が苦笑いで、もう行きますよと仰せられると、
…海蛇のところへ?
そんな、何とも言えずお可愛らしい映像だった。
やはりお恥ずかしいのか、眞子様はあれを話題にされるのを
ひどくお嫌いになられていたのだが…。
今、葉山の海岸の思い出を語られる眞子様の瞳の、何と悲しげなことか。
そういえば、三歳の眞子様も少し寂しげであられたような気がする。
無論、私はその時の御姿を直に拝見したわけではないのだが。

197 :スターゲイザー6:04/05/12 09:01 ID:HKX4CCr1
「人間に釣られてしまう海蛇たちが、哀れでならなかったの。
おかしいわね。海蛇なんて、誰も釣らないのに。
ただ私は…、お父様が海蛇の所に行かれるのだと信じて、すごく嬉しかった。
お父様なら海蛇を救ってくださると思ったから。でもあの後、お父様は私の手を引かれ、
葉山の別荘に戻られただけ。私はね、馬鹿みたいね、お父様を怨んだわ。
海蛇を見捨ててしまわれた、ひどいお父様。
私が駄々ばかりこねていると、そのうちお父様も呆れてしまわれて…、
そんなに海蛇が大事ならお前が海に行って助けてあげなさい、…そうおっしゃられた。
助けてあげたくても助けてあげられない、無力な自分が恨めしくて、私はずっと泣いていた。
早く大人になりたいと思った。そうすれば海蛇を助けてあげられるから。
まだ何も知らなかった。何かを救うということが、どれだけ難しく、そしてつらいことなのか。
…でも、おかしいわよね、本当に。海蛇なんて誰も釣らないのに」
私は何も申し上げられなかった。
眞子様は重ね合わせておられたのだ。
幼心が見た、人間に虐げられる海蛇たち。
人を信じることが出来ず、人を傷つけ、嫌われてばかりの野良猫。
世界の全てに絶望し、眞子様の御肩に噛みつかれた佳子様。
そして、何もかも失い、この最果ての地で身を寄せ合うだけの民草。
この世には、救ってやることの出来る相手と、どう足掻いても救ってやれぬ者たちがいる。
打ちひしがれる者たちに何もしてやれぬ現実が、どれほど眞子様を傷つけてきたことだろう。
懐かぬ野良猫によって刻まれた痛みに、すべての悲しみが凝縮されているのだ。
嗚呼。この世には救ってやれない相手と、救ってやれる者とがいる。
私は叫びたかった。
眞子様の御優しさによって今日まで私がどれほど救われてきたか…、狂おしく叫びたかった。

198 :スターゲイザー7:04/05/12 09:03 ID:HKX4CCr1
徴兵を開始するとの通達が軍部から寄せられたのは、それから数日後だった、
それは来るべき本土反攻作戦に備えたものであり、そして解放区の治安維持のためでもあった。
絶望の淵にある民に、穏やかな日々を送ることなど出来ようか。
軍組織を拡大させなければ対応できぬほどに、民の相克は激しかったのだ。
徴兵のことをお知りになられた眞子様は、
「それはどうしても必要なことなの?」
と、仰せられたきり、私の返答など聞こうともなさらず、ただ佳子様をあやしておられた。
やがて、じっと私を見つめられる。いったい何を仰せられたいのか…。
徴兵の実施に際して私にはいささか思うところがあったのだが、
それを眞子様にお伝えすることは出来なかった。なぜか恐ろしかったのだ。
予想された反発もさしたるものではなく、徴兵制は意外にもすんなりと受け入れられた。
人権だの何だの賢しらな理屈で己の臆病さをごまかす者もいるにはいたが、
大概の民は今がどんな時かを弁えていたわけだ。
…民の反発を抑えるため、眞子様に徴兵を呼びかけていただいてはいかが?
そんな打診をしてきた昔なじみの軍人と私とが殴り合いを演じたことは、眞子様には内緒である。
「眞子様の名において、民に血を流させるというのか」
「そういう貴様は眞子様のために戦う己に酔っているではないか」
口先では私の負けだったが、勝負は私の勝ちだったことを付け加えておく。

199 :スターゲイザー8:04/05/12 09:03 ID:HKX4CCr1
「けんけんぱ。けんけんぱ」
朝靄の野原に響くのは眞子様のお声。歌声。
親を亡くした子供らをお集めになられ、他愛ない遊びに興じておられるのだ。
佳子様と、それに劣らず悲惨な経験を重ねてきた子供らと。誰の顔にも笑みはない。
眞子様だけが微笑しておられた。
「けんけんぱ。けんけんぱ。けん、ぱ。けん、ぱ。けんけんぱ」
今ごろ、徴兵された男たちは過酷な訓練に悲鳴をあげていることだろう。
だが、こうして遊ばれる眞子様を責めうる資格など誰にもない筈だ。
子供らの未来のために剣を振るうのが男どもの役目。
そして子供たちを優しく抱きしめるのが女たちの責務なのだから。
私はといえば、大樹の幹に身をゆだね、竹トンボ作りに没頭していた。
誰に命じられたわけでもない。
ただ、この子ら一人ひとりにおもちゃを与えてやるのが私の使命だと信じていたのだ。

その初老の女が姿を見せたのは、陽もだいぶ南天に近づいた頃であった。
私は老婆を知っている。たぶん眞子様も存じておられた。
高名だが無能な政治家であるが、今はただの難民にすぎない。
愚者を責任ある立場につけるほど、この解放区は平和ではないのだ。
呆れるほど虚栄心の強いこの老婆にはそれが面白くないのかも知れない、
その醜い顔がさらに鬼のように歪んでいる。
子供らを一瞥し、眞子様を睨みすえ、
「いい気なものね。あなた、ここで何をしてるのよ」
と、言い放った。
おびえる子供らを背中に匿われ、眞子様はじっと老婆を見つめておられる。
静かで、穏やかな御顔。

200 :スターゲイザー9:04/05/12 09:05 ID:HKX4CCr1
「遊んでおりました」
「遊んでたですって。あなた、今、どんな時だか判ってるの」
お前こそ、その御方がどなたなのか判っているのか。呆れるほどの、厚顔無恥。
ただ己の言いたいことを言わんとする欲望だけが、この薄汚い老婆を衝き動かしていた。
「お偉い人なんですってね。それがなぜ呑気に遊んでるのよ。
みんな大変な思いで働いてるのよ。偉そうにふんぞり返ってないで、
すこしは皆のために働きなさいよ。だいたい、これまであなたが何をしたっていうの。
あれだけ祭りあげられてたくせに、あんた達は国一つ守れなかったじゃないの。
役立たず。無駄飯ぐらい。税金泥棒。働きなさいよ。みんな、怒ってるのよ」
下劣な顔である。私は吐き気を催した。
信念も政策もなく、ただ他人を攻撃することで大衆の人気を求める、
それだけを唯一の政治活動としていたこの老婆は、眞子様を非難することで
民の人気が得られると信じているのだろう。そしてまた外相にでもなるつもりか?
新参者のこの愚かな難民は、眞子様の麗しき御手が
今では肉刺(まめ)と皸(あかぎれ)だらけになっていることの意味を知らぬのだ。
この解放区に皇族ましますことの意味を…、それがどれほど民の支えになっているか、
この不見識なかつての大政治家はこれっぽっちも気づいていないのだ。
だが、
…私だって働いています。
などと反駁されるような眞子様ではあられなかった。
日々、御自身の無力さに苛まれておられる御方なのだ。
誰よりも身を尽くしておられるのに、
自分が何の役にも立っていないと固く思いこんでおられる悲しき御方なのだ。
老婆の傲岸な言葉に、その御心はどれほど無残にえぐられたことか。
眞子様は、静かで穏やかな御顔をしておられる。その御肩の微かな震えを私は見逃さなかった。

201 :スターゲイザー10:04/05/12 09:06 ID:HKX4CCr1
斬る。
思うところはそれだけであった。佩刀の鯉口を切り、私は老婆ににじり寄った。
銃に対しては何の役にも立たぬと知りながら、時代錯誤のナルシシズムだけで
挿していた刀が、こんなかたちで役に立とうとは思いもしなかった。
「人殺し!」
老婆が慌てふためいている。
「人殺しよ。誰か来て。こいつを捕まえて」
聞く耳はない。語る舌も持たない。私は刀を半身まで抜いた。だが抜ききることはなかった。
眞子様が私の頬を音高く打たれたからである。
「控えなさい」
その静かな威厳に逆らうことなど出来ようか。私は膝をついた。
そこに断腸の思いがなかったとは言わない。老婆の、得意げな顔。
「何なのよ、そいつ。頭がおかしいんじゃないの」
眞子様のお立ち位置に、私は身が震える思いだった。ちょうど、私と老婆の中間。
私を老婆から匿ってくださっているのだ。
「この者を愚弄することは許しません」
「どうしてよ。ただの人殺しじゃないの」
私は狂った男だが、老婆も相当の狂人であった。もはや私を責めることしか頭にないらしい。
誰のお陰で私の凶刃から逃れ得たのかも判っていないようだ。
さっきまではかろうじて片鱗ぐらいは見せていた皇族への敬意も今は消え失せ、
使用人をなじるかのような調子で眞子様に詰め寄るのだった。
眞子様は僅かに振り返り、すこし微笑された。
そのお顔は…。さきほどまで子供らをあやしておられたお顔と寸分違わない。
…守ってあげる。
無言でそう語っておられたのだ。


202 :スターゲイザー11:04/05/12 09:08 ID:HKX4CCr1
眞子様は、老婆に仰せられた。
「人を殺したことがありますか。私は…、まだありません。
ですがそれは、私の心が美しいからではありません。
人を殺さねばならぬ現実にまだ立ち至ったことがないだけのこと。単に運が良いだけなのです。
たかが人を殺したことがないというだけで、あなたにこの者を非難する資格が
あるとでも思っているのですか。この者は私のために、心ならずも人を斬ってきました。
そしてそのたびに己の心をも斬ったのです。それがどれほどつらいか判りますか。
この者は、それでも私を守ることしか考えてはいないのです」
ただ私は…、御自身への冒涜をすら悲しく首肯された眞子様が
私のためにこうも感情を露にされていることに雷撃を受けたのみであった。
断じて嬉しくなどなかった。身をえぐられるような痛みだけだった。
これほど眞子様が私を思い遣って下さっているのに、
私はまだ一度たりともこの御方に報いてさしあげたことがないのだ。
「つまりあんたは人殺しの親玉ってわけね」
捨て台詞ひとつ。老婆は消えていった。
眞子様は私の頬を強くつねられ、
「お前はまた怖い顔になっていたわ」
と、冗談めかして仰せられた。
眞子様は、あの老婆を私から守ることで、私をも斬人から救ってくださったのである。
私は、この上もなく惨めだった。

203 :スターゲイザー12:04/05/12 09:09 ID:HKX4CCr1
「斬れ。あの老婆を」
どこで話を聞きつけたのか、同僚が…、佳子様をこの地にお連れしたあの同僚が、
その夜、私に囁いた。
「眞子様をお泣かせしたからか」
「違う。あの老婆は民の間で眞子様の悪口を吹聴しつづけている。
眞子様は民の絆だ。それを貶める者あらば、民が揺らぐ」
「だが眞子様はあの蛆をも許したまわれた」
「それでも、だ。民のため。国のため」
「いいだろう」
そう答えながら、私は眞子様の御心に逆らう気などなかった。
最後の警告をするつもりだった。

解放区の一角。老婆に与えられた粗末な小屋の脇。
そこで私は意外なものを見た。小さく盛り上がった土山に手を合わせ、
あの傲岸不遜な老婆が泣いているのだ。
「それは…、墓か」
「ええそうよ」
意外にも平静に、けれど憎々しく、老婆は応えた。
こっちを向いたまま後ずさりするその姿に、何となく、私は例の野良猫を連想した。
「誰がそこに埋まっている」
「空っぽよ。骨を拾う暇も無かったんだから」
髪を振り乱して叫ぶのである。眞子様がこの者をお許しになられた理由が、
私にも何となく判ってきた。この悪鬼のような老婆も、確かに悲しき人間であるのだ。

204 :スターゲイザー13:04/05/12 09:14 ID:HKX4CCr1
「何か眞子様に申し上げたき儀はあるか」
私は刀を老婆の首筋に軽く当てた。
老婆はあまり恐れてはいない。殺意がないことに気づいているのだろう。
「山のようにあるわよ。夫はね、死んでしまったのよ。息子も。娘も。
みんな殺されてしまったのよ」
「悲しいのが貴様だけだとでも思っているのか。
民草の悲しみすべてを眞子様は御自身のこととして感じておられる。
あの御方にとって優しさは断じて美徳ではない。御自身を傷つけるだけの刃なのだ。
その苦しみの何万分の一かは貴様にも判るはずだ。頼む。もうあの御方を傷つけるな」
「そんなに優しいのなら、どうして私を救ってくれないのよ!」
老婆の慟哭など、決して見目良いものではない。それでも私は老婆を見守っていた。
それが人としての義務だと信じていた。
神をも畏れぬ悪鬼が、その心中の悲しみをこうも赤裸々にあらわしているのだ。
目を逸らせば、もはや私は人間ではいられなくなる。
「一番あの子を傷つけてるのはあんただわ。そんな気がする」
立ち去る私に、老婆は負け惜しみのように言い放った。


205 :スターゲイザー14:04/05/12 09:14 ID:HKX4CCr1
眞子様は御邸宅にはいらっしゃらなかった。佳子様お一人がベッドにおられた。
シーツを直してさしあげようとしたところ、私は佳子様に
手をしたたかに引っかかれてしまった。
案の定、眞子様はあの雑木林に蹲っておられた。
鬱蒼たる葉をすり抜けて降り注ぐ、月と星の光の真ん中である。
眞子様の御背中が、私にはひどくお小さく見えた。
それだけで私には全て理解できた。
私は眞子様のお後ろにそっと立ち、眞子様から何か言い出されるのを待ち続けた。
あの憎たらしい野良猫が、眞子様の御足元に横たわっている。
猫は逃げない。当たり前だ。もう死んでいたのだから。
腹深くナイフを突き立てられ、物言わぬ亡骸となったご寵愛の野良猫。
私のことにやっとお気づきになられ、眞子様は、
「誰の仕業か判らないけれど…、その者を斬るだなんて言っては駄目よ」
冗談めかして仰せられる御姿が、むしろその御悲しみをあらわしていた。
眞子様がここに来られた時、既に猫は瀕死の状態で横たわっていたとのことである。
本当に…、誰の仕業なのだろう。
恐らくは、あの老婆のように、行き場のない怒りを抱えた何者か。
弱い者に当り散らすぐらいしかない、あまりに哀れな何者かが、
それが眞子様ご寵愛の猫とも知らず、気晴らしに殺してみたのであろう。
「眞子様。猫が、目を開けたままですよ」
「あ…、いけない」
そっと猫の目を閉じてあげられる、眞子様。優しく。優しく。けれど悲しく。

206 :スターゲイザー15:04/05/12 09:15 ID:HKX4CCr1
「見て」
眞子様は御手を私に向けられた。
新しい傷が三筋、以前の傷に交差して走っていた。
「せめて抱いてあげようと思ったのに、ひっかかれてしまったの。
そうしてこの子は一人で息を引き取った。私の胸で死ぬのが嫌だから」
その御言葉に、ぞっとするような寂寥感があった。
「野良猫にも誇りがある。それだけのことです」
「そうかも知れないわね。でも、もういいでしょう? 
死んでしまった後ぐらいは…、お前は抱かれてくれるでしょう?」
眞子様は猫を御胸に抱かれた。
猫は死して初めて眞子様のものになったのだ。
金色の月明かり。銀色の星の光。仄かな光の中に、眞子様の御姿。
その御背中が万感の想いを語っていた。
大事なものは、失われていくばかり。
星々への願いは、いつも叶えられることなく踏みにじられる。
否。星に願いを告げる暇もなく、星はいつも無慈悲に流れ去っていくのだ。
死に行く猫に最後の祝福も与えてやれなかった、無力なプリンセス。
守ろうとした者によって傷を刻まれた、世界で最も悲しいプリンセス。
眞子様。お可哀想な眞子様。私はここにいます。
私はここにいるのです!
「救うということは…、何かを守るということは、こんなにもつらくて悲しいのね。
お前は私のために、いつもこんな思いを重ねているのね」
そうして私をじっと見つめられるのだ。私は無様にうろたえた。
その瞳に、涙。月と星を映した、虹の色の涙。そして眞子様は仰せられた。
「ありがとう」

207 :スターゲイザー16:04/05/12 09:15 ID:HKX4CCr1
そんな悲しい目で、そんな悲しいことを仰せられないでください。
私がそんなに苦しんでいると思っておられるのですか。
眞子様。どうか御自身を責められないで。
私は今日まで御身に救われてばかりでした。なぜそれを判ってくださらないのです。
こんな私のために、どうか御涙を流されないで。無慈悲な眞子様。
そのたびに私は罪の思いに震えてしまうのだから。
何一つ報いてさしあげられぬ無力さを思い知らされるだけなのだから。
「どうしてそんな目で私を見るの?」
眞子様が、私の手を強くつねられた。
「お前はいつも苦しんでばかり。愚かな男だわ。
お前がいてくれることがどれだけ私を救っているか…、きっと判らないのね。
そうしていつも自分を責めてばかりいるのよ。
私がどれだけ悲しいか、お前は知ろうともしない。
お前がそんな目をするたびに…、お前に何も報いてやれない無力さを思い知らされるのに。
お前さえいなければ、こんな思いをせずにすんだのに。
馬鹿。嫌い。お前なんか大嫌い。
お願いだからあっちへ行って。お願いだからどこにも行かないで」

嗚呼。眞子様!

208 :スターゲイザー17:04/05/12 09:18 ID:HKX4CCr1
二人で埋めた。二人で積み上げた。二人で作った、野良猫の墓。
花一輪、そっと奉げられて、眞子様は、土を盛り重ねただけの粗末な墓を
いつまでも見つめておられたのだった。
「民はまだまだ死んでいくでしょうね」
徴兵のことを今ここで仰せられたのは、決して脈絡のないことではなかった。
無残に死んでいった野良猫に、眞子様は民の明日を重ねておられるのだ。
眞子様は静かに空を見上げられた。
木々の切れ間に、星の海。
同じリズムで瞬きながら、星は眞子様を見守っているのだった。
「私は星が嫌い。悲しすぎるから。
ひいお祖父様が、お祖父様に、いつもおっしゃっていたそうよ。
…先の戦のさなか、激戦の夜は星々がとても綺麗に輝いたって。
死者の魂が天に昇って、家族や仲間を僅かでも慰めようとしていたのでしょうね。
そして、ひいお祖父様は、いつもお祖父様に仰せられたそうよ。…星を慈しめ、と。
ひいお祖父様は星々に会いに行かれたかったのだわ。
私はこんな満面の星空が嫌い。それでも私は星を慈しまねばならない。
鳥になれれば会いに行けるかしら。あの星に届くかしら」
「きっと届きます。必ず届きます」
眞子様が私の裾を強く引かれた。続けて言われた御言葉は、私の胸を深くえぐるナイフだった。
「お前にも届く? 私には判っているわ。お前も星になるつもりなのでしょう?
お前の友が、教えてくれたの。お前も反攻作戦に参加するって」」
「…はい」
これまで眞子様には申し上げずにおいたのに、眞子様はすべて存じておられたのだ。

209 :スターゲイザー18:04/05/12 09:18 ID:HKX4CCr1
「どうしても、行くの?」
「それが御身の幸せのためと信じるからです」
こんな御方を置いて、誰が行きたいと願うものか。
だが、この戦乱が鎮まるまで御心の休まる日が来ないのならば…、
救いたき者を救えぬ、その無限の地獄に眞子様が煩悶される日が続くのであれば…、
この御方の御傍で誰が生きたいと願うものか。私は幸福の大地を取り戻さねばならない。
他の誰でもない、眞子様こそが救われるべきなのだ。
星の光に輝く眞子様があまりにもお美しいから…。
私も星になってこのように眞子様を照らしてさしあげたいと思うから。
「約束を破るのね。私が泣きやむまで傍にいてくれると言ったのに。
ご覧なさい。私は泣いている。それでもお前は行くと言うのね。
そしてまた人を斬り、己を斬り、お前は苦しむのね」
「…はい」
黄金の光。月の輝き。
銀色の光。星の瞬き。
闇の中、ほのかに浮き上がった眞子様の御顔。
美しかった。人ではなかった。女神だった。
私の胸が熱く疼くのはなぜだろう。
何のことはない。たかが女のために何千世代にもわたって血を流し続けてきた
男どもの馬鹿な血が、私の遺伝子にも刻まれているというだけの話だ。
男の血が叫ぶ。…戦え!

長い、長い、沈黙の果て。
「お前は私を傷つけてばかり。何が私の幸福なのか、考えたこともないのでしょう?」
                                                    第三回 糸冬

210 :水先案名無い人:04/05/12 11:36 ID:EgkDkiS6
いい話なんだけど、これ大丈夫かよってビビってしまう…
しかし海蛇を出すとは思わなかった

211 :水先案名無い人:04/05/12 11:58 ID:LwHmJbbl
うむ、面白い話だが読んでて欝な気分になってくるな。

212 :水先案名無い人:04/05/12 13:54 ID:0IOg9jPT
けどいい話だ・・・猫の話、星の話、感動した

213 :水先案名無い人:04/05/12 14:48 ID:s+MxcSme
海蛇ワロタ
けど雰囲気でてるね。ガンガレ。

214 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/12 17:35 ID:IE3Z0HLf
実はこういう欝気味な話が大好きなのです。本当ですよ。
俺も最初はこんな話を書こうとしていた・・・ハズ


どこで間違ったんだろう・・・OTL

215 :水先案名無い人:04/05/12 17:47 ID:5KXU/3+D
>>192-209
あの海蛇をこんな風に使うとは・・・発想がすごい。
眞子さまには幸せになってほしいけど・・・どうなるんだろ。

ところでスピッツも好きなの?
スターゲイザーもそうだし、第2回の「幸せとは、途切れながらも続くものなのよ。 」
もスピッツの曲に似たようなフレーズがあったよね。

216 :最後の予告編 ◆qVSuTg9KKs :04/05/12 18:41 ID:IE3Z0HLf
「・・・目標確認・・・突入する。」

ついに皇居に辿り着く俺達。

「すごいニダ!このイルンソ!さすがウリのお父さん!!」

強大な力で迫る敵。

「眞子様は僕が守るんだぁーーー!!」

倒れゆく仲間。

「・・・生きて・・・私のもとに帰ると約束して下さい。」

殿下の涙。そして・・・

「妄想が・・・広がっていく・・・」

新たな妄想が始まる。


近日公開!!





できると思う・・・

217 :水先案名無い人:04/05/12 19:32 ID:HKX4CCr1
ええと、皆さんありがとうございます。欝になった方はご容赦を。


>>216
カキコしてたらバスに乗り遅れた挙句に授業が休講で
やることないので遠出して立ち寄った飯屋が不味すぎて
ゲロ吐きそうになったりしないよう、どうかご自愛くださいね。


>>215
スピッツが好きかどうかと言うと、デビュー曲がロビンソンだと思ってる奴を
残らず万人抗に埋めたくなる程度には好きです。
で、海蛇のああいう解釈はマコリンペンスレのカキコから拝借したもので、
星の話はν速某スレで見た↓が元ネタです。パクってごめんよ。

170 名前: 番組の途中ですが名無しです 投稿日: 04/04/12 22:12 ID:YPLTMbJj
        /爪  ヽ `ヽ、`ヽ、   \
       / / !lヽヽ  \  \ \  }、
.       / l l l ヽ ヽ、_弐_ --ヽ _ヽノノ!    今宵は益々、星が瞬いておるのう。
      /! ll__l ヽ-‐' "┴─`  l/rヌ、ノ|    大戦中、飛行機が多く墜落した日は
      !l/fri刀          >'〉} ノ!    星がとても綺麗に見られたそうじゃ。
         l ̄ 、 _      ,Lノノ |    それは、搭乗員たちの魂が空に昇り
            ',  ヽ'´ヽ    / | 「||l!,|    家族や仲間を僅かでも慰めんと云う。
            ヽ、  ー'    / .| | | |!|    父がおっしゃっていた。星を慈しめと。
           ``ー-ャァ' ´ _」、lLl l!|    しかしわらわは…このように綺麗な星空は苦手じゃ…。
             __ノ /==三三ヽL  
           / }ム/==ニ三-ァ-─‐ヽ


218 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/12 20:14 ID:IE3Z0HLf
以前、今書いているのが終わったらって話をしましたが新作になりそうです。
ただ・・・
主人公が女なんだよね。

ま、いっか。

219 :水先案名無い人:04/05/12 22:01 ID:hWbWkLZZ
>>192-209
8が抜けてない?

220 :コーヒータイム1:04/05/12 22:41 ID:OQoY33xp
スレ汚し失礼

桜の満開をニュースで伝えられたある暖かい日の午後−
ここは首都東京の皇居内。
私はここで5年前から皇族の皆様を日々警護する任務に就いている。
警護といっても、地方へのお出ましや他国の大統領とのお食事会のような
気の張り詰めるような行事が毎日のようにあるわけではない。
今日は道場での合気道のお稽古の日で、
私が拙いながらも眞子さまにご指導させていただいている。
皇族の皆様は小さい頃から健康のために武芸に親しまれてきた。
皇太子殿下・文仁親王はご兄弟で日本拳法や柔道で汗を流されたが、
そのころは私の教官にあたる先任の警護官が担当していた。
私や同期の人間には鬼教官と恐れられた人だったが、
殿下や文仁親王からはそういった話は聞かない。
当たり前だが皇室の方々にはそれ相応の指導をしていたということか…
「・・・だ・・・・・・のだ・・・・・・園田!」
ふと気がついて目の前を見ると白の半襦袢に紺の袴をつけた眞子様が立っていた。

221 :コーヒータイム2:04/05/12 22:42 ID:OQoY33xp
「どうした園田?外を眺めてぼんやりして」
全開にされた雨戸の外には日本式の庭園があり、
数本の桜の樹がその枝に見事な花を咲かせている。
ああ、いかん。
稽古の最中だというのに桜の樹を見て思い出に耽ってしまった。
あの鬼教官がこんな姿を見たら怒鳴られる前に張り倒されているだろう・・・。
思わず苦笑いしながら怪訝そうな表情でこちらを伺う眞子様に応える。
「失礼しました。桜を見ているうちに昔のことを思い出しました」
「どんなことだ?答えてみよ」
「はい、ここに来る前に自分を鍛えてくれた教官のことです。」
「・・・なんだ、そんなことか」
ちょっとがっかりされたご様子だ。つまらない話なのは認めるがそこまで言わなくても。
「とにかく、この陽気とはいえ弛んでいては困るぞ。・・・その有様だと」
眞子様の表情がキリッと険しくなった。足を肩幅ほどに少し広げ半身に構えた。
「・・・わたしがそなたから一本取るのも時間の問題だぞ」
笑ってはいけない、と分かっていたが思わず吹き出してしまった。

222 :コーヒータイム3:04/05/12 22:43 ID:OQoY33xp
「なにが可笑しい!!」
相手はまだ12歳の子供である。熱くなってはいけないし、そんな気もない。
ただ真剣にこちらに向かってこようとするその真っ直ぐさが眩しかった。
「いえ、なにも可笑しいことはありません」
私も半身に構え攻撃に備える。
細い腕が真っ直ぐに伸びてきて私の胸板を打とうとするが、
それを後ろに横に移動してかわす。手首の辺りを手刀でかるく叩いて弾く。
なんだか今日はその小さな拳にいつも以上の気迫を感じる。
そんな攻防が一分ほど続き、眞子様の息がやや上がってきた。
時折襟元を調え半襦袢の中にこもった熱気を逃がし、袖で汗を軽く拭う仕草を見せる。
春とはいえまだ肌寒い。あまり汗をかかれてお体を冷やされては困る。
今日の指導予定分は終わったし、ここら辺で終了するか。

223 :コーヒータイム4:04/05/12 22:44 ID:OQoY33xp
しかし、眞子様にその気配は一向に見えない。むしろヒートアップ気味だ。
こちらが防戦一方に徹してるのをいいことにさらに打ち込んでくる。
「どうした園田!・・・はぁっ・・・そんなことでは、・・・はぁっ・・・ここの警護は・・・、務まらんぞ!」
ひどい言われようだ・・・。自分にもプライドってものがある。少しばかり頭に血が昇り思わずやり返してしまった。
伸びてきた細い手首を取り、大きく回して肩関節を極めて背中から倒す。
「バタン!」受身の音が道場に響く。あっけない幕切れに眞子様は呆然としている。
「大丈夫ですか?」
私が差し出した手を凝視して数秒後、ようやく負けたことに気がついたようだ。
あっという間にその表情がこわばり、耳まで赤く染まり出す。
私の右手を平手で払いのけて素早く立ち上がり、
何かを小さな体の奥に押し殺しながら体を震わせこちらを睨みつける。

224 :コーヒータイム5:04/05/12 22:44 ID:OQoY33xp
「私はまだ負けていない!負けは認めんぞ!」
・・・この負けん気はいったいどこから出てくるんだろう?
半ばあきれ気味にそんな疑問が頭に浮かんできた。
しかし考える間もなく眞子様は突きを打ち込んでくる。
反射的に腕を取ろうと私は身を翻す。手を伸ばし、こちらに飛んできた腕を掴んだ―。
いや、実際には私は空を掴んでいた。
いけない、と思ったときには遅かった。
彼女は私の右袖を両の手で掴み全体重をかけ、まるでブランコのように私の股下を潜っていった。
ガクンと右肩が引き落とされる。どうする!
右足を前に出して踏ん張るか?いや、それでは眞子様を足蹴にしてしまう。
かといって腹這いになって投げを潰せば下敷きにしてしまう。
私は覚悟を決めた。左足で強く畳を蹴って跳び、背中から落ちるしかない。

225 :コーヒータイム6:04/05/12 22:45 ID:OQoY33xp
「ズダーン!!」
背中全体が畳に落ちる重い音と、左の腕で畳を叩きつける鋭い音が庭にまで響いた。
受身をしっかり取れたことを確認すると、すぐに私は眞子様の方に振り向いた。
お怪我はないだろうか?私の体がぶつかった可能性もある。
「眞子様、大丈夫ですか?」
見ると眞子様はぺたんと座り込み、目を点にしてこちらを見ている。
これは大変だ、頭を打ったかも知れない。すぐに意識の確認をせねば、と思った矢先。
「園田・・・」
おお、どうやら意識はしっかりしてるようだ。
「・・・たのか?」
よく聞こえない・・・。眞子様の正面に座り耳を傾ける。
「私が・・・一本・・・取ったのか?」
なんだそんなことか。ここはひとつ安心させておくか。
私は眞子様の両肩をしっかり掴み目を見て申し上げた。
「はい、見事な一本勝ちでございます」

226 :コーヒータイム7:04/05/12 22:47 ID:OQoY33xp

「・・・・・・・・・」
あっという間に眞子様のお顔がほころび、歓喜の笑みが広がる。
「やったーーーー!!!」
大きな声とともに私に抱きつき、はしゃぎ、道場中を跳ね回る―。
その姿はいつもの気高い内親王殿下のものではなく、ただ、12歳の少女のものであった。
わたしはしばらくその姿に見惚れていた。
純粋に勝利に向かって努力したからこそ、純粋に勝ったことを喜べる。
ああ、このお方に武芸を教えることが出来て私は本当に幸せだ。
「あっ、園田!」
眞子様が私の前に駆け寄ってくる。きらきらと輝くその目が本当に眩しい。
「なんでしょう、眞子様」
「私との約束を覚えているか?」
・・・はて?約束・・・いつだ?何の約束?
目が宙を泳ぐ。思い出せ、思い出すんだ・・・。
「私が一本取ったら、と5年前に約束したではないか!」
そんな昔のこと!ああ、こんなことなら日記でもつけておけば良かった。
・・・仕方ない。ここは素直に眞子様にお聞きしよう。

227 :コーヒータイム8:04/05/12 22:48 ID:OQoY33xp
「ごめんなさい・・・5年前・・・何をお約束しましたっけ?」
ため息とともに眞子様の顔から笑顔が消えた。非常にがっかりされた様子だ。
「本当に覚えていないのか?」
「はい、何をお約束したか教えてください」
落胆の表情に淋しさが漂ってくる。私はいったい何を約束したんだ?
「じゃあ、・・・・・・もういい!」
くるりと私に背を向け、眞子様は早足で道場を出て行った。
その横顔が涙を堪えているように見えたのは気のせいだろうか?
やれやれ・・・。泣いたり笑ったりで忙しいお方だ。
ふと、外から吹き込む風に気づいて庭を眺める。
見事に花を咲かせた桜の枝が春風に揺れていた。

228 :コーヒータイム:04/05/12 22:50 ID:OQoY33xp
・・・なんか中途半端ですねorz



そういやここ、見えないんですがもしや消されましたか?
tp://natu-mikan.hp.infoseek.co.jp/index.html

229 :水先案名無い人:04/05/12 23:07 ID:rNmAafvb
>>228 消えたようですね
ていうかニュー速住民の管理人さんのコメントもない・・もしや・・・(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル((((

230 :水先案名無い人:04/05/12 23:12 ID:IE3Z0HLf
>>220
スレ汚しなんて悲しい事を言わないように。
明らかに俺の方が汚してるし・・・
夏みかんが消えたか・・・
大丈夫、すぐに復活するさ。
希望を捨てるな。

231 :219:04/05/13 00:03 ID:GTLgQZW0
いまさらだが解決。
なにかのNGワードに引っかかってたみたいだ。

232 :水先案名無い人:04/05/13 06:18 ID:0F68trb7
20XX年放送 特別番組「プロジェクトX 〜挑戦者たち〜」

「日本の危機と再生」全三部構成(各二時間)

第一部:隣国による侵略、北へ逃れる難民

第二部:北海道防衛戦

第三部:奇跡の本土奪還・日本再生


戦乱を生き抜き、日本の再生に尽力した某内親王殿下の
道程を追うかたちで番組は進められる。

233 :水先案名無い人:04/05/13 09:16 ID:fTeFvTcg
                                  /  /  }  ヽ     /  /リハ ゙、
                                  /  i ト、 ト-   ヽ  /   / / || i i
            ,-‐''" ̄ ̄"'ー-、            l  i| | | | ||l  ||   __/ / ,,|| | l
           /   /  ニニ`ヽ             | i i .|| | | l」| l || | / ,- ヽ  川  l i
         //⌒ヽ/  --‐‐‐ミ川}         .l ト、 ll||、|_|ハ } |ノV'  ヽ  ノ  .ノ | |
         / ///   リ-‐// /  `           l{  V∧'^` _,       _/,/ /  | i
        / ///   〃/  //!  '-‐'i            ヽヽ} `''~       ' ∠/   i |
         i/ // / // /  l |   ,ィ1|             く           /   | |
        | // 〃 // /  l |  〃!jヽ _    , --、      ` -ゥ           / /  |  |
        | i i| |   il  !   | |   `  .」  / ,ィ、 \        ヽ__,/}   _,l i   !  l
        i | ,|   i     |,|  /// / ■-モチゞ、_,  ヽ.         l / l. li   i  l
         i | ,|   i i  |i i|,|     {     ヽ\    ヽ         レ'     l. ト、  i  l
        U│ // | / ! /リ    __/ r、    `ート、   ゙yヘ.、    / _, ---、 l. l ヽ   i l
         |  | |   /〃/   / ̄    ト \(ヽ  `ヾ_ //,入_ / //⌒ヽ`l. l ヽ   ゙、
        |  | |  ////- 、/      トヽ、`ー \   >"/  _7_/ ノ , -'  ヾ、ヽ ヽ   ヽ
        i |i l ||^  ___ヽ      ヽヽ`   ヽ  V" r'二彳ン'" /      ヽヽ\\   \
          iハ,レヽi  i~ //ニミヽ       \     ゙Y `Y / イ  //        ヽヽ ヽ ヽ    ヽ


234 :水先案名無い人:04/05/13 10:50 ID:MoOZ5eUk
>>220-228 乙であります。もちろん続きますよね?
夏みかん消えたか。そういやここも削除依頼されてるんだよな…




  『眞子さま太郎』

むかしむかし、秋篠宮様とおおせられる男前な皇族がいらっしゃいました。
ある日、秋篠宮様が釣りをしておられると(もっとも、釣るのは魚じゃありませんがね)、
紀子様が「どんぶらこっこ、どんぶらこっこ」と、やって来られました。

「むう。これは むっちりとした よいふとももだ。
わたしも そろそろ おちつくことに しようか」
秋篠宮様はさっそく紀子様をお連れしてお家に帰られたのでした。

お二人の間には、やがて玉のようなお子様がお生まれになられました。
お名前は眞子様と申し上げます。
十二年の歳月が過ぎ、凛とした美少女に成長された眞子様は、
何の不自由も無い暮らしを送っておられましたが、そんなある日、父上に申し上げられました。
「ちかごろ おにがしまの おにたちが ひとびとを くるしめていると ききます。
わたしが たいじして やろうと おもいます」
「それは よいことだ。おにの ざいほうを うばっておいで。
こうぞくと いえど ぜいきんは かせられるからね。
きゅうしょうだていが そうぞくぜいの かたに さしおさえられたのは
きおくに あたらしい ところだ。おかねというものは いくらあっても
ありすぎるということは ないのだよ」
こうして眞子様は鬼が島へ鬼退治に向かわれることになったのでした。

235 :水先案名無い人:04/05/13 10:51 ID:MoOZ5eUk
眞子様が歩いておられると、一匹の犬が寄って参りました。
「まこさま。いやしい わたくしめを いぬとおよびください」
「よかろう。ついてまいれ」

眞子様と犬が歩いておられると、一匹の猿が寄って参りました。
「まこさま。いやしい わたくしめを いぬとおよびください」
「よかろう。ついてまいれ」

眞子様と犬と猿が歩いておられると、一匹の雉が寄って参りました。
「まこさま。いやしい わたくしめを いぬとおよびください」
「よかろう。ついてまいれ」

やがて一行が鬼が島にたどり着かれると、鬼たちが寄って参りました。
「まこさま。いやしい わたくしめを いぬとおよびください」
「よかろう。ついてまいれ」

眞子様はおおせられました。
「ええい。どこにいっても いぬばかりで、おには どこにも おらぬではないか。
おにがしまとは もっと とおくなのであろうか。よし、いぬども ついてまいれ」
「いっしょう どこへでも ついていきます」
こうして眞子様は、行く先々の民を従えられつつ、やがて大陸にたどり着き、
ジンギスカンになられたのでした。めでたし、めでたし。

236 :水先案名無い人:04/05/13 20:05 ID:R7Jt7niJ
やべ、父上様に笑ってしまった。

237 :水先案名無い人:04/05/13 20:48 ID:ro/8IqeY
ぐっじょぶ

238 :水先案名無い人:04/05/14 10:42 ID:fACRGYei
俺様の愛国心が3上がった!


ここは学園ものとか駄目なのかね?

239 :水先案名無い人:04/05/14 10:45 ID:fGJ+JJUs

                             はい、キビダンゴ。
                                 /  /  }  ヽ     /  /リハ ゙、
                                 /  i ト、 ト-   ヽ  /   / / || i i
            ,-‐''" ̄ ̄"'ー-、           l  i| | | | ||l  ||   __/ / ,,|| | l
           /   /  ニニ`ヽ            | i i .|| | | l」| l || | / ,- ヽ  川  l i
         //⌒ヽ/  --‐‐‐ミ川}        .l ト、 ll||、|_|ハ } |ノV'  ヽ  ノ  .ノ | |
         / ///   リ-‐// /  `          l{  V∧'^` _,       _/,/ /  | i
        / ///   〃/  //!  '-‐'i           ヽヽ} `''~       ' ∠/   i |
         i/ // / // /  l |   ,ィ1| モグ         く           /   | |
        | // 〃 // /  l |  〃!jヽ _   , --、      ` -ゥ           / /  |  |
        | i i| |   il  !   | |   `  .」 / ,ィ、 \        ヽ__,/}   _,l i   !  l
        i | ,|   i     |,|  /// /⌒ヽ-‐´ゞ、_, ヽ.         l / l. li   i  l
         i | ,|   i i  |i i|,|     {_____ノ ヽ\    ヽ         レ'     l. ト、  i  l
        U│ // | / ! /リ    __/r、    `ート、   ゙yヘ.、    / _, ---、 l. l ヽ   i l
         |  | |   /〃/   / ̄   ト \(ヽ  `ヾ_ //,入_ / //⌒ヽ`l. l ヽ   ゙、
        |  | |  ////- 、/     トヽ、`ー \   >"/  _7_/ ノ , -'  ヾ、ヽ ヽ   ヽ
        i |i l ||^  ___ヽ     ヽヽ`   ヽ  V" r'二彳ン'" /      ヽヽ\\   \
          iハ,レヽi  i~ //ニミヽ      \     ゙Y `Y / イ  //        ヽヽ ヽ ヽ    ヽ

240 :水先案名無い人:04/05/14 11:13 ID:jkW3jjqo

ザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッ

    __∧∧__._∧∧__._∧∧__.     犬ばかり増えるのもどうしたものか…
  〜´  __  ゚__/ __  ゚__/  __  ゚__/     .〆'.⌒^ヽ
(((   __∧∧__._∧∧__._∧∧__.   ||ヾ|_!ノLl」!../
  〜´  __  ゚__/ __  ゚__/  __  ゚__/     |ヽd ゚ ‐゚ノ /
(((   __∧∧__._∧∧__._∧∧__.  ノノ(ヽVノiつ 
  〜´  __  ゚__/ __  ゚__/  __  ゚__/      く/_i|_i〉 
(((   ∪∪ ∪∪   ∪∪    ∪∪         し'ノ


241 :水先案名無い人:04/05/14 13:38 ID:HYDaKL9o
  / ̄ ̄ ̄\
 /           ヽ
 |::::.. ●)  ●) l キュムキュム
 ヽ:::..   ∀  丿 
    〉      ..K
  〈_ノ    .::l-'
    ト、   ):ノキュム
     ヾニノ  

242 :水先案名無い人:04/05/14 13:49 ID:hXg4TAcX
>>238
学園ものか・・・
いいんじゃないか。

243 :水先案名無い人:04/05/14 19:38 ID:EAcYcmO3
>239
眞子さまが佳子さまにボールギャグ付けてるんですか?

244 :水先案名無い人:04/05/14 22:14 ID:c+VnhKK4
>>243
カエレ!!

245 :水先案名無い人:04/05/14 23:11 ID:LY0Uw0yp
ナニコノスレ

246 :水先案名無い人:04/05/15 00:04 ID:GVesd5Nd
>>209の続きが読みたい読みたい

247 :水先案名無い人:04/05/15 01:00 ID:+2TI7sv3
せめて小説が終わるまで削除は・・

248 :作者です。:04/05/15 01:16 ID:+1o/ox51
>>246 
ありがとうございます。皆さんのレス、すごく嬉しいです。
いつになるか判りませんが、絶対に完結させ…、たいんですけどね。

>>246
俺もそれが心配なんです。夏みかんもあぼーんしちゃったし…。
このスレも削除依頼されてるし…。
でもまあ、ガ板の削除人氏はあんまり働かない(失礼!)って聞くし、
…んー、まあ、俺がとっとと続き書けばいいってだけのことですね。

で、俺としては、他の人のネタが読みたい読みたい。
妄想は加速する。素に返った奴の負けだ!

そして眞子様佳子様…、_| ̄|○_| ̄|○ orz orz ごめんなさい。大好きです。

249 :水先案名無い人:04/05/15 01:17 ID:+1o/ox51
レスアンカー間違えちゃった。orz

250 :水先案名無い人:04/05/15 03:03 ID:aRv6L3Lw
保管庫+避難所つくる?

251 :水先案名無い人:04/05/15 03:26 ID:lHOgijQf
〜皇室専用車の中〜
眞子様「侍従長、あの者について調査いたせ」
侍従長「はっ?しかし、眞子様ともあろうお方が・・・」
眞子様「だまれ、眞子はあの者について知りたいと申しておる。」
侍従長「・・・仰せのままに・・・」

(つづく)

252 :水先案名無い人:04/05/15 03:27 ID:lHOgijQf
〜数日後〜
 ピンポーン♪
俺「だれだ?新聞ならいらねーよ。帰れ!」
 ピンポーン♪ピンポーン♪ピンポーン♪
俺「うるさいなぁ、あんまりしつこいと警察呼びますよ!?」と玄関を開ける。
 そこには眞子様が。
俺「あ、あなたは・・・まさか・・・なんで・・・!?」
 こちらの言葉をさえぎるかのように、周囲のSPや侍従長の目も気にせず
 俺の胸に飛び込んでくる眞子様

眞子様「眞子にキスをいたせ」
俺「え・・・いま・・・なん」
眞子様「2度も言わせるな。眞子は決めたのじゃ。はようせい。」
 侍従長がうつむいたまま後ろへ下がる。そして、音もなく玄関ドアが閉まる。

 そして俺は、彼女の幼い華奢な体を抱えたまま部屋の中へ・・・
 部屋の中央で彼女の震える唇にゆっくりとキスをする。
 永遠とも思える時間が過ぎ、唇を離すと彼女がポツリとつぶやく。

眞子様「眞子はもういやじゃ。一生に一度くらい好きなことをしてもよいではないか。
 眞子だって普通の女の子じゃ。本当に大事なものは自分の望む相手にあげたいのじゃ。」
俺「でも、眞子様はまだ1●才で・・・まだ・・そんな」
眞子様「子供はいやか?」上目遣いにこちらを覗き込む眞子様
俺「い・・・いやだなんてこと・・ないけど・・」
眞子様「眞子のことが嫌いか?」
俺「す、好きだよ」
眞子様「よかった。私もじゃ。」と、顔を赤らめながら微笑む。

 そして、ゆっくり目をつぶり、彼女は自分でブラウスのボタンをはずしていく。

(以後はあまりにも恐れ多い為、自粛)

253 :水先案名無い人:04/05/15 10:10 ID:4OQH9vA3
>>252
イタタタタタタタタ・・・

254 :水先案名無い人:04/05/15 13:03 ID:1zGWBS8q
SS書くなら↓のスレを使ってくれ。
最近寂れてるから。

>>250
避難所は↓

眞子様のSSを書くスレ
http://ppc1.s56.xrea.com/x/test/read.cgi/mako/1081405450/

255 :水先案名無い人:04/05/15 14:09 ID:c9589qUa
しかし、>>254にSS書いたらこっちには何を書けばいいんだ?

>>250
眞子様の見目麗しいお写真とイラストが是非ともまた見たいので保管庫ヨロ。

256 :水先案名無い人:04/05/15 15:51 ID:FPwd6gNU
俺の大学時代の友人に宮内庁勤めの奴がいるんだけど、
そいつから聞いた話によると夏みか…くぁw背drftgyふじこlp;@:「

257 :250:04/05/15 16:40 ID:mjytkUgM
>>255
ここは削除依頼に出されてる。

俺、夏みかんの写真やイラストは保存してないよ。
このスレの保存を想定してたんだけど
>>254の掲示板に移転してもらったほうがいいかもしれないね。

258 :水先案名無い人:04/05/15 17:20 ID:KoSbVp+J
>>252のキャリアや人格を否定するような動きがあったことも事実です。

259 :水先案名無い人:04/05/15 17:26 ID:EfWaWFNx
移転には賛成。
だが>>251のような雰囲気のものならいいが(内容はダメだが)
このスレに投下されるもの(特に長編)は人死にが出たりと殺伐とした雰囲気があったりするからな。
その辺は不安だな。

260 :水先案名無い人:04/05/15 18:15 ID:+0k3l15R
おまいら!眞子様のピアニカにいくらまで出せますか。

ttp://asahi.s4.x-beat.com//cgi-bin/img-box/img20040515181104.jpg

261 :水先案名無い人:04/05/15 18:15 ID:+0k3l15R
おまいら!眞子様のピアニカにいくらまで出せますか。

ttp://asahi.s4.x-beat.com//cgi-bin/img-box/img20040515181104.jpg

262 :水先案名無い人:04/05/15 18:59 ID:1zGWBS8q
また妙なコラを作りやがって。

263 :水先案名無い人:04/05/15 19:20 ID:+khi045r
おばあちゃんの家

264 :水先案名無い人:04/05/15 20:02 ID:G0+XJbQl
>>260

じゃあ、とりあえず手付って事で

      /1万 / 1万 / 1万 / 1万 / 1万 /| |
     /1万 / 1万 / 1万 / 1万 / 1万 /| | |
    /1万 / 1万 / 1万 / 1万 / 1万 /| | | |
    /1万 / 1万 / 1万 / 1万 / 1万 /|| | | |
   |三||三|三||三|三||三|三||三|三||三| | || | |
   |三||三|三||三|三||三|三||三|三||三| | || |/
   |三||三|三||三|三||三|三||三|三||三| | ||/
   |三||三|三||三|三||三|三||三|三||三| |/           
   |三||三|三||三|三||三|三||三|三||三|/   


265 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/15 21:28 ID:WUhNfJ04
>>254への移転については検討中です。
俺のようにネタとして楽しんでいるだけの人間にはちょっと合わないような気がしますが・・・
あそこはなんか本気で萌えてる人ばかりで以下自主規制
とりあえずこのスレに投下した分はこのスレで完結させます。


266 :水先案名無い人:04/05/15 21:38 ID:q+thTi46
>>265
っていうかもう削除依頼は出てるから
いつ削除されてもおかしくない状況なのだが

267 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/15 22:45 ID:WUhNfJ04
>>266
まあ、そうなんだが。とりあえず、完結編投下します。

268 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/15 22:45 ID:WUhNfJ04
「ついにたどりつきました。」
「ええ、日本解放の第一歩がここから始まるのです。」
「はい!!いきましょう!!」
「任務了解・・・目標確認・・・突入する。」
ティセを先頭にし、俺、お姫様、矢部君の順に全将軍の居座る元皇居へと俺たちは走った。
ちなみに、ティセは飛行形態を解除して今は人型になっている。
両腕がスネオの乗るガンダムみたいになっているが・・・
とりあえず、立ちふさがる敵兵はティセがもれなく蜂の巣にしてくれている。
そして、元皇居内部に侵入したとき・・・
「な、何だあれは・・・」
俺たちの前には・・・
「ろ、ろぼっと・・・ですね・・・」
「そのようですねぇ・・・」
そしてコクピットらしきところにのっているのは・・・
「全正臼アフロ将軍!!」


269 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/15 22:46 ID:WUhNfJ04
「ウェーハッハッハッ!!そのとおり!!そして、これが共和国の最終兵器『イルンソ』ニダ!!」
「・・・攻撃を開始する・・・」
ティセが問答無用の容赦なしでイルンソに銃弾の雨を浴びせる。しかし・・・
「き、効いてねえ・・・」
イルンソの装甲に全弾はじかれてしまう。
「すごいニダ!このイルンソ!さすがウリのお父さん!!」
「・・・攻撃手段を変更する・・・」
「ちょっと待てティセ・・・何を使うつもりだ?」
「・・・ガトリング砲の次に弱い武器だ・・・」
「ちなみにそれは何だ?」
「・・・アトミックバズーカだ・・・」
いきなりランクアップしすぎだ・・・
「ダメ。」
「・・・ではどうする?」
「逃げる。」
「それもダメです!ここで逃げたらお爺様達が殺されるかもしれません!!」
「殿下・・・しかし・・・」
打つ手なしか・・・

270 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/15 22:46 ID:WUhNfJ04
「ちょっと、まってくださぁい!!」
「いたのか?矢部君。」
「僕がヤツを引き付けます。眞子様達はその隙に奥へ進んでください。」
「矢部様、それはいけません。」
「確実に死ぬぞ・・・」
「その覚悟は出来ていますぅ。それにもう時間がありませぇん。」
俺たちがもめているあいだにイルンソが近づいてきていた。ていうか火器を装備してないのか・・・
貧乏てやだなあ。
「仕方ない!!ティセ、殿下を頼む!!」
まだ、矢部君に何か言おうとしているお姫様をティセが抱える。
「な、何をするのですか!?私は許しません!!私のために命が・・・」
「行くぞ!!」
俺とお姫様を抱えたティセが駆け出す。しばらくして、背後から叫び声が聞こえた・・・
「眞子様は僕が守るんだぁーーー!!」
矢部君・・・君の犠牲は無駄にしない・・・

271 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/15 22:47 ID:WUhNfJ04
「・・・近いぞ・・・」
陛下達が囚われている部屋まであと少しに迫った。だが・・・
「ウェーハッハッハッ!!チョッパリはノロマニダ!!もう追い付いたニダ!!」
「全正臼・・・矢部君はどうした?」
「あの小僧ニダか。しつこいからミンチより酷いことにしてやったニダ。」
「貴様・・・ティセ・・・殿下を連れて先へ進め・・・」
「・・・了解する。・・・」
「絶対にダメです!!貴方まで亡くしてしまったら・・・私、生きていけません!!!」
「・・・殿下・・・大丈夫です。俺は生きて戻ります。絶対に・・・」
「・・・生きて・・・私のもとに帰ると約束して下さい。」
「当然です・・・ティセ!!早く行け!!!」
「・・・了解する。・・・それから・・・死ぬな。・・・」
「ああ。」
殿下とティセを見送る。そして、俺は髪の毛の薄いアフロを睨みつける。
「たいした忠誠心ニダ。だが、お前ひとりではウリには勝てないニダ。」

272 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/15 22:49 ID:WUhNfJ04
「確かにな・・・だが、俺はひとりではないんだ!!」
「勝てると思うなニダ、小僧。」
「許せないんだ、俺の命に代えても、体に代えても、こいつだけは。」
「こいつ、何ニダ。」
「分かるはずだ、こういうやつは生かしておいちゃいけないって。
分かるはずだ、妄想スレのみんな、みんなには分かるはずだ。俺の体をみんなに貸すぞ!」
「どうしたニダ!ウリの知らない武器でも持っているというニダか?」
「分るまい!妄想を現実にしているアフロには、この俺の体を通して出る妄想が!」
「体を通して出る妄想・・・そんなものが、イルンソを倒せるものか!」
「まだ、抵抗するなら!うおおぉぉぉぉぉ!!」
「イルンソ動くニダ、イルンソなぜ動かないニダ。イルンソなぜ動かないニダ!」
「日本からいなくなれ!」
「ウリだけが、死ぬわけがないニダ。貴様の心も一緒に連れていくニダ・・・」
「あ、アフロ・・やったのか。妄想が・・広がっていく・・・」



「あ、ああ・・・生きてます!!生きてます!!!」
「あっ・・大きな星がついたり消えたりしている、あははっ大きい、彗星かなあ。
いや違う、違うな、彗星はもっとこうバァーって動くもんな。」
「あぁ・・あぁ・・・。」
「暑っ苦しいなあここ、う〜ん出られないのかなあ。お〜いだしてくださいよ、ねえ。」

                完

273 :水先案名無い人:04/05/15 23:12 ID:+khi045r
まさか「イルンソ」とはこのような外見ではなかろうな
ttp://luscious.sexplanets.com/dxlhi/mangaman/05/40.jpg
ttp://luscious.sexplanets.com/dxlhi/mangaman/05/41.jpg

274 :水先案名無い人:04/05/16 02:49 ID:dlwP4gHa
眞子様にくぁうぇdrfgyふじこlp;@:したいよぉ〜?

275 :水先案名無い人:04/05/16 03:17 ID:cKUH7ra/
>>252からの続き

その時、突然扉を叩く音が。

侍従長「眞子様!お開け下さい!! 皇室御庭番から緊急の報せが!」
 その声にハッと我に返った眞子様。
 急いで服の乱れを直すとスッと立ち上がる。
 既にそこには先ほどまでの幼さではなく、国を統べる者が持つ毅然とした表情の少女が立っていた。

眞子様「入れ。」
 冷たく言い放つと、確かに鍵を閉めたはずのドアが音もなく開き、
 侍従長と共に特殊部隊風の装備をした巨躯の軍人が入ってきた。

眞子様「ふむ、"影"か。何事じゃ申せ。」
 影と呼ばれた男は跪くと説明を始めた。

皇居が何者かにより襲撃を受け、多数の死傷者が出た事、
皇室で生き残ったのが眞子様と佳子様のみである事、
襲撃に乗じて佳子様が金将軍にさらわれた事、
北朝鮮からの宣戦布告があり、ただちに戦争状態となったこと・・・を告げられる。


276 :水先案名無い人:04/05/16 03:36 ID:cKUH7ra/
眞子様「お父上・・・」
 呆然とする眞子様に侍従長が声をかける。
侍従長「心中お察しいたします。ですが、今は佳子様をお救いするのが先決ですぞ。御指示を」

 眞子様はハッと我に返ると、御庭番の男に向き直る。
眞子様「そうじゃ、佳子・・・。 影!命に替えても佳子を取り戻すのじゃ。行け!」
影「はっ」
次の瞬間、男の巨体は眼前から消えうせていた。

侍従長「眞子様、お急ぎください。」
眞子「うむ。私が民を守らねばな。」
 振り向きもせず部屋を出て行く眞子様。

 侍従長が玄関のドアを閉めながら言い残す。
侍従長「今夜の事は、お忘れください。流行り病のようなもので御座いますから。」
 パタリとドアが閉まると静寂がおとずれる。

これこそが、のちに人類最悪といわれる「第4次世界大戦」と、
その幕開けとなる「皇女奪還作戦」の始まりを告げる出来事であった。

このとき俺はまだ、自分が特殊部隊を率いて北朝鮮に乗り込み、
佳子様を抱きかかえながら将軍の眉間に銃弾を撃ち込む事になるとは想像すら出来なかった。

(続かない)

277 :251-252:04/05/16 03:46 ID:cKUH7ra/
以上、人格やキャリアを否定されそうなので補間しておきますたw

278 :水先案名無い人:04/05/16 10:04 ID:BVEvt1/y
削除依頼されてるからって、削除されると決まったわけじゃないのでは?
ガ板で遊ぶようになったのつい最近だから、
どのくらいの頻度と潔癖さで削除が行われてるか、俺には判らんなあ。

まぁ、このスレが残ってる限りは、
無理に移転せんでもここを使っていけばいいんじゃないかと俺は思う。

279 :水先案名無い人:04/05/16 10:07 ID:BVEvt1/y
闇に生き、闇を斬る者。すなわち、影。

眞子様の身辺を守る『影』の存在を知る者は多くはない。眞子様ご自身でさえも、だ。
ただ『影』の強さだけが伝説となって語られるのみである。
『影』ある限り、悪逆の徒は決して眞子様に近づけないであろう。
…鬼に会っては鬼を斬り、仏に会えば是を斬る。
それが『影』の生き方であった。

それは、眞子様が珍しく朝寝坊された日の出来事だった。
「いけないわ。遅刻、遅刻」
朝食のトーストをくわえられたまま夢中で走っておられると、何者かにぶつかってしまったのである。
尻餅をつかれる、眞子様。
「あ。君は初等科の眞子くんではないか」
「あら。中等科の綾小路さん」
眞子様は頬を染められた。
中等科三年の綾小路蔵人は、眉目秀麗で成績優秀、運動神経もよく、
サッカー部のキャプテンをつとめるほどである。しかもそれをまったく鼻にかけない。
無論、女子たちの憧れの的だった。
「では、僕はこれで失敬するよ。君も遅刻しないよう急いでくれたまえ」
眞子様にハンカチをお渡しすると、綾小路は振り向きもせず走り去った。
「素敵な人…。好きな方はいらっしゃるのかしら」
誰もいなくなった路地で、眞子様は独り言を呟かれるのだった。

280 :水先案名無い人:04/05/16 10:08 ID:BVEvt1/y
その頃、綾小路は、背後に怪しい気配を感じ、振り返った。
黒装束をまとった覆面の人物がそこにいたのである。
「き、君はいったい誰なのだ!?」
「闇に生き、闇を斬る者。すなわち、影」
忍刀一閃。たちまち綾小路はボロキレのようになって『影』の足元に崩れ落ちた。
「い、命ばかりはお助けを…」
「ふん。二度と近寄るでないぞ。害虫め」

学校が終わり、眞子様もご帰宅の時間になった。
『影』は眞子様の先回りをして邸宅に戻ると、忍装束を脱ぎ、安楽椅子に腰を降ろすのだった。
「やあ。おかえり、眞子」
「ただいま戻りましたわ、お父さま」

眞子様の身辺を守る『影』の存在を知る者は多くはない。眞子様ご自身でさえも、だ。

281 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/16 11:18 ID:0JJVZ+ka
>>273
イルンソの外見には色々な説があります。
人によっては全身のパーツが分離して自由自在に飛んだり、隠し腕があったりするようです。
まあ、読む人次第ということで。
>>279-280
学園ものかと思いました。


282 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/16 12:12 ID:0JJVZ+ka
完結にあたっての解説ネタ暴露等。

>>7
全ての発端。初出はhttp://human2.2ch.net/test/read.cgi/male/1082130577/24

>>30-31
上の改変、あまり意味なし。

>>32
第一回。すでにDQと究極超人あーるのネタを使っている。

>>34
タイプミスあり。かなり細かい。

>>35
このあたりから俺の不真面目さが出てきた。
ちなみに、これ以降の『俺』の性格にはモデルがある。(某RPGの主人公)

>>37-38
当初のやる気消滅。矢部君にモデルはありません。
元ネタ:聖戦士ダンバイン

>>40
痛いなあ・・・

283 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/16 12:13 ID:0JJVZ+ka
>>42
まだあきらめてはいなかった。
元ネタ:撲殺天使ドクロちゃん・ガンダムW

>>66
開き直りました。
元ネタ:笑う犬の冒険・ラーメンマン

>>67
元ネタ:零崎双識の人間試験

>>68-69
槍を持っていて髪の毛が伸びる少年=うしお 火を吐き雷を出す妖怪=とら
人生相談が得意な法力僧=しぐれ(うしお父)ボディビルダーにしか見えないお坊様=きょうら
うしおととらが好きなもので・・・
後半伏字が多いな・・・

>>107
特にコメントなし。二重カキコした。

>>110
元ネタ:大魔法峠・魁!!男塾

>>112-113
TISEマークTは小樽だった・・・
元ネタ:最終兵器彼女・0083・X・ターンA

284 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/16 12:14 ID:0JJVZ+ka
>>161-162
酔っ払って書いたもの。元ネタでは東京デスティニーランドでした。
元ネタ:真・女神転生

>>268
スネオの乗るガンダム=ガンダムヘビーアームズ

>>269
すごいよこのターンX!さすが∀のお兄さん!!

>>270
矢部君・・・ごめん。

>>271
いまいちまとめ切れなかった。
元ネタ:0080

>>272
ラスト。だが、一番手抜きしている。
最初の一行以外はコピペしてきたものを改変しただけ。
元ネタ:Zガンダム

元ネタの傾向がバラバラです。全部わかった人はいたのだろうか・・・
とりあえず、俺の駄文に付き合ってくれてありがとうございます。
新作、どこで書こうかな・・・

285 :水先案名無い人:04/05/16 18:06 ID:BVEvt1/y
どうやら命を拾ったようですね。
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/gline/1079544251/l50/178

>>281 完結乙です

286 :水先案名無い人:04/05/16 18:35 ID:zue9ixAv
Ζネタしか分からなかったorz

287 :水先案名無い人:04/05/16 18:56 ID:oDuz/AAl
全部分からなかった。

288 :水先案名無い人:04/05/16 22:47 ID:nih7cI1B
ttp://age.tubo.80.kg/age01/img-box/img20040516234546.jpg
、、、っと、読みかけでアプしてみたら、
>>273で既出だったか・・・

289 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/17 17:50 ID:nCKj2Spv
>>285
継続されるようですね。ここの空気が好きなので安心しました。
>>286-287
全部わかるよりはるかにマシです。

関係無いですが、俺以外にもトロワスレの住人がいるようですね・・・

290 :1/2:04/05/17 19:28 ID:jBsmp7RB
むかしむかし、秋篠宮様とおおせられる男前なお方がいらっしゃいました。
ある日、秋篠宮様が山で狩りをしておられると(もっとも、ハントするのは獣じゃありませんがね)、
根元が光る不思議な竹がございました。
秋篠宮様が竹を割って中をご覧になられると、
そこには何ともお可愛らしい女の子が座っておられるではありませんか。
「むう。これは なんとも しょうらいが たのしみな びしょうじょだ。
いっちょう わたしも ひかるげんじに あやかって…。
だが、こんど うわきをすれば きこに ころされかねないぞ。さてさて、どうしたものか。
そうだ、まなむすめの ばいおりんを ききながら あんらくいすで
まどろむ ろうごも わるくないかもしれないな」
こうして、秋篠宮様は竹の中の少女をご自身の娘として育てられることになされたのでした。

十二年の歳月が過ぎ、眞子と名づけられた女の子は何とも美しく成長されました。
噂を聞きつけて眞子様に求婚する貴族は後を絶たず、
今日は三人の貴公子が秋篠宮様のお宅に参りました。
「でんか。おじょうさまを わたしにください。ちなみに これは
きんぎんざいほうでございます」
「いえいえ、まこさまの むこに ふさわしいのは わたしのほうです。
ちなみに わたしは あらぶのせきゆおうの ちょうなんです」
「なんの。まいくろそふとしゃと かんれんがいしゃの けんりしょを どうぞ」

291 :2/2:04/05/17 19:29 ID:jBsmp7RB
秋篠宮様は、にこやかにおおせられました。
「おっしゃりたいことは それだけですか」
「え。これでは まだ みつぎものが たりないと おおせられるのですか」
秋篠宮様は、にこやかにおおせられました。
「いえいえ、てしおにかけた かわいいむすめを あなたたちのような 
どこのうまのほねとも わからないかたがたに 
さしあげるとでも おもっているのですか。
あなたたちには ごきぶりのめすが おにあいですよ。
まこをよこせと くそを たれたのは このくちですか、しっとふぁっく。
まこに よりつく わるいむしは わたしが こうしてあげますよ」 

父上様が求婚者たちを金棒で殴打しまくられる阿鼻叫喚の様子をご覧になられて、眞子様は、
「つきに かえらせて いただきます」
と、おおせられたのでした。めでたし、めでたし。

292 :水先案名無い人:04/05/17 21:40 ID:ExscB1ms
眞子様、これで助かったのか?

293 :水先案名無い人:04/05/17 21:51 ID:nCKj2Spv
>>292
これから月の使者が父上様から助けに来るんじゃないか

294 :水先案名無い人:04/05/17 21:53 ID:UxfIdCCg
>>289
巡回スレが漏れと似ているようですなぁ。

295 :水先案名無い人:04/05/17 21:54 ID:nCKj2Spv
ageちまった・・・
父上様に金棒で殴打されまくってきます・・・

296 :水先案名無い人:04/05/17 22:00 ID:nCKj2Spv
>>294
あと一人はいるはずです。

297 :水先案名無い人:04/05/17 22:09 ID:hYBuPPFB
スタートA-F地点・こちらへ
http://news6.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1084779523/286

298 :コピペ改変:04/05/18 22:51 ID:Oj1mSKCc
俺の妄想をAAで表すとこう

   眞子様な
    ↓  ○ ←これ俺な
       ノ|)
  _| ̄|○ <し

        ○ノ
     ○ ノ|
  _| ̄|  <し

     ○ ○ノ
     人 ノ/
     〉 />

 ウフフ. ヽ○ノ ヽ○ノ
      /    /   アハハ
     ノ)   ノ)

299 : ◆gg4prgeqQU :04/05/18 23:03 ID:+9CCZ3TU
棒人間って本当便利だな。

300 :水先案名無い人:04/05/18 23:09 ID:NmgyFu0M
>>299
よくわからんけどな。

とうとう、300逝っちゃったよ。

301 :水先案名無い人:04/05/19 00:02 ID:I+eM9jes
ttp://ppc1.s56.xrea.com/x/up/images/108356298400.jpg

302 :水先案名無い人:04/05/19 01:24 ID:jX8NS8Jf
>>301
心から 感謝

303 :浦島太郎:04/05/19 12:55 ID:O/fJnMPL
むかしむかし、秋篠宮様とおおせられる男前なお方がいらっしゃいました。
ある日、秋篠宮様が浜辺でダイビングをしておられると(もっとも、潜るのは海じゃありませんがね)、
どこからか悲鳴が聞えて参りました。
2ちゃんねらーたちが、眞子様を囲んでいじめていたのです。
「えろがぞう きぼんぬ。えろがぞう きぼんぬ」
秋篠宮様は、
「これこれ。まこの きゃりあと、それにもとづく じんかくを ひていしては いけないよ」
と、にこやかにおおせられながら、2ちゃんねらーを金棒で殴打されました。

「どうも ありがとう。おれいに りゅうぐうじょうに ごしょうたい いたします」
「むう。りゅうぐうじょうと いえば、たいや ひらめの まいおどりだな。
ひらめは ともかく、たいの じょせいの せくしーなだんすは みのがせないぞ」
秋篠宮様は、眞子様に導かれて、竜宮城に向かわれたのでした。

秋篠宮様が竜宮城に辿り着くと、乙姫様がお迎えをいたしました。無論、配役は紀子様です。
「まこを たすけていただいたそうで…」
「いいから、たいじょせいの せくしーだんすを はやく みせてください」
「かえれ」
こうして秋篠宮様は、竜宮城的産廃の玉手箱を押し付けられた挙句、
竜宮城を追い出されてしまわれたのでした。
秋篠宮様の御髪が白いのは、玉手箱を開けられたからなのですよ。すっぽこぺん。

304 :水先案名無い人:04/05/19 17:41 ID:smrFYk8M
>>303
昔話シリーズ3作目乙。
ついに、父上様が主役になってしまったな。

305 :水先案名無い人:04/05/19 20:47 ID:WyuSyKjC
おもしろい

306 :水先案名無い人:04/05/19 20:52 ID:rYSH6gK/
ワロタ

307 :水先案名無い人:04/05/19 22:36 ID:O/fJnMPL
>>304 ありがとん。
つか、最初はいじめられてる役が皇太子妃殿下だったんだけどね、
ぅp寸前でさすがに直したわ。

308 :水先案名無い人:04/05/19 23:38 ID:F7EoAVnC
>>303公安にその言訳が通じるかどうか…。

ま、とりあえず ワロタ

309 :水先案名無い人:04/05/20 11:46 ID:zKtN55qf
                    , -‐'"´ ̄ ̄ ̄``ヽ
                  /爪  ヽ `ヽ、`ヽ、   ヽ
                 / / !lヽヽ  \  \ \  }、
                 / l l l ヽ ヽ、_弐_ --ヽ _iノノ!
                /! ll__l ヽ-‐' "┴─`  l/rヌ、ノ|
                !l/fri刀    ////  .>'〉} ノ!  このスレきもい
                   l ̄ 、      U ,Lノノ |     
                     ',  ヽ⌒)    / | 「||l!|
                   /\      /  、lLl l!|_
                 /    `、ー-ィ '´  /´    `
                    l      \   /  ,      |
                    |                !      !
                    |   !          l     |
                    l    !           !    !
                   /   ,'    :;      |    .l|
                /   {;:    .   ...   !    l.
               /    ゝ ,       '  l    li
                /    ./  .〉        i    ||
                /    ./  /        |    |i
              /    /  /           !    |
              /    厶ノ     ,     l    |
            /     /            !    !
       _,..-‐'´/    ./       i         !    .|i
     ,.'´     /    /      .!          ',     |!
   /       /    ./    _,. -亠─一'     ',    |,


310 :水先案名無い人:04/05/20 16:33 ID:J+9uT9Gn
>>309
死ね

311 :水先案名無い人:04/05/20 18:01 ID:A/gLyXop
>>309
このスレはきもさと痛さが売りだから・・・
ただ、そのAAはやめれ

312 :水先案名無い人:04/05/21 00:20 ID:yGPOxVya
                            毒団子を喰らって死になさい
                                 /  /  }  ヽ     /  /リハ ゙、
                                 /  i ト、 ト-   ヽ  /   / / || i i
            ,-‐''" ̄ ̄"'ー-、           l  i| | | | ||l  ||   __/ / ,,|| | l
           /   /  ニニ`ヽ            | i i .|| | | l」| l || | / ,- ヽ  川  l i
         //⌒ヽ/  --‐‐‐ミ川}        .l ト、 ll||、|_|ハ } |ノV'  ヽ  ノ  .ノ | |
         / ///   リ-‐// /  `          l{  V∧'^` _,       _/,/ /  | i
        / ///   〃/  //!  '-‐'i           ヽヽ} `''~       ' ∠/   i |
         i/ // / // /  l |   ,ィ1| モグ         く           /   | |
        | // 〃 // /  l |  〃!jヽ _   , --、      ` -ゥ           / /  |  |
        | i i| |   il  !   | |   `  .」 / ,ィ、 \        ヽ__,/}   _,l i   !  l
        i | ,|   i     |,|  /// /⌒ヽ-‐´ゞ、_, ヽ.         l / l. li   i  l
         i | ,|   i i  |i i|,|     {_____ノ ヽ\    ヽ         レ'     l. ト、  i  l
        U│ // | / ! /リ    __/r、    `ート、   ゙yヘ.、    / _, ---、 l. l ヽ   i l
         |  | |   /〃/   / ̄   ト \(ヽ  `ヾ_ //,入_ / //⌒ヽ`l. l ヽ   ゙、
        |  | |  ////- 、/     トヽ、`ー \   >"/  _7_/ ノ , -'  ヾ、ヽ ヽ   ヽ
        i |i l ||^  ___ヽ     ヽヽ`   ヽ  V" r'二彳ン'" /      ヽヽ\\   \
          iハ,レヽi  i~ //ニミヽ      \     ゙Y `Y / イ  //        ヽヽ ヽ ヽ    ヽ

313 :水先案名無い人:04/05/21 19:17 ID:C7Aq3ugl
セリフを脳内削除して萌え萌え

314 :大和の邪神 ◆qVSuTg9KKs :04/05/21 19:50 ID:z9g4/MRm
コテ付けて見ました。
明日か明後日には新作を投下出来ると思います。
ウザイと思う人は今の内にNGワードに登録しておいてください。

315 :水先案名無い人:04/05/21 21:18 ID:lY1pj8Ln
>>314
IDがもうすこしでMMR
ところで宮内庁超常現象調査班って実在うわだれだうhこのねたふるいあwせdtfgyふじこ

316 :水先案名無い人:04/05/21 21:31 ID:z9g4/MRm
>>314
おおっ!惜しい!!
そういえば、マガジンで連載してる某政治漫画、今週、MMRみたいだったな。

317 :水先案名無い人:04/05/21 21:47 ID:z9g4/MRm
アンカー間違えてる・・・

318 :水先案名無い人:04/05/21 22:24 ID:vfW4GMc7
>>312
つか、このAAの元ネタってなによ?漫画?

319 :昔話 其の四:04/05/21 23:17 ID:X28pCDGp
むかしむかし、秋篠宮様とおおせられる男前なお方がいらっしゃいました。
今日も今日とて秋篠宮様は、
「むう。なぜ はずかしがるのだい。おとうさまと おふろに はいろう。
むかしは せなかを ながしっこしたではないか」
と、眞子様と鬼ごっこをしておられたのですが(もっとも、眞子様はガチで逃げておられますがね)、
足を滑らせて泉に落ちてしまわれました。

たちまち、泉の精があらわれました。勿論、配役は紀子様です。
「あなたが おとしたのは、こちらの だんでぃーな ちちうえさま ですか。
それとも こちらの いろものっぽいほうですか」
眞子様は元ネタをご存知でいらしたので、
「いろものっぽいほうですわ」
と、何のためらいもなく仰せられました。
「まあ、しょうじきなひと。それでは こちらの いろものっぽいほうを おかえしします」
「ええっ!?」
「だって、だんでぃーなほうを あなたに さしあげたら、
わたしが いろものを ひきとらなくちゃ ならないではないですか。
あなたが いやなことは、ほかのひとも いやなのですよ」
何だかもの凄く納得してしまったので、眞子様は一言も反論がお出来になりませんでした。

「さあ、まこ。おとうさま てづくりの すくーるみずぎを きておくれ」
こうして眞子様は、今日も父上様と仲良く鬼ごっこをなされるのでした。めでたし、めでたし。

320 :水先案名無い人:04/05/22 01:29 ID:cYnxNEOO
ネタ化が進んで行く・・・
俺的には問題ないが。

眞子様が主役に帰り咲いたのはいいが、明らかに父上様の方が目立ってる。
そこがいいんだけどさ。
次は鶴の恩返しかな?

321 :水先案名無い人:04/05/22 01:48 ID:kAAywtXo
なんか面白過ぎる…父上様GJ!

322 :水先案名無い人:04/05/22 05:21 ID:pvUgb4Y0
脇役のキャラが強くて主役を食ってしまうってのはよくあることさ

>>319
マジ面白い、がんがれ

323 :桃眞子太郎:04/05/22 10:24 ID:qe7NdMXt
むかしむかし、秋篠宮様とおおせられる男前なお方がいらっしゃいました。

ある日、秋篠宮様は山へ芝刈りに紀子様は川へ洗濯へでかけられました(もっとも、本当は別の目的なのですがね)
すると、上流から大きな桃がどんぶらこと流れてきました。
紀子様は従者に命じて御所に桃を持ち帰らせると、秋篠宮様とご一緒に桃を切ってみました。

すると、中からそれはそれは可愛らしい女の子が出てきました。
2人はその子を「眞子」と名づけ、大変かわいがりました。

眞子様が12歳になられたある日、秋篠宮様は言いました。
「眞子や、鬼が島に行って悪い鬼を退治しておくれ」
(そこは本当は竹島と言う所なのですが、とても微妙な問題ですので秋篠宮様はだまっておられました。)

眞子様は「いやです」とあっさり答えるとスケートの練習をはじめました。
秋篠宮様はしばらく何か言いたそうにしていましたが、眞子様がスケート用の衣装に
お着替えになった途端、激しくハァハァしてしまい、それ以上何も言えませんでした。

そうこうしているうちに竹島には鬼ども(あいこくしゃともいいます)が住み着き
他の国からも鬼(かんこくじんともいいます)がやってきて、問題はこじれる一方です。

秋篠宮様は政治的な問題もちょっとは気になっていましたが、元々いろもの的なそんざいでしたので
自分には関係ないやとすぐに忘れてしまいました。

それからは、毎日一生懸命スケートの練習をされる眞子様をみながら
ぶつぶつと「ワレメ・・・」「胸ぽちハァハァ」つぶやきつつ、
たいそう幸せに暮らしましたとさ。

めでたし めでたし。

324 :水先案名無い人:04/05/22 12:19 ID:JPB8TmmM
>>53

【銃剣】ってあんた・・・

325 :大和の邪神 ◆qVSuTg9KKs :04/05/22 13:07 ID:KtTrfZXq
今から、新作投下します。
ちょっと、スプラッタな表現がありますので、注意してください。

326 :大和の邪神 ◆qVSuTg9KKs :04/05/22 13:08 ID:KtTrfZXq
第1回『血染めの斬姫』

私の一番古い記憶は人を殺す訓練だ。物心つかぬ内からどう殺すかそれだけを教えられていた。
最初の殺しは10歳の時、その後も殺し続けていた。成人してからもそれは変わらなかった。
慈悲も容赦も躊躇もなく、思想も信念も正義もなく、ただ、生きるために殺す存在。
口の悪い同業者は私をこう呼ぶ、『血染めの斬姫』と・・・
日常の中で人を殺す(中には人以外の存在もいたが)生活が永遠に続くと思われた。
一人の少女に出会うまで・・・

その邂逅はある暗殺の依頼から始まった。
その暗殺の依頼者は浅黒い肌をした細身のどことなく気まぐれま感じが漂う男だった。
「うわさに名高い血染めの斬姫さんに依頼を受けていただけるとは思いませんでした。」
「まだ、受けると返答した覚えはない。」
「そうでしたね。申し送れました。わたくしはブラック・ファラオと申します。」
「どうせ偽名だろう。で、標的は?」
「失礼しました。この写真の御方でございます。何でも、この国のやんごとなき身分の方とか。」
写真の少女に見覚えがあった。だが、継承権も持たないこの少女を殺して何の意味がある?まして・・・
「理解できないな。この娘を殺しても意味がないだろう。人外の者ならなおさらだ。」
「おや、気づいていましたか。」
「人も人外も数え切れないくらい殺してきた。見分けぐらいつくさ。」
「そうですか、で、依頼の方は?」
「受けるさ。人外の依頼だろうが、金さえ払って貰えるならな。」
「それでは、よろしくお願いします。」
そう言い残すとその男は依頼の金を残し私の目の前から消え去った。

327 :大和の邪神 ◆qVSuTg9KKs :04/05/22 13:11 ID:KtTrfZXq
身分のある者だとしてもその警備は国家の要人には及ばない。少女の自室には簡単に侵入できた。
突然現れた私に少女は驚いていた。
「あ、貴女は何者ですか?」
私は腰に帯びている刀を抜きつつ答えた。
「内親王殿下、特に恨みはございませんが、御命頂戴いたします。
大きな声をお上げにならないように、余計な命が散ることになります。」
命の危険が迫っているのにそんなことは無理だろうと思いつつ私は言った。
だが、返ってきた答えは私の予想に反した。
「わ、わかりました。だから、お父様やお母様、妹の命は助けてください。」
「よいお覚悟です。それでは・・・」
そのとき突然、部屋のドアが開いた。
「お姉ちゃん、どうしたの?」
確か、少女の妹だ。異変を感じて姉の部屋を訪ねたのだろう。
可哀相だが、死んでもらわねばなるまい。
「駄目です!!私はどうなっても構いません!!
ですから妹は見逃してください。お願いします!!」
「そういう訳にはいかない。私の姿を見られた以上、この娘も殺す。」
「絶対にさせません!!」
姉の少女は、学習机の上にあった、カッターナイフの切っ先を私に向けつつ叫んだ。
何故だ・・・わからない・・・理解できない。さっきまで無抵抗で私に殺されようとしていたんだぞ。
何故、急に抵抗する?抵抗しても結果は変わらないだろう?何故なんだ・・・
「なんでっ!?そんなことしても無駄だってわかってるでしょ!!」
「私はこの子の姉です!!無駄だとわかっていてもこの子を守らなければならないのです!!」
「わからない!!わからないよ!!」
気がつけば、私は窓から逃げ出していた。


328 :大和の邪神 ◆qVSuTg9KKs :04/05/22 13:12 ID:KtTrfZXq
わからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからない
私は混乱したまま走り続けていた。そこに突然声がかかる。
「血染めの斬姫とは言っても、所詮はモータル、その程度でしたか。」
「ブラック・ファラオ・・・」
「失敗したようですね。なら・・・貴女は用済みです。」
突然、凄まじい殺気が放たれる。私は、抜刀しようとするが・・・
「くっ!!」
身体が思うように動かない。魔術の類か・・・
「魔術など使っていませんよ。」
そういわれて、初めて気づいた。私は恐怖で震えているのだ。私の心が恐怖しているのではない。
本能が、身体が、魂が、目の前の圧倒的な人外に恐怖しているのだ。
「な、何だ貴様は・・・」
「さあ、何でしょう?あなたが知る必要はありませんよ。
では、嬲り殺してあげましょう。」
そういうと、ブラック・ファラオは左手を振り上げた。
「がぁぁぁっぁぁっぁぁぁ!!」
私は見た。私の右腕の肘からしたが弾け飛ぶのを・・・
「クククッ痛そうですねえ。それでは、次は・・・」
痛みと出血で朦朧とする意識の中で私は見た。突然、私とブラック・ファラオの間に黒い影が躍り出るのを。
そして、私は気を失った・・・



「ほう。『夜のゴーント』ですか・・・楽しませてくれそうですねえ。『ノーデンス』さん。」

次回『銀の右手』に続く

329 :水先案名無い人:04/05/22 13:20 ID:clkToaYl
物心つかないうちから暗殺やってたわりには、随分とやわな精神だなァと思った。

330 :大和の邪神 ◆qVSuTg9KKs :04/05/22 13:32 ID:KtTrfZXq
新作第1回でした。
眞子様の出番が少ない・・・
オカルトちっくな話になっています。
わかる人以外で固有名詞(主人公の通称以外)について詳しく知りたい人は、
ググって見てください。詳しいサイトがいっぱいあります。
蛇足ですが、ブラック・ファラオの中の人も『夜のゴーント』を
使役できるという設定がありますが、あえて無視してます。
まあ、なにやっても良いと言われている世界観
(巨大ロボットものまである世界観、俺が知る限りで3つも)なので・・・

331 :大和の邪神 ◆qVSuTg9KKs :04/05/22 13:39 ID:KtTrfZXq
>>329
>>327での事を言ってるのですよね。
確かにやわな精神ですね。
これから強くなっていきますので、生暖かく見守ってください。

332 :水先案名無い人:04/05/22 16:35 ID:nwfLoaj7
(゚д゚)

333 :水先案名無い人:04/05/23 00:05 ID:1Jwn3Pmy
>>330
で、デューク東郷はいつでてくんの?

334 :水先案名無い人:04/05/23 03:25 ID:O5/xAaSp
>>209
言葉の丁寧な選び方、流れ方、静謐な雰囲気の中に満ちる情感全てに圧倒されました。
次の作品もとても読みたいです。




335 :水先案名無い人:04/05/23 15:16 ID:VEAHvd5W
はい、そういうわけでですね、ちょいと間が空きましたけど、長編第四回投下です。

まあ何だな、軍事知識は皆無に近いので、そこら辺はご容赦を。
特に、何でアメリカが介入しないんだとか、そういうことは…。         

ところで、第二回に「最北の桜」ってサブタイ付けたんだけど、
その後調べたら、どうやら稚内にさえ桜は咲くみたいですね。
てっきり、北海道には桜は咲かないとばかり…。
昔、北海道に野宿旅行に行ったことあるんですけどね、三月に。(←無謀)
あのクソ寒いところに桜が咲くわきゃねーだろとか勝手に思い込んでました。
凍え死にしそうになって食べたラーメンは、生涯忘れられそうもないほど(゚д゚)ウマーでした。
新聞紙にくるまって眠った夜は、今となっては忘れたい思い出ですがね。
もちろん、二泊目からはちゃんと宿に泊まりましたよ。
そして、札幌の繁華街で見た、二階の店舗が「クリスタル」で
一階の店舗が「キング」だったビルのことは終生忘れません。

336 :約束の光 1:04/05/23 15:16 ID:VEAHvd5W
第四回 「約束の光」

明朝、敵基地への奇襲を敢行する。
そこはかつての自衛隊駐屯地であり、今は独裁者の世子が一軍を率いて立て籠もっているのだ。
激戦。血で血を洗うような。それが避けえぬ現実だった。
たとえ基地を奪ったとしても、「将軍」が居座る首都へはまだ遠い。
それでも、あの基地を奪い返すことの意味は大きい。これは決して負けられぬ戦いなのである。
さすがに寝付けないのか、部下の一人が私に声をかけてきた。
「隊長は何のために戦うのですか?」
なぜそんなことを訊くのだろう。
他人が戦う理由よりも、己が戦わねばならぬ理由の方が、戦士にとっては遥かに大切な筈だ。
「お前は何のために戦っているのだ」
「約束したからですよ」
「約束…?」
「はい。女と、約束したんです。必ず仇を討つって」
誰あろう「将軍」の世子に目の前で犯され、そして虫けらのように殺されたというのだ。
部下は険しい顔で私を睨む。かつての私のような…、全てを憎む鬼の顔だった。
私よりも僅かに若いこの男は、今日まで一体どんな思いを重ねてきたのだろう。
憎しみのままに人を斬り、そしてその度に己の心を斬ったに違いないのである。
…戦争は哀しいな。
そんなことを思った自分が可笑しい。私は自ら望んで戦争の渦中にいると言うのに。
しばし私が無言でいると、部下は意外そうな顔で、
「隊長は俺を否定しないのですか」
と、妙なことを私に尋ねたのだった。

337 :水先案名無い人:04/05/23 15:17 ID:VEAHvd5W
「否定とは、何だ」
「父も母も、言いました。復讐なんかやめろって。やることは他にあるはずだって。
ならば、いったい何をすればいい? そう尋ねても、両親は何も答えてくれませんでした」
そしてまた鬼の形相。
なるほど、と思った。この男が私を憎々しげに睨むのは、
自分が戦う理由をどうせ私にも否定されると思い込んでいたからなのである。
「否定はしない。肯定もしない。お前の想いはお前だけのものだ。お前はお前の復讐を為せばよい。
だが、忘れるな。お前の戦いは、やがてこの国に平和をもたらす」
部下の顔が、僅かに歪んだ。震える声で、言うのである。
「俺は何度も人を殺しました」
「…そうか」
「俺は女を救えませんでした」
私は部下に背を向けた。
男が泣く。それを無慈悲に眺める資格など私にはないのだ。
人は人を斬るたびに、人殺しという別種の生き物に変貌する。
だが、どれほど凶悪無残な修羅であっても、その心の核はやはり人間のままなのであろう。
絶望的なまでの無力感に苛まれたこの部下は、復讐の炎に身を焦がすことでしか生きてこれなかった。
そして…、そんな自分自身を必死で肯定することでしか、己の心を守ることが出来なかったのだ。

338 :約束の光 3:04/05/23 15:18 ID:VEAHvd5W
今、積み重ねた罪の意識が弾け、部下は泣いている。
それでいいと私は思う。思い切り無様に、泣けばいいのだ。
所詮、我ら人間は、生きる限り罪を犯し続けねばならぬ宿業を背負っている。
ならば、罪の思いに震えることこそが、人が人であることのせめてもの証なのではないだろうか。
「お前は死ぬまで戦い続けねばならぬ。うかつに死人と約束したお前が悪いのだ」
この野営地に響くのは戦車の低い唸り声。明日の朝、敵は地獄の業火に灼かれることだろう。
だが、その攻撃も陽動にすぎない。私が率いる部隊には、ある特別な任務があった。
…それを果たせば、眞子様はきっと喜んでくださるだろうな。
ふと、そんなことを思った。
そういえば、眞子様に笑顔が戻るまでは御傍に侍るという約束であった。
「どこにも行かないで」
「いつまでここにいれば良いのですか」
「私が泣き止むまでよ」
そんな約束を、あの北の地に辿り着いたばかりの頃、私は眞子様と交わしたのだ。
その眞子様をお残しして、今、この北陸の地への進撃を果たした私である。
私はあの日の誓いを破ったことになるのであろうか。
いや、そうではない。
出征前夜…、一週間前のあの夜、眞子様は私を笑顔で見送ってくださったではないか。
だから私は御傍を離れることができた。
そして、この任務が成功すれば、あの御方にまた一つ笑顔が戻るだろう。
私があの御方の御傍に侍る理由もますます無くなる。
この先、いつ、どこで果てようとも、あの日の約束を破ったことにはならないのだ。

339 :約束の光 4:04/05/23 15:18 ID:VEAHvd5W
死人との約束。そのために人を斬る男を私は否定できない。
何より、私自身がそうなのだから。

かつて私には妻がいた。今はもういない。
人は私を不幸と言う。だが、私たちは幸福だった。
その幸福は私たちだけのもので、誰にも理解できないだろうし、理解してもらう必要もない。
いや、むしろ…、誰にも理解されない二人だけの幸福を、
誰も触ることが出来ない二人だけの世界で共有した事実こそが、
私たちが本当に幸福であったことの証明なのかも知れない。

妻の名は、真子と言った。
おとぎ話のような思い出ばかりだ。思い返せば可笑しくてならない。

初めて真子に出会ったのは、学生時代のある年の、冬も終わりのことだった。
つまらぬ病気で入院し、退屈に耐えかねて病院の屋上から外の景色を眺めていたあの日、
何の苦痛も制約もなく自由に街を行く人々を羨んでいた私の横に、ふと気づけば車椅子の少女が並んでいた。
造り物かと思えるほどの、白く透き通った肌。
ただ空だけに焦点を合わせた、物憂げな瞳。
どこかしらこの世のものならざるその少女に不思議な興趣をおぼえ、
我知らず私は彼女を見つめていたのだった。
「今日はどこへ行こうかな。南は暖かいかなぁ」
不思議なことを少女は呟いた。私に向けられた言葉ではなかった。
今なら判る。
真子は雲になりきって自由の世界を遊んでいたのだ。
五年もの長きにわたって、ただ病院の中で過ごしてきた真子は。


340 :約束の光 5:04/05/23 15:19 ID:VEAHvd5W
今にして思えば、私は初めて会った瞬間から真子に呪縛されていたのだろう。
「また来てね」
寂しげに呟く真子が悲しすぎて、私は病が癒えてからも真子の小さな病室に通いつづけたのだった。
真子の話はいつも他愛なく、
「さっき、あそこにカラスがいたの。すごく大きな嘴だった。カァって鳴いたの。
おかしいよねえ。カァって鳴いたんだから」
たとえばそんなことを、頬を紅潮させて夢中で語るのだった。
あの狭い病室に閉じ込められていた真子にとっては、
たかが窓の外の桜の樹に鳥がとまったぐらいのことでも大事件だったのだろう。
真子は幼く、そして愚かだった。
十ニ歳の夏、病に倒れてからの五年を、外の世界を知らずに過ごしたのだから。
時の流れから取り残された真子。独りで時を刻み続けた真子。
本来なら花のように咲き誇っていたはずの年頃の少女が、
童女のように笑い、泣き、まどろむ姿は、無残で…、しかし美しかった。
世間知らずの危うさが、まるで脆いガラス細工のようで、
愚かなことだが、いつしか私は真子を守ることを自身の使命と思うようになっていた。
守るといっても、敵など何処にもいなかったのに。
「また遊びに来てね。もうすぐあの桜だって咲くんだから。一緒にお花見しようね」
そう言いながら私に腕を絡ませる真子が愛しすぎたから…。

狭い部屋の小さな窓。真子にとってはそれが全ての喜びの根源であり、そして悲しみの源でもあった。
窓から見える四季のささやかな移り変わりに大げさなぐらい喜び、
そして、その世界に飛び出して行けない我が身を呪ってばかりいた真子。
「あそこに遊びに行けたら、もう他に何もいらないよ」
すぐ手近の、何でもない建物を指差して、本気でそんなことを呟いた日もあった。

341 :約束の光 6:04/05/23 15:20 ID:VEAHvd5W
「見て、これ」
あれは盛夏のことだった。病室を訪ねると、真子は食い入るようにテレビを見ていた。
「ずるいよね。同じ名前なのに、こんなに違う」
テレビに映っていたのは、森で遊ばれる少女だった。可愛い妹君とともに。
木々の緑はブラウン管越しでさえ眩しかった。
陽光。風。優しげな御両親。
すべてのものに見守られながら、少女は妹君と共に嬌声を上げられ、時には走り回られ、
そして大人しげな犬の頭を優しく撫でておられた。
眞子様、八つの砌(みぎり)。軽井沢でのひとときだった。
「どうしてあの子はあんなに幸せそうに笑えるんだろう。
私はどこにも行けないよ。お母さんもお父さんも、いつもつまらなそうだよ。
どうしてあの子だけが幸せなんだろう。ずるいよねえ、…同じ名前なのに」
真子は狭い病室を眺め、今にも泣きそうな顔をしていた。
自身と眞子様の境遇を比べているのは明らかだった。
私は、真子に自分が不幸だとは思ってほしくなかったのである。
「羨むのはやめたほうがいい。人は誰だってそれぞれの幸せと悲しみを抱えてるんだから」
「違うわ。可哀想なのは私だけよ」
「そうだろうか。この子はまだ八つだ。お前は八つの時、何をしていた」
真子は語った。まだ病とは無縁だったころのことを。
家族のこと。学校のこと。他愛ない思い出の数々を。
語るたびに真子の頬が紅潮していくのが私には切なすぎた。

342 :約束の光 7:04/05/23 15:20 ID:VEAHvd5W
「お前だって幸せだったじゃないか。そしてこの子には、その頃のお前ほどの自由もないんだ」
私は伝え聞く皇族のことを真子に語った。
伝統に呪縛され、一人で外出することさえ許されない暮らし。
かつて真子がしていたようには…、気安く友達の家に遊びにも行けない。
ドブ川の流れを辿ってささやかな冒険をすることも許されない。
真子は八つの時、一人で電車に乗って祖母の家まで旅したというが、
その興奮と誇りに満ちた経験さえ一生かかっても得られないのが皇族というものなのだ。
やがて真子は狭い病室を見渡して、言った。
「そっか。この子は、私と同じなんだ」
そして窓の外を眺めた。空を流れる雲を見ていた。
そういえば、真子は鳥が好きだった。
後日のことになるが…、眞子様が鳥の絵を描きたいと仰せられた時、
私は不覚にも嗚咽が漏れそうになったものである。

真子は眞子様に傾倒した。おかしな言い方だが、それが事実だった。
「今ごろ眞子ちゃんはどうしてるかなぁ」
実際には会ったこともない眞子様を想って、そんなことばかり言っていたのだ。
「きっと今日はね…。そうしてね…」
かつて雲になりきって遊んでいたように、
同じ名の響きを持つというだけの眞子様を主人公に、真子は夢物語を紡いでばかりいたのである。
その他愛ないおとぎ話の中で、時に眞子様は護衛も付けずに街を飛び回られ、
またある時などは、妹君と共に南海の波濤を冒険されたことさえあった。
どう足掻いても果たせぬ夢の数々を、真子は眞子様に叶えていただきたかったのであろう。
その頃、真子の病状は一段と悪化し、ほぼ終日を眠りの中で過ごしていたのだ。


343 :約束の光 8:04/05/23 15:21 ID:VEAHvd5W
「もう来ないでください」
真子の母がそんなことを言ったのは、秋もだいぶ深まった頃だった。
辛辣な言葉とは裏腹に、すがるような目で私を見ていた。
それだけで、私には全ての事情が飲み込めたのである。
「真子は…、あと、どれだけですか」
「もって、半年。来年の桜を見れるかどうか」
「それでも待つことは出来ます。次の春を、共に待つことは」

無数の悲しみと、その合間々々に訪れる忘れがたき喜びの中、やがて迎えた夢現(ゆめうつつ)の春。
人生最後の数日を、美しい夕陽の見える宿を借り、私と真子は二人で過ごしたのだった。
真子を病院から連れ出すことに反対する者はいなかった。真子の両親も。そして医師も。
真子が死ぬと言うことは、私たちにとって既定事実だったのだ。
どうしても逃れ得ぬ運命ならば、その怒涛に身を委ね、
一瞬々々を噛み締めながら生きるしかないのだろう。
宿の大きな窓から、私たちは外を眺めてばかりいた。
紅の陽光に目を細め、春の海を舞うカモメを眺めた真子。
触れただけでも崩れてしまいそうな、信じられないぐらい細い体。驚くほどの熱を帯びていた。
言葉は無かった。
真子はただ物憂げに息を吐き、時に眠り、時に微笑し、
ただ私の胸に体重の全てを委ねているだけだった。
ますます白く透き通っていたその指には、私が贈った指輪が輝いていた。

344 :約束の光 9:04/05/23 15:21 ID:VEAHvd5W
「桜を見せてあげないと」
ただ髪を撫であうだけのささやかな情事を重ねて迎えた三度目の朝、真子は微かな声で呟いた。
「きっともう咲いてる筈だから」
病室の窓の外にあった、あの桜の樹のことを言っていたのだ。
「桜が…、見たいのか?」
「違うよ。見せてあげるの。見せてあげるって、あの子と約束したから」
誰と? そんな問いは無意味だった。
高熱が見せた幻影の中で、眞子様と交わした誓いに決まっていたからだ。
私は真子を車椅子に乗せ、あの病院に向かった。

何もかもが美しかった。
三分咲きの桜も。
陽光も。
かつて真子を閉じ込めていた白壁も。
別離の確実な予感が…、真子が生きる世界と、そこに存在する全てのものを美しく彩っていたのである。
私には、悲しみすらも愛おしかった。

345 :約束の光 10:04/05/23 15:22 ID:VEAHvd5W
「あのね」
陶然と桜を見つめる私に、真子が囁いた。
「ずるいよねえ、私ばっかりこんなに幸せで。眞子ちゃん、外に出たいっていつも言ってたのに。
私はね、あの子にも幸せになってもらいたいよ。だから。あのね」
「ん…?」
「眞子ちゃんに、私の幸せを届けてあげて」
「ああ、いいよ」
「ぜったい?」
「絶対」
「…約束!」
可笑しかった。
お会いする術(すべ)も持たなかった私に、どうやってあの方を幸せにしてさしあげろと言うのか。
それでも真子は、ただ同じ名の響きを持つだけの眞子様に、
自身の一生のすべてを託そうと、大真面目に小指なんか突き出していたのだ。
絡めた小指で、誰も知らない約束。
真子の指から力が抜けた。
それぞれの指輪が、触れ合って微かな音をたてた。
桜が舞う。どこからか聞こえる雲雀の歌。私たちは本当に幸せだった。

妻との約束を、眞子様に申し上げたことはない。
私の思い出は私だけのものなのだから。

346 :約束の光 11:04/05/23 15:22 ID:VEAHvd5W
「総員、時計合わせ」
私の声が闇に響く。もうすぐだ。もうすぐ、敵基地への奇襲を敢行する。
そこには、独裁者の世子が一軍を率いて立てこもっているのだ。
たとえ基地を奪ったとしても、「将軍」が居座る首都へはまだ遠い。
それでも、あの基地を奪い返すことの意味は大きい。
まして、私が率いる部隊には、基地奪還とは別に、ある特殊な任務が与えられているのだ。
この作戦が成功すれば、北の地にまします眞子様に、やっと一つだけ報いてさしあげられる。
そして、妻との約束を、やっと一つだけ叶えることが出来る。
笑顔で別れた、真子。笑顔で私を見送ってくださった眞子様。
二人と絡めあった小指が、燃えるように熱い。

「言いたいことがありすぎるってつらいわね。何から言えば良いか判らなくなる」
眞子様がそんなことを仰せられたのは、本土解放作戦の発動を翌日に控えた夜のことだ。
もう一週間も前になるあの夜、私は解放区の外れにある小さな池に佇んでいた。
数ヶ月を過ごした村を出る。そのことにいささかの感慨があった。
思えば、いろんなことがあった。
ろくでもないことばかりだった。人が死に、人が人を殺し、そして眞子様はいつも泣いておられるばかりだった。
眞子様が御涙を流されるたびに、私は亡き妻の声を聞くような思いだった。
「約束、守ってくれないの?」
あの無邪気な口調で、幻の中、妻はいつも私を無慈悲に責めたてたのだ。幾度も、幾度も。
だからこそ、征かねばならない。
生きてまた眞子様に会えるだろうか。それとも真子に再会することになるのだろうか…。
そんなことを思いながら、私はいつまでも池のほとりに佇んでいたのである。
空に満天の星。池が黄金を散りばめたように輝いていた。
ふと人の気配を感じて振り返れば、そこに御二人が立っておられた。眞子様。佳子様。

347 :約束の光 12:04/05/23 15:23 ID:VEAHvd5W
眞子様は、静かな御顔。
佳子様は、いつものように感情を殺されたお顔で。
「言いたいことがありすぎるってつらいわね。何から言えば良いか判らなくなる。ね、佳子」
佳子様は小さく可愛くうなずかれた。
私は奇跡を見る思いだった。
二、三歩、こちらに歩み寄られて、佳子様が、
「…行かないで」
と、仰せられたのだ。
あの佳子様が。眞子様以外のこの世のすべてに心を閉ざしておられた佳子様が。
「佳子がお前に話しかけたわ」
眞子様の瞳が星よりも眩しかった。揺れて光っていた。
私の服の裾をつかまれて、悪い大人でも見るようなお顔で私を睨まれた、佳子様。
死地へ赴こうとしていた私には、勿体ないほどの手向けであった。
「佳子。もうおどきなさい。この者は、行かなければならないのよ」
静かな御顔。凛と涼しい風。
眞子様は佳子様を私から引き離された。
嗚呼。眞子様は、約束を破ろうとしていた私を…、
御傍を離れようとしていた私を、確かに許してくださっていたのだ。
眞子様は、私の背後にそっと回られた。
仰せのままに、跪く私。
眞子様は、いつも大事そうに飾っておられた首飾りを、私の首に巻いてくださった。

348 :約束の光 13:04/05/23 15:23 ID:VEAHvd5W
「これが何だか判るかしら」
首をくすぐる、眞子様の吐息。私は息が詰まりそうだった。
「確か去年の御誕生日に…」
「そうよ。お父様がくださったの。ねえ、ロケットを開けてごらん。
ほら、お父様の写真が入っているでしょう。いつでも一緒に居られるように…、ですって。
おかしいわねえ。いつまでたっても子離れの出来ないお父様。
私はもう子供などではないし、…いつまでも子供のままでいられるわけでもないのに」
背中一杯に拡がる羽毛のような温もりが、私を殺しそうだった。
私の肩に顎を乗せられて、眞子様が首飾りを覗き込まれたのである。
お父上の写真に零れ落ちた、眞子様の涙。父上のお優しげな微笑が滲んで揺れた。
「こんな大事なものを、なぜ私に…?」
「馬鹿ね。あげないわよ。あげるわけがないじゃないの。ただ、貸しただけ。
だから、返して。生きて戻って、必ず返して」
この御方のために戦おう。改めてそう思った。
「…はい」
かろうじて平静に答えることができた。
本当は、心中から湧き上がる熱情を、天に向かって叫びたかったのだ。
「ぜったい?」
眞子様は仰せられた。可笑しくなるほど真剣な御顔。
「絶対にです」
「げんまん!」
眞子様が、小指を私に向けられた。
神というものの実在を、私はそのとき初めて感じた。時に残酷で、時に優しい神の存在を。
叫びたかった。抱きしめたかった。狂おしいほどに。
そこには確かに真子がいたのだ。限りなく愛しい私の真子が!

349 :約束の光 14:04/05/23 15:23 ID:VEAHvd5W
空に星。
子守唄のような、眞子様の歌声。絡みあった小指が、たまらなく熱かった。
「指きりげんまん、嘘ついたら針千本のーます。指…」
長い長い沈黙があった。
いつまでたっても眞子様は歌の続きを紡ごうとはされなかった。
眞子様は私をご覧になられ、私の薬指の指輪をご覧になられ、
佳子様を、そして解放区の遠景をご覧になられ、最後に、満面の笑みで、
「指切った!」
泣いておられる限り、御傍に侍るとの約束であった。
眞子様がお笑いになられたから…、私は安んじて御傍を離れることが出来たのだ。

翌朝の出征式で、眞子様は兵士らに御言葉を与えられることになっていた。
あの北の地に集っていた者たちにとって、眞子様はそういう存在であらせられたのだ。
だが、いざ壇上に立たれても、眞子様は何も仰せられようとはせず、
僅かに御首を傾げられて、じっと我々を見つめておられるだけだった
「言いたいことがありすぎて何も言えない」
との、前夜の御言葉そのままに。
我々にはそれで良かった。誰もが神の加護を信じた。美しき戦女神の加護を。
或る神話に曰く、戦女神は主神の命を受けて戦場を駆け巡り、勇者の魂を天界に導くと云う。
私はあの時、確かに聞いた。
死にゆく戦士たちの百の想いと千の願いに胸を震わせながら、
それでも魂を狩り続ける、果てしなく優しい死神の歌を。

350 :約束の光 15:04/05/23 15:24 ID:VEAHvd5W
「撃てええええええ!」
司令官殿が、何だかとても楽しそうだ。少し笑ってしまった。
轟音。怒声。悲鳴。朝靄を切り裂く。
我が軍の戦車の熾烈な砲撃が、敵基地の形状を目に見える速度で変えていく。
独裁者の世子が…、父親の威を借りて我が国を散々踏みにじった男が巣食う伏魔殿を。
逃げ惑う敵兵が遠目にもはっきりと確認できる。
今日までの一週間の戦いの中で私がつくづく思い知ったのは、
敵兵の弱さと、そしてそんな弱兵に蹂躙されたかつての我が国の弱さだった。
ただ右往左往してばかりの政治家たち。嬉々として敵に寝返り、凄惨な虐殺に加担した自称平和主義者。
弱き者たちを守ろうともせず、ただ己の命のみに執心していた民。
思い返すだに惨めだ。
だが、今は違う。誰よりも戦を嫌われる戦女神の加護を受けた、我ら解放軍である。
まして民も…、敵の残虐な統治に苦しみ抜いた民も、今日まで様々な協力を果たしてきてくれた。
これまでの快進撃がこれからも続くことを、私は改めて確信した。
まして、「将軍」という絶対者に率いられた敵軍ではないか。
彼らを恐怖で呪縛する者を排除すれば、たちどころに崩壊するに決まっているのだ。
まずは彼奴の息子からだ。
我らに与えられた任務は、正面からの砲撃に紛れて基地に忍び込み、将軍の世子の首級をあげること。
そして今一つは…。
我ら特別編成隊。この木香茨(もっこうばら)の徽章にかけて、必ずあの御方を救出してみせる。
眞子様をお幸せにしてさしあげるために、
あの日、妻と交わした約束を果たすために、私は今日まで生きてきたのだ。

351 :約束の光 16:04/05/23 15:25 ID:VEAHvd5W
「くっ」
呻き声を挙げたのは、昨夜の部下である。
こうも深く敵陣に踏み込めば、さすがに警備も厚い。だがそれは、目指す敵が近いことの証左でもあるのだ。
目前の敵を全て討ち果たしてから、私は部下に駆け寄った。
赤い染みが胸と腹に拡がっている。もう助からない。
それでも部下は生きることを諦めようとはしていなかった。
腹這いで、じりじりと、基地の奥へと這い寄っていくのだ。
「必ず…。必ず…。仇を!」
その顔は断じて美しくはなかった。恐ろしいまでに醜怪であった。
復讐鬼には安らかな死さえ許されてはいないのだろうか。
思えば哀れな男ではないか。死人と約束さえ交わさなければ、ここで死ぬこともなかったのだ。
だが…、それでも私にはこの男を否定することは出来ない。
この男にとって、死んだ女との誓いは、紛れもない真実であったからだ。
愛した女と共に重ねた幸せな日々と、過酷な別離の記憶を幾度も幾度も反芻しながら、
この男はこれまで幾人も殺し続け、その度に己の心に傷を刻み、悶え、苦しみ、
答えなど出ようもない問いを何度も繰り返し、そして今日まで確かに生き抜いてきたのだ。
これは明日の我が身ではないか。
「もういい。お前の銃は私が貰う。だから…、もういいだろ…?」
部下が私の言葉を聞き届けたかどうかは判らない。
いつの間にか事切れていたのだ。

352 :約束の光 17:04/05/23 15:25 ID:VEAHvd5W
「××××! ×××××××! 哀号!」
豚の言葉が人間に判るか! 
とは言え、少し哀れになったのも事実である。
独裁者の世子が、恐ろしく惨めな有様で、私の眼前で震えているのだ。
あれほど大勢いた護衛も今は全て逃げ散り、その男は、豪奢な居室に取り残されているのだった。
きらびやかな服と、肥え太った体。
一体どれ程の血を吸えば、こんな化け物が生まれるのだろうか。
「将軍」から与えられた一軍を率い、我が国を荒らしまわった外道。いや、下郎と言うべきか。
その男が今、体中から薄汚い体液を流し、懸命に命乞いをしている。
…殺すまでもないのではないか。
そう思いもしたが、こんな汚物を生かしておいては、死んでいった者たちがきっと私を呪うだろう。
何より、部下との誓いが果たせない。
「ディズニーランドに埋めてやるよ」
私は部下から譲り受けた銃の引鉄を引いた。


353 :約束の光 18:04/05/23 15:26 ID:VEAHvd5W
今となっては守護する者も無き独房の戸を、私は無理矢理こじ開けた。

眞子様。これでやっと一つ目の約束を果たせます。
御身は笑顔を取り戻されて…、私が御傍に侍る理由も無くなります。
御身との二つ目の約束を心置きなく破ることも出来ます。
この報を、今すぐ貴女に届けたい。
嗚呼、お父上はご無事でした。
もともと白かった殿下の御髪は、今となっては雪の純白。それ程の思いを重ねてこられた御方の第一声は、
「眞子は。佳子は。無事なのか!」
私は御二人がこの御方に確かに愛されていることを確信したのだった。

妻との約束を、これでやっと一つだけ叶えることが出来た。
真子は私を褒めてくれるだろうか。
それとも、
「まだまだ足りないよ」
と、あの無邪気な口調で言い捨てるのみであろうか。
それもいいだろう。
私を待つのは、戦いの荒野。
死は、断じて遠い世界の出来事などではない。まるで長年の友のように、気付けばいつでもそこに有る。
私はただ、妻との誓いを果たすために戦う修羅であれば良いのだ。

                                                         第四回 糸冬


354 :水先案名無い人:04/05/23 16:26 ID:3goYIsfP
__
 正 |
 男 |
 の |      n_n
 墓 |  ∴  ('A`) マサオ..........
──┐ ∀  (oo )〜

355 :水先案名無い人:04/05/23 16:46 ID:wr29axDu
相変わらずクールな展開だなあ…
でも哀号にはワラタ
乙です。

356 :水先案名無い人:04/05/23 17:03 ID:jr2NKSNw
乙です。隊長が死ななくて本当によかった。心配した。

357 :水先案名無い人:04/05/23 17:13 ID:8GncSp3k
力作乙!

358 :水先案名無い人:04/05/23 17:40 ID:CXFPhxe4


359 :水先案名無い人:04/05/23 18:18 ID:Zl5sw6FH
乙鰈。引きこまれますた。

360 :水先案名無い人:04/05/23 20:37 ID:o3GJ7sQn
よくこんな話思いつくなぁ・・・。
感想も乙ぐらいしか思いつかない自分はちょっと嫉妬してしまうよ。

361 :コーヒータイム:04/05/23 22:25 ID:3u6zH1KG
ディスプレイが滲んで見えねぇ…
漏れもまた頑張ってみる。

362 :水先案名無い人:04/05/23 22:58 ID:1Jwn3Pmy
お・重い・・
でもおもしろいよ。お疲れ。
次回も楽しみにしとります。
ってかケコーンしてたのね・・

363 :水先案名無い人:04/05/23 23:21 ID:VEAHvd5W
皆さん、ありがとうございます。頑張った甲斐ありました。

いま見直せば、なんか17コマ目だけが異彩を放ってますね。
フランス映画にハリウッドものが混じってるかのような…。
実は、今回で将軍様を〆て終わらせようかなとか最初は思ってたんだけど、
「ディズニーランドに埋めてやるよ」
これを言わんがために中ボス戦というワンクッションを置いたのでした。

まあ、俺が思うことは、せっかくお助けした父上様が
いろものっぽい方の父上様だったらおもろいのに…、とか。

364 :NAME OVER:04/05/24 00:00 ID:ohMH/jwW
          , -‐'"´ ̄ ̄ ̄ ``ヽ
        /爪  ヽ `ヽ、`ヽ、   \
       / / !lヽヽ  \  \ \  }、
.       / l l l ヽ ヽ、_弐_ --ヽ _ヽノノ!
      /! ll__l ヽ-‐' "┴─`  l/rヌ、ノ|
      !l/fri刀          >'〉} ノ!
         l ̄ 、 _      ,Lノノ |
            ',  ヽ'´ヽ    / | 「||l!,|  ところで、俺の草薙の剣を見てくれ。
            ヽ、  ー'    / .| | | |!|   こいつをどう思う?
           ``ー-ャァ' ´ _」、lLl l!|
             __ノ /==三三ヽL
           / }ム/==ニ三-ァ-─‐ヽ
            」ll /O/ ニ, -'´ /    , -'´!
           i´{、/ //   /  , -'´   |
        / ̄  ̄ ー─‐'´   l      |、
       /l  /`ヽ           ノ     /」ヽ
       / l/   l     、   ヽ    / /'iヽヽ


365 : ◆qVSuTg9KKs :04/05/24 00:14 ID:6Ku5f8D0
大作だ・・・
乙です。
父上様も救出され光が差して来ましたね。
しかし、ボリュームありますね。俺にはここまでのものは書けない。
基本的に小ネタしか思いつかない人間だし・・・
新たに書いているものは第2回にして難産の気配がしてきた。

366 :水先案名無い人:04/05/24 04:56 ID:NfH8/oom
なんという秀作じゃ!
類まれな文才をお持ちですな!

367 :水先案名無い人:04/05/24 13:28 ID:Wfy+q22P
乙です。感動しました。
次回作も楽しみにしています。
それにしてもスピッツの歌詞ってほんと美しいね。
さりげなく挿入されてたけど違和感が無いばかりか
かえって文章が締まると言うかなんと言うか・・・。(えらそうでスマソ)

368 :水先案名無い人:04/05/24 15:55 ID:gfAUSF/H
雰囲気出てて良いね。

369 :水先案名無い人:04/05/25 01:58 ID:DMqtXuuK
お姫様と騎士の物語。王道だよ、王道。
クラクラくるね。

370 :水先案名無い人:04/05/25 02:08 ID:iuh+CjvW
読んでるうちに目頭が熱くなって・・・。

371 :水先案名無い人:04/05/25 03:16 ID:6Zwc02Hc
>>336
ウワアアア━━━━━━。゚(゚´Д`゚)゜。━━━━━━ン!!!!!
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第五回(屮゚Д゚)屮 カモーン
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第五回(屮゚Д゚)屮 カモーン
第五回(屮゚Д゚)屮 カモーン

372 :1/2:04/05/26 12:17 ID:uftozrCj
むかしむかし、あるところに、眞子様とおおせられる大層お可愛らしいお方がいらっしゃいました。
ある日、眞子様が山で花摘みをしておられると(もちろん、深い意味はありませんよ)、
父上様が罠にかかって苦しんでおられました。
エロ本とザルと、つっかえ棒を使った、古典的な罠です。
眞子様はスルーなさるおつもりだったのですが、父上様が、
「たすけてくれないと、まこが にねんせいのときに かいた にっきを
いんたーねっとの けいじばんで こうかいするよ」
と、おおせられたので、あわてて父上様をお助けになられたのでした。

その夜、父上様が眞子様のお屋敷をお訪ねになられました。
「たすけてくれた おれいをするので、ここに すませておくれ。
おいだしたりしたら、まこが にねんせいのときに(ry」
こうして眞子様は、父上様とお二人で暮らされることになったのです。

373 :2/2:04/05/26 12:17 ID:uftozrCj
ある日、父上様は、
「いいかい。けっして なかを のぞいてはいけないよ」
と、おおせられて、お部屋に閉じこもられたきり、一晩たってもお出でになられません。
やっと出てこられたと思ったら、その手に
実に見事な反物を抱えておられるではありませんか。
「どうだい、まこ。おとうさまは てさきが きようだろう」
父上様のお顔は、なぜか非常にツヤツヤしていました。

それからも父上様は何度も反物をお織りになられたのですが、
その度にお顔の血色が良くなっていきます。
不審に思われた眞子様は、ある日、
お部屋に閉じこもっておられる父上様を、こっそり覗き見なさいました。
そこに眞子様がご覧になられたのは、
「フシュググゴゴー」
という凄まじい音と共に口から糸を吐き、その糸で反物を織られる父上様のお姿でした。

「み、みなかったことにいたしましょう」
こうして眞子様は、少なくとも表面上は和やかに、
父上様と末永く過ごされたのでした。めでたしめでたし。

374 :水先案名無い人:04/05/26 17:20 ID:fsX3GsBw
とうとう人以外の何かに・・・


アトラック・ナチャ?

375 :水先案名無い人:04/05/27 05:04 ID:foYDO9dT
http://tmp.2chan.net/img2/red/1085572337742.htm

376 :水先案名無い人:04/05/27 16:42 ID:tz7i44Ox
眞子様を助けて死んでいく、旨のコピペどこかで見たんだけど誰か持ってない?

377 :水先案名無い人:04/05/28 04:29 ID:YY3VY3Dx
>>376
うしおととらの台詞を改変したものかな?
それなら顔文字板にあったはず。

378 :水先案名無い人:04/05/28 05:42 ID:KNAKOUX5
眞子様ってサクラ大戦で光武に乗ってても違和感無いね

379 :水先案名無い人:04/05/30 09:59 ID:IkZHNznc
むかしむかし、眞子様は悪い魔法使いに呪いをかけられ、
お城で百年の眠りについておられました。
王子様のキスで呪文が解ける事を知った、さる国の王子様は、
「おかわいそうに。そうだ、ぼくが のろいを といてあげ…、ぐふあっ!」
背後より音もなく忍び寄られた父上様の金棒によって、脳天をカチ割られましたとさ。めでたしめでたし。

「むう。いけないね。わるいむしどもが まこに むらがっているよ。
そうだ、わたしが まこを めざめさせてあげよう。
いま おもいだしたが、そういえば わたしも いちおう おうじさまだからね」
父上様は、眞子様が眠っておられるお城に忍び込まれました。

「さあ、まこ。おはようの きすだよ」
ところが眞子様は、ものすごい勢いで迫る父上様の唇を、
眠ったままだというのに顔を反らして回避されたではありませんか。
「おやおや。まこったら、ずいぶん ねぞうが わるいのだね。
おとうさまが かならず めざめさせてあげるよ」
こうして眞子様は、デンプシーロールのように繰り出される無数の接吻を、
眠ったまま見事に全弾回避なされたのでした。めでたし、めでたし。 

380 :水先案名無い人:04/05/31 13:48 ID:wQ6WFD7C
このスレも人が減ったね。
ここまで伸びたのが奇跡に近いんだけどさ。

381 :水先案名無い人:04/05/31 14:37 ID:6+ErCDxQ
常人では新ネタがないと妄想を維持するのは難しいだろう
無論、ここの精鋭達ならそんなことはないと思うが

382 :コピペ:04/05/31 15:25 ID:Wx8QQakH
「眞子様のためのひとふりの刀になりたい」
        必要なのはその思いだけです。

契:親衛隊スタッフ A:突撃隊スタッフ
契:月給21万円以上(手取) A時給1150円
勤務地 JR東京駅徒歩15分
時間  シフト制(実働8h)
    時間帯は9:00〜18:00、17:00〜2:00
    1:00〜9:00 の3パターン
    (残業一日30分〜24時間程度あり)
資格  18歳以上(ぺド可)
● 童貞大歓迎!
● 死に場所を求めている方、廃人、
2Chハードユーザー(経験2年以上)大歓迎!
待遇  戸籍喪失。斬捨御免。各種危険手当有。
    A:交通費支給、洗脳手当有、昇給有、(日払制有)
    契:賞与有、制服、軍刀貸与、独身寮完備。
事業  親衛隊。
応募  下記にて電話受付。Tel後
履歴書(写貼)をご持参ください。
入社日等、ご相談に応じます。

有限会社 覚悟完了 親衛隊事業部
東京都千代田区1-1-1
0120−00−0120 担当/日ノ本・敷島。

383 :水先案名無い人:04/05/31 20:07 ID:C0mdU3KC
眞子様のふたなりの刀だって!?ウヒョー

384 :水先案名無い人:04/06/01 13:35 ID:n2sbduYS
ここは335様に続編の期待ですな。

385 :水先案名無い人:04/06/01 17:29 ID:eab2MH7A
長編もいいが小ネタも読みたいな。
どこかのネタスレから職人を拉致してくるか。

386 :水先案名無い人:04/06/02 18:51 ID:OMbIS3es
そんなわけで、第五回。
そして今回で完結です。
応援してくださった方、どうもありがとう。

387 :みーつけたと、やっと貴方が笑った日 1:04/06/02 18:51 ID:OMbIS3es
最終回 「みーつけたと、やっと貴方が笑った日」

「もういいよっ…。もういいよっ…」
耳鳴りに紛れて響いた、その声。砂煙に紛れて浮かんだ、その景色。
これは夢なのか…?
さんざめく陽光と、それとは裏腹に涼しかった風。
眩しいほどの緑と、どこからか聞こえる眞子様の御声。
間違いない。
今、ほんの一瞬脳裏をよぎった幻影は、夢であって夢ではない。
私が眞子様にお仕えするようになってから初めて迎えた夏、あの軽井沢での記憶だった。
「かくれんぼしましょうよ」
森の神秘的な雰囲気に瞳を輝かせられながら、佳子様がなされたお可愛らしい提案の結果、
眞子様の行方が判らなくなってしまったのである。
誰もが不安げに顔を見合わせる中、鬼役であらせられた佳子様が、
「おねえさま」
泣きじゃくりながら、そこら中の茂みを覗いて歩かれる御姿が痛ましかった。
お父上もお母上も、御自ら探しに行かれたかったようではあったが、あの憎たらしい侍従がそれを阻み、
我ら護衛官が手分けして森を探すことになったのだった。

388 :みーつけたと、やっと貴方が笑った日 2:04/06/02 18:52 ID:OMbIS3es
私は妻との約束に呪縛された身の上であった。
眞子様を、お幸せにしてさしあげる。桜舞うあの春の日、私は妻に誓ったのである。
それは確かに、妻を安らかに逝かせるための方便ではあった。
だが、妻は私とのげんまんを心から信じ、幸せな笑みのまま息を引き取ったのだ。
その瞬間、妻との誓いを果たすことが私の使命になった。
それは、人と同じ幸せを何一つ得られなかった妻への手向けであり、
そして…、私たちが束の間の生を受けたこの世界で、
私が妻に出会い、短い時を共に歩んだことを証明してくれるたった一つの手段だったのだ。
今にしてみれば可笑しくなるぐらい必死に、
それこそ何かあれば追い腹を切るぐらいのつもりで、私は消息を絶たれた眞子様をお探ししたのである。
「もういいよっ…。もういいよっ…」
眞子様の御声が遥かな崖の上から聞こえてきたのは、どれほどの時が過ぎた頃だろう。
もしかすると眞子様は、丸数時間、もういいよと鬼に呼びかけ続けておられたのかも知れない。
あの鈴のような御声がすっかり掠れていたのである。
その時、ふっと脳裏に浮かんだ妻の幻影に、私は、
…無茶を言うなよ。
とでも言ってやりたい思いだった。
十メートルはあろうかという崖だったのだ。それを妻は登れと言うのである。
眞子ちゃん泣いてるよ、と、相変わらずの無邪気な笑顔で。
「もういいかい」
意を決して私が叫ぶと、崖の上から、
「もういいよお!」

389 :みーつけたと、やっと貴方が笑った日 3:04/06/02 18:52 ID:OMbIS3es
崖の上は、ちょっとした花畑になっていた。
淡い黄色の花々の中心に、小さな眞子様がちょこんと座っておられる様は、
まるで一幅の絵画を見るような思いだった。
さぞお怖かったのであろう。必死に鬼に呼びかけ続けられたのであろう。
呆然と私を見つめられる眞子様の瞳に、みるみると涙が溢れていった。
思えば可笑しな話ではないか。
最早、迷子になって泣きべそをかかれるような御歳ではあらせられなかったというのに。
「みーつけた」
そう申し上げた私の胸に、物凄い勢いで飛び込んでこられた可憐な生き物。
眞子様はお小さかった。その細い腕で懸命に私を抱きしめておられた。
震える肩。喘ぐ背中。世界で最も美しい花だった。

「だって鳥が飛んでいたもの」
やっとどうにか落ち着かれてから、眞子様が言われた。
鳥を夢中で追う内にここに迷い込んだ、とおおせられるのである。
進もうにも前方は奈落。引き返そうにも、背後は見知らぬ鬱蒼とした森。
怖くて、怖くて、ただもう怖くて、それに何より、お父上に叱られるのが恐ろしくて、
眞子様は花畑に蹲ったまま一歩も動こうとはなされなかったらしい。
哀しいな。そう思った。
鳥を愛する心とは、自由を渇望する心である。私の妻がそうであった。
眞子様は不幸な御方だ。己の意思のままに生きることを、生まれた瞬間から禁じられておられる。
「お父様は怒っておられるわよね」
ただもうそればかりを気にされる御姿を眺めつつ、私は、
…鳥が好きで何が悪い。
そんな憤りすら抱いていたのである。

390 :みーつけたと、やっと貴方が笑った日 4:04/06/02 18:53 ID:OMbIS3es
「怖いものなど何もありません。私も一緒に謝ってさしあげます」
眞子様はもっと外の世界に触れられるべきだ。心底そう思った。
私をじっとご覧になられた御姿が、その御歳よりも遥かに幼く見えて…、私は思い出したのである。
狭い部屋に閉じ込められて数年を過ごした結果、童女のまま女になってしまった、呆れるほど無知だった妻を。
妻の愚かさは、純粋さでもあった。だがそれは、果てしない悲しみがもたらす逆説的な美に他ならない。
私たちは幸せだった。だが、何人たりともあんな人生を送ってはならないのだ。
「ほんと…? ほんとに一緒に謝ってくれるの…?」
「はい」
それでもまだ不安そうな御顔で、私の手を強く握り締められた眞子様。
幼さを残した小さな手。その手が私の運命を定めた。
眞子様が、傍らの花を優しく手折られ、私に授けてくださったのだ。
「見つけてくれたご褒美よ」
あの夏の日、私は眞子様の騎士になった。
だから私はここにいる。
「将軍」が仕掛けた罠の渦中に。
嵐のごとく吹き荒れる死と、豪雨のように降り注ぐ鮮血の中心に。
狙うものはただ一つ。「将軍」の命。
願うものはたったひとつ。眞子様の未来。
敵の切れ間に、慌てふためく「将軍」が見える。
逃がしはしない。今度こそ仕留める。眞子様をお泣かせした、悪の根源を。

391 :みーつけたと、やっと貴方が笑った日 5:04/06/02 18:54 ID:OMbIS3es
英雄に成りすました匪賊を父に持ち、ただ奪うことのみを教えられて育った男。
あの生まれながらの独裁者は、その邪悪な欲望の赴くまま我が国を蹂躙し、
幾多の民の想いと願いを散らし、己の部下たちをも死地に追いやり続けてきた。
すべての死と悲しみは、あの男の邪心が招いたのだ。
いつまでも王侯として暮らしたい。良い物を食べ、良い女を抱きたい。ただそれだけのために。
そしてあの男は、眞子様から奪ったのだ。
眞子様がいつの日か飛び立って行かれる筈の広い世界と、そこに散らばるまだ見ぬ幾多の幸せを。
とはいえ、もはや「将軍」は日本の主ではない。
一ヶ月前の決戦の結果、あの男は首都を追い落とされ、今は日本の西半分を支配する身に過ぎないのだ。
あの日の戦を思うと、嬉しくもあり、そしてひたすらに無念でもある。
あの日…、私が救出した御方を首魁に戴いた我が解放軍は、首都への行軍の途次、喜ばしき報を受けた。
我らの到来を知った首都の民が一斉に蜂起し、侵略軍と戦火を交え始めたというのである。
それは危険を冒して首都に潜入した工作員たちの働きによるものではあるが、
何より、この国の民は、今や己の未来を己で勝ち取らんとする気概を得たのだ。
驚くほど呆気なく決戦は終わり、敵は西へと落ち延びて行った。
私は部隊を率い、迂回しつつ敵を追った。
私には一つの目論見があったのだ。
敵は「将軍」の恐怖によって統制された軍勢である。
その「将軍」を討ちさえすれば、敵は総崩れに…、
いや、そこまで行かずとも後継を巡って分裂するのは目に見えていた。
だが、結果を言えば追撃は失敗だった。
あと一歩だったのに。私は逃走中の将軍に肉薄し、確かに銃弾を放ちはした。
だが惜しくも弾は逸れ、その耳を吹き飛ばしたのみだった。
代償として私が失ったのは、幾多の部下の命。

392 :みーつけたと、やっと貴方が笑った日 6:04/06/02 18:54 ID:OMbIS3es
首都奪還を果たした我々が見たものは、かつての栄華の夢の跡だった。
東洋一と謳われた街の、何と無残なことであったろう。
敵はただ奪うだけで…、何も残しはしなかったのである。
追撃作戦に失敗し、首都へと帰還した私は、その夜、ひとりで街を歩いてみた。
泣きながら酒を飲み、嬌声をあげる民の姿は、私には何の喜びももたらさなかった。
彼らの歓喜は、単にその日までの過酷な支配の裏返しに過ぎなかったからだ。
首都から敵が去ったとて、何かが解決したわけではない。
喪われたものの大きさを思い知らされただけだった。
焼け焦げた市街地のあちこちに、飢え死にしたとおぼしき腐乱死体が散らばる様は、
死に慣れ親しみすぎていた私にさえ吐き気を催させるものがあった。
子供の亡骸を抱いて子守唄を口ずさむ女がいた。彼女はたぶん狂っていたのだろう。
母の亡骸にしがみついて子守唄をせがむ子供もいた。あの子もたぶん狂っていたのだろう。
復興。その希望に満ちた言葉さえ、果てしなく重く感じられたのである。
「あ、あの…」
そのとき私は、たぶん鬼の顔をしていたと思う。私に声をかけてきた一組の男女は、明らかに私を恐れていた。
しばしためらい、やがて男の方が口を開いた。
「その徽章…。もしかして"バンクシアエ"の隊長では?」
私はその男を知らない。その男は私を知っていた。それが私の戦いの結果だった。
バンクシアエ…、木香茨の洋名を冠した我が部隊の名は、
敵の支配下にあった首都にまで響いていたようである。
正直、迷惑だった。
「将軍」を討ち洩らした無様な指揮官を、英雄を見るような眼差しで見ないで欲しかった。

393 :みーつけたと、やっと貴方が笑った日 7:04/06/02 18:55 ID:OMbIS3es
この女と結婚しようと思う。祝福してくれ。それが男の口上だった。
単に道端で偶然出くわしただけの私にそんなことを頼む心理とは、一体どの様なものなのであろうか。
首都解放という慶事に浮かれてのことか。それとも、この男女は、
誰でもいい、とりあえず誰かに祝福してもらわねばやり切れないぐらいに悲しかったのか。
多分、後者である。
「お腹に子供がいるんです。日数を計算したけど…、たぶん俺の子だから」
女には聞こえぬよう、男が囁いたのだ。その言葉に込められた意味は、果てしなく重い。
侵略されることの惨めさを改めて感じつつ、私は男の肩に手を置いた。
「この場で結婚しろ」
「この場で…、ですか?」
「こんな時代だからな。幸せはそこにあるうちに貪るべきだ。
それとも、まさか式場で披露宴でもするつもりだったか」
戸惑う男の腕に、女がそっと腕を絡めた。縋りつくような目で男を見ていた。
幾多の悲しみを経験したであろう女にとって、それでも自分を見捨てぬ男の存在は、
大げさでも何でもなく、生きていくための希望だったのだ。
針金を巻いて作った紛い物の指輪を、私は互いの指に飾らせた。
立派な指輪は、平和になってから買い求めれば良い。
今、そこに愛する者がいる。それ以上の何かを求めるのは不遜というものではないだろうか。
「病める時も、悲しい時も、幸せは途切れながら続いている。
明日の事を思い煩うな。神は野の花とて美しく飾ってくれている。況や人間をや」
私のつまらぬ説教など、二人とも聞いてはいなかった。
長い口づけの刻が訪れた。
…戦ってきて良かった。
ささやかな誇りが私を満たした。あの二人に会えて良かった。

394 :みーつけたと、やっと貴方が笑った日 8:04/06/02 18:55 ID:OMbIS3es
首都回復は、やはり戦の節目ではあった。
西に落ちた敵軍には最早かつての勢いはなく、その支配地域では反乱が相次いでいると聞く。
すぐにでも駆けつけて、彼らに力を貸したいとは思った。
だが、急行軍を続けてきた我らには即座に西に攻め入るほどの力は無く、
しばし首都に留まり体勢を整えることになったのである。
その頃「将軍」が準備していた企みなど、誰も知る由もなかった。
私はといえば、この一ヶ月の間に一度だけ、首都郊外の妻の墓を訪れる機会を得た。
海を見降ろすことができ、春になれば桜が咲き誇る、贅沢すぎる霊園である。
幸いにも、墓地は無傷だった。
さすがの侵略者も、墓に財宝が眠っていると信じるほど愚かではなかったのだろう。
途次で摘んだ秋花を手向け、私は妻に問いかけた。
幻想の中で、妻は少し微笑んだようである。
よくやったと褒めてくれたのだろうか。
それとも、まだまだ足りないと私を責めていたのだろうか。
「真子というのか」
同行者が仰せられた。殿下であられる。
私は反対申し上げたのに、驚くほどの強引さで同行されたのだった。
解放軍の旗印たる御方ではあらせられたが、やはりお暇であられたのだろうか。
そういえば、殿下に新帝として即位して戴こうという声もあったが、殿下はそれを頑として拒まれた。
行方不明であられた陛下の御存命を固く信じておられたのである。
殿下は一度たりとも皇居に立ち入ろうとはなさらず、
姫君たちの写真を持ち出すために、ただ赤坂のご邸宅に立ち寄られたのみであった。

395 :みーつけたと、やっと貴方が笑った日 9:04/06/02 18:57 ID:OMbIS3es
「良い女だったか」
殿下は妻の墓に花一輪を捧げてくださった。
「良い女でした」
「眞子のために戦ってくれる理由が、何となく判ったよ。お前は、贅沢な男だ」
曇天。海からの秋風がひどく冷たかった。
「この頃、娘とメールでやりとりしている。お前も知っているな?」
「はい」
いまだ北の地にましましておられた眞子様。
かつて眞子様にメールソフトの使い方をお教えしたのは私である。
いつかお父上の救出に成功したら、思いのままに語らっていただこうと思ったのだ。
眞子様は機械が苦手で、怯えたようにパソコンに触れられる御姿は何ともいえずお可愛らしかった。
どれだけご説明しても、右手の人差し指だけでキーを打たれるのだ。
「娘が私宛のメールをおっかなびっくり入力する姿を想像して、いい気持ちになっているだろう」
と、お父上は仰せられる。その御言葉の通りだった。
「誤字だらけ、誤変換だらけでな。苦手な機械を一生懸命いじっているのはよく判る。
だがその内容は、お前を気遣うものばかりだ。あの方の力になってください、…だとさ。
いいか。私はついこの前まで生死不明だったのだぞ。
それなのに眞子は、私よりお前のことを気にかけている。それがどれほど悔しいか判るか」
はいとも、いいえとも、まさかお答え出来ないではないか。
私が無言でいると、お父上は私を殴るような素振りをされ、
「お前は贅沢な男だよ」
と、ふたたび仰せられたのだった。


396 :みーつけたと、やっと貴方が笑った日 10:04/06/02 18:58 ID:OMbIS3es
あの北の地を、そこに集う難民たちは「日本」と呼んでいた。奪われた祖国への、限りない郷愁を込めて。
だが今は違う。侵略者たちは、少なくとも東日本からは駆逐されたのだ。
そこは戦火によって灰燼と化した荒野に過ぎないが、けれど確かに日本であった。
どれほど荒れ果てようとも、人は故郷を母のように慕う。北からの帰還民が増え始めたのは当然のことだった。
それに…、殿下がご自慢の髭の手入れを笑ってしまうぐらい熱心になされるようになったのも当然であろう。
帰還者のリストの中には、眞子様と佳子様の御名もあったのだ。
それはまさしく、戦が一つの節目を迎えたことの証であり、私が戦ってきたことの確かな証拠だった。
思えば、よくぞここまでこぎつけたものである。
敵兵の銃口に怯えながら北の地を目指したあの日以来、我らは悲しみばかりを積み上げてきたのだ。
そういえば、今年の夏は軽井沢に行けませんでしたね、眞子様。
せっかく中学生になられたというのに、数える程しか学校に通えませんでした。
新調の制服が届いた日、あんなに嬉しそうにしておられたのに。
生まれ落ちた日から狭い籠に閉じ込められておられた眞子様は、
さりげない日常や、退屈な日々の繰り返しの中に散りばめられた、平凡で、陳腐で、
けれど涙が溢れそうになるほどの幸せを、何一つ知らぬまま過ごしてこられました。
私が望むのは、眞子様が世界を知り、世界に触れ、多くの人に出会い、
生きてきたことは間違いではなかったと心から叫ぶことの出来る日が訪れることです。
敵軍の侵攻によって、私が抱いていた夢は、ついぞ叶えられなくなるかとも思えました。
でも、戦ってきて良かった。
眞子様はついにあの悲しみの大地から解き放たれ、外の世界に飛び立って行かれるのです。
鳥になって飛び立たれるのです。

397 :みーつけたと、やっと貴方が笑った日 11:04/06/02 18:58 ID:OMbIS3es
「さっき、また娘からメールが届いた」
お父上が私の肩を軽く叩かれたつい先程の出来事が、まるで昔話のようにも思える。
私はお父上を護衛して首都郊外にまで出向いていたのである。
無論、眞子様と佳子様をお迎えするためであった。
ご到着までおよそ三十分、と言ったところだったろうか。
「父親であるということが、こんなに馬鹿らしいとは思わなかった。
お前が出迎えに来ているかどうか、と、眞子は尋ねてきたよ」
部下が私に耳打ちしたのはその時だった。

「それでは、私はここで」
「…? 何を言っているのだ。眞子はもうそこに」
「時間がありません」
「どういうことだ」
私はお父上に申し上げた。
西に逃れた将軍が寄越してきたという通告のことを。
あの外道は、この国で最も貴い御夫妻を、これから処刑するというのである。
代償は、解放軍の投降。
解放軍が降伏すれば処刑を中止すると「将軍」は言っているらしい。どうせ嘘だが。
確かなことは二つある。
行方不明であられた御二人が生きておられたという事実。
そして、「将軍」の通達は映像付きで解放軍本部に送りつけられており、
御夫妻が今まさに断頭台に乗せられているのは紛れもない事実だということ。
御二人の命と、解放軍。この二つを天秤にかけることは出来まい。
どちらか一つ…、ではないのだ。
どちらか一つを捨てれば、この国の歴史は永劫の汚辱に塗れるのだ。

398 :みーつけたと、やっと貴方が笑った日 12:04/06/02 18:59 ID:OMbIS3es
「それでお前が救出に行くというのか?」
「好機でもありますから。将軍が処刑場に出向いているようです」
「だからと言って、なぜお前が」
「バンクシアエは、いつか将軍の首を獲るために、奇襲訓練を繰り返した部隊です。実績もあります」
「死ぬつもりか」
「生きて、生きて、ひたすら足掻いて、死ぬ時が来たら死ぬだけです」
「なぜ他の者に任さぬ。眞子はどうする。あんなにお前に会いたがっているのだ」
会いたい。
話したい。
無性に。
だが、それは私個人の欲望に過ぎない。
眞子様御為と信じ、常に死の螺旋の中心にあった私だ。
この国の未来と、それと等価である眞子様の幸福のために戦い続けることこそが、
幾多の部下を死なせ、無数の敵兵の命を蹂躙してきた私に許された唯一の贖罪である。
己のためには生きぬこと。それは、私がいまだ人間であることの証なのだ。
いや…、そんな理屈などどうでも良いか。
私はただ、お祖父様とお祖母様が亡くなられれば眞子様がお可哀想だと思うのだ。

399 :みーつけたと、やっと貴方が笑った日 13:04/06/02 18:59 ID:OMbIS3es
「これをお願いします」
あの夜、眞子様が巻いてくださった首飾りを、私は殿下にお渡しした。
私と眞子様との、誓い、絆。私が生まれ、そして生きてきたことの全て。
ゆびきりげんまん。
絡めあった小指が激しく疼く。あの夜の眞子様はお美しかった。
…生きて戻って。必ず返して。
あの約束は、果たせない。
だが、それでいい。泣いておられる限り御傍を離れぬと言うのがそもそもの約束であった。
眞子様はあの日、満面の笑顔で私を送ってくださったのだから…、
いつどこで果てたとしても、少なくとも最初の誓いを破ったことにはならないのだ。
「何という顔で笑うのだ、お前は。許さぬぞ。眞子を泣かせるような真似は断じて許さぬ」
「平安(さき)くありませ。そうお伝えください」
子供の頃、貪るように読んだ物語の台詞を口にしたのは陳腐だったろうか。
荒ぶる神が、万神殿を追放される時、姉に残した別れの言葉である。
そして神は一切の罪業を背負って辛苦しつつ地に降ったのだった。
豪雨の中を一人、飢えと寒さに震えつつ、ただ姉たる神の幸せを祈りながら。
その悲しい姿に真の英雄を見出し、幼い私は激しく憧れたものであった。
姉神の御名は、天照大神。あまねく地を照らす、果てしなく優しき太陽の女神。
幼き日の憧憬を演ずることが出来る人生の、何と幸福なことか。
「生きて戻れよ。お前に眞子を呉れてやる。だから死ぬなよ。死ぬなよ!」
ありがたい仰せだった。出来うるなら生きて戻りたいものだ。

400 :みーつけたと、やっと貴方が笑った日 14:04/06/02 19:00 ID:OMbIS3es
車を飛ばして、我が軍と敵の勢力範囲のちょうど境目に設えられた処刑場に辿りついたのである。
私は部下達と共に処刑場の様子を伺った。
「将軍」とて、こんな策で解放軍を屈服させられるとは思っていないだろう。
彼奴はただ…、解放軍があの御夫妻を見殺しにしたという事実を作りたかっただけなのではないか。
以って、民の支持を失わせしむるためにである。
処刑場には、無数の民が集められていたのだ。
もしかするとこれは、誰にも愛されたことのない独裁者による、
民の敬愛を一身に受けておられる御方への復讐だったのかも知れない。
事実、無数の兵に守護された「将軍」は、狂ったような笑みを浮かべていたのだった。
お痛わしくも断頭台にかけられておられた御夫妻は、しかし、まるで怯えてはおられなかった。
それだけでも、この国に生まれて良かったと思う。
誰もが不安げに御二人を見守り、無言で奇跡を祈っていた。
私は知っている。神は都合良く奇跡を起こしてくれるほどには人間を愛していないことを。
無力でちっぽけな人間が、命の限りに足掻き、嘆き、苦しみ、
それでも尚且つ起きるかどうか判らぬのが奇跡というものなのだ。
所詮、人は無力で短命である。運命という圧倒的な濁流に逆らうことは出来ない。
我ら人間に許されるのは、せめて運命に抗うことのみ。
たとえいつかは奔流に飲み込まれるとしても、宿命に逆らったことの証だけは残るのだ。
「お前たちは騒擾を起こせ。それに乗じて両陛下を救出せよ」
私は部下に命を下した。共に死地に飛び込んでくれる、愛しき戦友たち。
なるほど、殿下が仰せられた通り、私は贅沢な男だ。
「隊長はどうされるのですか」
「将軍を斬る」
眼前には無数の敵兵。その切れ間に「将軍」が見える。

401 :みーつけたと、やっと貴方が笑った日 15:04/06/02 19:00 ID:OMbIS3es
生きるというのはどういうことなのだろう。
今になってそんなことを考えている自分が可笑しい。
願いとは。祈りとは。我らの人生においてどんな意味を持つのだろう。
私達が生きるこの世界はいつも無慈悲で、叶えられる願いは踏みにじられる想いより遥かに少ない。
憧れたものに裏切られ、理想と現実の違いに絶望しながら、
幼き日の夢を諦めることを繰り返し、そして死ぬのだ。いつか必ず。
ならば生きることは無意味なのであろうか。
私には愛した女性が二人いる。二人との約束を果たすために生きてきた。
約束の幾つかは果たすことが出来た。だが大半は叶えられずに終わりそうだ。
ならば私の人生は無意味だったのか。
そんな筈はない。
あの日、妻と笑って別れることが出来たではないか。
あの夜、あの方と笑って別れることが出来たではないか。
その幸せは束の間のもので、すぐにまた限りない悲しみが訪れた。
だが、あの愛おしい瞬間、私が幸福であったのは紛れもない事実なのだ。
生きていたことは間違いではなかった。
そんな言葉が、福音のように響いてくる。
そうだ。私が生きた証はあまねくこの大地に刻み込まれているのだ。
焦土と化したこの国も、やがて蘇る。
私が結んだあの二人も、やがて子を生み、その子は雄々しく育つことだろう。
佳子さまも、またいつの日か、あの無邪気な微笑を取り戻されるに違いない。
そして眞子様は…。今ごろお父上と抱擁しておられるのだろうか。
色んなことがあったけれど、みんな元に戻っていく。
生きていたことは間違いではなかったのだ!

402 :みーつけたと、やっと貴方が笑った日 16:04/06/02 19:03 ID:OMbIS3es
ご褒美よと、私に花一輪を賜られた眞子様。
あの日、私は眞子様の騎士になった。
だから私はここにいる。
「将軍」が仕掛けた罠の渦中に。
嵐のごとく吹き荒れる死と、豪雨のように降り注ぐ鮮血の中心に。
狙うものはただ一つ。「将軍」の命。
願うものはたったひとつ。眞子様の未来。
嗚呼。無数の敵兵の切れ間に「将軍」が見える。
逃がしはしない。今度こそ仕留める。
将軍を守るべく立ち塞がる敵兵。業火を上げる銃。だからどうしたというのか。
平安(さき)くありませ、眞子様。どうかお健やかに。
悲しみの籠から飛び立ってください。自由な鳥になって羽ばたいてください。
いつか描きたいと仰せられた鳥の絵のように。
そして広い世界に触れ、幾多の喜びを知り、いつの日にか心から微笑されますように。
「眞子」
今はその名をお呼びしたい。眞子様。私は貴女が大好きでした。

403 :みーつけたと、やっと貴方が笑った日 17:04/06/02 19:04 ID:OMbIS3es





風の音。少女が泣いている。
なぜこんな悲しい目をしているのだろう。
「もういいかい」
私が少女に呼びかける。すると少女は微笑むのだ。
「もういいよう」
細い肩を震わせて、泣きながら微笑むのだ。

早く言ってあげないと。あの言葉を…。あの言葉を…。








404 :エピローグ 1:04/06/02 19:05 ID:OMbIS3es
20××年 11月5日
 両陛下救出。「将軍」戦死。

20××年 11月12日
 「将軍」の死によって侵略軍は分裂。西日本を舞台とする内紛が勃発。

20××年 12月21日
 分裂した敵軍の各個撃破に成功。この日を解放記念日とする、

20××年 12月28日
 両陛下、靖国神社に御参拝。
 翌日より全国への巡幸を開始される。
 
20××年 1月9日
 侵略軍の後ろ盾となっていた二大国が米国に屈服。
 国連安保理決議により、北への懲罰戦争が開始される。

20××年 2月16日
 半島、南北統一。
同日、日本への復興支援案が国連にて可決。


405 :エピローグ 2:04/06/02 19:06 ID:OMbIS3es
20××年 4月7日
 眞子内親王殿下、大学に御進学。海外留学を断られ、国内の大学に。日本美術史専攻。

20××年 4月7日
 佳子内親王殿下、大学に御進学。児童福祉を学ばれる。
 この年、GNPが戦前並みに復帰。

20××年 7月9日
 新帝即位。徳仁親王。
 
20××年 6月11日
 佳子内親王殿下御成婚。

20××年 9月10日
佳子内親王殿下に一子御誕生。女子。

20××年 6月1日
愛子内親王殿下御成婚。

20××年 3月10日
愛子内親王殿下に一子御誕生。男子。

20××年 7月9日
 新帝即位。愛子内親王殿下御長男。

406 :エピローグ 3:04/06/02 19:06 ID:OMbIS3es
20××年 12月21日
 解放五十周年記念式典。
 眞子内親王殿下、御出席。かつての難民らと往時を忍ばれる。

同年 12月30日
 眞子内親王殿下、薨去。
 
侍女語る。
「星空に向かって今にも飛び立とうとする鳥。それを描き終えられた翌日のことでした。
寝床につかれたまま、そっと御手を天に伸ばされました。まるで何かを抱きしめるかのように。
いったいどんな幻をご覧になっていたのでしょうか。
満面の笑顔。頬に一筋の涙が流れて…。そうして…。
お眠りになられたのかなと思ったのです。本当に安らかな…、幸せそうな御顔で…。
"やっと見つけてくれたのね。" …それが最期のお言葉でした」

辞世
「振り向けば 幸多かりし わが身かな おもひし人に 会ふぞうれしき」

                        
                                       完


407 : ◆qVSuTg9KKs :04/06/02 20:35 ID:ptzy9rKW
完結、お疲れさまでした。


もう、このスレに思い残すことはありません。

408 :水先案名無い人:04/06/02 21:20 ID:NX0Roksw
お疲れ様でした。
素晴らしいものを有難う御座いました。

409 :水先案名無い人:04/06/02 22:11 ID:E2le2MQW
このスレに出会えてよかった。

410 :水先案名無い人:04/06/02 22:14 ID:PVDAID2d
見届けさせて頂きました。
お疲れ様でした。
読ませていただき本当に有難う御座いましたと、
心からお伝えいたしたく存じます。

411 :水先案名無い人:04/06/02 22:48 ID:6XREMvE1
もう、なんと書けばよいか分からない・・・

お疲れ様でした。

412 :水先案名無い人:04/06/02 22:49 ID:/37mPKD6
力作乙

413 :水先案名無い人:04/06/03 00:21 ID:m0Z9v6As
感動しました。ありがとう。
スレが消えない間に保存しときます。

414 :水先案名無い人:04/06/03 01:19 ID:jo1mzPTa
お疲れ様でした。
力強く、如何なる苦難が来ようとも歯を食いしばって、それでも一筋の光を信じ生きる・・・・・
そんな生き様が見え隠れする最高の文章でした。ありがとう。
彼は英霊になってしまったのですね・・・・願わくば、二人のマコと幸せに過ごせますように。

個人的にお話してみたいので、もしよかったら捨てアドでもさらしてくれたらうれしーなー


415 :水先案名無い人:04/06/03 07:20 ID:mBaYNDBX
お疲れーおもしろかった。
ニクイ構成もすばらしいですな。

416 :水先案名無い人:04/06/03 14:30 ID:mf6wvdmU
これを元にした映画でも作れそうなくらいの力作ですね、


             次回作期待しちゃだめっすか

417 :水先案名無い人:04/06/03 15:23 ID:DowpEMMW
こっちでも長いのやってる
作者のHN通り、いつ終わるのやら

眞子様のSSを書くスレ
ttp://ppc1.s56.xrea.com/x/test/read.cgi?bbs=mako&key=1081405450

418 :水先案名無い人:04/06/03 17:10 ID:dQ3ccD/k
http://img.2chan.net/b/src/1086247682536.gif

419 :水先案名無い人:04/06/03 17:39 ID:NwwpW6cf
感動しました!ほんとうにお疲れ様でした。

420 :水先案名無い人:04/06/03 18:14 ID:9ugRTTmi
>>418
作ったやつ、張ったやつ、マジで今すぐ死ね。

421 :水先案名無い人:04/06/03 18:38 ID:4+wzb4Pe
本人証明のやり様がないけど(トリップ付ければよかった)作者です。
えと、あの、その、皆さんどうもありがとうございます。
なんというかその、むず痒いというか、こっぱずかしいというか…、
こんなにたくさんの人に、感動したとか言ってもらえて、
嬉しい反面、少し戸惑ってたりもします。まあ要するに照れくさいのです。
皆さん、どうもありがとうございました。

次回作書こうって気は今んとこ無いですね。少なくとも長編は。
今はネタも無いし、それに、ちょっとやんなきゃならないことありますし。
小ネタだったらちょくちょく書いてきたし(どれとは言いませんが)、
また思いつけば何か書きますよ。

で、メアドのことなんですけどね、
そういう風に言ってくれるのは嬉しいんだけど、
やっぱあれだわ、実在の人物を人格いじくりまくった上に実名で登場させて
しかもその人達はやんごとなき方々で…、
という、とんでもないことやらかしちゃったわけですから、
俺としては捨てアド晒すのも怖いのです。ごめんね。

ところで、このスレに思い残すことは何もないってのは、
続きは書かないってことなのかな? んん?

422 :水先案名無い人:04/06/03 20:04 ID:CaZkdqlg
>>421
それはまた次のお話。

423 :水先案名無い人:04/06/03 21:16 ID:MvrtAF+K

          /;;;;;;;;;;;;;;;;`';;;;;;;\
            /;;;;;;;;〃/´ヾヘ;;;;;;;;;;;ヽ
        /;;;;;;;((,/    i;;;;;;;;;;;;;i
         |;;;;;;;;;i !/ ,─ 、 .ノノ)ノノ|
          |;;;;;;;;;|   ‐='   =- i;;;;;i|
        |;;;;;;;;i      ゝ  |;;;;;;;|
        !ノ;)ノ\  -=- .ノ;;;;;〈
        |((/´ i ` ー─ 'iヽヾ);;)|`i      VS
         /\ ̄ ̄`ヽノ  i (\_l !)))   
        /     ̄ ̄ヾ 〃´  ヽ/ ) ' ノ
                                  , -‐'"´ ̄ ̄ ̄ ``ヽ
                               /爪  ヽ `ヽ、`ヽ、   \
                              / / !lヽヽ  \  \ \  }、
.                              / l l l ヽ ヽ、_弐_ --ヽ _ヽノノ!
                             /! ll__l ヽ-‐' "┴─`  l/rヌ、ノ|
                             !l/fri刀          >'〉} ノ!
                                l ̄ 、 _      ,Lノノ |
                                   ',  ヽ'´ヽ    / | 「||l!,| 
                                   ヽ、  ー'    / .| | | |!|
                                  ``ー-ャァ' ´ _」、lLl l!|
                                    __ノ /==三三ヽL


424 :水先案名無い人:04/06/03 23:37 ID:YYdtG9bo


425 :水先案名無い人:04/06/04 00:48 ID:btAiD59x
>>387
完結お疲れ様でした。
最初このスレを開いたときはまさかこんな大作が読めるとは思っても見ませんでした。
最後、マジ泣きしてしまいました・゚・(ノД`)・゚・。

426 : ◆qVSuTg9KKs :04/06/04 00:54 ID:dsL/gcjS
>>421
貴方が続きを望むのであれば。


今月中には第2回を・・・

427 :水先案名無い人:04/06/04 08:44 ID:TbcSOMip
>>417
これもなかなか面白い。
続きが気になる。

428 :水先案名無い人:04/06/04 20:10 ID:IATRkkX7
今更だが完結乙

429 :水先案名無い人:04/06/05 01:41 ID:GgO0mIG1
完結乙です!!
最高でした(。´Д⊂)
もうなんか…よかったです。
嗚呼、この思いを文に出来ないとは…


430 :水先案名無い人:04/06/05 06:45 ID:3wgqCwkE
          , -‐'"´ ̄ ̄ ̄ ``ヽ
        /爪  ヽ `ヽ、`ヽ、   \
       / / !lヽヽ  \  \ \  }、
       / l l l ヽ ヽ、_弐 --ヽ _ヽノノ!   >>387
      /! ll__l ヽ-‐' "  ,    l/rヌ、ノ|
      !l/fri     `゛"゛;:    >'〉} ノ!     良い作品をありがとう。
         l  、        ;   ,Lノノ!|    
            ',  _    u  / | 「||l!|    感動しましたよ・・・ホロリ
            ヽ、      ./ .| | | |!|
           ``ー-ャァ' ´ _」、lLl l!|
             __ノ /==三三ヽL
           / }ム/==ニ三-ァ-─‐ヽ
            」ll /O/ ニ, -'´ /    , -'´!
           i´{、/ //   /  , -'´   |
        / ̄  ̄ ー─‐'´   l      |、

431 :水先案名無い人:04/06/05 11:00 ID:BnxOzNMt
眞子様のペットになりたい。。。

       .〆'.⌒^ヽ
       ||ヾ|_!ノLl」!
       |ヽd ゚ ‐゚ノ
      ノノ∠ヽVノiつ
 (;´Д`)  ,(ノ/_i|_i〉
/∪∪~~~~  し'ノ
∪∪

432 :水先案名無い人:04/06/05 21:24 ID:k/9BLHjy
感動しました

一つだけ
現在の皇太子様が天皇に即位したら、眞子様は内親王ではなく女王殿下になります。

433 :水先案名無い人:04/06/05 23:38 ID:kV0/FSpb
>>432
知らんかった… _| ̄|○

434 :水先案名無い人:04/06/06 00:34 ID:x4mNYcLD
>>432
そうだったのか!!

435 :水先案名無い人:04/06/06 03:35 ID:gKBMy4u9
>>432
いやいや、内親王殿下のままだよ。

436 :水先案名無い人:04/06/06 15:24 ID:euMWpBvI
そうだ! どうせ聞こえるなら、聞かせてやるさ! 眞子様! 好きだァー! 眞子様! 愛しているんだ!
眞子様ァー! 昔から好きだったんだ! 好きなんてもんじゃない!
眞子様の事はもっと知りたいんだ! 眞子様の事はみんな、ぜーんぶ知っておきたい!
眞子様を抱き締めたいんだァ! 潰しちゃうくらい抱き締めたーい! 心の声は心の叫びでかき消してやる!
眞子様ッ! 好きだ! 眞子様ーーーっ! 愛しているんだよ! ぼくのこの心のうちの叫びをきいてくれー!
眞子様さーん! 眞子様を知ってから、僕は君の虜になってしまったんだ!
愛してるってこと! 好きだってこと! ぼくに振り向いて!
眞子様が僕に振り向いてくれれば、ぼくはこんなに苦しまなくってすむんです。
優しい君なら、ぼくの心のうちを知ってくれて、ぼくに応えてくれるでしょう ぼくは君をぼくのものにしたいんだ!
その美しい心と美しいすべてを! 誰が邪魔をしようとも奪ってみせる! 恋敵がいるなら、今すぐ出てこい!
相手になってやる! でも眞子様がぼくの愛に応えてくれれば戦いません ぼくは眞子様を抱きしめるだけです!
君の心の奥底にまでキスをします! 力一杯のキスをどこにもここにもしてみせます! キスだけじゃない!心から君に尽くします!
それが僕の喜びなんだから 喜びを分かち合えるのなら、もっとふかいキスを、どこまでも、どこまでも、させてもらいます!
眞子様! 君がツンドラの中に素っ裸で出ろというのなら、やってもみせる!


437 :水先案名無い人:04/06/06 15:30 ID:V5vrFqAv
        , -‐'"´ ̄ ̄ ̄ ``ヽ
       /爪  ヽ `ヽ、`ヽ、   \
      / / !lヽヽ  \  \ \  }
.      / l l l ヽ ヽ、_弐_ --ヽ _ヽノノ!
     /! ll__l ヽ-‐' "┴─`  l/rヌ、ノ|
     !l/fri刀          >'〉} ノ!   
        l ̄ 、 _      ,Lノノ |   
           ',  ヽ'´ヽ    / | 「||l!,|   
          ヽ、  ー'    / .| | | |!|    やれ!
          ``ー-ャァ' ´ _」、lLl l!|    
            __ノ /==三三ヽL   
          / }ム/==ニ三-ァ-─‐ヽ
           」ll /O/ ニ, -'´ /    , -'´!
          i´{、/ //   /  , -'´   | 
       / ̄  ̄ ー─‐'´   l      |、 
      /l  /`ヽ           ノ     /」ヽ
      / l/   l     、   ヽ    / /'iヽヽ


438 :水先案名無い人:04/06/06 16:09 ID:TjO9I8ai
>>437
鬼だな

439 :水先案名無い人:04/06/06 16:26 ID:VzPWrSYJ
>>436
何か怖いよ。
このスレにはそこまで本気の人はいないし

440 :元ネタはキングゲイナー:04/06/06 17:04 ID:euMWpBvI
そうだ!
どうせ聞こえるなら、聞かせてやるさ!
サラ!
好きだァー! サラ! 愛しているんだ! サラァー!
エクソダスをする前から
好きだったんだ!
好きなんてもんじゃない!
サラの事はもっと知りたいんだ!
サラの事はみんな、ぜーんぶ知っておきたい!
サラを抱き締めたいんだァ!
潰しちゃうくらい抱き締めたーい!
心の声は
心の叫びでかき消してやる! サラッ! 好きだ!
サラーーーっ! 愛しているんだよ!
ぼくのこの心のうちの叫びを
きいてくれー! サラさーん!
クラスが同じになってから、サラを知ってから、僕は君の虜になってしまったんだ!
愛してるってこと! 好きだってこと! ぼくに振り向いて!
サラが僕に振り向いてくれれば、ぼくはこんなに苦しまなくってすむんです。
優しい君なら、ぼくの心のうちを知ってくれて、ぼくに応えてくれるでしょう
ぼくは君をぼくのものにしたいんだ! その美しい心と美しいすべてを!
誰が邪魔をしようとも奪ってみせる!
恋敵がいるなら、今すぐ出てこい! 相手になってやる!
でもサラさんがぼくの愛に応えてくれれば戦いません
ぼくはサラを抱きしめるだけです! 君の心の奥底にまでキスをします!
力一杯のキスをどこにもここにもしてみせます!
キスだけじゃない! 心から君に尽くします! それが僕の喜びなんだから
喜びを分かち合えるのなら、もっとふかいキスを、どこまでも、どこまでも、させてもらいます!
サラ! 君がツンドラの中に素っ裸で出ろというのなら、やってもみせる!



441 :水先案名無い人:04/06/07 00:09 ID:umXg4i0B
じゃあオレも妄想してみよう
アホ臭い文でゴメン

ついにかの国が日本に侵略してきた。
かの将軍は眞子様が大のお気に入りらしく、
「眞子を連れてくるニダ」などとほざいているらしい。

そして今まさに、かの国の工作員に眞子様が連れ去られようとしていた。
「お嬢ちゃん、一緒に来てもらうハンムニダ」
「構いません、でも私はあなた方には決して屈しません」
「強がって、かわいいニダ、でもいつまでそんな口がきけるニダ?」
バチバチッ! スタンガンだ。
「いやっ…!」 と、その時!

442 :水先案名無い人:04/06/07 00:10 ID:umXg4i0B
「待てぃっ!」
「なんだ、どこのどいつニダ!?」
「無法の嵐が吹き荒れようと、くじけぬ心あるならば、
いつか嵐は凪となり、静けさが戻る。災いは必ず去るもの…。
人、それを…『禍福』という…!」
「な、何者ニダ!?」
「貴様らに名乗る名前はないっ!」

「ふざけやがって! みんな、やっちまうニダ!」
「剣狼よ!我に力を!」
キィン、ザシュッ
「いくぞっ、ジェット!」
「あぁ先に仕掛けるぜ、ジェーッッット!」
「天空真剣奥義! 重ね鎌鼬!」
「切捨て御免!」バシュゥ
「…なんて…強さニダ…」バタッ

「あなた様は一体…?」
「私もあなたと同じく、平和を愛する者の一人です」
「あの…ありがとうございました、たすかりましたわ」
   (遠くの方から)眞子様〜ご無事でしたか〜
「当然のことをしたまで…勿体無いお言葉です、どうやらお迎えが来られたようですね
では私は行かねばなりません、ですが何かありましたら必ず駆けつけます」
「本当に…ありがとうございました」
「あなたの未来に大いなる幸があらんことを、さらばです」
「じゃあな、お姫さん ジェーッッット!」

443 :水先案名無い人:04/06/07 00:57 ID:4mZ69WBp
ロム兄さん

444 :水先案名無い人:04/06/07 01:27 ID:f55Q9XMp
畏れ多くも皇族を慰み者にするとは、國賊め…











(´Д`;)ハァハァ

445 :水先案名無い人:04/06/07 07:30 ID:umXg4i0B
なんか中途半端な終わり方なんでもすこし

「眞子様、ご無事でしたか!」
「えぇ、私は大丈夫です」
「彼らは一体…?」 

(ここで空を見上げて)
「きっと、この国は生きていきますわ」


今日もどこかで誰かの悲鳴

悪行尽きぬ輩ども

そこへ響く男の声

すべて剣狼の導きの下に

「貴様らに名乗る名前はない!」


駄文スマソ

446 :水先案名無い人:04/06/07 08:19 ID:GwCJKr6d
ここらでスポ魂もの書いてください。
もちろん主人公に7コ様が惚れるって設定で

447 :水先案名無い人:04/06/07 15:44 ID:QWhkEqy7
ほらよ。スポ魂もの。


「ばっかもーん!」
秋篠宮様がちゃぶ台を引っくり返される音が、今日も赤坂御料邸に響きわたる。
眞子様はといえば、なぜ自分がこんなにも怒られなければならないのか判らず、
ただじっと父上様を睨み据えておられるのだった。
「眞子めが! この父が作った大リーグボール養成ギプスをなぜ嫌がるのだ! 
さあ、今すぐこれを装着してみせい! ハァハァ」
「お父様。これはスクール水着ではないですか。
これでどうやったら大リーグボールを投げられるようになるのですか」

448 : ◆qVSuTg9KKs :04/06/07 19:01 ID:4mZ69WBp
>>446
もしかして携帯からですか?

>>447
父上様なにげに大人気ですね・・・

ネタとして。


最近、他板の眞子様スレが荒れていますが
ここは荒らしが来なくて平和ですね。



ああ、俺が荒らしか・・・

449 :水先案名無い人:04/06/07 23:15 ID:8P7g9K+m
      /ヘ/Nヘ /l /i /Nヘ/L    |
      .イ// /ヘ///  / |        |
      | |i/レヘ/ l/|_l,//  ! .|ト、i ト   |  
      |    iルレ`ヽ  | イ斗‐ |liレjヘ|  眞子、学習ルームこぃ!!
      |    l!<´oヽ   レr'o弌!|N/ヘ| 
      >、lリレハ `¨     `¨  ノ  〈  
      /   __rヘ   、,     / ,  |
      |  Y´   ヽ ー==‐  ノ  ヽ トv-――-――-y―‐-、
    /レヘ/    ノ `  ‐ r'     ) .!          |     Y⌒ヽ__
   /        \   /      )/|                ハ  |_ _)ニニニフ
  ./           `´                         lー―‐'
 /       N E V A D A



450 :水先案名無い人:04/06/08 02:11 ID:JZFiLC1h
 H /::(/ _,,_丶:゙i /::::::::::::::;:/´ヾヘ;:::::::::ヽ
( ヨb |::l,,0  0,,{:K〉)):::::::((,/    `、::r、:::゙,
 \`l:ト、 ^_ノ:」/:::::::::::i゙  \   / i::::i    ガブ☆
   ゙、 ヾ〃 /!::::::::::::|  ◯    ◯ l::::| _
   〉 ネヴァダ| !::::::::::::!         " !:::!(  )__
   \ ___/ \::::::::!"  _______丿 ̄`''"  i\  ギャーッ
      ゙、     !:::::::!. / / !lヽヽ  \  \ \  }、
      ゙、     ヽ;ii  l l l ヽ ヽ、_弐_ --ヽ _ヽノノ!
       ゙、       |ll__l ヽ-‐' " ┴’`  l/rヌ、ノ|
         ゙、_    |fri《;・ソ         >'〉} ノ!
          /  /V/| l  ̄ 、_      ,Lノノ |
        ,-''     .  ',  |⌒'ヽ    / | 「||l!,|
      /''"\         ヽ、 ゞー'    / .| | | |!|
           , -‐'"´    ``ー-ャァ' ´ _」、lLl l!|

451 :水先案名無い人:04/06/08 15:05 ID:Pctg4ZF7
ある日、佳子様の庭へ突然降って来た眞子様。
戸惑いつつもやがて眞子様へ恋愛感情を抱いていく佳子様。
そんな二人が割と平穏な(?)日々を過ごしていると、今度は風呂の排水溝から俺がやって来た!
果たして佳子様と眞子様の平穏な(?)日々はどうなるのか?!
そして俺の目的は?!
次回「俺の侵略(?)」そして、微妙な戦いが始まる…。


いきなり次回予告
http://ikinari.pinky.ne.jp/

452 :水先案名無い人:04/06/08 20:29 ID:2jv+VGeu
眞子が目を覚ますと、何故か全身を縄で縛られていた!
目の前に現れたのは鞭を持って微笑を浮かべる人物・俺…!
佳子監修の新作『お隣りさんはサディスティック☆』
レンタル開始!!(要・身分証明書)

キ、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
この際、SM属性が無いのは目をつぶってやる

453 :水先案名無い人:04/06/08 22:48 ID:V4JQL3z0
世界は核の炎に包まれた
世は再び暴力が支配する世界となった
それをいいことに、拳王軍と名乗る組織が人々を苦しめていた

「眞子様、もう見つかってしまいますわ! またあの囚われの生活に戻るしか…
私たちは心をなくして人形となって生きるしかないのでしょうか!?」
「そんなことを言ってはいけません、私たちが希望を捨てたらどうなりましょう?
私たちには希望しかないのですよ」
「眞子様…」
「きっとあなたのお兄様が助けに来てくれます
信じましょう、いつか必ず明るい明日が来ると そう信じてきたでしょう
最後の最後まであきらめてはダメですよ」

ジャリ…

「足音…! アイリさん、出てきてはいけませんよ!」
「誰かいるのか〜! あぁこんな所に一匹隠れてやがったなぁ」
バシィッ!
「さぁきやがれ!」

「眞子様… 貴方というお方は…」

454 :水先案名無い人:04/06/08 22:49 ID:V4JQL3z0
「頭、一匹残ってましたぜ」
「子供といえど拳王様に忠誠を誓ってもらおう! 拳王様の紋章を自ら体に焼き付けるのだ!
もし嫌だと言ったらあの鉄板の上で黒コゲになるまで踊ってもらう事になるがな…」
「な、なんて酷いことを…」
「クックック、さぁどうする?」
「誓いません、あなた達のような悪魔には絶対に従いません」
「なにぃ〜!」

私は悪魔には従わない たとえどんな事があっても 悪魔に屈したら人間じゃなくなる…

「なんという気丈な方じゃ、奴隷となって生きながらえるよりも死を選ぶとは…!」
「にへへ、おもしれぇなぁ お嬢さん、手を貸してあげようか ん!?
な! なんだぁてめぇは!」
「人の皮を被った悪魔め!」
「なにわ! らぎゃぁぁ!」
「むっ!あれは南斗水鳥拳!」
「レ、レイ!」
「ま、眞子様! 眞子様、しっかり!」
「だ、大丈夫…、心配しないで アイリさんは無事ですよ…」
「眞子様、貴方という人は!」
「あ、あれ… 安心したら涙が… ど、どうしたんだろう…」

ご自分の事よりもオレの妹の事を案じてくださるとは…
「…しかし気丈な様でもまだ子供でいらっしゃる… それをこんな目に…
ゆるさねぇ… てめぇらの血は何色だーっ!!」

455 :水先案名無い人:04/06/08 22:51 ID:V4JQL3z0
ふおおお…! 今度はてめぇの番だ!」
「ふん、知っているぞ 貴様の弱点をな! この村にはアイリという女がいるはずだ
この男は妹の命をかけられたら何も出来ん!」
「な!?」
ぐあぁぁぁ
「私ならここにいます! 私は戦う! もう逃げたりしない!」
「アイリ、お前!」
「私は昨日までのアイリじゃない! 兄さん、思う存分戦って!
私は眞子様に戦う事を教えて頂きました!」
「フッ、オレにもう弱点はない アイリはオレから離れた
自分の意思で生き!自分の意思で死んでいくだろう!」
ぐわぁぁ、なんだこいつらはぁ〜!?
「俺達も黙っているわけにはいかん!」
「そうだ!俺達も戦おう!」
「俺達も戦うぞ!」
「おお、なんということ! 戦うことをあきらめていた村人まで!」

戦争によって弱者に凄惨な試練を与えたあの残酷な神が…
この世に残した唯一の光が眞子様なのかもしれん

「ぬう!拳王様に逆らうとは愚か者め!
このわしが全員、皆殺しにしてくれるわ! ガソリンをもて〜い!
ゴキュゴキュ、ふあはは、わしの火闘術で貴様ら血祭りだ〜!」
「フッ、つまらん芸だ そんな大道芸でこのオレと戦う気か
さっさとひっこめ、はやぁ!」
「うぶう は、腹が腹が〜!」
「南斗水鳥拳の鋭い手刀は大気の中に真空波を生む」
「は、腹の中のガソリンが! ひっ! 引火したら吹っ飛んじまう!
ひえええ、ひあ、あぢぢ、ひいひぃ〜火っ火っ火っ〜た、たすけて〜
えっえっえろばっ!」
「フッ、悪党にはふさわしい最後だな」

456 :水先案名無い人:04/06/08 23:04 ID:V4JQL3z0
以上、元ネタは北斗の拳でした

457 :水先案名無い人:04/06/08 23:25 ID:Mz0B6ZLo
北斗の拳か、やるねぇ。


さぁ、あっという間にDAT落ち、もしくは板違いで削除
と思われたこのスレも450を越えました。
なんと、もうすぐ半分です。
長編、小ネタ、改変、どんどん投下してください。

しかし、なんでこんなに伸びたんだ?

458 :水先案名無い人:04/06/09 12:10 ID:uywrf939


行き場を失った愛ゆえに私は生み出された。
しかし、私の気持ちは本物だったはずだ。
それを確かめるために今・・・。

459 :水先案名無い人:04/06/09 22:08 ID:2PVb5tTs
>>458
誤爆だと思うのだが微妙にこのスレ本質を
捉えているような気がするのは何故?

460 :水先案名無い人:04/06/09 23:35 ID:VmHA7fIx
うむ。続きを書いてみるテスト。





行き場を失った愛ゆえに私は生み出された。
しかし、私の気持ちは本物だったはずだ。
それを確かめるために今・・・。

皇宮警察の任を受け、私は初めて秋篠宮家御宅に伺うこととなった。
妻との約束を果たすために。
真子と共に覗き見た無数の未来は、今はもう何一つ叶えられることはない。
あの時、ああしてやればよかった…。こう言ってやればよかった…。
後悔しても、もう遅い。妻はもはや現世(うつせ)の存在ではないのだ。
なるほど、今の私を生み出したのは、行き場を失った愛なのであろう。
だが、私の思いは本物だった。
妻と共に生きたあの懐かしき日々、私は確かに幸福であったのだ。
それを確かめるために、今…。
眞子様。未だお会いしたことは無いにも関わらず、
私の人生を規定してしまわれたその少女の戸を、今、私は叩くのだ。


                                     続かない

461 :水先案名無い人:04/06/10 13:01 ID:NtLe9RG2


マジで今年は皇宮護衛官の採用試験を受けます。


このスレ的なことはありえないのだがな・・

462 :水先案名無い人:04/06/10 13:20 ID:VklAWvhA
第1次試験 9月28日
第2次試験 10月22日〜10月24日

…ですね。がんがれ。
それまでこのスレが残ってたらレポよろ。

463 :水先案名無い人:04/06/10 18:29 ID:tio0IcRT
>>461
がんばってください。

464 :水先案名無い人:04/06/10 20:34 ID:MowY0mc7
>>460
いつもご苦労様です。頑張ってね!

465 :ちょっとだけ ◆qVSuTg9KKs :04/06/10 21:42 ID:tio0IcRT
平成18年2月14日――

>>461は、いつものように外での立番をしていた。
2月の気温は低く、肌を刺すようである。
『あー、寒いなぁー、つらいなぁーなんでこんな仕事選んだんだろ?』
などと考えていると・・・
そこに、中等部二年の眞子様が通りがかった。
眞子様は>>461に気付くと、SPに預けていた鞄から
何かを取り出して>>461に手渡した。
「いつもありがとうございます。
これは私からの感謝の気持ちです。」
それは可愛くラッピングされたチョコレートだった。
『もしかして本命!?』
と思い顔を上げると――

続く

466 :>>465から ◆qVSuTg9KKs :04/06/10 21:54 ID:tio0IcRT
>>461が顔を上げると眞子様の後ろにいるSP達が
ニカッと笑って懐から同じ包みを取り出した。
お礼を言いつつも>>461
『なんだぁ、義理チョコかぁ・・・』
などと残念なような安心したような気持ちになっていた。

眞子様が離れていったあとで>>461は呟く。
「義理でも嬉しいな・・・」
そして思い出すのだ。
かつて、自分の決意を書き込んだスレの事を・・・





試験勉強、がんばってね。

467 :461:04/06/11 03:17 ID:S2A5RV4L
おお!なんと応援が!
有難いことです。

実は試験自体は大丈夫そうなんだけど
視力が足りないことが一番の問題なんですよ。
なんとかこれから視力回復します。

皇宮警察学校も皇居内にあるという素晴らしい環境!

もし、>>465のようなことがあれば、そのチョコは末代までの家宝にしますよ。



468 :水先案名無い人:04/06/11 03:24 ID:S2A5RV4L
美智子様や雅子様のような問題が起きてますが、
原因は宮内庁が独自に職員をほとんど雇わないからではないでしょうか?

宮内庁は国家2種3種から採用していますが、関東での今年の国家2種での採用予定はたったの4人。
たったこれだけでは仕事になりません。

そこで、他からの職員を引っ張ってくるようですが
これでは、真に皇室のことを考えている人が来る訳はありません。
歴代の宮内庁長官も他の省庁出身者です。

宮内庁は最早他の省庁の受け皿状態になっているのではないでしょうか。


469 :水先案名無い人:04/06/11 03:38 ID:S2A5RV4L
やっぱりチョコは半分食べて、半分を家宝にしまつ

470 : ◆qVSuTg9KKs :04/06/11 08:11 ID:2y3tfQ+v
>>467
即興で作ったものですが、喜んでもらえたなら幸いです。


遅くまでネットやってると眼悪くなるよ。

471 :水先案名無い人:04/06/11 11:58 ID:TWn68Rdp
それは、眞子様が御家族と楽しく昼食を味わっていらっしゃった、とある休日のこと。
突如として爆発音が鳴り響き、武装した男たちが突入してきた!

父君様「な、何者だ君達は… ぐわっ!」
眞子様「お、お父様!」
カコ様「おとうさまー!」
母君様「何をするのです! あなた達は一体…!?」
兵士A「フフフ、我々は偉大なる将軍様直属の特殊部隊ニダ。 命令により、日本の皇族を拉致するニダ」
父君様「貴様等、こんな暴挙が許されると… ぐわっ!」
兵士A「黙れニダ! 下劣なチョパーリが偉大なウリナラに口答えする権利など無いニダ! 連行しろ!」
兵士B「ははっ! さあ、来るニダ!」
カコ様「きゃー!」
眞子様「いやっ! 離してっ!」
母君様「あなた達、こんな暴挙が許されると思っているのですか!」
父君様「おのれ貴様等、家族は私の命に代えても… ぐわっ!」
兵士A「ウェーハッハッハ、皇族を人質に取れば倭奴は手も足も出ないニダー!」

勝ち誇る兵士A。 嗚呼、御家族はこのまま北の国に拉致されてしまうのか!?
しかし、その時!

?「待ちな」

渋い声とともに現れた一人の男… そう、俺だ!

472 :水先案名無い人:04/06/11 12:00 ID:TWn68Rdp
兵士A「んー? 何者ニダ?」
俺っち「悪党に名乗る名は無いぜ。 それよりもその方々は手前等みたいな溝鼠が触れていい御人じゃない… とっとと失せな」
兵士A「フフフ、丸腰で偉そうなことを言うなニダ。 おい、殺れ!」
兵士B「ははっ!」

兵士数人のライフルが俺に向けられる!
だが次の瞬間、俺の両腕の袖から改造ベレッタが飛び出した!

兵士A「なにっ!?」

銃声が連続して響き渡る。
奴等には一発の発砲も許されず、俺の鮮やかな銃撃によってたちどころに数人が誅殺された!
まるで拳法の様に二丁拳銃を構える俺を見て、兵士Aが震えた声をあげる。

兵士A「そ、その構え… まさか、ガン=カタかっ!」

ガン=カタ… アメリカの某映画監督が自宅の庭であみ出した、新時代の武術の名称である。
その最大の特徴は拳銃という近代兵器を使用した技の数々と、論理的数学的に組み立てられる戦闘方法だ。
過去の様々な銃撃戦を分析し、そのデータから敵対者の動きを統計的に予測する。
そして敵の攻撃を見切り回避しつつ、両手の二丁拳銃により最大限のダメージを与えるのだ。

俺っち「ガン=カタの前じゃ、お前等の攻撃は無力だぜ。 さっさと撤退したらどうだ?」
兵士A「何を言うニカ! 白頭山の空に輝く偉大なる星、必勝不敗の将軍様の御威光の前に勝てない敵はいないニダ!」

さらに他の兵士達が俺に銃口を向ける。 その数は40人近い。
だが甘いぜ、その程度の数じゃガン=カタ使いには勝てない!

473 :水先案名無い人:04/06/11 12:01 ID:TWn68Rdp
1分も経たないうちに、勝敗はあっさりと決した。

兵士A「つ、強過ぎニダ… ガクッ」

最後の一人が絶命したのを確かめ、俺は御家族の元に駆け寄った。

俺っち「御無事ですか」
父君様「ありがとう、君のおかげで助かったよ。 何かお礼をしたい」
俺っち「やんごとなき御方から褒美を頂くような身分ではございません。 それでは…」

格好良く去ろうとする俺。 しかし後ろから眞子様が声をかけてくる。

眞子様「お待ちになって! せめて、お名前だけでも…」
俺っち「フッ… では、水先案名無い人とでも名乗っておきましょう。 おさらば!」

俺は塀を飛び越え、去って行く。

母君様「不思議な方でしたね…」
父君様「ああ… 彼の行為を無駄にせぬ為にも、あの国にはしかるべき報いを受けて貰わねばならん。 眞子よ、お前が軍を指揮するのだ… って、眞子?」
眞子様「素適…」

眞子様はその綺麗な御瞳を、キラキラと輝かせていらっしゃった。

474 :水先案名無い人:04/06/11 12:03 ID:TWn68Rdp
後日。

眞子様「あの者の住所を調べ上げ、私の元へ連れて来るように」

との御命令が近衛師団に下された。
それから一日も経たぬ内に、

俺っち「眞子様ハァハァ…」

狭いアパートで眞子様スレを除いていた俺は、いきなり突入してきた黒服たちに拉致られる派目になった。

475 :水先案名無い人:04/06/12 05:32 ID:0DRxZook
そう。私はホムンクルス(疑似生命体)と同じです。
くだらない話でしたね。
似ている貴方に聞いて欲しかったのかもしれません。
憐れみが欲しい訳ではありません。
忘れてください。
これが、最後になるかもしれませんね・・。

眞子様「貴方がいなくなったら私は何の為に生きればよいの」

それで良いのです。自分のために行動してください。


476 : ◆qVSuTg9KKs :04/06/12 21:44 ID:FD2jQ+2I
>>471-474
続くのかな?
>>475
何処かで見たような気が・・・
元ネタあるなら教えて下さい。

私が書いていたSSですが、とある事情により続きがあぼーんしました。
これからは、続きものはやめて単発ネタのみでいきます。











ついでにこっそりカミングアウトしちゃいます。







私は女の子好きな百合女です。

477 :コーヒータイム:04/06/12 22:05 ID:ZqKYZc6h
      __
    i<´   }\   , - 、
   ヽ.._\./  .ンく r-兮、 __
    ∠`ヽ.! /   ヾニEヲぐ ,ゝ->    さすがゴッグだ。
   /_`シ'K-───‐-、l∠ イ       スレ一番の職人がこっそりカミングアウトしてるが
   l´__,/l\、_ ̄0¨0)゙@Yヘ, -┤      何ともないぜ
.    l'___|⌒ヾ''ー==、ーr='イ i二|       
   / .」   i   /./7r‐く  lー!
.   f.  ヽ‐i人.∠'<   _i. l,.-ゝ.
    トiヘヘ「ト〈      `X  トレi7__|
   〉ト:トハj`! i.    /  トー┤lルj,リ
  /‐+----+‐l    iー--i---ヾ'〃
.  l_i____i__|   |___i,__i_|


478 :水先案名無い人:04/06/12 22:50 ID:CzAsZ7xG
じゃ俺漏れも。長編書いてた俺は昔話も書いてました。

479 :水先案名無い人:04/06/12 22:59 ID:3gMb+Gjl
じゃ俺漏れも。俺はショタ大好きな両刀男です。やらないか

480 :水先案名無い人:04/06/12 23:35 ID:QGSAStTD
>>479
良いよ。

481 :水先案名無い人:04/06/12 23:59 ID:3gMb+Gjl
>>480
良かったのかホイホイついてきて俺はノンケでも以下略

482 :水先案名無い人:04/06/13 00:17 ID:Dx/Bnob/
>>478
それはなんとなく気付いてた。両方とも文章うまかったからね。

483 :水先案名無い人:04/06/13 03:44 ID:D6F1UKjp
藻前ら!
くだらないこと書かずに、ひとまず妄想したことを書け!

484 :水先案名無い人:04/06/13 05:02 ID:UWbaaQlW
>>483
>>479>>480の絡みを妄想してしまいましたが書くべきですか?

485 :水先案名無い人:04/06/13 05:42 ID:LfhusdIH
行き場を無くした愛ゆえに私は生み出された。
だが、私の心は本物だったはずだ。
それとも、偽りの生を受けた者の心に勝ちは無いというか。
それを確かめるために・・・。


「お待ちしておりました眞子様。準備は整っております。ご命令を!」
眞子様「私もつくづくひどい女だな。お前の愛に答えようとも思わない。
    もしも、私が生まれ変わったらお前を愛するだろう。
    だが、今はそうすることが出来ない。」
「・・眞子様・・」
眞子様「許してくれ。」
「何を仰いますか。私は・・私はそのお言葉だけで・・・」(涙)
「さあ!眞子様!」
眞子様「うむ。行くぞ。」
「はいっ!」

486 :水先案名無い人:04/06/13 10:07 ID:pAldMc7E
愛子様の存在を無視する動きが

487 :水先案名無い人:04/06/13 11:23 ID:W3aef5mk
>>479>>480の絡みをドキドキしながら生暖かく見守る眞子様
その横で>>479>>480の絡みをハァハァしながら生暖かく見守るサーヤ様

488 :水先案名無い人:04/06/13 17:05 ID:pZVW0lq8
>>483のために俺の妄想を書いてみる。
小説を書くなんて高校の国語の時間以来なので酷く下手な文章だけど勘弁。

ある夏の夜、大企業の次男坊である俺は親父に連れられパーティーに出席していた。
親父は得意先に愛想を振りまくのに大忙しで、
暇を持て余した俺はパーティー会場となっていた
ホテルのフロアを抜け出して、噴水のある中庭へと足を伸ばした。

そこで俺は見たのだ。噴水の淵に腰掛ける美しき天使の姿を。(続く?)



489 :水先案名無い人:04/06/13 18:02 ID:pAldMc7E
オレオレ。

490 :488続き:04/06/13 19:03 ID:r5kYUPTv
ほとんどの令嬢の顔は見知ったつもりだったのだが―こんな美しい人を見落としていたとは。
平成の光源氏、と社交界で呼ばれる俺とした事が。

「こんな所にいると風邪を引きますよ?夜の風はまだ冷たい」話し掛ける。
彼女はピクリと肩を動かす。まさか、人が来るとは思っていなかったようだ。
「いえ、いいんですの。もう、もどりますわ」顔は上げずにそう呟くような声でいった。
俺の存在を拒否するのか。否、ここで引き下がっては・・・。
「では、ご一緒に参りましょう。照明があるとはいえ、足元は暗い。
 あなたが転んでその美しい足に怪我でもしたら私は一生後悔しなくてはなりません」
俺の言葉に頭を上げ、肩越しに振り向きかけるが、顔はまだ見えない。

「・・・一生ですか?」驚いたように彼女は呟く。
声のトーンから察するにまだ十代半ばか?紫の上も悪くないかな。
そんな思いを隠しつつ
「そう。あなたは私の一生を後悔で満たすおつもりではないでしょうね?
さぁ、どうぞ、手をお取下さい」大仰に片膝をつき、右手を背中に回し左手を差し出す。
「クスクス。面白い方ね。それでは、お願いいたしますわ」
彼女はそう言いながら、白い花びらのような指を俺の右手にそっとのせる。
冷たい指先が心なしか震えている。
まったくの見ず知らずの男に手を取られるなんて
おそらく彼女には初めてのことなのだろう。可愛らしいことだ。

俺は立ち上がりながら、彼女に名前を訊く。
彼女は顔に掛かる黒髪を払いながらこう答えた。
「のりのみや―さやこ」    続かない

491 :水先案名無い人:04/06/13 19:11 ID:r5kYUPTv
背後の右手にどうやって手をのせるんだよ?
可憐な手は俺の左手にのせなきゃ駄目じゃん。>自分
つまらない物書いてゴメンナサイ。

492 :488:04/06/13 20:38 ID:iCfLWmY1
だれだか知らないけど続きを書いてくれてありがとう。
俺の妄想とは違ってたけどおもしろかったよ。

493 :水先案名無い人:04/06/13 20:40 ID:/2iuTY41
>>490
最後ワロタ

494 :水先案名無い人:04/06/14 00:32 ID:I1Z/cpSC
   __,, , , , _ 、 ,,, ... ,, _ ..,_              
 ー=、 、ー-、`ヽ、、ヽ`!i' , ,i",r'",-'"=ミ                     , -‐'"´ ̄ ̄ ̄ ``ヽ       
    `ヽ`ヾ`、 ! ヽ ! l! i! !_i_/_<'"``                    /爪  ヽ `ヽ、`ヽ、   \
     `,ゝ、iliー'" "、,"、',  i, リ                     / / !lヽヽ  \  \ \  }、
      !/!,li ,;;-=o=-,ッィ=。ゥィ                      / l l l ヽ ヽ、_弐_ --ヽ _ヽノノ!
  __  i、`!', '; `ー /;;!i、''; ,!                     /! ll__l ヽ-‐' "┴─`  l/rヌ、ノ|
ー''`ヽ`,ーi'`''"!、ヽ , `一'、 /   __                 !l/fri刀          >'〉} ノ!
    `il `i ! ヽ、   ̄ ̄ / iヽ、/ ,.ヽ_     ∧∧∧         l ̄ 、 _      ,Lノノ |
     i! !`   `ーァ、-ー'  ! ノ!トi,!'",ノ-、  < V S >       ',  ヽ'´ヽ    / | 「||l!,| 
   ,..=、i! iヽ-、 rィ',;'!ヽー-、!  `/_,i' _,.!'、    VVVV          ヽ、  ー'    / .| | | |!|
ーニー-、._ `ヽゞニ-、.;' i! ! ,  `ト_ノ`x-'" ノ                    ``ー-ャァ' ´ _」、lLl l!|
=ニヽ、 , `, /ヾ=ソ ノ !/   !、`ー`''イ、                     __ノ /==三三ヽL
-ー-、 `i, / / ヽ `イ_,  i -'" ̄`! !   ヽ        
   ゝノ /-'"  `   ' !    ヽ     !       

        G U I L E                               D A N


495 :水先案名無い人:04/06/14 00:38 ID:MozOKV9K
水島眞子?

496 : ◆qVSuTg9KKs :04/06/14 01:08 ID:i7+vVF+C
行き場を無くした愛ゆえに・・・

今日、彼女と別れた。
付き合って2年、まだ好き。

私から引き込んだくせに、私から別れた。
とりあえず、平手が来た。
頬も痛いけど、何より心が痛い。

でも、別れなければ彼女もダメになる。
気になる男性がいると言っていた。
だから、別れた。

本当に好きだから、普通に幸せになれるならそうなって欲しい。
私と一緒にいたら普通の幸せは有り得ないから。

あー、もう、きっついなー。
眞子様を慰めたいよ。
もとい、眞子様に慰められたいよ。

妄想じゃなくてすんません。

497 :水先案名無い人:04/06/14 05:27 ID:gE1EtjQy
夜 
眞子様は皇居を抜け出し旅館の傍らで一人悩んでいた。
「はぁ。私ってどうして皇族なんだろ・・・。
 綺麗な月。夜ってこんなに静かなんだ。
 こうしてると嫌なことを全部忘れられそう。」
そういって眞子様は切なげに月を見上げる。
「本当に綺麗な月ですね。」
突然物静かな若い男の声が響く。
「えっ?」
眞子様は少し驚かれたようだ。
そんな眞子様を見て男は
「突然声をかけてしまって済みません。」
と、一言詫びをいれた。
恐る恐る眞子様はその男に声をかける。
「お一人ですか?」
問いに対して男は答えた。「はい。貴方は?」
「私もそうです。私、実は皇族で。色々と嫌なことがあって。向いてないんですよね・・。」
明らかに落ち込んでる様子で眞子様は、悲しげに心境を述べ、さらにこう続けた。
「外を自由に歩いてみたいし、恋愛だって普通にしてみたいけど・・・。
あっ、皇族なんかと付き合いたい人なんていませんよね。」
深夜の少し冷たい空気に眞子様の声が響いた。


498 :水先案名無い人:04/06/14 05:28 ID:gE1EtjQy
「そんなこと無いですよ。」という男の慰めとも憐れみともとれる答えに対して
眞子様の返事は「いいんです。慰めてくれなくても・・。」と、それは諦めにも似たものだった。
しかし、男はこう言った目の前にたたずんでいる少女をみつめて柔らかくも優しく。
「いいえ。今こうしてお話していて魅力的だと思います。
 月を見て綺麗だと感じることが出来る貴方の心が。」
眞子様は思わず赤面してしまい、そしてこの男に生まれて初めて心を動かされた。

そのまま、二人は数秒見つめあった。
「宜しければ、ご一緒にどうです?」
男は突然口を開き、指差す方向には卓球台があった。
困っている眞子様を見ながら男は続けた。
「それで、負けた方が相手のお願いを聞くというのはどうでしょうか?」
戸惑いを隠せない眞子様は「え、お願い・・?」と答えるのが精一杯。
そんな眞子様に、男は笑顔で
「それで、僕が勝ったら貴方の笑顔を見せてください。」
眞子様の目は潤んでいた。

すっかり男に惚れてしまった眞子様は男の申し出を快く受けた。
そして、二人の死闘が幕をあけるのであった。



499 :水先案名無い人:04/06/14 17:53 ID:i7+vVF+C
>>497-498
勝手に続けてみる。

それは凄まじい闘いだった・・・
「そこ!」
「甘い!」
「ちぃっ!!」
「やらせないっ!!」
「ふ、楽しい!楽しいぞ眞子様!!さぁ、もっと、俺を楽しませろ!!」
「なめるなぁー!!」
弾丸のようなスマッシュ。
剃刀のようなカット。
悪魔のようなフェイント。
互いに力と技の限り闘った。
そして、夜が明ける頃、決着は着いた―――


後はよろしく。

500 :水先案名無い人:04/06/14 19:48 ID:prFiHJMX
>>499

朝靄の中に立ち尽くす二人。
二人を支えているのは、もはや気力のみであった。

もうこれ以上の戦いは無理だ。ならば、次の一撃に全てを賭けるのみ。
期せずして同じ思いに達した二人である。グッと深く腰を落とす。まったく同時に。
この一撃で全てが終わる。そんな予感が互いにあった。
そして…、奇しくも二人は、言い様の無い寂しさをも感じていたのだった。
全力で立ち向かうことの出来る相手と出会えることは、幸福以外の何物でもないであろう。
この長く短い夜を徹し、二人は己の全存在を賭けたラリーを重ねたのだ。
それは、何百、何千の言葉よりも遥かに深き語らいであった。
”強敵”
それは正しく「とも」と読むのだ!
「眞子様。私とここまで渡り合ったのは貴女が初めてです」
「そうね…。こんな時にこんな言葉は滑稽かも知れませんが、…あなたに会えて良かった。 
嗚呼! そして今、この邂逅は終わるというのですね! さらば! 我が友!」

ぽこぺん。

今、眞子様の必殺サーブが、男に向けて繰り出されたのだった。

501 :水先案名無い人:04/06/14 19:50 ID:3H7Q0sfe
>>499
引き受けますた。どうなっても知らんぞ。

「・・・お強いのですね」
「それほどでも。しかし眞子様もお上手でしたよ」
「ふふ」笑顔だった。ごく自然な、ひとりの少女の可愛らしい表情が
ようやくのぞいた。ずいぶんと長く続けていたが
しばし眞子様はおのれの立場を忘れ、堅苦しい言葉遣いも捨て
純粋に物事に打ち興じていたのであった。
「それですよ。僕はその笑顔が見たかったんです」
「あ・・・」眞子様の顔がとたんに真っ赤になる。
「でもねえ、僕って欲張りなんですよね」
男が続ける。「どういうことですか?」と眞子様。
「笑顔だけじゃ物足りないなあ、ってね」


続け



502 :水先案名無い人:04/06/14 20:27 ID:prFiHJMX
>>501 被っちゃったね。でも構わず続ける。そして、後のことは知らん。


「笑顔だけじゃ物足りないなあ、ってね」
「え…?」
「泣いた顔。困った顔。全てを御傍で見たい。
喜びも悲しみも全て貴女と分かち合いたいのです」
眞子様はたじろがれた。これは昨夜会ったばかりの男ではないか。
だが、死闘の中で二人が百万の言葉にも勝る語らいを行ったのもまた事実。
古書に曰く、卓球には人格の全てが現れるという。
昨夜来のラリーの中で、眞子様は男の全てを存ぜられたと言って良いであろう。
この男の想いを。熱き情熱を。そして、紛うことなき”誠”の心を。
嗚呼! ここに終生寄り添うべき男を見つけたり!
男が差し出した手に、そっと手を重ねようとされる眞子様。
生まれて初めての喜びが、その頬を紅く染めていたのだった。
だが、その時のことであった。
謎の覆面男が二人の間に突如として立ちはだかったのである。
「私はミスターFAX。貴様ごときに眞子はやらぬ」
「あ。お父様」
「眞子は貰っていくぞ」
こうして眞子様は謎の覆面男に拉致されてしまわれたのだった。
男は悔しげに地を叩くのみであった。
「くそっ! 僕はまた守れなかった! あの時のように…。あの時のように…!
だが…、ミスターFAX…、いったい何者なんだ!? おのれ!」

続く…?

503 :水先案名無い人:04/06/14 20:44 ID:i7+vVF+C
>>502
私は父上様が
『眞子、エースをねらえ』
というメモを残して逝くネタを作っていたのだが・・・

500突破記念、長編リレー
『天孫卓球伝説マコリンぽこぺん』
まだまだ続きます。
ROM兄さんもこの機会に参加しましょう。



失恋した次の日に私は何を・・・

504 :水先案名無い人:04/06/14 21:34 ID:i7+vVF+C
>>502
言い出した以上続けるか・・・

ミスターFAXに奪われた眞子様を救出するため
俺は卓球の修行に明け暮れていた。
「こんなサーブでは勝てない!力が力が欲しい。」
「フォッフォッフォッ精がでるのう。
だが、このままではミスターFAXには勝てぬぞ。」「誰だ!?」
「儂はヒロヒト。かつて昭和天皇と呼ばれたものじゃ。
若人よ。ミスターFAXを倒し我が曾孫を助けるために
三種の神器を集めるのじゃ。
クサナギノラケット、ヤタノラバー、ヤサカニノボールを!!」
そう言い残すと老人は消えてしまった。
「消えた・・・」

続けて

505 :水先案名無い人:04/06/14 21:34 ID:QJnE8OMW
ミスターFAXハゲワラw

こういうリレー小説も面白いね。(・∀・)イイ!!

506 :水先案名無い人:04/06/14 23:14 ID:BlU5VWfJ
>>504

「クサナギノラケット、ヤタノラバー、ヤサカニノボールか…」
妖しいジイさんだが、他に手掛りも無し。 今はこの言葉を信じてみよう。
しかし神器と言うからにはさぞ大層な代物だろう。 どうやって集めれば良いんだ?
とりあえず旅館の女将さんに聞いてみる。
「クサナギノラケット、ヤタノラバー、ヤサカニノボールという三種の神器のことを知りませんか?」
「ああ、ヤサカニノボールなら確か近くの神社に保管してあるとか聞いたよ」
意外と簡単に情報は入った。 その神社に行ってみるとしよう。
地図を描いてくれた女将さんに礼を言い、俺は旅館を後にした。
真夏の陽光の下を歩くこと数十分、件の神社に続くらしい長い石段の前まで来た。
登るのはかなり骨が折れそうだ。 しかし眞子様を助け出すため、行くしかない。
俺は石段に足をかけた。

つづく

507 :水先案名無い人:04/06/15 11:17 ID:NMF78Tp3
>>506

ミスターFAXに眞子様を奪われ奪還に燃える男。
石段を一つ二つと踏みつけながら進む。疎の先に愛しき人の影を見ながら。
ヤサカニノボールを手に入れることは容易い事かに思われた。

しかし、同時刻赤坂御用邸でミスターFAXは男が三種の神器を手に入れることを懼れ、
密かに男に対する包囲網形成を画策する。

一年前に男に卓球で破れ復讐に燃える黒服、
男に恋する謎の和服の淑女、
さらに眞子様を虎視眈々狙う2ちゃんねらにまでも男の討伐を要請する。
他にも次々と男の打倒を指令。

そうした中、眞子様を男に奪われるのではないかと危惧する百合女が、男の殲滅を決意。
百合女は男への攻撃を開始する。

眞子様との恋を成就させるために男は、
最初に神器を巡る戦乱の渦に巻き込まれようとしていた。


508 :水先案名無い人:04/06/15 11:19 ID:NMF78Tp3

続かせて



509 : ◆qVSuTg9KKs :04/06/15 12:55 ID:hdZlBdmj
>>507
百合女です。

「そろそろ、ヤサカニノボールを取りに行った男に刺客が接触する頃ね。
最終兵器を相手にどこまで闘えるかしら?」
そう言って笑う私の手にはクサナギノラケットが・・・

続けぇーー!!

510 :水先案名無い人:04/06/15 13:18 ID:tUKBWhBf
>>509
神器を捜索する主人公。
神器は欲しいが、そろそろ名前も欲しい。
ついに石段を登りつめたその時、彼の前に怪しい黒服が立ちはだかったのだった。
「お、お前は…。元世界バンタム級卓球チャンピオン、石野卓球!?」
「ふっ。どうやら覚えていたようだな。一年前、貴様とのノーロープ卓球デスマッチで
ドーピングが発覚し、すべてを失った石野卓球だ!
地位も名誉も無くした俺は酒に溺れ、カジノの用心棒にまで落ちぶれた。
そんな俺を拾ってくれたのが、ミスターFAX四天王こと百合女さまだったのだ!
見るがいい。俺は貴様への復讐のために体の八割を機械化した。
今の俺はまさに卓球サイボーグ。さあ、俺と卓球をするのだ!」
「いま忙しいからまた今度な」
「あっ、ま、待てー」
第一の刺客から辛くも逃れた主人公。神器は欲しいが、そろそろ名前も欲しい。
そんな彼をモニターする百合女。
「きいい。今に見てらっしゃい。今度は私が直々に…」
その手に光るのはクサナギノラケット。男の運命はいかに!?
そして、ミスターFAXの正体とは!?

   いつまで続く…!?

511 :水先案名無い人:04/06/15 18:15 ID:hdZlBdmj
>>510
飽きるmいやいや、眞子様を助けるまでですよ。

石野が戻ってきた。
「すいません。負けてしまいました。」
負けてすらいないだろうが・・・
「TISAマーク2。」
「・・・はい・・・」
「あなたにこのクサナギノラケットを預けます。
あの男と勝負しあなたが負けたらそれを渡しなさい。」
「・・・卓球で・・・ですか?」 「そうです。勝ったらご褒美をあげます。
でも、負けたらお仕置きよ。」
ヤルことは同じだけど。
「お仕置き・・・ハァハァ」
「あと、この役立たずを消しといて。」
「・・・了解しました。」


続いたりして

512 :水先案名無い人:04/06/15 18:36 ID:hdZlBdmj
>>511
いまだに名無しの俺はヤサカニノボールを納めた社の前まで来ていた。
「…私と卓球で勝負してください。」
社の前に何故か女子高生がいた。
「ごめん、今いs…や、やります!
やりますからその物騒な重火器をしまってください!!」
かくして勝負が始まった。が…
「弱っ!!」
完封で勝ってしまった。
「…負けてしまいました。…お仕置き…ポッ
…このクサナギノラケットを差し上げます。」
「何故だ?」
「…百合女お姉さまの命令ですので…
お仕置きが待ってますので帰ります。」


さぁ、お仕置きの準備しなくちゃね。


続けば

513 :水先案名無い人:04/06/15 18:57 ID:hdZlBdmj
「・・・申し訳ありません。
・・・負けてしまいました。」
人間時の運動性能はマーク1並だし仕方ない。
「いいのよ。あの男にクサナギノラケットを渡すのが目的だったから。」
男同士で潰し合って貰うためにね。「さて、お仕置きの時間よ。
たっぷり可愛がってあげる。」
眞子様はあの男はもちろんミスターFAXにも渡さない。
私がネコに仕込むのよ。


―お仕置きタイム中につき百合女はしばらくお休みです。―
「あっ、あんっ、お姉さま、そこは・・・あぁーーーっ!!」


続きよろしくね。

514 :水先案名無い人:04/06/15 23:20 ID:SVx2GRPe
「よし、次はヤサカニノボールか・・・」
クサナギノラケットはスピンをかける際に必要なラバーが貼られていない状態であった。
あの女子高生に圧勝したのも頷ける。ラバーがなければ使い物にならない。
しかしどこにヤタノラバーが存在するのか皆目検討がつかない・・・。
とりあえずは目前の神社に奉納されているというヤサカニノボールを頂こう。
社の中を歩くと神主と思しき男の姿が・・・
事情を話すと二つ返事でヤサカニノボールが奉納されているという宝物殿に案内された。
「ここにヤサカニノボールが・・・」
神主が開いた扉の向こうには風神雷神図の屏風が。
「はい。ただしボールを獲れるかどうかはあなたの力量次第です。」
俺の背後で扉が閉まる。
「!!」計られたか。次に出てくる刺客は一体・・・。
障子の外が暗くなり遠くから雷の音が聞こえてくる。まさか・・・

515 :水先案名無い人:04/06/15 23:22 ID:SVx2GRPe
       r ‐、 
      | ○ |         r‐‐、
     _,;ト - イ、      ∧l☆│∧  
    (⌒`    ⌒ヽ   /,、,,ト.-イ/,、 l  
    |ヽ  ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒)
   │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /|  
   │  〉    |│  |`ー^ー― r' |   
   │ /───| |  |/ |  l  ト、 |
       風神       雷神


516 :水先案名無い人:04/06/15 23:24 ID:SVx2GRPe
スマン、あと頼んだ

517 :水先案名無い人:04/06/16 03:13 ID:WHGuU14v
敵は2人!
どうすればいいんだ。一人で二人を相手するなど不可能だ。
眞子様に俺はもう会えないのか・・・。

数刻前。
ミスターFAXに連れ去られた眞子様は思案に暮れていた。
皇族という身分により好き勝手に恋愛をしてはいけないと言う思いと、
初めて心の底から恋慕した男に会いたいという思いの狭間でゆれていた。

そんななか、疎の男が「眞子様奪還」を敢行して恋を成就させようとしていることを、
風の便りで眞子様は知った。
「ひどく苦難の道のりになるでしょう・・・」
そう呟き、男を思うと心が締め付けられる。

眞子様は唯一の信用できる者を自室に密かに呼び寄せた。
その者は昨年から皇宮護衛官として眞子様に仕えている>>461であった。
「お待たせしました眞子様。」
「一つ頼みがあるの。あなた以外には頼める人がいなくて・・」
「何なりとお申し付けくださいませ。」
「かくかくしかじかで、その男の方を陰に陽に助けてあげて。」
「かしこまりました。命に代えても必ずや。」
この461も眞子様に惹かれている一人であったが、
眞子様が望む相手と恋を成就させることに何のためらいも無かった。
それが461の眞子様への愛だったからだ。
「男の危機に間に合えばよいのだが・・・。」

かくて、>>461は男を助けるためにまずはヤサカニノボールが奉納されている
神社に向かうのであった。

続けてくれ・・


518 :水先案名無い人:04/06/16 07:17 ID:oJHOvGE4
>>517
その頃、大卓球神社(仮)では「名無しさん」が絶体絶命のピンチに陥っていた。


       r ‐、 
      | ○ |         r‐‐、     「良い子の諸君!
     _,;ト - イ、      ∧l☆│∧  
    (⌒`    ⌒ヽ   /,、,,ト.-イ/,、 l   上は大水、下は大火事、なんだ!」
    |ヽ  ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒)
   │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /|  
   │  〉    |│  |`ー^ー― r' |   
   │ /───| |  |/ |  l  ト、 |
       風神       雷神

「わ、判らない…。くそう…、どうすればいいんだ!」
絶望にうちひしがれ、膝を突く「名無しさん」
だが、その時であった。
「待てい!」
鳥居の上に立ち尽くす人影。それはまさに>>461であった!

                                           次でボケて

519 :水先案名無い人:04/06/16 13:36 ID:MQ47hDOc

 ||   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(+)< 俺の名は>>461
    \____________


   ||     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  (+)  < 名無し男よ、助けに来たぞ!
 /( ┴ )ヽ \_______
  ヽ_/
  / \三 )))


             ||     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ノーズフェンシング!! \(+)/ < ぎゃあぁぁ!
===============⇒※;)   \_______
            ヽ_/∴.:
            / \∵;.;


           ミ
        \   /  ズン!!
         二二(+)=
        /   \

520 :水先案名無い人:04/06/16 20:30 ID:Qv3odgJy
>>519

名無しを助けにきた461は風神雷神の四次元殺法の前に散った。
だが名無しは終わっていなかった。
パキーン
(クルミのような種が割れる演出:別名、ご都合主義)
「うぉぉーーー!!」
要するに切れた名無しは風神雷神を一方的になぶり殺した。
「我々の・・・」
「四次元殺法が・・・」

続けてよ

521 :水先案名無い人:04/06/16 22:19 ID:A/KK3KWW
       r ‐、  コロコロ〜
      |   |  〜〜〜〜○  
     _,;ト - イ、   
    (⌒`    ⌒ヽ  
    |ヽ  ~~⌒γ⌒)
   │ ヽー―'^ー-' 
   │  〉    |│ 
   │ /───| |  
       風神   

宝物殿の床に横たわった風神の顔から隠されていたヤサカニノボールが転がり落ちた。
名無しはその物体を掴み上げると風神雷神には目もくれず
>>461の元へ駆け寄った。
「おい、しっかりしろ!」
「へへへ、やったじゃねぇか、あんた・・・」
「もういい、喋るな!いま救急車を・・・」
「・・・もう俺は助からん。すまねえが・・・ちょいと頼みたいことがある」
「なに弱気なこと言ってやがる!・・・ちくしょう、言ってみろ!」
「・・・この続きを・・・書いてくれ・・・ぐふっ」

522 :百合女 ◆qVSuTg9KKs :04/06/17 00:33 ID:E+ExMfo/
「お姉さま、あk…いえ、ミスターFAX様からお電話です。」
「正体バレバレだし、言っちゃっても良いんじゃない?」
「演出ですから…」
「あっそ。
…もしもーし。百合女でーす。」
「上司からの電話を受けるのに、もしもしか…」
「まぁ、いいじゃないですか。
で、なんすか?」
「…ヤタノラバーの所在をeメールで送った。届いているか?」
「届いてますけど…」
「届いていたか…それでは…ツーツー」
着信確認の電話するなよ。
初めてeメール送るオッサンかよ。
むかついたので名無し男に転送することにしよう。


愛と続きをください。

523 :水先案名無い人:04/06/17 04:06 ID:0IWVwgMm
最強の刺客・百合女がついに動き出した!
名無し男の唯一の協力者>>461は既に倒れ、
また、名無し男は風神雷神連合との戦いで疲弊し勢いを無くしていた。
2ちゃんねらーとも手を結び、勢力を拡大していた百合女は
ミスターFAXの命により名無し男包囲網の一翼を担い
ヤタノラバーの在り処へと向かってゆく。
一方、名無し男もヤタノラバーを手に入れるため、
また、脅威となった百合女を倒すべく
次の目的地へと向かう。

ここにおいて百合女も自身が決着をつけることを決意。
先鋒として切り従えていた2ちゃんねらーに出陣を命じるのであった。


後は頼んだぞ

524 :水先案名無い人:04/06/17 13:27 ID:UUhu4QJZ
>>523

 百合女が殺る気マンマンになっていたその頃。
「しかし目的地と言っても、どこへ行けばいいんだ?」
 名無し男はアテも無く山道を歩き回っていた。 と言うより迷子になっていた。
 人里に出ることも出来ぬまま、やがて夜になり、しかも空には雨雲が広がってきた。
「まずいな、何処かで雨をしのがないと」
 屋根を探してウロチョロする名無し男、暫くするといかにも妖しげな洋館に辿り着いた。
「おお、こんな所に大きな洋館がある。ここで泊めて貰えるか聞いてみよう」
 呼び鈴を鳴らしてみるが、返事が無い。
 こっそり中の様子を覗うと、広いロビーに数人の若者がたむろしていた。
「あのー、ここの住民の方ですか?」
 尋ねてみる名無し男。
「いえ、僕たち旅行者なんですけど、車が故障してしまいまして…」
 聞くと、彼等も同じようにこの洋館に泊めて貰おうと考えたらしい。
 しかし奇妙なことに、どれだけ呼んでみても人っ子一人出て来ないのだそうだ。
 どうやら住民は、無用心にも鍵をかけぬまま留守にしている様だ。
 そこで名無し男と若者たちは話し合い、住民には悪いが勝手に一泊させて貰うことにした。

 つづく

525 :水先案名無い人:04/06/17 13:52 ID:lb/CYQgP
>>524
宿泊客の顔ぶれ。
1.名探偵の孫。幸福の科学の信者。
2.その幼馴染でパンチラ要員。
3.何でもかんでもノストラダムスに結びつけるメガネ男
4.ポートピアのヤス
5.スペランカー


長旅に疲れた名無し男が深い眠りについた時、
洋館の廊下でうごめく不審な影があった。
「ミスターFAXの命により、命を貰い受ける!」

危うし、名無し男。
ミスターFAXの刺客とは、一体誰なんだ!?

526 :水先案名無い人:04/06/17 22:56 ID:E+ExMfo/
リレー楽しいね。
でも、今日の百合女はもうダメダメです。

別れた恋人に会ってました。
なんか、彼氏連れてました。
切り替え早すぎませんか・・・

欝だ氏にたい。

527 :水先案名無い人:04/06/18 00:26 ID:IbjJqep2
眞子様に清き一票を!!
http://webcity.jpn.org/web3/tvoter/rankmainA.html

528 :水先案名無い人:04/06/18 21:00 ID:f09FUs5P
>>527
最近の投票が眞子様票ばっかりだw

529 :水先案名無い人:04/06/18 22:31 ID:xO+q3PGV
つーかいつやってもそのサイト、403で表示できない

530 :水先案名無い人:04/06/18 23:09 ID:GlhwIkLw
甜菜
お前らこれ見て氏にやがれー!!
ttp://kigaruni-up.ath.cx/~kigaru/cgi-bin/clip-board/img/9574.jpg

531 :水先案名無い人:04/06/18 23:12 ID:jWkhcWNZ
>>530
例の“行為中”のあれか。

532 :水先案名無い人:04/06/18 23:46 ID:DS0Acn3Q
>>530

蝶プリンセッサ!

533 :水先案名無い人:04/06/19 00:26 ID:IDuzD+bB
>>525

刺客は主に紙を切るのに使われる欠けた刃を折って使うタイプの刃物を
持った義務教育6年目くらいの女だった。
衣服の胸元には何か文字が書いてあるがいい加減やばいのでやめておく。
とにかく、その刺客は名無し男の頭と胴体を繋ぐ部分を
切り裂こうとしていた。
だが、名無し男は眞子様の夢を見て夢精直前の状態だった。
「ま、眞子様・・・そんなところまで・・・あうっ!」

微妙なところで次に続く。

534 :水先案名無い人:04/06/19 14:24 ID:IDuzD+bB
今さらだが、2典に登録されてるの書いたの俺なんだよね。

535 :水先案名無い人:04/06/21 22:44 ID:GxCPmNlV
ここってどのくらいで落ちちゃうの?

536 :左右1:04/06/22 15:48 ID:K92JIev2

   姫殿下デモクラシー

門の外に一歩出ると、梅雨の合間の強い日差しに汗がどっと吹き出た。
緑豊かで、真夏でも涼しい門の中とは大違いだ。
上着を脱ぎたいが防弾チョッキを着ているのでそうもいかない。
門柱の脇に立つおれの側を制服の少女たちが通りすぎていく。
「藤村さん」
名前を呼ばれて振り返った。
守衛の木田さんが守衛室の窓から身を乗り出している。
「マコ様がいらっしゃいましたよ」
並木道の向こうに目をやると、姫殿下と2人のご学友がこちらにいらっしゃるのが見えた。
おれは木田さんにお礼を言って、胸ポケットから無線機を取り出した。
「こちら3番。5番移動開始せよ」
「5番了解」
三井隊長の声がした。
おれは再び門の外に目を向けた。
このG習院中学南門の辺りには高いビルもないし、車の交通量が多くて駐車できるところがない。
したがって警備する者にとってはやりやすい場所だ。
おれは辺りを鋭い目で見渡しながら、ちらりちらりと姫殿下の御姿に目をやった。
姫殿下の御肌(はだえ)あくまで白く、濡羽色の御髪と鮮やかな対比をなしている。
やがて3台の防弾車が門の前にやって来て、その内の1台が門の中に入った。
姫殿下が御学友と挨拶を交わして、車の方にいらっしゃった。
おれは後部ドアを開けて姫殿下をお迎えした。

今日は姫殿下の御隣役を仰せ付かっている。
姫殿下は御額の汗をハンカチで抜いておられる。
おれは姫殿下の今日の時間割を思い出して、御話を拝聴しようと思った。

537 :左右2:04/06/22 15:49 ID:K92JIev2
「姫殿下、今日はロングホームルームの日でしたね。
何か変わった議題でもありましたか?」
「うん……それがな、藤村」
姫殿下が言いよどんでおられる。
「実は、生徒会選挙の書記候補に選ばれてしまった」
「……失礼、いま何と?」
「選挙に出るんだ、わたしが」
おれは凍りついた。
「……それはまた、どういった経緯で……」
「同級生の新美さんを覚えているか?」
「はい、姫殿下と同じ美化委員の方ですね」
「そうだ。その新美さんがホームルームの席上でわたしを推薦してくれたのだ」
「はあ……どういった理由でしょうか?」
「美化委員としてよくやっているのを一番近くで見たからだ、と言っていた」
(そんな印象批評でこのデリケートな問題に触れるとは……中学生、恐るべし)
おれは気を取り直してお尋ねした。
「それでなんと御返事されたのですか?」
「まあ、みんなが推してくれるのなら考えてみる、と」
期待されるとそれに全力で応えてしまうのが姫殿下の長所でもあり、短所でもある。

538 :左右3:04/06/22 15:51 ID:K92JIev2
姫殿下は御話を続けられた。
「ところがすでに学級委員の久保さんが推薦されていたのだ。
そこで投票してクラス代表を決めようということになった」
「それで結果は?」
「3票差でわたしが勝った」
(微妙な差だ……)
「それはおめでとうございます」
「しかしクラスの約半分からしか支持されていない」
「はあ……」
「だからホームルームの後で堀本先生に相談した」
「ああ、あの方に」
堀本先生は姫殿下の在籍する1年A組の担任だ。
教科は国語。
教師になってまだ3年目だが、間違って姫殿下のクラスを任されてしまった。
同い年という気安さもあって、おれはメールで姫殿下の学校での御様子を教えてもらっている。
「それで堀本先生は何と?」
「そのことも含めて御家族で話し合いなさい、と」
(うまく逃げたな)
ヒゲ殿下はじめ御家族はやんわりと説得してくださるだろう。
そうすれば万事丸く収まる。
おれは話題を替えようと、ついに80人という大所帯になったモー娘について話し始めた。

539 :百合:04/06/22 17:26 ID:tpawsx/O
ほのぼのしてて良いですね。

モー娘。の人数が…


540 :水先案名無い人:04/06/22 23:44 ID:7hW5Am/I
秋篠宮眞子さま御真影保管庫(閉鎖中) ttp://natu-mikan.hp.infoseek.co.jp/
眞子様掲示板ttp://ppc1.s56.xrea.com/x/mako/
あぷろだhttp://ppc1.s56.xrea.com/x/up/tbbs.cgi


関連スレ
眞子様を助ける妄想の(ガイドライン)http://that3.2ch.net/test/read.cgi/gline/1082454048/l50
秋篠宮眞子内親王、佳子内親王を二次元化します5(半虹)http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1087867750/l50
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秋篠宮眞子内親王 マコリンペン11(極東)  http://tmp3.2ch.net/test/read.cgi/asia/1084559015/l50
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【検閲】 眞子様ハァハァスレ 5 【削除】(毒男)  http://human5.2ch.net/test/read.cgi/male/1084808664/l50
秋篠宮眞子内親王(日本史)  http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/history/1079754067/l50
【皇室】ロイヤルプリンセス・マコ【魔法】(メロン)  http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1081674114/l50
お前ら、眞子様のためなら死ねるだろ?第二撃(軍事)  http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/army/1084190730/l50



541 :水先案名無い人:04/06/23 09:54 ID:ay8RQCeB
>>538
最後の行で吹いたww

542 :左右4:04/06/23 21:03 ID:DrpzocFl
次の日、邸内の控室に行くと三井隊長に呼ばれた。
「藤村、お前これからしばらく姫殿下の御隣役につけ」
「えっ、どうしてですか?」
「姫殿下の御指名だ。確か選挙がどうとか……」
選挙……いやな予感がする。
本当に御出馬されるおつもりなのか?
その上、おれはいつのまにか選挙対策委員長に就任してしまったようだ。
でも姫殿下の御側に毎日いられると思うと心が弾む。
おれは同僚の羨望の眼差しを一身に集めながら装備の点検を始めた。

御登校の道すがら、おれは選挙のことをお尋ねした。
「昨日の件ですが、御家族の皆様は何とおっしゃいましたか?」
「父様は、全力をつくしなさい、と」
「……そうですか、妃殿下は何かおっしゃいましたか?」
「おめでとうといって、赤飯を炊いてくれた」
「はあ……」
「カコは選挙に関する校則を調べる、といって部屋に篭ってしまった」
(まずい……御家族はノリノリだ……)
「それでな、藤村。ほら、クラス全体の信任を得られていないという話をしただろう」
「はい」
「あの問題を解決する方法が見つかったぞ」
「どんな方法ですか?」
「まだクラスのみんなに承認されたわけではないから、帰りまで内緒だ」
「ではお帰りの際にお聞かせください」
「うん」
姫殿下のおっしゃる「方法」がどんなものかはわからないが、
堀本先生の胃粘膜にダメージを与えるのは確実だろう、とおれは思った。

543 :左右5:04/06/23 21:05 ID:DrpzocFl
昼休みの開始を告げるチャイムが鳴り響いている。
おれは守衛室で木田さんにお茶をご馳走になっていた。
すると、内線電話が鳴った。木田さんが受話器を取った。
「はい、こちら守衛室です。はい、これはどうも。はい、こちらにおいでです。……はい、お伝えします。」
木田さんの受け答えで、おれに関わる電話だとわかった。
受話器を置くと、木田さんはおれに言った。
「藤村さん、いまから堀本先生がこちらにいらっしゃるそうです。」
用向きは大体想像がついた。
5分ほどして堀本先生が姿を現した。
おれは彼は守衛室を出て木陰のベンチに腰を下ろした。
「藤村さん、ぼくがここに来た理由は言わなくてもわかるでしょ?」
「ああ、選挙のことだろう? 何かその後進展があった?」
おれは姫殿下がおっしゃっていた「解決する方法」という言葉を思い出した。
あれは一体何なのだろう?
「クラスで決を採って、マコさんが選ばれたというのは知ってるよね?」
「ああ。姫殿下は御納得されていない御様子だったけど。」
「それがさ、今日休み時間にマコさんが職員室に訪ねて来たんだよ。」
「それで?」
「クラスの代表として選挙に出るのにクラスの半数からしか支持されていないのは困る、
だから1つ提案したい、と。」
「提案って?」
「書記候補としては久保さんに出てもらい、自分は生徒会長選に立候補すると言ってるんだ。」
(今朝おっしゃっていたのはこのことか……)
確かに姫殿下が別の役職に立候補すればクラスの票は割れなくて済む。
しかしまだ疑問が残る。
「1年生は生徒会長に立候補できるのか?」
「ぼくもそう言ったんだけど、選挙に関する校則にはそういう規定はないって。
ぼくも調べてみたんだけど、確かにそういう文章はないんだよ。」
堀本先生が肩を落とした。

544 :左右6:04/06/23 21:08 ID:DrpzocFl
「この学校はいままでこういうことをなあなあで済ましていたんだなあ。」
塚本先生が感嘆するような口ぶりで言った。
「書記から会長に替わっただけだろ? 別にいいんじゃないの?」
「いや、会長となると全校生徒の代表だからね。
立候補する以上、「政策」を持たなければならないし、
当選したら「政治」を行わなければならないんだ。
実際にはたいした仕事があるわけじゃないんだけどね。
宮様がそういうことをするのに拒否反応を示す人もいるんだよ。」
「具体的には?」
「たとえば○○党とか○○学会とか○教組とか○○新聞とかプロ市民とかがね。」
「そんなに困るんなら、票をいじって落選させればいいじゃないか。」
「そうすると、この学校の教育方針はどうなってるんだ、とか、
選挙制度が不透明だとかいう批判がでてくるんだよ。
○○党とか○○団体とか○○新聞とかプロ市民とかからさ。」
「じゃあ、もう強引に姫殿下に立候補を取り下げてくれるよう頼んだらどうだ?」
「でも教育者たるぼくがそんな生徒の平等と権利を否定するようなことを……」
「じゃあ、しょうがない。クラスの選挙で決まったんだから。それが民主主義。」
「でも……」
「なあなあでやって来たツケだね。この際悪い血を全部出しちゃえよ。」
(もっとも最初に放出されるのはこの男だろうけど)
「今日の放課後、臨時の職員会議があるんだ。たぶん集中砲火をあびるだろうな。」
「頑張って総括されておいで。」
堀本先生はうなだれて校舎の方に歩いていった。
何かトラブルがあったらあの人に泣いてもらおう、とおれは思った。

545 :水先案名無い人:04/06/24 00:32 ID:9/hcKuZZ
学園テイストでありながら
眞子様を助けるという路線を守るとは…
続きが楽しみです。

546 :水先案名無い人:04/06/24 07:11 ID:oWEKCd0u
めっちゃ亀だが、>9すげぇワラタw
これって、既にあるガイドラインネタかなにかなの?
オリジナル?

547 :左右7:04/06/24 20:17 ID:6IofNp/z
お帰りの車の中で姫殿下はもの憂げな表情を浮かべておられた。
おそらく選挙のことをお考えなのだろう。
おれは思い切ってそのことをお尋ねすることにした。
「姫殿下」
「何だ?」
「生徒会長に立候補されるそうですね。堀本先生から伺いました」
「そうか……実は少し後悔している」
「なぜです?」
「わたしにそんな重職が勤まるだろうか」
(おれから見れば、いまでも充分重大な地位にいらっしゃるのだが……)
「姫殿下、同じクラスの御学友の皆さんも姫殿下を信任しているではありませんか。
姫殿下のお人柄をよく知っている人たちが姫殿下なら適任であられると言ってくれているのです。
自信をお持ちください」
「そうか。そうだな」
姫殿下の御顔がようやく明るくなった。

「藤村、そなた生徒会選挙に携わったことはあるか?」
と姫殿下がお尋ねになった。
「いえ、ございません」
そうお答えしたが、次の瞬間激しく後悔した。
姫殿下がせっかく選挙対策委員長に選んでくださったのに(まあ、おれの思いこみだが)
そんなことでは姫殿下がまた不安を抱かれるだろう。
「姫殿下、実は……大学の社会学の演習で有権者の意識調査を行ったことがありまして……」
「本当か? それは本格的だな」
本当はその演習を取っていた友人に頼まれてアンケート用紙を封筒に入れる作業をしただけだが、
皆まで申し上げる必要はないだろう。

548 :左右8:04/06/24 20:18 ID:6IofNp/z
「藤村、今度の日曜日は空いているか?」
「はい、お休みを頂く予定になっておりますが……」
「それでは家に来てくれないか? 政策について話し合おう」
(あのお屋敷に!?……それは高校球児にとっての甲子園に同じ。
いわば聖地!
生半可な覚悟では参れない)
「ですが、せっかくのお休みのところをお邪魔するわけには……」
「だからいいのだ。妹も交えて議論しよう。月曜日が告示だからな」
こうまでおっしゃられては、もはやお断り申し上げられるはずもない。
ままよ、とおれはお答えした。
「はい、お邪魔させていただきます」
「そうか、ありがとう。せっかくの休みなのに悪いな」
「いえ、とんでもございません」
(余計なことを申し上げなければよかった……)
いまのおれには、「ついカッとなってやった。いまは反省している」
とコメントするDQNの気持ちがよくわかるような気がした。

549 :水先案名無い人:04/06/24 21:02 ID:O+vuKCPW
藤村はねらーなのか…
毒男とかに居そう。

550 :水先案名無い人:04/06/25 05:31 ID:vpkvLCWk
          , -‐'"´ ̄ ̄ ̄ ``ヽ
        /爪  ヽ `ヽ、`ヽ、   \
       / / !lヽヽ  \  \ \  }、
.       / l l l ヽ ヽ、_弐_ --ヽ _ヽノノ!
      /! ll__l ヽ-‐' "┴─`  l/rヌ、ノ|
      !l/fri刀          >'〉} ノ!
         l ̄ 、 _      ,Lノノ |
            ',  ヽ'´ヽ    / | 「||l!,|  見せてやるぜ!!
            ヽ、  ー'    / .| | | |!|   草薙の拳を!!!!!!!!!!!!
           ``ー-ャァ' ´ _」、lLl l!|
             __ノ /==三三ヽL
           / }ム/==ニ三-ァ-─‐ヽ
            」ll /O/ ニ, -'´ /    , -'´!
           i´{、/ //   /  , -'´   |
        / ̄  ̄ ー─‐'´   l      |、
       /l  /`ヽ           ノ     /」ヽ
       / l/   l     、   ヽ    / /'iヽヽ



551 :左右9:04/06/25 12:04 ID:FYqOz8gq
その日の朝9:00きっかりにおれは目を覚ました。
すぐさまベッドから飛び出し、トレーニングウェアを身に着けると、部屋の外へ躍り出た。
1時間ほどジョギングをしてたっぷり汗をかくと、部屋に戻り、入念にストレッチを行った。
それから意味もなく水風呂にはいったが、これはただ寒いだけで失敗だった。
飯を食うとおれは瞑想に耽った。
予定の12:00になると、おれはおもむろに立ち上がった。
「機は熟したッ!」
前日より準備していた服を着こむと、余勢をかってそのまま家を飛び出した。
外は暑かった。
おれは勢いを削がれた格好になった。
(ああ、カフェに入ってアイスコーヒーでも飲みたい)
だが、そう悠長なことは言っていられない。
なぜなら今日姫殿下に献上するお土産をまだ買っていないからだ。
おれのようなド平民が宮様のお宅に手ぶらで参上するなど考えられない。
最初はお菓子がいいかと思ったが、おれ自身あまり甘いものを食べないので、
どこの店の何がおいしいかなどまったくわからないのだ。
思い悩みながら歩いていると、駅前商店街の八百屋の店先に来た。
(これだ!)
おれは賊に追いかけられるジャッキー・チェンよろしくその店に飛びこんだ。
「主ッ、この店で一番うまい果物を出せ!」
おれの気迫にただならぬものを感じたらしく、店主は一歩退いたが、
すぐに体勢を整えると、店の一番奥の棚を指していった。
「最高級の桃だ。あれをまずいと言われたならば、おれはこの店をたたむ」
(そこまでの覚悟か、八百屋……)
1個1200円という値札に失神しかけたが、おれは気持ちのみで持ちこたえ、叫んだ。
「よし、6個くれ!」
言い終わらぬ内に親父の手はすばやく桃を紙袋に詰め始めていた。

552 :左右10:04/06/25 12:05 ID:FYqOz8gq
「これだけのものを持っていくとは……今日はあんたの人生で最も大事な日のはず。そうだろう?」
「ああ、実は……彼女の実家に初めて行くんだ」
本当のことを言ったら、きっとこの男は究極の果物を探す旅に出てしまうだろう。
おれは店主と固い握手を交わすと、店を出て駅へ向かった。

門番にはすでに連絡が行っていたらしく、すんなり入れた。
広い庭を走る細い道をてくてく歩いていくと、ドアの前でメイド長の別所さんが出迎えてくれた。
おれは別所さんに導かれるままに玄関に入った。
中は普通だった。
特別広いわけでも、豪華なわけでもなかった。
靴を脱いで別所さんについて居間に入った。
次の瞬間、おれは固まってしまった。
ヒゲ殿下ご夫妻とカコ様が部屋の中央にあるソファにお座りになっていたのだ。
おれは姫殿下と一緒ならご家族と同席させていただいてもさほど緊張しなくてすむだろう、
と考えていたのだが、この空間に1人で立ち向かうのは不可能である。
おれは勧められるままにヒゲ殿下の向かいの席に腰を下ろした。
そのときになってようやく、桃の入った袋を後生大事に抱えていたのに気付いた。
「あの……つまらないものでございますが、どうぞお納めください」
と言っておれはテーブル越しに袋を殿下にお渡しした。
殿下は袋の中から桃を1つお取り上げになった。
「立派な桃ですねえ」
と殿下が笑顔でおっしゃった。
「藤村さん、これはどうなさったの?」
と妃殿下からお尋ねがあった。
「はい、親戚から送って来たものでございます」
とおれは申し上げた。
桃に貼ってあった産地を示すシールは当然剥がしてある。
「ももももももも!」
とカコ様がおっしゃった。

553 :水先案名無い人:04/06/25 12:09 ID:UkVIYTO4
草薙の剣じゃなくて拳なのかよ

554 :水先案名無い人:04/06/25 23:12 ID:lQ/Go5K3
このシリーズのほのぼのしたアホっぽさ好きです。

555 :百合女:04/06/27 21:53 ID:bBSEvIEs
土日の書き込みが無し!?
みんな飽きてきたのかな…
左右の中の人、頑張ってください。
私も近いうちに何か書きますので。

デモンベインが終わったらだけど…

556 :水先案名無い人:04/06/27 22:06 ID:yF5dNLEG
みんあけされたった・・・グフ

557 :水先案名無い人:04/06/28 00:44 ID:no91msrO
下がり杉なのでわ。

558 :アク禁止終わった11:04/06/28 17:27 ID:/ueaJfuv
桃を献上したはいいが、それで話が終わってしまった。
「あの……マコ様は……?」
「さっき髪を整えると言って出たっきりですのよ」
と妃殿下がおっしゃった。
それからしばしの沈黙。
(話題がない……)
朝から運動をしていたおいたため、体の切れはあるが、この場合まったく役に立たない。
社会、スポーツ、芸能などひととおり考えてはみたが、何が適切なのかわからない。
ましてこの緊張感たるや、そこらの駄合コンなどとは比べものにならない。
(合コン……合コン?……合コンとの違い……そうだ!ここは居酒屋などではない。御屋敷だ。
つまり御屋敷の中にあるものから話を膨らませればいいのだ。)
おれは獲物の体温を視覚で感知するプレデターよろしく話題を求めて周囲に目を走らせた。
そしておれはついに発見した。
この部屋の奥の壁際に水槽が3つ並んでいる。
(これに賭けるしかない!)
おれはおずおずと切り出した。
「殿下……あの……あちらの水槽で何を飼っていらっしゃるのですか?」
ぱっと殿下の御顔が明るくなった。
「ここで話すよりも、実際に見ていただきましょう。どうぞこちらへ」
とおっしゃると殿下はお立ちになり、部屋の奥へ歩いていってしまわれた。
(ム……いきなりの展開だ。だが迷っている暇はない)
おれは急いで殿下の後を追った。
殿下はまずドアの脇にある水槽の前に立たれた。
その水槽の中では、アメリカザリガニを二回りくらい大きくしたような生物が這いつくばっていた。
「これはマダガスカルオオザリガニです」
「はあ……いや、これはなかなか……立派なものですな……なるほど」
何が「なるほど」なのか自分でもよくわからないが、
とにかくおれはそのザリガニをあらゆる角度から眺めた。

559 :土日はサボりました12:04/06/28 17:29 ID:/ueaJfuv
ところがそのザリガニ野郎(というかザリガニ)はまったく動きやがらないのである。
仕方なくおれは別の切り口で迫ってみることにした。
「こんな珍しいものを飼育しておられるのは、日本では殿下お1人ではないですか?」
おれがそうお尋ねすると、殿下は一段と明るい御顔をされ、
「おそらく個人ではわたしだけでしょう。
そうそう、わたしだけといえば、次のアメリカアミメアオザリガニですが……」
とおっしゃると隣の水槽へ移動された。
おれもすかさずそちらに移った。
「これはペアで飼っておりまして、繁殖すれば、世界初の飼育下での例となるでしょう」
「なるほど……」
繁殖は未来の話なので、それについてコメントするのは難しかった。
しかしこのザリガニ君たちはありがたいことに活発に動いてくれた。
だからおれも、
「あっ、はさみを上げた。おっ、今度は泳いでいます。速い速い」
と謎の実況をしてお茶を濁すことができた。
「さて、最後がこのヒガシナガサキヒメザリガニですが……」
殿下の指差された水槽の中には塩ビ管が1本転がっていた。
「現在、世界最長飼育記録更新中です」
「あの……これはどこに……?」
「このパイプの中で寝ています。夜行性なもので」
姿を見せないザリガニを誉める言葉はおれの語彙になかった。
「はあ……あの……その……ポイントはやはり設備ですかねえ」
「やはり」の意味が自分でもわからない。
だがそれもまた殿下のツボに入ってしまったようだ。
「そうです。市販のものでは難しいので自作しています。
そうだ、自作といえば地下の……」
「藤村!」
背後で懐かしい御声がした。

560 :左右13:04/06/28 17:29 ID:/ueaJfuv
振り向くと姫殿下がおれの入ってきたドアから御顔を覗かせておられた。
「姫殿下!」
おれは駆け寄りたい衝動を抑えながら申し上げた。
「待たせてしまったな」
「とんでもございません」
おれが恐縮していると、姫殿下は続けておっしゃった。
「お父様、もう藤村を連れて行ってもいいでしょう?」
「そうだね。藤村さんをお引き留めしていけない。
藤村さん、地下はまた今度ということで……」
「はい、そのときはぜひ」
(次は予習してから来よう……)
何とかこれ以上冷や汗をかかずに済みそうだ。
「ところでさっきからいい匂いがしているが、これは何だ?」
姫殿下が小鼻をひくひくさせながらおっしゃった。
「マコさん、藤村さんから桃を頂いたのよ」
と妃殿下がおっしゃった。
「ももももももも!」
とカコ様が叫ばれた。
「おお、桃か。桃大好き。藤村、さっそく食べていいか?」
「はい、お口に合いますかどうか」
「じゃあ、後で切ってお部屋に持っていくことにしましょう」
と妃殿下がおっしゃった。
「うん」
と姫殿下が嬉しそうにおっしゃった。
(こんなに喜ばれるとは……感謝するぜ、八百屋の親父!)
「カコさんも頂く?」
と妃殿下がおっしゃった。
「ももももももも!」
とカコ様がおっしゃった。

561 :水先案名無い人:04/06/28 17:55 ID:G3tx8Dl3
乙です。カコ様がかーいーよー。
今やこのスレの生命線はあなたです。
ザリガニですか…
ヒゲ殿下的にはナマズじゃないの?

562 :水先案名無い人:04/06/28 20:50 ID:no91msrO
今更ながら、親類スレを紹介してみる。

【内親王即位】陛下たんスレ☆3【(´▽`*)】
http://tmp3.2ch.net/test/read.cgi/asia/1082750456/
皇室典範の改正で、
今まで日陰者でいじめられ続けていた内親王(12歳)が即位。
「え〜?! あたしが天皇?! ありえな〜い!」
全世界で唯一陛下たんと一緒に座れる法王の座を賭けて、ヨーロッパでは熾烈な争いが。
訪日した各国首脳との会談に疲れた陛下たんを優しく癒すのは、幼なじみの側仕えたん。
天真爛漫でちょっとドジな天皇陛下が、
全世界を巻き込んで織り成すハートフル・インペリアル・コメディ♪

奉安殿(まとめサイト)
http://www.geocities.jp/majesty_tan/
陛下たん絵板
http://w1.oekakies.com/p/heikatan/p.cgi
陛下たんご生誕スレ (ニュース速報)
http://news5.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1078579839/229-

>>ストーリー書いてる人乙です。楽しくロムらせてもらってます。

563 :水先案名無い人:04/06/28 22:54 ID:Os9W2I55
親類というか、全く関係無いだろ。はっきり言って。

564 :水先案名無い人:04/06/29 07:50 ID:k0V2sbsY
>>562
まったく関係ない。
あれは今上陛下が美少女宇宙人と話さなければ存在しなかったスレッド。
つまりあっちの主役は今上陛下と美少女宇宙人がうwぁなnいを背drftgyふじこlp;@:

565 :左右14:04/06/29 16:10 ID:WhxysTz7
居間を出て、姫殿下に従って廊下を歩いた。
階段を上っているときに姫殿下が振り返られた。
「藤村、そなた普段着だと雰囲気が変わってなかなかいいぞ」
突然お褒めに与かり、おれはうろたえてしまった。
「あ……ありがとうございます」
持っている服の中で唯一襟のあるシャツを着てきたのが功を奏したようだ。
「姫殿下も今日の御髪はいつもと違っていますね。よくお似合いです」
おれは妃殿下がおっしゃっていたことを思い出しながら申し上げた。
「そうか? わたしも鏡で見て、どうかなあ、と思っていたんだが……そうか、よく似合うか」
姫殿下が嬉しそうなので、本当はどこが違うのかわからないということは伏せておくことにした。

「ところで藤村、さっきお父様と水槽を見ていたな」
と姫殿下がおっしゃった。
「はい。ザリガニについてご説明頂きました」
「地下の話は出たか?」
「地下ですか? そういえば姫殿下がいらっしゃる直前におっしゃっていたような……」
おれが申し上げると姫殿下はいたずらっぽくお笑いになった」
「そなた、お父様に気に入られたようだ」
「はあ……そうでしょうか?」
「初めて来て地下に誘われるのは珍しいことだ」
「あの……地下とは一体?」
「この家の地下にはナマズ部屋があるのだ」
「ナマズ部屋……」

566 :左右15:04/06/29 16:12 ID:WhxysTz7
おれは何のことだかわからず、姫殿下のご説明を待った。
「ナマズ部屋では2m級の巨大ナマズが5尾飼われている」
おれはその光景を想像してみた。
大ナマズといえば、それだけでTVテレビ番組が1つできてしまうくらいレアなものだ。
それを5尾も……
なかなかそんなものを見る機会はない。
そう思うとなんだか無性に見てみたくなってきた。
「帰りに見せていただけるでしょうか?」
「やめておけ」
姫殿下は真っ向から否定なされた。
「はあ……」
「あのナマズたちは動かないのだ。見てもすぐ飽きる。
夜行性だから昼間に観察できるよう照明を調節してあるのだが、それでも動かない」
「では暗闇の中、殿下と動かないナマズを見つめつづけるということですか?」
「そうだ」
(何という濃密な時間だ……)
「この前、首相が来たときには2時間出てこなかった」
(2時間……)
もはや脱糞必至である。
姫殿下をお守りするのが役目なのに、逆に助けられてしまったようだ。

>>561
実はザリガニは前振りでした。

567 :水先案名無い人:04/06/29 16:17 ID:UI1qqAPE
(・∀・)イイヨイイヨー

568 :水先案名無い人:04/06/29 16:37 ID:iDFoQhzO
やっべ、このスレ面白いw
ミナサマガンバッテー

569 :左右:04/06/29 17:05 ID:WhxysTz7
↓で姫殿下と藤村の出会いをかいております(158〜)。
こちらも読んで頂ければ幸いです。
最初の回の名前欄にあるように、このスレと間違えて書き込みました。

眞子様のSSを書くスレ
http://ppc1.s56.xrea.com/x/test/read.cgi?bbs=mako&key=1081405450


感想を書いて下さった皆さん、ありがとうございます。
励みになります。
これからもよろしくお願いします。

570 :水先案名無い人:04/06/29 19:26 ID:AcNdfiZO
ここおもしろいな

571 :水先案名無い人:04/06/29 22:50 ID:BIA16Ru1
         , -‐'"´ ̄ ̄ ̄ ``ヽ
        /爪  ヽ `ヽ、`ヽ、   \
       / / !lヽヽ  \  \ \  }、   ・・・・・・やっと きたか・・・この日が
.       / l l l ヽ ヽ、_弐_ --ヽ _ヽノノ!    この3ねんのあいだ
      /! ll__l ヽ-‐' "┴─`  l/rヌ、ノ|   なんどとなく とある庶民との交際を
      !l/fri刀          >'〉} ノ!    おもいだしたぞ
         l ̄ 、 _      ,Lノノ |    私の ただいちどの・・・・・・失恋!
            ',  ヽ'´ヽ    / | 「||l!,|     ゴミのような 庶民に
            ヽ、  ー'    / .| | | |!|     日本の親王が やぶれたのだ!
           ``ー-ャァ' ´ _」、lLl l!|       3ねんのあいだ
             __ノ /==三三ヽL      このはずかしめに たえてきた
           / }ム/==ニ三-ァ-─‐ヽ    だが きょうで それもおわる
            」ll /O/ ニ, -'´ /    , -'´!     おまえたちを ほうむりさり
           i´{、/ //   /  , -'´   |   あの 失恋が 庶民の
        / ̄  ̄ ー─‐'´   l      |、   しくんだわなだったとしょうめいし
       /l  /`ヽ           ノ     /」ヽ   この わずかな心のきずをぬぐいさって
       / l/   l     、   ヽ    / /'iヽヽ  かんぜんな ふっかつをとげるのだ


572 :水先案名無い人:04/06/30 03:42 ID:W5SFfsE4
166 あのにます + 2004/06/30 03:27:50 +
>中山です。ma子様詰めをまたしおからにうpします。前回1〜3&新しい4〜6です。
>今回もパスクイズ有りです。
>ma子様詰め
>(1)・・・二次裏中心ふたば☆ちゃんねるオンリーイベント
>(2)・・・今日もコッソリ○○○たん
>(3)・・・田村ゆかり
>(4)・・・魔天王
>(5)・・・舟木先生
>(6)・・・明日こそはハローワークへ行ってくださいね!
>(虹裏の)知識と(虹裏の)経験があれば大丈夫!一応クイズなので、ヒントはバンバン
>書いてもらっていいですが、答えを書いちゃうのは無しの方向でお願いします。

167 あのにます + 2004/06/30 03:34:23 +
しおから
http://siokara.dnip.net/
ここの塩辛瓶3mlに
ma子様詰め(1)〜ma子様詰め(6)があります。それをDLしてください。
パスは解読済みです。
(1)・・・にじけっと
(2)・・・メノリ
(3)・・・般若
(4)・・・ゴルバス
(5)・・・肉便器
(6)・・・伊勢きりこ

573 :水先案名無い人:04/06/30 09:02 ID:vak4/i7j
>>572
それってどこの掲示板?

574 :水先案名無い人:04/06/30 10:16 ID:Y2Hz5zLA
ここと思われ。
ttp://ppc1.s56.xrea.com/x/up/tbbs.cgi

575 :水先案名無い人:04/06/30 14:11 ID:KFoZkIS6
ほかの眞子様スレと比べてこのスレの連中って仲良いよな。
なんで?

576 :左右16:04/06/30 15:04 ID:NWRsSwGO
2階に上ってすぐのところに姫殿下のお部屋のドアはあった。
「ちょっと散らかっているが……」
姫殿下がそうおっしゃってドアに御手を伸ばしあそばされようしたときに、おれは叫んだ。
「姫殿下、しばしお待ちを!」
「どうした?」
姫殿下は怪訝そうな顔をしておられた。
「心の準備ができておりません」
「準備?」
おれにとって姫殿下のお部屋とは、高校球児にとっての甲子園決勝のマウンドに匹敵する、
聖地オブ聖地である。
緊張しないわけがない。
おれはしぱーんしぱーんと顔を平手で打った。
「よし!」
「何が"よし"なのだ?」
「おまえならできるおまえならできるおまえなら」
「……もう開けていいか?」
姫殿下はおれの自己暗示を無視してドアを開けられた。
「失礼します!」
おれは深く一礼してから部屋に一歩踏み入れた。
「こ、これは……」

577 :左右17:04/06/30 15:08 ID:NWRsSwGO
おれの眼前には、神々しいと形容するにふさわしい、おしゃまな部屋があった。
「すばらしいお部屋です」
「そうかな?」
姫殿下が恥ずかしそうにおっしゃった。
おれは間髪入れず申し上げた。
「そうですとも! たとえばあのポスター」
「あれが何か?」
「額に入っています。私の家ではセロテープで直張りです」
「いや、それは別に普通の……」
「それから、あのマガジンラック!」
おれは部屋の隅にある木製のラックを指差した。
「変かな?」
「いいえ。私の家では雑誌など床に直置きです」
「だからそれはそなたの勝手であって……」
「さらにあの机の上!」
おれは酸欠状態であったが、最後の力を振り絞って申し上げた。
「画材が一見乱雑に見えて、その実計算し尽くされた見事な配置になっています」
「あれはさっきまで美術部の作品製作をしていて……」
「私の家にはボールペンすらありません」
「買えばいいだろう」
「はあはあはあはあはあはあはあはあ」
おれは荒い息を吐いた。
「少しはしゃぎすぎだぞ」
たしなめるように姫殿下がおっしゃった。

578 :水先案名無い人:04/07/01 00:29 ID:k6v/BzCY
http://aratama-web.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img/gp0397.jpg

579 :水先案名無い人:04/07/01 19:15 ID:Ny8SeZZ5
秋篠宮眞子・佳子内親王殿下 御真影保管庫
http://emperor.pya.jp/

580 :水先案名無い人:04/07/01 20:31 ID:ecDalQg2
例のエロマンガってなんですか?

581 :左右18:04/07/01 21:14 ID:lPdBjCtw
興奮冷めやらぬ内にドアをノックする音がした。
姫殿下がドアを開けるとカコ様がお盆を持って立っておられた。
「お姉様、桃持ってきたよ」
「おお、ありがとう」
「ここで一緒に食べてもいい?」
「うん、一緒に食べよう。藤村、立っていないで楽にしてくれ」
さっきから座るタイミングを掴めずにいたので、カコ様がいらしたのは渡りに船であった。
「それではお言葉に甘えまして、失礼致します」
姫殿下が座布団を貸してくださったので、おれはその上に座った。
お2人は声を揃えて「いただきます」とおっしゃった。
おれも慌てて手を合わせ一礼した。
お2人が皿に手を伸ばされたのを見て、おれもお盆の上にあるフォークを取ろうとした。
その瞬間、自分が何かの制空圏に入ったのを感じた。
その感覚は、いまにも獲物に跳びかからんとする野獣が放つ"におい"とでもいうべきものである。
おれの動揺を姫殿下のご慧眼はすぐさま看破されていた。
「どうした、藤村?」
「はっ……いえ……あの……」
何とご説明申し上げればよいのか、わからなかった。
「申してみよ」
「はっ、実は先ほどから何やら不穏な気配が……」
「どうしてわかるのだ?」
「何と申し上げればよいのやら……第6感というものでございましょう」
「……ダイロッカ? 何のことだ?」
(しまった……"第6感"はもう死語か)
確かに最近聞かなくなった言葉である。

582 :左右19:04/07/01 21:15 ID:lPdBjCtw
おれは順を追ってご説明申し上げることにした。
「人間の持つ5つの感覚とは別に第6感というものがございます。
これは別名"小宇宙(コスモ)"ともいいまして、これを燃やすことにより常人を超える力が出ます。
さらにそのうえには第7感第8」
「ああ、おいしかった。ごちそうさま」
カコ様が元気よくおっしゃった。
殺気が一段と強くなった。
(何奴……)
おれはあたりを見回し、狼藉者を探した。
ふと、マコ様がちらりちらりとおれのまだ手をつけていない桃をご覧になっているのに気付いた。
(むっ……これか!?)
おれは勢いよく桃の皿を持ち上げた。
「マコ様、よろしければ私の分もお召し上がりください」
「本当? いいの?」
「はい」
「本当に?」
「はい、実は現在医者から桃を止められておりまして……」
「じゃあ、もらうね」
マコ様が桃の皿を手に取ると、殺気は雲散霧消した。
(しかしこのお年であれほどの……)
末恐ろしいお方である。
「藤村さん、また親戚の方に送ってきてもらったら、わたしにも頂戴ね」
「はい、必ず」
(とりあえず今年は「台風で実が全部落ちた」ということで押しきろう)
「それでダイロッカとは何なのだ?」
姫殿下は少しご立腹であられた。

583 : ◆qVSuTg9KKs :04/07/01 22:42 ID:txBzjw/F
左右の中の人、乙で〜す。

鳥を付けるのは久しぶりの百合です。
えー、極東でネタを拾ってきました。
近いうちに投下する新作、主人公は秋篠宮『眞仁(まさひと)』親王殿下。
男の子として育ったお姫様。
だけど、第二次性徴を迎えてどんどん女の子らしくなっちゃって。
親友の男の子が何故か気になっちゃたり、
何も知らない幼馴染みの女の子に告白されたり、
まぁ、いろいろ大変です。

584 : ◆qVSuTg9KKs :04/07/01 22:59 ID:txBzjw/F
ここは赤坂御用邸、眞仁殿下のお宅です。
おや?お手伝いさんみたいな人がいますね。
鼻唄混じりで掃除しているお手伝いさんは何故か真っ黒なメイド服姿です。
ヒゲ殿下の趣味かな?
突然、御用邸の玄関が開くと殿下が元気に飛び出してきました。
「わぁー!遅刻だぁぁ!!」
「にゃるら!?」
「ごめん、みゆきさん!寝坊して学校に遅れそうなんだ!」
「だから、夜更かししたらいけませんって言ったじゃないですか〜」
「行ってきまーす!」
殿下はメイドさんを弾き飛ばしてリムジンに飛び乗っちゃいました。

585 : ◆qVSuTg9KKs :04/07/01 23:14 ID:txBzjw/F
続いて、リムジンの中です。
「七氏、急がせて悪いね。」
「どうせ、遅くまでゲームしてたんでしょう?」
「そう!KOFさ!やっぱりSNKは最高だよ!!」
「言いますねぇ。それじゃあ、今度、対戦しますか。」
「言っておくけど僕は強いよ!!」
殿下は格ゲーがお好きなようですね。
おっと、学校に着いたようです。
「間に合ったぁー。さんきゅ、七氏。」
「いえいえ、それでは行ってらっしゃいまし。」

さぁ、これから、波乱に満ちた一日が始まるわけですが、
殿下は気付いていません。
どうなることやら。

586 :水先案名無い人:04/07/01 23:29 ID:+VENQTlO
眞子様が狙われてます
http://tmp3.2ch.net/test/read.cgi/kitchen/1083930633/l50


587 : ◆qVSuTg9KKs :04/07/01 23:32 ID:txBzjw/F
さて、ここは、殿下のクラス。
男女別のクラスなので男の子しかいません。
私には面白くもなんともないですね。
「真人、おっはよー。」
「お、眞仁か、遅かったな。」
「ちょっと寝坊してね。」
「そうか。
それより、今日の放課後、空いてるか?」
「ん?空いてるけど…どうした?」
「近所のゲーセンにKOF200Xが入ったんだ。」
「本当に!?もちろん行く!」
「よし!今日は負けんぞ!!」
「は〜い、私語はそこまで。
HRを始めますよ。」
あら、先生が来ていたみたいですね。
それはともかく、寄り道はいけませんよ、殿下。

588 : ◆qVSuTg9KKs :04/07/01 23:46 ID:txBzjw/F
>>586
そのスレ、まだありましたか…

えっと、今日はこのへんでやめておきますね。
登場人物名はわりとテキトーです。
ちょっと解説。

殿下。
格ゲー好き。帰宅部。実は女の子。

真人。
殿下の親友。サッカー部。(サボりがい)名字はまだない

七氏。
運転手。かなりいい加減な性格。殿下が女の子だと知らない。

みゆきさん。
メイドさん。何故か黒ずくめ。

589 :水先案名無い人:04/07/01 23:47 ID:4gMi1QE5
イイヨイイヨー

590 :水先案名無い人:04/07/02 13:36 ID:d3p5RFQo
眞子様が大人になってしまうのがこわい

591 :左右20:04/07/02 16:23 ID:bOalhplE
「そういえば、お姉様、選挙の資料ができたわよ」
「資料?」
マコ様は空になった2枚の皿を残して走り去られ、すぐに紙の束を抱えて戻っていらっしゃった。
「はい、これ。藤村さんの分もあるよ」
姫殿下とおれに渡された紙束の表紙には「生徒会選挙公約 昭和62〜平成18年度」とあった。
中を開いてみると、確かに候補者とその公約及び当落の別が記されていた。
(どうやって調べたんだろう?)
「他にも言ってくれれば何でも調べるわ」
カコ様は事も無げにおっしゃった。
「マコ様は選挙に関する仕事をなさったことがおありなのでしょうか?」
とおれはお尋ねした。
「うん、小学校の生徒会選挙で票の取りまとめをしたことがあるの」
とカコ様が自信に満ちたお顔をされた。
(票の取りまとめ……)
ニュースなどで聞いたことはあるが、あまり馴染みのないである。
「あの……"票の取りまとめ"とは?……」
「具体的にはね、○○が○○しているところを○○してそれを○○ほど○○したら」
「うわあああ!」
恐ろしさにおれは思わず叫び声を上げた。
「何と!」
姫殿下は驚いておられる。
「そんな……これはきっと夢だ……」
おれはすでに半泣きだった。
まさか宮様からこんな話を聞くとは……

592 :左右21:04/07/02 16:26 ID:bOalhplE
「他にも○○を○○して、2、3日してからその○○を○○すれば簡単に」
「ぎゃああああ!」
「藤村はもう限界だ! やめろ!」
姫殿下が厳しい口調でおっしゃった。
姫殿下にしかられたカコ様はお口をとんがらせておいでだったが、
突然ポケットからデジカメを取り出しておれの顔を激写された。
「な、何ですか?」
「あのね、叔母宮様が資料になさるの」
「資料?」
「うん。今度出す本でね、藤村さんと○○に出てくる○○が○○に○○を○○して○○し尽くすの」
「いやああああ、海に捨ててェッ!」
「これッ!」
姫殿下が一喝されるとカコ様は部屋を飛び出して行かれた。
「藤村、許しておくれ。あの子は何にでも一生懸命なのだ。
本当は進んで裏方の仕事を買って出るような優しい子だ」
と震えるおれの体をさすってくださりながら姫殿下がおっしゃった。
「お言葉ですが、この場合"黒幕"という表現の方が適当かと存じます」
とおれは申し上げた。

593 :水先案名無い人:04/07/02 16:46 ID:DZOJZjIA
面白いなぁ。
うまく書けるモンだ

594 :水先案名無い人:04/07/02 19:46 ID:SAW9Ee2E
★「好意もたれてる」と塾講師“妄想”…わいせつ逮捕

・千葉県警少年課は29日、塾の教室で教え子の女子中学生にわいせつな
 行為をしたとして、県青少年健全育成条例違反容疑で、埼玉県吉川市の
 元塾講師の男(23)を逮捕した。

 調べでは男は5月15日、勤務していた千葉県内の学習塾で、授業に早く
 来た中学3年の女子生徒(14)にキスし、授業中に別の生徒を買い物に
 行かせて2人きりになり、体を触った疑い。

 萩原容疑者は4月から英語を教えていた。容疑を認め「相手に好意を
 持たれていると思った」と供述しているという。

 http://www.zakzak.co.jp/top/2004_06/t2004063005.html

595 :水先案名無い人:04/07/04 22:44 ID:4bS2oRtb
http://mybodyguard.jp/

596 :水先案名無い人:04/07/04 23:51 ID:/1dJeZpD
今、皇室日記をダウソして見たんだが、
何やら秋篠宮様はインターネットもなさるみたいだな。
もし殿下が御自身のお名前とか
眞子様佳子様とかで検索されてたりしたら…
ガクガク((;゚Д゚))ブルブル

597 :水先案名無い人:04/07/05 00:20 ID:AS6xKrpN
死刑

598 :水先案名無い人:04/07/05 01:05 ID:61nXVMYE
秋篠宮だけでググられてもおしまいだなw
下のほうはえらい事になってる

http://www.google.com/search?num=50&hl=ja&lr=lang_ja&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&q=秋篠宮


599 :水先案名無い人:04/07/05 23:13 ID:e96rREDm
ageだage!!眞子様はお揚げがお好き!!

600 :水先案名無い人:04/07/05 23:15 ID:e96rREDm
>>596
何?皇室日記って何?詳細気本

601 :水先案名無い人:04/07/05 23:52 ID:pbMHvQV8
>>600
日テレで日曜の早朝にやってる15分の皇室番組。

昨日その動画全編うpした神がいてな。動画ファイルなんかうpしたもんだから
転送量の問題で眞子さままとめサイトが吹っ飛んだ。

602 :水先案名無い人:04/07/06 13:41 ID:2V0/WxSR
>>601
dクス。だから昨日見たらなかったんでつね。

603 :水先案名無い人:04/07/06 14:16 ID:VbJ6x3bY
おまえら!ここの眞子タンスレにもネタを投下しる!
http://tmp4.2ch.net/test/read.cgi/kova/1088842197/l50

604 : ◆qVSuTg9KKs :04/07/06 15:42 ID:a7WOoGko
>>603
とりあえず、あなたがネタ投下をしてはどうでしょう。
私はネタスレに本気になる人の多い
コヴァ板に投下する気はありません。

605 :続き ◆qVSuTg9KKs :04/07/06 16:03 ID:a7WOoGko
「放課後〜。放課後〜。わかめ〜。」
終業を告げるチャイムです。
チャイムなんだって。
「わかめ〜…
終わった!真人!行くぞ!!」
「応よ!!」
二人はものっそい勢いで教室を出ていきます。
「山内真人!部活はどうした!!」
途中、真人君が部活の先輩に怒鳴られましたが、
「病欠です!!」
と答えてスルーしました。
あんたカミーユかよ。
そんだけ急いでいた訳ですから、道の角で美少女とぶつかるような
毒男住人が憧れるような奇跡も起こる訳です。
はい、奇跡が起こりました。

ドカッ!!

606 :水先案名無い人:04/07/06 16:08 ID:O/EtO8og
        _,.... -─-r‐- 、 __
       /,シ/ィ /lj !ヽヽヽヽ\
     // / ///l|ハl | ヽ丶ヽヽヽ
    ,.'// 川 | | |l-ゝ! 、 ! | l l | l ヽ
    !イ //!j !l | l、ゝ==、` lj y'jヾjノ
     | !/,.- 、!|ヾ!` ヽヾ;;シ   ィ;}'´       あ
    l ハ rソミ、    `''"  丶ヽ        つ
    ヽ!j,ヘ、ヽ,!   ""     _   j         い
       ゞ彡ゝ、  u     /          、
       | rヽ`フヽ     _____/            も
      ! lハYゝ,l     !                う
     j /∠ミヽ ヽ、_   ゝ- 、             夏
      l/ l    ヽミΞ=-ニヽ_!lト、             厨 ( >>603 )
     / /l     ヽヽ、二ニミゞlノト、            の 
    ,.',ィ'ソ|     l´ ヽ-- ─‐rニゝヽ           季
    lハ! /     ヽ       ソト、ヽゝ          節
    | l| L____,. -─、j      /l ! ヽ ヽ           か
    l || | !|l,ハ     |   / / / ヽ、ヽ ヽ、         ・
      ヽl l !| !    !    / '´   ヽ ヽ、 \        ・
        ヽ|j l   ヽ         `丶,ィ‐ 、j        自演スレ (゚Д゚)ウゼェェェ


607 :水先案名無い人:04/07/06 16:11 ID:O/EtO8og
        _,.... -─-r‐- 、 __
       /,シ/ィ /lj !ヽヽヽヽ\
     // / ///l|ハl | ヽ丶ヽヽヽ
    ,.'// 川 | | |l-ゝ! 、 ! | l l | l ヽ
    !イ //!j !l | l、ゝ==、` lj y'jヾjノ
     | !/,.- 、!|ヾ!` ヽヾ;;シ   ィ;}'´       あ
    l ハ rソミ、    `''"  丶ヽ        つ
    ヽ!j,ヘ、ヽ,!   ""     _   j         い
       ゞ彡ゝ、  u     /          、
       | rヽ`フヽ     _____/            も
      ! lハYゝ,l     !                う
     j /∠ミヽ ヽ、_   ゝ- 、             誤 
      l/ l    ヽミΞ=-ニヽ_!lト、             爆 ( >>605 )
     / /l     ヽヽ、二ニミゞlノト、            の 
    ,.',ィ'ソ|     l´ ヽ-- ─‐rニゝヽ           季
    lハ! /     ヽ       ソト、ヽゝ          節
    | l| L____,. -─、j      /l ! ヽ ヽ           か
    l || | !|l,ハ     |   / / / ヽ、ヽ ヽ、         ?
      ヽl l !| !    !    / '´   ヽ ヽ、 \        ・
        ヽ|j l   ヽ         `丶,ィ‐ 、j


608 : ◆qVSuTg9KKs :04/07/06 16:19 ID:a7WOoGko
「イタタタタ…ちゃんと前見てくださ〜い。」
「ご、ごめん、大丈夫?
…あれ?」
「大丈夫です。
…あれ?眞仁君!?」
「ルリム!?」
眞仁様にぶつかった女の子は真っ白い肌と長い黒髪の美少女でした。ハアハア
「誰?知り合い?」
一人取り残された真人君が質問します。
「眞仁様のお友達達でございますね。
わたくし、ルリム・シャイコースと申します。」
「うちの家と彼女の家は交流があって彼女とは小さい頃よく遊んだんだ。」
「(か、可愛い!!)
僕は山内真人です!
よろしくお願いします!!」
波乱のよかーん!!

609 : ◆qVSuTg9KKs :04/07/06 16:25 ID:a7WOoGko
忘れてた。
>>587からの続きです。

ルリム・シャイコース
とあるスレで萌えキャラっぽい名前と言われていたので使ってみました。

610 :水先案名無い人:04/07/06 20:20 ID:SdZaub2d
このスレがなぜ止まらないのか理解に苦しむ

611 :水先案名無い人:04/07/06 22:06 ID:DtJx2dyO
純粋におもしろいじゃんよ。

612 :水先案名無い人:04/07/06 22:30 ID:O/EtO8og
スルーしときな自治のフリした煽りだから
ほんとに自治しようとするヤシはローカルルール決めて
住人の意思にまかせようとしているから...たぶん

613 :左右22:04/07/07 14:09 ID:gR6pAvc6
姫殿下とおれはカコ様から頂いた資料を見ていた。
姫殿下は真剣な眼差しでご覧になっているが、おれはすぐに飽きてしまった。
最後の1枚を読み終えられると、姫殿下はお顔を上げられ、おれの顔をご覧になった。
「さて、どう思う? そなたの意見を聞かせてくれ」
「うーん」おれは思ったことを率直に申し上げることにした。
「皆同じようなことを言っていますね」
「そうだな」
「しかも厄介なことに当落を分ける決め手がこの資料からは見えてきません。
たとえば昭和63年の会長に当選した人と、平成5年の副会長選で敗れた人などがそうです」
「確かに。どちらも校内の美化を謳っている。
どうして片方は当選し、片方は落選したのだろう?」
「私の経験から申しますと、候補者のキャラによるのだと思います。
私の高校では生徒会長といえば不良かおっちょこちょいでした。
そういう人が目立つ言動をすれば、政策などと関係なく選ばれてしまうのです」
「するとわたしは不良ではないからおっちょこちょいか……」
「いえ、いまのはただの例でして、その2種類からしか選ばれないということではございません」
(本当におっちょこちょいなのかもしれない……)
姫殿下は難しいお顔でページを繰っておられたが、あるページでお手を止められた。
「藤村、平成12年のところを見てくれ」
「はい」
「そこの会長に当選した人の公約だ」
「えーと、”中間テストの廃止”ですか。思い切ったことを言いますね」
「でも中間テストはまだあるぞ」
「ということは、この公約は果たされなかったわけですね。
やはりこうした学校経営に関わるものは難しいのではないのでしょうか」

614 :左右23:04/07/07 14:11 ID:gR6pAvc6
「そうか……実現できるものを考えないとな」
「しかしそうすると地味なことしか言えませんし、どうしたものでしょう」
姫殿下は少しの間、考えこまれていたが、突然、
「おお、そういえば」とお声を上げられた。
「わたしを推薦してくれた新美さんから頼まれていたことがあるんだ」
「早速陳情ですか……」
「サッカー部の人数が足りないので何とかしてほしいそうだ」
「またずいぶんとアバウトな……丸投げですな」
「どうしたらいいだろう?」
「いまから人を集めるなら他の部と掛け持ちしてもらうか、他校と合同チームを編成するか、どちらかでしょうね」
「うーん……それを選挙に使えないかな?」
「なるほど。部活動の活性化というわけですね。
やってみる価値はあるかと存じます」
「そうすると外交が重要だな。合同チームに参加してくれる学校や競技団体と交渉なければならない」
さすがに姫殿下のお考えはスケールが大きい。
姫殿下はまた考えこまれてからおっしゃった。
「しかし、これには問題があるな」
「何でしょう?」

615 :左右24:04/07/07 14:12 ID:gR6pAvc6
「わたしの任期中に実現できないかもしれない」
「それならいっそ役職を”総書記”に変更して従わないものは強制収」
「まあ、それは正直に言えばいいか」
「むしろそうしたほうが大規模な計画であることが伝わり、有権者を引きつけるでしょう」
「よし、ではこれで行こう」
姫殿下はそうおっしゃると大きなため息をひとつ吐かれた。
「どうなさいましたか?」
とおれはお尋ねした。
「ずっと考えていたんだ」姫殿下は口篭もりながらおっしゃった。
「推薦してはもらったが、政策もなく立候補してよいのだろうか、と」
おれは姫殿下を励まし申し上げようとして申し上げた。
「真に優れた人物は黙っていても周りに推されて指導者となるものです」
「そうか、では何とか頑張ってみよう」
姫殿下はお顔を引き締められた。
「アイスアイスアイス」
廊下を駆けていくカコ様の声が聞こえた。

616 : ◆qVSuTg9KKs :04/07/07 18:27 ID:ni9Bao+k
左右の中の人のせいでカコさまに傾きそうです。

今日は七夕ですね。
私の住む地方は一ヶ月後ですが。

617 :水先案名無い人:04/07/07 23:56 ID:p5DaI+Ok
このスレが止められませんように・・・

618 :姓無し:04/07/08 04:15 ID:2i3iJils
「♪ささの葉 サラサラァ〜 ♪のきばに ゆれるぅ〜…」
 今日は7月7日、七夕である。我が家の庭先でも笹を飾り、ささやかではあるが年に一度の七夕を
楽しんでいた。ことの外、佳子はこの七夕を毎年楽しみにしているようだ。七夕前日から笹の飾りを
作り貯め、今日は夕方から笹の飾り付けに勤しんでいた。
 4年生となり、最近は周囲から子供扱いされるのを嫌がる佳子であったが、歌いながら笹の飾り付
けをする姿はまだまだ子供である。そんな佳子の姿を私は廊下から見ていた。

「あまり夜風に当たると風邪を引くぞ。佳子」
「お姉様、もうちょっとで終わりますから…」
 と言うと佳子は私の方をチラッと見ただけでまた笹の飾り付けを続けていた。
 どうやら、当分飾り付けを終わらせる気は無いらしい…困ったものである。

「お父様も言っておられたであろう。不用意に外に出ぬようにと!
それに警備の者のお前がいつまでも庭に出ていたとあれば大変だゾ!
「はーいぃ…」
 笹の一番先に銀紙で作った星を飾り付けた佳子は、渋々と家の中に入って来た。
 佳子が完全に家の中に入るのを確認したか、庭にある桜の大木影から黒服の男が現れた。彼は
私に軽く会釈をして闇に消えていった。同時に庭のあちこちから気配も消えて行く。佳子が家に入っ
たことを確認した警備の七霧の者達も本来の警備の場所に戻って行ったのであろう。
 出来れば佳子には思う存分笹の飾り付けをさせてやりたのが姉としての正直の気持ちである。し
かし、今世間は何かと物騒である。佳子の行動で警備の者達にまで余計な負担をさせては気の毒
である。佳子も早くそのような気配りが出来るようになれば、佳子も『立派な一人前の大人』となれる
のだが…困ったもにである。

619 :姓無し:04/07/08 04:16 ID:2i3iJils
 食事が済み私が自室に戻ろうと廊下に出たら、佳子が廊下のカーテンを開けガラス越しに先ほど
の飾り付けをした笹を眺めていた。
「綺麗だな佳子。今年は特に…」
「あっ、お姉様」
 私は佳子に後ろから声をかけた。家から漏れるわずかな光を受け、佳子が飾り立てた笹は綺羅
綺羅輝いていた。しかし私の方を振り返った佳子の顔はちょっと悲しそうな顔をしていた。見れば佳
子の手には黄色の短冊を持っていたのであった。

「佳子、さては肝心のお願いの短冊を飾り忘れたな」
「はい…」
「仕様が無い…皆には内緒だぞ。特に侍従長には」
 私は佳子から短冊を受け取ると、廊下のガラス戸をそぉ〜と開けると周囲を伺う。幸い周囲には
人の気配はなく庭のある笹だけが夜風になびいていた。私は庭に素足のまま下り笹に駆け寄った。
本来ならこのような夜更けに庭とはいえ家の外に出るのは禁止である。家の特殊な事情を考えれ
ば是非もなし…という気になるが、今日は七夕である。その七夕の日に自分の短冊が飾れないとあ
れば、大分前からこの七夕を楽しみにしていた佳子が気の毒である。
 されど、周りの者に言い短冊を飾りさせようとしても手続きとやらで時間がかかり今日に短冊を飾
ることは不可能である。第一、それでは佳子の願いを人目に晒してしまう事にもなってしまう。

620 :姓無し:04/07/08 04:17 ID:2i3iJils
「これでよし」
 私は素早く笹に駆け寄ると笹の先に佳子の短冊を結び付け、素早く佳子の待つ廊下に戻った。
「お姉様ありが…むぐぅ」
 廊下に帰った私を見てお礼を言おうとする佳子の言葉を慌ててさえぎる私。もしこの事を誰かに聞
かれたりすれば夜分無断で庭先に出た事が露見し、侍従長に怒られてしまう。
「(佳子この事は二人の内緒だぞ)」
「(分かりましたお姉様)」
 私は佳子に小声で釘を刺すと佳子もこのことを察したらしく小声で返事をした。
「ではもう夜も遅いので部屋に戻ろうとするか」
「はい、お姉様」
 佳子と一緒に長い廊下を自室に向い歩きはじめた。

「でもお姉様、お二人は気の毒ですね…一年に一回しか会えないなんて」
「ああ彦星と織姫の事か」
「はい、天帝様もけちん坊です
我が國の姿勢に見習い、段階的規制緩和の方向に向うべきです!
第一、アムネスティの世界人権宣言に抵触します!」
「ははは、天帝様も規制緩和の方向か」
「そうは思いませんかお姉様!」
「まっ、良いではないか… 一年に一度も会える事が出来るのだから…」
「お姉様どうかなさいましたか? とても、悲しそうなお顔して」
「えっ!?私そんな顔していたのか」
「はい、とても悲しそうなお顔されていました」
「…」
「お姉様?」
 気がつけば長い廊下は終わり、佳子の部屋の前まで来ていた。

621 :姓無し:04/07/08 04:19 ID:2i3iJils
「ほら佳子付いたぞ」
「あ本当だ。では、お休みなさいお姉様」
「おやすみ佳子」
 と挨拶をして部屋に戻る佳子。
 佳子が部屋に戻るのを見届けた私は自室に戻ろうとした時、佳子がまた部屋から出てきた。
「どうした佳子、忘れ物か?」
「いいえお姉様。その…お礼が言いたくて、あの短冊で」
「気にするな佳子。もう夜も遅いぞ お休み佳子」
「はい、お休みなさいお姉様」
 佳子はペコリと頭を下げると嬉しそうのまた部屋に戻っていった。
 私はまた長い廊下を今度は正反対の位置にある自分の部屋に戻るために歩きはじめた。

 一年に一度しか会えない織姫と彦星のことを佳子は哀れという。
 しかし、織姫と彦星は一年に一度も会える…織姫と彦星は一年に一度は必ず一会えるのである。
 だが、私は…私はあの方と会うことはおろか話すことも出来ないのである。
 今も…そしてこれからも…この先ずぅーと…

 廊下から見える佳子の笹は月の光を受け綺羅綺羅輝いていた。
 しかし夜風に吹かれ揺れるその姿はどこか寂しげであった。

                                                       =劇終=

622 :水先案名無い人:04/07/08 06:13 ID:3ViiQV3U
・・・('・c_・` )

623 :水先案名無い人:04/07/08 09:15 ID:nvKPYo8g
しかしまぁ、眞子さま佳子さまがこうした二次創作(あ、「二次」じゃないのか)
が盛んに行われるほどの萌えキャラにお育ちになったということは、皇室や
宮内庁にとってずいぶんとメリットのある良い事態だと思うのだがどうか。

624 :左右25:04/07/08 15:27 ID:Fcgi8+Vm
翌日、姫殿下はいつもより30分早くご自宅をお発ちになった。
公示されたご自分のお名前をご覧になるためである。
車中、姫殿下はそわそわしておいでだった。
「なんだか緊張するな」
今日が選挙運動の実質的な開始日なのだから、そうおっしゃるのも無理はない。
「自分の名前がでかでかと掲示されるというのは不思議な気がする。
なるべく平静さを装って、ちらりと見るだけにしよう。
いや、逆に目立つ登場をするか。ここはやはり愛馬に跨り颯爽と」
「馬による登校は校則で固く禁じられております」
「むむ、そうか」
「どっしりとお構えになるのがよろしいかと存じます」
「うん、そうだな」
車が校門の前についた。
おれがドアを開けて差し上げると、姫殿下は力強く大地を踏みしめてお降りになった。
「よし、行ってくる」
「行ってらっしゃいませ」
姫殿下はそのままの勢いでぐいぐいとお歩きになったが、校門をくぐったところで、
「ややっ」
とすっとんきょうなお声を上げられた。
すわ一大事と駆けつけたおれも眼前の光景に、
「やややっ」
と思わず叫んでしまった。
校舎へと続く銀杏並木はこの学校でもっとも美しい場所の1つであるが、
その幹という幹が無数の紙片で覆われていたのである。

625 :左右26:04/07/08 15:29 ID:Fcgi8+Vm
「これは……」
「ピンクチラシでしょうか。若者の性の乱れがついにこの学校にも……」
「藤村、これ」
姫殿下が紙片を1枚はがしてご覧になっている。
おれは姫殿下の御頭越しに覗きこんだ。
A4判の白い紙に黒い字で大きく「生徒会長候補 安藤元子」とあった。
「相手があの安藤さんとは……」
姫殿下が震えるお声でおっしゃった。
「ご存知なのですか?」
「我が校で一番の秀才と言われている方だ。現在は生徒会書記をなさっている。
(なるほど知名度も実績も申し分ない)
おれは今回の選挙に当たり、政策をはっきり打ち出すことが重要だと考えていた。
姫殿下は全校生徒に知られており、これ以上売名行為をする必要はない。
しかし、そうも言ってられなくなりそうだ。
「……立候補するのではなかった」
「何をおっしゃいます。むしろこうやって2年生が票の食い合いをしている間に、
姫殿下は1年生と3年生を押さえて……」
そのとき心に一抹の不安が浮かんだ。
「姫殿下、昨日の資料をお持ちですか?」
姫殿下からそれをお借りすると、おれは最後のページを開いた。
「やはりそうか!」
おれは思わず大きな声を上げた。

626 :水先案名無い人:04/07/08 19:56 ID:Nw4KsHAL
すみません、「眞子様を助ける」妄想でないと投稿しちゃダメでつか?

627 :水先案名無い人:04/07/08 22:22 ID:KkvGva4T
みんなスレタイを忘れつつあるので問題なし。

628 :水先案名無い人:04/07/09 04:33 ID:p0GVXbcZ
はじめてこのスレ読んだけど…





                                      感動した

629 :水先案名無い人:04/07/09 21:42 ID:foRC9xiX
>>628
だろ?w

630 :水先案名無い人:04/07/09 22:52 ID:QPN1979r
おまえら、たまには先帝陛下にも萌えてみないか?
(*´д`)ハァハァ
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/2687/gosinei/10.html

631 :水先案名無い人:04/07/10 00:55 ID:MgNKg3wv
>>630
オレは眞子佳子以外は体がうけつけないのでやめておくよ

632 :水先案名無い人:04/07/10 10:40 ID:1W70HWfV
陸海軍少尉に任官された時の先帝陛下(御年11歳)が眞仁親王のイメージになるのか?
さすがに丸刈りでは無いだろうが…というか◆qVSuTg9KKs続編作れ!

633 :水先案名無い人:04/07/10 14:50 ID:BvpzBPIq
何だこのスレ・・・w

634 :左右27:04/07/11 14:38 ID:e3ntntVQ
「何だ? 大きな声を出して」
姫殿下は怪訝そうなお顔をなされている。
おれはいま見ていた資料をご覧に入れた。
「ここです。ここ8年間の会長候補です」
「これが何か?」
「どれも1人の名前しか挙がっていません。
つまり候補者は1人で、恐らくは信任投票が行われたものかと」
「ということは、もしかして……」
「はい。この安藤さんも本当ならば唯一の候補だったのかもしれません」
姫殿下は御頭をお抱えになった。
「やっぱり出るんじゃなかった……」
「姫殿下」おれは厳しい口調で申し上げた。
「まずは公示された候補者を見てからです。
それからこの異常な数のビラを選挙管理委員会に報告しましょう。
ビラの禁止か枚数制限をしてもらいましょう」
「……わかった」
「それから今日の予定を確認しましょう」
「ええと、指定のポスター用紙をもらって、それからホームルームの時間にクラスの皆から
活動方針と政策についての意見を聴く」
「はい。姫殿下、あまり焦ったりなさらぬよう」
「……うん」
姫殿下は小さく頷かれると、対立候補のビラに覆われた並木道をふらふらと歩いていかれた。

635 :左右28:04/07/11 14:39 ID:e3ntntVQ
おれは守衛の木田さんのところに行った。
「木田さん、あのビラを誰が貼ったのかご存知ですか?」
「いえ、今朝私が来たらもう貼ってありました。
選挙のものだから無断で剥がすわけにもいきませんしね」
そう言って木田さんはおれの持っているビラをちらりと見た。
(あっ……しまった)
「いえ……あの……これは、つい、たくさんあったもので……」
「これは内緒にしておきましょう。それは持って帰ってください」
「はい……すみません」
木田さんはきっと姫殿下がこれを剥がされたのも見ていたのだろう。
大人の対応をしてくれたので助けられた。
この人にはいろいろ話しても大丈夫だろう、とおれは思った。
「あの、姫殿下が立候補されたことはご存知ですか?」
「ええ、聞いています」
「木田さんはどう思われますか?」
「うーん……この仕事をもう30年やっていますが、こういった事態は初めてです。
でも、いいことだと思いますよ。最近は選挙運動に活気がないみたいですし。
他の候補者の刺激になるんじゃないでしょうか」
「そうですか」
「やっぱり選挙はお祭り騒ぎじゃないと。
台湾の選挙はすごいですよ。町中ビラだらけになって」
「はあ……」
木田さんはきっと並木道を汚されたことに怒っているだろうと思っていたが、違うようだ。

636 :水先案名無い人:04/07/12 06:24 ID:bUOzP3FZ
左右おもしろいよ左右

637 :左右29:04/07/12 14:53 ID:TUI4ppua
昼休み、守衛室で木田さんとお茶を飲んでいると、数人の生徒が校舎の方からやって来た。
何だろうと見ていると、木などに貼ってあったビラを剥がし始めた。
最初は選管がビラの制限を決定したのだろう、と思った。
しかし考えてみると、午前中は授業があるのだから会議を開く時間などなかったはずだ。
ということは彼女たちは、ビラを貼った集団、すなわち安藤さん陣営に属していると考えられる。
あちらにはすでにしっかりした組織が出来上がっているようだ。
さらにもう1つ気になることがあった。
「木田さん、あの子たちをご存知ですか?」
「何人かはこの門から登下校しているので知っています。皆1年生ですね」
(やっぱり……)
いままで1年生の票は同学年の姫殿下に集まるものと考えていた。
だが1年生が相手陣営の選挙運動に加わっているということは……
(まずい……ひょっとしたら惨敗するかもしれない)
このことが姫殿下のお耳に入ったら今朝よりさらにヘコんでしまわれるだろう。
(最悪、警護隊の有志で選管事務所に焼き討ちをかけて……)
穏やかならぬ展開を思い描いていると、一人の生徒が並木道を歩いて来るのが見えた。
さっきの1年生と比べると体が大きく、スカートは短く、長い髪は妙な形に結い上げられ、
アイメイクはほとんどオカマの域に達している。
(むむっ、こいつが中ボスか)
しかし彼女はビラを剥がしている生徒には目もくれず、守衛室の方にまっすぐ歩いてくる。
突然、中学生のとき凶悪な女子にカナディアン・バックブリーカーをかけられたことを思い出した。
(またやられる!)
本能的におれは逃げ出そうとしたが、彼女が窓口に顔を突っ込んでくる方が早かった。
「藤村さん、ひさしぶりー」
(な、なぜおれの名を!?)

638 :左右30:04/07/12 14:54 ID:TUI4ppua
見知らぬ生徒に名前を呼ばれて、凶悪女子の罰ゲームの“罰”にされたことを思い出した。
お笑い番組でいえばアツアツおでんの扱いである。
「キ、キモいとか言うな!」
「どうしたの? すごい汗かいてるけど」
「新美さん、何かご用ですか?」
木田さんがその凶悪女子に声をかけた。
聞き覚えの在る名前だ。
「新美さん? もしかして姫殿下と同じクラスの?」
「そうだよ」
四月に会ったときはダサダサ新入生だったのに、変われば変わるものである。
(男ができたな……)
「私、マコリンの応援演説することになったから、よろしくね」
おれの内面の動揺にお構いなく新美さんは言った。
それにしても……
「マ、マコリン……?」
「うん、私はマコリンって呼んでるんだけど」
姫殿下に忠誠を誓ったおれにとっては“マコタマ“あたりが限界である。
「あの……この前お会いしたときとずいぶん雰囲気が変わりましたね」
「そう? どの辺が?」
「うーん……髪型……とか」
「わかる? ほらこれ見て」
そう言うと新美さんは頭のてっぺんにある髷みたいな部分を手で分けた。
「うわあド金髪!」
「うん、これモヒカンみたいに真中だけ染めてるの」
不思議なことに、おれはなんとなくその髪型に見覚えがあるような気がしてきた。

639 :左右31:04/07/13 16:30 ID:4m7eAcy/
「ひょっとして、その髪型って大塚アイの……?」
「そう! 大塚の真似したの!」
「やっぱり……」
大塚アイとはもちろん昨年薬物過剰摂取で急死したあのミュージシャンのことである。
遺作となった3枚組アルバム『戦争のはらわた』は2000年代ロックの金字塔とされる。
(しかし中1であの最凶最狂アーティストの真似をするとは……)
「よくお似合いですよ」
木田さんがさわやかな笑顔で言った。

「ところで私に何かご用でしょうか」
気を取り直しておれは新美さんに尋ねた。
「別にないんだけど、こちらの陣営のブレーンがどんな人なのかなって思って」
「ブレーン? 私がですか?」
「うん、マコリンがそう言ってたよ」
いつのまにか大役を仰せつかってしまったようだ。
「藤村さん」
と新美さんがおれを見つめながら言った。
「何でしょう?」
「実際会ってみると、マコリンの言ってたほどじゃないね」
(姫殿下がおれのことを学校で話題にされているとは……)
しかしその内容はあまり芳しくないもののようだ。
「あの……具体的に姫殿下はどのようなお話をされ」
「あんなことする人間には見えない。ぜんぜん普通」
「いや、だから、“あんなこと“ってどんな」
「まあ人の噂も75日っていうからあんまり気にしない方がいいよ」
「噂になってるんですか?」
「ところで、マコリンのことだけど」
「はあ……」
どうもこの人は話題の転換が早くていけない。

640 :左右32:04/07/13 16:32 ID:4m7eAcy/
「朝からずっとヘコみっぱなしだよ」
「ということは姫殿下のほかに立候補したのは安藤さんだけなのですか?」
「うん」
「そうですか……」
姫殿下はいまこの瞬間もご宸襟を悩まされておられるのだ。
(おかわいそうに。やはり選挙などというまだるっこしい制度は無視して、
姫殿下の大号令の下わっと集まってわっと学校を占領して警察に取り囲まれて、
多勢に無勢で致し方なく、海を渡って成吉思汗になろう)
「藤村さん、何で泣きそうなの?」
新美さんの声でおれは蒙古の大平原から現実に戻った。
「新美さん、何とかならないものでしょうか」
「うーん、安藤さんは強敵よ」
「でも姫殿下だってすばらしいお方です。なんせあの元帝国の礎を」
また妄想の遠征に出てしまいそうになったので、おれはここまで言いかけて止めた。
「なんだかわかんないけど、私はマコリンのこと好きだし、応援するよ」
新美さんはにっこり笑った。
「それからクラスのみんなもマコリンのこと好きだよ」
「ありがとうございます」
姫殿下のご友人はおれにとっても大事な友だ。
だからおれには新たに40人の友達ができたことになる。
これだけでおれのこれまでの通算友人数をはるかに超えている。
「それからサッカー部も応援してるから」
(サッカー部……)
何かが頭の中でひらめいた。

641 :水先案名無い人:04/07/13 20:21 ID:67YnrltV
「眞子さんて、祥子さまに似てるよね」
「さちこさま………?」
クラスメートのA子さん(仮名)の、呟きに眞子さまは戸惑う表情を見せた。
そんな彼女にA子さんは笑って答える。
「知らない?マ○み○よ、○リ○て」
「…………?それ、何なんです」
クラスメートの説明によれば、どうやら少女向けの小説であるらしい。
なんでも、世間では大人気だとか。
流行というものに他人よりうといことを気にしている眞子さまには少し気になる話題だ。
「読んでみる?」
「え」
良いんですの?嬉しそうにそう尋ねる眞子さまの目の前に、文庫本の小山が。
……何冊あるのだろう。
眞子さまは一瞬ひるんだ。
「大丈夫、眞子さんなら二、三日で読めるって」
「そ、そうでしょうか……」
A子さんはニッコリと笑うと、言った。
「感想、聞かせてね」

642 :水先案名無い人:04/07/13 20:21 ID:67YnrltV
「どうしましょう………」
ベッドの上にぶちまけられた「マ○アさ○が見○る」の文庫本。
無印からイタリア紀行まで揃っている。
制服を着替えることもなく、眞子さまは半ば呆然と目の前に山と詰まれた少女小説を見ていた。
「……………」
とにかく手にとってみる。
ぺらぺらとめくる。
「あ、結構文字が大きい……」
読みやすいかも。ほっとした眞子さまはベッドから降りた。
自分が未だにセーラー服を着たままであることに気がついたのだ。

着替えなくちゃ。

眞子さまは臙脂色のスカーフを制服の襟元から外した。
しゅるりと、衣擦れの音がした。
スカートのホックを外し、細く未成熟な腰

643 :水先案名無い人:04/07/13 20:22 ID:67YnrltV
スカートのホックを外し、細く未成熟な腰を守っていたスカートをゆっくりと脱いでいく。
上着を脱いだ。少し髪の毛が邪魔だった。
(切ろうかな……)
お父さまが、長い髪がお好きだから伸ばしていたけど……。眞子さまはちょっと考え込むような表情になっていた。
短いのって、私に似合うかな……
お父様なら「なんでも似合うよ、眞子には」って言ってくれると思うけど……。そんなふうに考える。
眞子さまは下着姿のまま、たっぷりとプリーツの入った濃紺の布と襟に臙脂のラインの入った布をを持ってクローゼットへ歩いていった。
「おねえさまぁ!。お帰りなさいっ!」
いきなりドアが開くと、小学生の女の子の元気な声。……ちょっと元気が良すぎるかも。
丸顔に、太いくっきりとした眉。目尻のたれ気味な大きな目は、素直に「タヌキ」を連想させる。
……眞子さまの妹姫にして秋篠宮家の次女であられる佳子さまである。
「!」
まずい、本が見られちゃう。隠さなきゃ、ああ、でもどうやって。
ほんの数ミリ秒でそんな判断をくだした眞子さまはとっさにスカートと上着を文庫本の山に被せた。
倒れこむような勢いでベッドにその身を投げ出す眞子さまだった。スリップの裾があられもなく乱れている。
……下着は白ですか。そーですか。

644 :水先案名無い人:04/07/13 20:22 ID:67YnrltV
「……?おねえさま、どうしたんですか?」
そんな格好で。佳子さまは不思議そうな表情で首をかしげ、そう尋ねた。
きれいな脚のラインをむき出しにしたまま、ベッドの上から眞子さまは答える。
効果はともかく、せいいっぱいの姉としての威厳を保ちつつ。
「佳子ちゃん……お部屋に入るときはノックをしてってあれほど」
「ごめんなさあい」
ぺろっと舌をだして微笑む佳子さま。なんというか、その、憎めない。
「……まあ、いいけれど」
マ○み○の山を制服で巧みに隠して、眞子さまはベッドの上で体を起こした。
ああ、危なかった。でも誤魔化せたみたい………誤魔化せたのかしら?
眞子さまの小さな胸がドキドキと鳴っていた。そんな彼女に気づかず、佳子さまは無邪気な笑顔で続ける。
「お母さまとお父さまが、お茶が入ったからお姉さまもおいでなさいって」
「うん、着替えたらすぐに行くから」
そう伝えて、そう言って眞子さまは優しく微笑んだ。
「はあい」
佳子さまは元気良く応え、ドアを閉めた。パタパタと居間へゆく音が聞こえる。元気な少女である。
はぁ………
眞子さまはため息をついた。危なかった、と思った。
……別に悪い本を読むわけではないけれど。そう自分に言い聞かせてみてもどうにも疚しさを感じてしまう。


645 :水先案名無い人:04/07/14 02:28 ID:BPOH/R4b
なにこのスレ・・・

646 :水先案名無い人:04/07/14 23:24 ID:uOpUWdu5
>>645
萌えスレw

647 :左右33:04/07/15 10:40 ID:QFwB3APN
放課後を告げるチャイムが鳴ってしばらくたつが、姫殿下はいらっしゃらない。
もしかしたらあまりにヘコみすぎて歩くのも難しいほど衰弱されているのではないか、
と考えていると、木田さんに呼ばれた。
「藤村さん、お電話ですよ」
「はい」
おれはちらりと並木道の方に目をやってから守衛室に入り、受話器を取った。
「はい、藤村です」
「わたしだ」
電話の主は姫殿下だった。
「いまどこにいらっしゃるのですか?」
「美術室だ。美術部のみんなと一緒にいる」
「はあ」
「いまからポスターとたすきのデザインを決めるからそなたも来い」
「え? なぜ私が」
「新美さんに自分がブレーンだと言ったそうだな」
「いえ、それは姫殿」
「待ってるぞ」
電話が切れた。
何がどうなっているのかよくわからないが、新美さんにはめられたことはわかった。
とりあえずいますべきことは美術部に向かうことだが、持ち場を離れるわけにもいかない。
(どうしたものだろう?)
おれは木田さんに相談してみることにした。
「木田さん、さっきの電話のことなんですが」
「はい」
「姫殿下から美術室へ参上せよとのご下命がありまして……」
「そうですか。ここは大丈夫だから行ってらっしゃい」
「ですがもしものことがあった場合木田さんお1人では」
おれが言い終わらぬうちに木田さんが豹変した。

648 :ごめんミス↑34↓33:04/07/15 10:43 ID:QFwB3APN
(4人のサッカー部……クラスのみんな……そうか、なるほど)
クラスメイトではサッカー部員とでは姫殿下を支持する理由が違う。
クラスメイトの支持は姫殿下のお人柄に引かれてのものだろうが、
サッカー部員の支持は姫殿下のご案によって利益を受けるからだ。
そして同じご案から利益を受ける集団は他にも存在する。
そうした集団に対して重点的に活動していけば効率よく支持者を得られる。
昨日カコ様がおっしゃっていた“票の取りまとめ“とはこういうことなのだ。
(でもおれは合法的にやろう……)
「新美さん、サッカー部のように人手不足で困っている部は他にもありますよね」
「うん、あるけど」
「そこを回ってみることにします。サッカー部にもお伺いします」
「うん、楽しみにしてる。大体毎日グラウンドの隅っこでなんかやってるから声かけてね」
なんだかうまく行きそうな気がしてきた。
このことをご報告したら姫殿下もきっとお喜びになるだろう。

649 :水先案名無い人:04/07/15 19:58 ID:x0Ie61nc
左右頑張りすぎだろ。

650 : ◆qVSuTg9KKs :04/07/15 22:12 ID:Q033XFWV
>>649
そうだね。
でも、私は今仕事が忙しくて続きが書けないのでほかの職人さんが頼りです。

651 :水先案名無い人:04/07/16 01:18 ID:kr6RThs4
芥川賞を目指してるならこれくらいのペースで書くのは当然

652 :水先案名無い人:04/07/18 12:14 ID:vFIbTLmE
職人さん応援sage

653 :水先案名無い人:04/07/18 16:58 ID:+2YatfE9
半年前に淋しさを紛らわす為にトランペットを購入。
音を多少出しても問題無い場所も都内にはいくつかある。
今日は九段下にある科学技術館近くの芝生と雑木林の中だ。
いつものように音を調整した後にその時思い出した曲を吹く。
今日は斎藤義和の歩いて帰ろうが頭の中に浮かんだ。
気持ちよく吹いてると、いつの間にか一人の女の子が俺を見ていた。
女の子は中学生ぐらいだろうか?整った目鼻立ちにどこか寂しさを憂いている表情。
やがて曲を終え、俺は次の曲を考える事にした。
「あの・・・何か吹いて頂いてもよろしいですか?」
とても今時の中学生とは思えないような話し方で語りかけられた(実際に中学生と話してはいないが)
「あ、うん、いいよ。どんな曲かなぁ?知ってるヤツならいいんだけど・・・」
ここ最近仕事での業務上の会話以外で女と話していない。久し振りだ。
「えと・・・いい日旅立ちって曲なんですけど・・・」
ビックリした。こんな娘が山口百恵って・・・あ、そうか、最近の教科書には昔の歌謡曲が載ってるんだよなぁ。
幸いな事に俺はいい日旅立ちは知っている。鬼塚ちひろでだが。
「あぁ、知ってるから大丈夫だよ」
俺は息を吸い込み吹き始めた。独学に等しいが、最近上達はしてきている俺のトランペット。
やがて曲はサビに入る。「あぁ・・・日本のどこかに・・・」
ふと見ると女の子は俺のトランペットに併せて歌い始めていた。
何だか楽しいなぁ。普通に暮らしてたら女の子とセッションなんてありえないもんなぁ。
無情にも曲は終わった。トランペットを口から離し、女の子を見る。
「どうもありがとうございます。あ、すいません、勝手に歌っちゃって・・・」
「いや、俺も楽しかったよ。歌うまいね、キミ」
女の子は少し恥ずかしそうな顔をした。ほんのり顔も赤い。この暑い陽気だからかな?
「あの・・・いつもここで吹いてらっしゃるんですか?」
「いや、いつもってわけじゃないけど。まぁ人通りも少ないし、木陰もあるし結構いい場所なんだよね」
「それではまたここにいらっしゃるのですか?」
「うん、まぁ。毎日と言うわけじゃないけどね。土日ぐらいかな?」
「また聴きに来てもよろしいですか?」
「うん、いつでもいいよ」

654 :水先案名無い人:04/07/18 20:41 ID:0DQGDoqv
>>644
とりっぷキボンヌ

655 :水先案名無い人:04/07/18 21:32 ID:RMc/oABF
正直、俺はいまモーレツに感動している!

656 :水先案名無い人:04/07/18 22:43 ID:NQF65J3g
ほんとに何でもありだなお前ら。
何でガイドライン板にあるんだよ・・・w

657 :水先案名無い人:04/07/20 02:01 ID:KJjmymKg
続きは!続きはまだなのかあああああああああああああ

658 :左右35:04/07/20 17:33 ID:VbSgmr/T
木田さんの顔にはいつもの笑顔が浮かんでいるが、目が据わっている。
「き、木田さん!?」
「私もこの仕事を30年やっているものでねえ」いつもより落ち着いた声で木田さんは言った。
「大抵のことは1人で対処できるようになっているんですよ」
木田さんは机の上で組んでいた指をゆっくりと解いた。
こんがらかった頭の中で、おれは何が起こっているのか理解しようと努めた。
所作から木田さんが武器を呑んでいることはわかる。
恐らく刃物だ。
だがそれを確認することはできないだろう。
木田さんの次のワン・モーションでおれは死ぬ。
「だから安心して行ってらっしゃい」
木田さんが元の柔和な顔に戻った。
「じ、じゃあお言葉に甘えて失礼します」
おれは背中を見せないように後ずさりで守衛室を出た。
並木道を歩きながらもおれは守衛室の方に精神を集中させていた。
校舎のあたりまで来るとようやく守衛室が見えなくなった。
掌が汗で塗れていた。
(武器か……いままで全然気がつかなかった。今度隠し方を教えてもらおう)
こうした謙虚な姿勢はおれのプロ意識の欠如がなせるわざである。
それにしても気になるのは電話での姫殿下のお声がいつもどおりのものだったことだ。
新美さんの話だとかなりヘコんでおられるとのことだったが。
おれは校内の地図を頭に思い浮かべながら美術室へ向かった。

659 :左右アク禁あけ36:04/07/20 17:35 ID:VbSgmr/T
美術室は林の中にあった。
緑豊かなキャンパスのさらに奥まったところにこの離れ小屋は立っている。
車の音も校舎のざわめきもここには届かない。
涼しい風が木々の間を吹き抜けていく。
おれは美術室の入り口へと続くかすかな道を辿っていった。
「失礼します」
おれがドアを開けると中にいた全員が顔を上げた。
なぜか6人全員ジャージ姿である。
「おお藤村」
カンバスに向かっておいでの姫殿下が立ち上がられた。
「あはは本当に来た」
なぜかいまごろ弁当を食っている生徒が笑った。
「みなさん紹介します。当選請負人の藤村です」
「……はじめまして」
姫殿下のご紹介を受けておれは一礼した。
ぱらぱらと拍手が起こった。
彼女たちはおれがイメージしていた美術部員とは少し違うようだった。
姫殿下以外は何を作っているのかよくわからない。
「どうも、部長の下川です」
弁当を食っていた生徒が立ち上がって言った。
「下川部長は書家なのだ」姫殿下がおっしゃった。
「習字の時間に書いたものに値段が付くんだから凄いだろう」
姫殿下はこの部長を尊敬しておられるようだ。
「ところで何でこの時間に弁当を食べてるんですか?」
おれは気になっていたことを尋ねた。
すると下川部長はげじげじ眉を吊り上げた。
「飢えてるから。飢えてるから!」
「し、失礼しました」
勢いに圧倒されておれはなぜか謝ってしまった。

660 :水先案名無い人:04/07/21 10:07 ID:XoXKzTVW
あきしののみやまこないしんのうでんかかわいいよあきしののみやまこないしんのうでんか

661 :左右37:04/07/21 15:31 ID:ZDnMH0B5
次にはさみで紙を渦巻き状に切っていた生徒が手を休めて立ち上がった。
「はじめまして。2年B組、松川です。副部長です。歌謡紙切りをやっています」
「歌謡紙切り……ですか?」
「松川、1曲やってみせてよ」
下川さんが言った。
「松川さん、見せてください」
金槌で釘を打っていた生徒が言った。
「では失礼して……」そう言って松川さんは新しい紙を取り出した。
「新作です。“りんご追分”」
何だ何だと見ていると、松川さんは紙をはさみで切りながら歌い始めた。
「りんごーのーはなぁーびぃーらがー」
(な、何が起こっているんだ?)
おれの当惑をよそに松川さんは黒い板に透明のフィルムが付いた例のアレを取り出して、
いままで切っていた紙をパタンと挟んだ。
するとそこには風に散る花が切り抜かれていた。
「つきよにぃーつぅーきぃーよぉーにぃー」
結局松川さんはワンコーラス歌いきり、3枚の作品を切り抜いた。
歌が終わり、松川さんが御辞儀をすると、部員とおれは拍手した。
「何度見ても松川の芸は面白いねえ」
下川さんが言った。
「すごい! 新しい! 感動しました!」
おれは感極まって叫んだ。
「ありがとうございます」
松川さんが恥ずかしそうに言った。
「松川はこの芸で都内の老人ホームを荒らしまわってるの。
歩くのがやっとのじいさんばあさんがスタンディングオベーションするからね」
下川さんが飯を口に入れたまま言った。
「本当はそういうところの方がやりやすいんです」松川さんははさみを拭いながら言った。
「お客さんが歌ってくれるから」

662 :左右38:04/07/21 15:33 ID:ZDnMH0B5
「じゃあ、次は私ね」PCに向かっていた生徒が立ち上がった。
「はじめまして。2年C組、三鷹です。主にFlash作ってます。
それから、松川とユニット組んでペーパークラフトを作ってます」
いままでの凶悪そうな下川さん、枯れた芸の松川さんと比べてまともそうな人だ。
何か質問をしてもいきなり飛び蹴りを食らったりすることはないだろう。
「ペーパークラフトとはどういったものなのですか?」
おれがそう尋ねると三鷹さんは手招きをした。
ディスプレイを覗きこむと、三鷹さんは画像ファイルを開いた。
それはとても細かい設計図のようなものだった。
「これを美術部HPに置いて、作りたい人にDLして印刷してもらうんです」
そういった形のネット配信というものもあるのだな、とおれは感心した。
「さっきユニットと言ったのは、これを作るときにまず私が立体造形をして、
それを松川が平面に落としこむという分業をしているからです」
「なるほど」おれは彼女たちの能力に圧倒されていた。
「ところで、これを組み立てるとどうなるんですか?」
おれがそう尋ねると、三鷹さんはディスプレイの脇から紙人形を取り出した。
「何ですか、このおじいさんは?」
「えーと、タイトルは“犬養首相射殺さる“です」
「…………」
「話せばわかる! 話せばわかる!」
下川さんは犬養首相の真似をしているようだが、それが似ているのかどうかはわからなかった。
「それから、これが私たちの代表作で……」三鷹さんが別の人形を取り出した。
「これが“浅沼委員長刺殺さる”です」
「……カジュアル気分で昭和史の闇にスポットライトを当てるのは止めてくれませんか?」
どうやらこの人も要注意人物のようだ。

663 :水先案名無い人:04/07/21 17:07 ID:SExsxKSo
>>662
ワロタ


664 :左右39:04/07/22 15:30 ID:mVACRfx5
「次、平沢ね」
下川さんが言うと、木の箱を作っていた生徒が立ち上がった。
「はじめまして。平沢です。1年生です。何でも屋です」
「いま作ってらっしゃる箱は何ですか?」
とおれは尋ねた。
「これはマコちゃんの演説台です」そう言って平沢さんは箱を持ち上げた。
「後はやすりをかけてニスを塗れば完成です」
演説台はしっかりした作りだった。この人はなかなか器用な人のようだ。
「じゃあ、後はジャッキーだけね」
と平沢さんが言った。
すると姫殿下の隣の机で何か書いていた生徒が立ち上がった。
「キャノン=吉田・ジャッキーです……まんがを描いています……」
「ジャッキー、藤村に見せてもいい?」
と姫殿下がお尋ねになった。
「ええ、どうぞ……」
とキャノンさんは言った。
おれはA4サイズの紙をキャノンさんから受け取った。
「四コマですか」
「はい、尊敬するやくみつる先生の形式に倣いまして……」
「はあ……」
(やくみつる……)
顔はすぐに思い出せるが、まんがの方はあまり見たおぼえがない。
おれは2本描かれた四コマを読んでみることにした。
1本目の一コマ目は少年がてるてる坊主を作っている。
2コマではその少年がてるてる坊主を軒先に吊っている。
3コマ目ではその少年が臓物をぶち吐き、四コマ目では死んでいた。
「…………」

665 :左右40:04/07/22 15:32 ID:mVACRfx5
2本目の1コマ目では少年とその家族が海水浴に来ている。
2コマ目では横になったお父さんの体に少年が砂をかけている。
3コマ目では少年とお父さんが脳髄をぶちまけ、4コマ目では死んでいた。
「あの……この3・4コマ目はいったい……?」
「はい、やくみつる先生の猿真似ではいけないと思い、個性を出してみました……」
「はあ……」
「それから世間には“やおい”というものがあるそうなので、そうした要素を取り入れてみました……」
個性もやおいも完全に履き違えている、と思った。
「自己紹介も終わったし、そろそろ本題に入ろうか」下川さんは言った。
「まずたすきのデザインね。マコちゃんの名前は私が書くとして、それ以外にも何か付けようか?」
部員たちとおれは考えこんだ。
(付けるとしたら、なるべく上品なものがいいな。たとえば、花とか……)
「思いつきました」
おれは手を上げた。
「姫殿下のお印のもっこうばらはいかがでしょう」
「もっこうばらか……」下川さんは言った。
「うす黄色のバラよね。なかなかいいかも」
「じゃあ刺繍しましょうか」
と平沢さんが言った。
「でも、少しうるさすぎない? あくまでも字が中心なんだから」
と松川さんが言った。
「でもワンポイントじゃ地味だし……」
と三鷹さんが言った。
「あの……」キャノンさんがおずおずと手を上げた。
「造花を作ってブローチのように付けてはどうでしょうか……」
「それいいかもね」
下川さんがにっと笑った。

666 : ◆qVSuTg9KKs :04/07/22 23:55 ID:/nFa0sKG
左右さんあっちの第一部完を含めて乙です。

こちらは仕事も落ち着いてついでにあぼーんしてたPCも明日には帰ってくるのでようやくまともに続きが書けそうです。
ちなみに、卓球くらいからの私の書き込みは全て携帯からだったりします。

667 :左右41:04/07/23 13:27 ID:BVLzBxAM
「ブローチなら私たちも付けられるし。マコちゃん、どう?」
「かわいいと思います」
と姫殿下はおっしゃった。
「じゃあ、これでいこうか。
平沢は造花の製作のリーダーね。
三鷹は花の画像を集めて。
松川とジャッキーは型紙作り」
下川さんの号令で部員たちは一斉に動き出した。
「あの、わたしたちは何を……?」
と姫殿下がお尋ねになった。
「私が書くところを見ていてよ」
と下川さんは言った。

下川さんは机をいくつかどかしてスペースを作った。
そして新聞紙を敷き、その上に黒い布を広げた。
それから平たい木箱を持って来て、蓋を開き、その中をじっと見つめていた。
「姫殿下、あの中には何が入っているのですか?」
とおれはお尋ねした。
「筆だ」
と姫殿下がお答えになった。
「『弘法筆を選ばず』といいますが、下川さんは選ぶんですね」
おれは少し悪意をこめて申し上げた。
「いや、下川部長曰く『私が筆を選んでいるのではない。筆が私を選ぶのだ』と」
もはや常人には理解できないレベルの話だ。

668 :左右42:04/07/23 13:29 ID:BVLzBxAM
下川さんが1本の筆を手に取った。
しばらく毛で手を撫でたり、紙の上を走らせてみたりしていたが、
ようやく合点がいったらしく、その筆を残して木箱の方は片付けた。
次に墨と硯を取り出し、すごい勢いで擦り始めた。
その墨と硯はおれのお習字セットに入っていたものより2まわりほど大きい業物である。
もしこれをおれの故郷へ持って帰ったならば、「天狗の作った硯じゃー!」とババアは叫び、
ジジイは倒れ、ガキは泣き出し、消防団はわっと集まり、次の年からその日が祭日になってしまうほどのものだ。
おれがそんなインナー里帰りをしているうちに、下川さんは試し書きを終え、たすきに書き始めていた。
「書いているときの下川部長は素敵だなあ」
姫殿下はうっとりと見とれておいでだった。
確かに下川さんの表情や姿勢はさっきまでとは明らかに違う。
集中しているというよりも悟ってしまった人のような張り詰め方だ。
そんなことを考えながら見ているうちに下川さんは早々と裏表ともに書き終えてしまっていた。
「どう、マコちゃん?」
「素敵です、部長!」
確かにすさまじい字であった。
線はあくまで力強く、同時に繊細である。
不思議なことになぜかおれのような素人が見ても、姫殿下によく似合いそうだという印象を受ける。
それはきっと書いた下川さんが姫殿下を見つめる眼差しの優しさに起因するものであろう。
そこに込められた念は血で描かれたあの”目を開く生首の絵”もかくやと思わせるものである。
ぺらぺらの印刷されたたすきを付けたそこらの駄議員が見れば、ぎゃっと叫んで選挙カーから転がり落ちるであろう。
それほどまでに力のある字であった。

669 :水先案名無い人:04/07/24 23:52 ID:7kdU633c
PCゲーム板より
まあ意味分からんとは思うが



244 名前: 名無しさんの野望 [sage] 投稿日: 04/07/24 00:12 ID:O3pjve7b
君主に配下をねだっても絶対に許可してくれないね。
新君主秋篠宮様に眞子様くれって頼み、何度断られたことか。
まあ、それはそれで或る意味ハァハァなシチュともいえるが。

眞子様が太守になられた都市に敵が攻め込むたびに
精励奮起して援軍に出向いたりとか、
眞子様の都市を守るべくその周囲に城砦を建設しまくったりとか、
セイラン元戎部隊を眞子様に献上しまくったりとか、
俺にとってはその瞬間に限って三国志]は断じて糞ゲーではなかったよ。

670 :水先案名無い人:04/07/25 01:07 ID:VzvJX1e5
うん、意味分からん。

671 :水先案名無い人:04/07/25 13:19 ID:sl6p9RzQ
>>669
スマン、分かりすぎるくらい分かるw

672 :水先案名無い人:04/07/25 18:25 ID:mBV8Yt2A
>>671
禿げどぅー

673 :左右43:04/07/26 15:57 ID:s9aZKQj7
「いったん作業を止めて集合。ポスターについて考えましょう」
下川さんがそう言うとPCの前に群がっていた部員たちが元いた席に戻った。
「ではまずマコちゃんからポスターについて説明してもらいましょう」
下川さんに呼ばれて、姫殿下は立ち上がられた。
「今日、選管からポスター用紙を5枚もらって来ました。
5枚中2枚はわたしが描きますので、後の3枚を皆さんにお願いしたいと思います。」
ご説明を終えて姫殿下が御着席なさると、下川さんが再び口を開いた。
「さて、この3枚の分担だけど……松川・三鷹はどうする? 2人で組む?」
「はい。2人でオブジェを作ろうと思います」
三鷹さんが答えた。
「あら、いいじゃない」
「あの……」おれは下川さんの顔色を窺いつつ言った。
「一応ポスターなので立体にしてしまうのはまずいのではないでしょうか」
「いいじゃん、別に。それとも何? あなたは二次元しか受け付けないの?」
「その表現は誤解を招くかと……」
「はい、決まりー」
下川さんの言葉にぱちぱちと拍手が起こった。
「じゃあ次は……」
下川さんが部員たちを見回しているとキャノンさんが手を挙げた。
「はい、ジャッキー」
「はい……紙を切ってもよいのでしたら、私もひとつ作ってみたいものが……」
「何?」
「あの……原点に戻ってパラパラまんがを……」
「それって藤子先生の原点ですよね?」
「はい、決まりー」
おれの質問に答えが返ってくることはなかった。

674 :左右44:04/07/26 15:58 ID:s9aZKQj7
「部長、後は私と部長2人だけになっちゃいましたね」
と平沢さんが言った。
「そうだね。私が何か書こうかな」
「”勝訴”とか」
「あはは、”勝訴”。むかし書いた」
「じゃあ”直訴”は?」
松川さんの言葉に皆が声を上げた。
「直訴!?」
「ええ、教科書に載ってました。確か田中なんとか」
松川さんが言い終らぬ内に三鷹さんが激しくググっていた。
「出ました。田中正造ですね」
「まあ!」ディスプレイを覗きこまれた姫殿下がお声を上げられた。
「この諡号はひいひいひいお祖父様だわ!」
「他にはこんなのも」
「これはひいお祖父様!」
「姫殿下、こういったことは軽々しくなさらぬ方が……」
とおれは申し上げたが、姫殿下は偉大なる先達との甘美なる自己同一化、
つまりはトリップしておられたので、おれの言葉をお聞き入れにはならなかった。
「はい、決まりー」
またも下川さんの鶴の一声で案件が可決されてしまった。
「民からの要望を知ったマコちゃんが今回の政策を思いつくという寸劇にしましょう」
「君臣和楽……うふふ」
姫殿下は心の旅からまだお戻りにはならないご様子だ。
「私が直訴状を書くから平沢はそれを挟む棒を作って」
「どこかから調達してきます」
「あ、そうだ。安藤元子のクラスの箒を盗んでくれば?」
もはや彼女たちの暴走を止める手段はなかった。

675 :水先案名無い人:04/07/27 23:29 ID:nxQZtKOa

      , -‐'"´ ̄ ̄ ̄ ``ヽ
    /爪  ヽ `ヽ、`ヽ、   \
   / / !lヽヽ  \  \ \  }、
  / l l l ヽ ヽ、_弐_ --ヽ _ヽノノ!
  /! ll__l ヽ-‐' "┴─`  l/rヌ、ノ|
  !l/fri刀    ////    >'〉}ノ!
     l ̄ 、 _      ,Lノノ |   このアイスは練乳入りなのか…?
      ',  ヽ'´ヽ    / | 「||l!,|
       /`´`!  ̄し  / .| | | |!|
     /`-、/`ー-┬' ´ _」、lLl l!| 
    /  /  __ノ /==三三ヽL
   /  / / }ム/==ニ三-ァ-─‐ヽ
   >、 / 」ll /O/ ニ, -'´ /    , -'´!


676 :左右45:04/07/27 23:49 ID:7hc0T7L+
帰りの車中、おれは気になっていたことを姫殿下にお尋ねした。
「姫殿下」
「何だ?」
姫殿下は“体になじませる”という理由でお召しになったままのたすきを撫でながらおっしゃった。
「公示をご覧になってしょげておられたと伺ったのですが、もう大丈夫なのですか?」
「誰から聞いた?」
「新美さんからです」
「ああ、リサリンか」
(リサリン……)
心の風邪をひいた友人が似たような名前の薬を飲んでいたような気がする。
「確かに会長候補がわたしと安藤さんしかいないとわかったときはショックだった。
勝てるわけがないと思った。
でもクラスのみんなはわたしの話を聞いて賛同してくれたのだ。
だからもう少し頑張ってみようと思う」
姫殿下は御目をお伏せになったままだった。
「勝ち負けはもうどうでもいいのだ。
わたしはわたしの意見を言い続ける。それだけだ」
姫殿下のお話を伺っているうちに、おれは突拍子もないことを考え付いた。
もしおれが「立候補を辞退していただきたい」とお願いしたら、このお方は本当に辞退なさるかもしれない。
何も自分が姫殿下に信頼されていると自惚れているのではない。
姫殿下はおれ一人の意見と数十人のご学友の意見を同じ価値のものとして扱われるだろうということだ。
人数など問題ではないのだ。
姫殿下は一つ一つの意見をあまりに真剣に受け止めあそばされる。
選挙や多数決は本来姫殿下のお人柄にはそぐわないものなのだ。
だが、そこにおれがお助けする余地があるのかもしれない。

677 :左右46:04/07/27 23:50 ID:7hc0T7L+
「姫殿下、たすきもできたことですし、明日から本格的に選挙活動を始めましょう」
おれがそう申し上げると、窓の外を眺めておられた姫殿下が振り向かれた。
「うん。明日はサッカー部の練習しているところに行って演説をしようと思っているのだ。
そなたも来てくれるな?」
「はい、お伴いたします」
姫殿下はそれをお聞きになると、にっこりと微笑まれた。
夕暮の空に残るわずかな光がおれの目に映るものすべてを濃紺に染め上げていた。

678 :水先案名無い人:04/07/28 00:37 ID:26YqmFX/
左右面白いな
創作文藝板でも勝負できる

679 :水先案名無い人:04/07/28 15:37 ID:FRPIJHDk
今更ながら、最北の桜〜みーつけた・・・のシリーズは面白かった。
まとめページにまとめて欲しい。


680 :左右47:04/07/28 16:06 ID:rVSD3ySw
6時間目の終了を告げるチャイムが鳴ったので、おれは煎餅に伸ばしかけた手を止めた。
「もう行く時間かな?」
木田さんが言った。
「はい、すいません。落合信彦をボコボコにした話はまた今度聞かせてください」
そう言って守衛室を出ようとしたとき、電話が鳴った。
昨日もこう言う展開があったような気がする。
「はい。伝えておきます。失礼いたします」
木田さんはそう言って電話を切ってから、おれの方を見た。
「マコ様からのご伝言です。美術室にいるからすぐ来るように、と」
おれは礼を言ってから、並木道を歩き始めた。
(いったいなぜ美術室に……?)
遠くの方から下川さんの馬鹿笑いが聞こえてくるような気がした。

「あはは、来た来た」
下川さんはまた弁当を食っていた。
「藤村!」
部屋の奥から姫殿下が小走りにこちらへおいでになった。
「姫殿下、どうなさいましたか?」
姫殿下はおれの前で立ち止まられると、胸の前で握っておられた御手を開かれた。
そこには小さな黄色の花があった。
「もっこうばらですね」
「うん。平沢さんが作ってきてくれたんだ。そなたにも付けてやろう」
姫殿下はそうおっしゃって、御手ずからおれの胸に造花を付けてくださった。
見ると美術部全員が胸に花を付けていた。

681 :左右48:04/07/28 16:07 ID:rVSD3ySw
2年と1年の部員たちは姫殿下が席に戻られると、お喋りを再開した。
「ねえ、こういうのって『秘密結社』みたいじゃない?」
「秘密結社?」
「そう。女の子しか入れないの」
「『秘密結社黄色のばら騎士団』!」
「いいわね、それ」
みなうっとりと虚空を見つめている。
下川さんは箸を止めて彼女たちを見ていた。
「ねえ、そこでは秘密の名前で呼び合うっていうのはどう?」
「素敵! 私はローザがいいわ」
「私はエリザベト」
「私はレオノール」
「わたしはちびねこ!」
「らいてう……」
各々心の森で迷子になってしまっているようだ。
「何なの、あれ?」いつのまにか下川さんがおれの横に来ていた。
「私、あの子たちと世界観を共有できないみたい……」

682 :左右49:04/07/28 16:09 ID:rVSD3ySw
「部長!」珍しく弱気になった下川さんに平沢さんが呼びかけた。
「部長はどういう名前にしますか?」
「え、私? うーん……あなたたちで決めてくれない?」
「部長はアンジェリーナって感じじゃない?」
「そうね、部長はブリトニーというよりはアンジェリーナね」
「部長、ではアンジェリーナで」
「あ、ありがとう……」
下川さんが引きつった笑顔で言った。
「私はマイケル・Jでお願いします」
やはりあの青春スターを措いてはこの場にふさわしい名前などあろうはずがない。
ところが姫殿下はそれをきっぱりとはねつけあそばされた。
「そなたはだめだ」
「ええっ!?」
「女の子しか入れないと言っただろう?」
「はあ……」
「でもまあ、かわいそうだから入れてあげたら?」
「準会員ということにしたらどうでしょう……」
「じゃあ準会員ということにしよう。でも、名前はあげないぞ」
「……ありがとうございます」
おれが頭を下げているうちに早くも第1回秘密会議が始まっていた。
おれとともに取り残された下川さんを“アンジェリーナ”と呼んでみようかと思ったが、
後で蹴られそうなので止めておくことにした。

683 :水先案名無い人:04/07/28 16:47 ID:Q2kFxq/Z
>>679
そう思うならお前がやれ。

684 :水先案名無い人:04/07/28 22:19 ID:JdsiosjU
ここの中の人に依頼してはどうか
http://emperor.pya.jp/

685 :水先案名無い人:04/07/28 22:48 ID:MlR6U43r
>>679
それの作者だけど、今でもこのスレROMってるよ。気に入ってくれてありがとう。

で、まあ、その、なんだ、
俺が言いたいことは、…>>74-77も無視すんなYO、と。(;´д⊂ヽ
あれ書いた時は別に続けるつもりもなくて、だからサブタイも付けなかったわけだが。


それはさておき、いま見直せばいろいろ書き直したいところあるな−。
とりあえず、第二回のタイトルは「北の果てのゆうな」にしとけば良かったと、
なぜか今にしてもの凄く後悔してたりする。

686 :水先案名無い人:04/07/29 16:02 ID:LxR53eCv
つまらない。

687 :水先案名無い人:04/07/29 16:33 ID:rN+leOZp
アホなスレだな・・・w

688 :左右50:04/07/29 16:46 ID:+h4IkBf1
姫殿下とおれは第2グラウンドに続く道を歩いていた。
不意に姫殿下が演説台を抱えたおれにお言葉をおかけになった。
「藤村、美術室にいたのは花をもらうためだけではないのだ」
「と、おっしゃいますと?」
「うん。さっきリサリンから聞いたのだが、6時間目が終わってすぐに練習場に行っても人が集まっていないそうなのだ。
同じ演説をするなら人が多い方がいいからな。
それで美術室で待機していたのだ」
「なるほど、そういうことでしたか」
確かに姫殿下のおっしゃるとおり、先ほど美術室に行ったときとは違って、運動部員らしき生徒たちと多くすれ違う。
どこからかランニングの掛け声も聞こえ、学園内が朝とは違った活気に満ちていた。
グラウンドに近づくにつれ、そうしたざわめきがいっそう大きくなってきた。
「おお、やってるやってる」
グラウンドが一望できる地点まで来ると、姫殿下がお声を発せられた。
三方を林に囲まれた第2グラウンドは400mのトラックを持ち、その内側には芝に覆われたフィールドがある。
土のグラウンドとは違って、時折吹く強い風にも埃っぽさが感じられない。
トラックでは陸上部がジョギングをしている。
フィールドではソフトボール部がキャッチボールをしていた。
「リサリンはどこかな?」
姫殿下はグラウンドを見渡された。
おれも見まわしてみたが、サッカー部らしき人影は見当たらない。
それどころか公立の中学校なら必ずあるサッカーゴールすらなかった。
「おかしいな。確かに第2グラウンドだと……あっ!」
姫殿下が我々から見てグラウンドの一番奥にあたるところを指差された。

689 :左右51:04/07/29 16:47 ID:+h4IkBf1
そこには思い思いの派手なシャツにハーフパンツを履いた4人の生徒がいた。
足元にはサッカーボールが見える。
「あんなところに……」
「よし、行ってみよう」
姫殿下とおれは林とトラックの間を通ってサッカー部の練習場に向かった。
「マコリン! 来てくれたの!?」
グラウンドの最果てにたどり着くと新美さんが駆け寄ってきた。
彼女たちの練習場は土の剥き出しになった細長いスペースだけだった。
このあたりが未公認団体の悲しさ、せっかくの芝のグラウンドも使わせてもらえないようだ。
「紹介するわね、部長のモルドバンさん」
新美さんからの紹介を受けて、おれよりも背の高い生徒が進み出た。
「はじめまして。リサちゃんから話は聞いたわ。
演説を聴かせて。ギャラリーが少なくてごめんね」
「よろしくお願いします」
姫殿下がお辞儀なさった。
おれは姫殿下の横に演説台を置いた。
4人のサッカー部員たちがタオルで汗を拭いながら台の前に腰を下ろした。
姫殿下はシャツの胸ポケットから白い布の塊を取り出された。
「姫殿下、それは?」
「お母様が貸してくださった手袋だ。街頭演説といえば皆白い手袋をしているだろう?」
そうおっしゃいながら姫殿下はその手袋をはめられた。
手袋は半袖シャツをお召しになった姫殿下の肘のあたりまであった。
「……イメージしていたのと少し違うな」
そのセーラームーンのパチ物のような御姿で姫殿下は演説台に向かわれた。
演説台に上るとき、姫殿下は靴をお脱ぎになり、きちんとお揃えになった。

690 :左右52:04/07/30 14:09 ID:1ym0Rj6F
「こんにちは。今回生徒会長に立候補しました1年A組のマコでございます。
わたしが公約といたしますのは“部活動の自由化”でございます。
どういうことかと申しますと、たとえば皆様の所属されているサッカー部。
学校側からいまだ公認されておらず、そのために皆様は……」
自分たちの話が出て、サッカー部員たちは身を乗り出した。
姫殿下のお言葉は音量が特別大きいわけではないが、ゆったりとして聴き取りやすい。
お声の調子に合わせて優雅に舞う御手振りも魅力的である。
「また現在部活動に参加していない生徒、いわゆる帰宅部ですが、彼らの80%は部活を止めた経験があるのです。
つまり、彼らは既存の……」
いつのまにこんなデータを集めなさったのだろう。
「そうした規制を取り払い、生徒が主体となって活動する自由な部活動を……」
背後に視線を感じた。
振り向くとトラックを走る陸上部員がものめずらしそうにこちらを見ている。
気がつけば、姫殿下の御口調には熱が入り、お声も大きくなっておいでだった。
「少子化の進むわが国における文化の地盤沈下を防ぐためにわたしのできることを……」
だんだん話が大きくなってきた。
「そういったことを文科省をはじめ、関係各省庁および地方教育委員会に訴えかけていきたいと……」
永田町が激震する日は近いようだ。
姫殿下がご演説を終えられると、サッカー部の4人が熱狂的な拍手を贈った。
「よかったわ」
「感動した!」
「乙!」
「ヤバイ! マコリンヤバイ!」
「ありがとうございます」
と姫殿下は御靴をお履きになるのを止められておっしゃった。

691 :左右53:04/07/30 14:11 ID:1ym0Rj6F
「マコリン」新美さんが姫殿下の御手を取った。
「私の言ったこと覚えててくれたんだね。本当にありがとう」
「わたしこそリサリンに言われて自分のすべきことがわかったの。
ありがとうを言うのはわたしの方よ」
と姫殿下が笑顔でおっしゃった。
(よかったよかった。終劇……か)
おれの心のスクリーンには早くも軽快な音楽とともに未公開NGシーンが映し出されていた。
「あの……」
不意に背後から声をかけられた。
振り返ると日によく焼けた、髪の短い生徒が立っていた。
「何でしょう?」
とおれは尋ねた。
「私、陸上部部長の青沼です。
うちの部員たちがぜひマコさんの演説を聴きたいと言っているのですが、お願いできますか?」
「はい! 少々お待ちください!」
おれは姫殿下の下に馳せ参じた。
「姫殿下、実はかくかくしかじか……」
「何と! 演説の依頼が!?」
サッカー部員たちに別れを告げて、姫殿下とおれは青沼さんのところに走って行った。
「はじめまして。青沼です」
「お話は伺いました。ぜひやらせてください!」
姫殿下は息急きっておっしゃった。

692 :水先案名無い人:04/07/30 16:15 ID:WEyq7iNz
適応障害だってよ・・・・

693 :水先案名無い人:04/07/30 21:59 ID:RuHPFOa3
>>1が最高だと思うのは俺だけ?

694 :水先案名無い人:04/07/30 23:20 ID:bGBIiMZd
なんて読むのぉ?子は読めるんだけどなぁ・・・フフf^,_>^)

695 :水先案名無い人:04/07/31 00:16 ID:TGELNMOC
          , -‐'"´ ̄ ̄ ̄ ``ヽ
        /爪  ヽ `ヽ、`ヽ、   \
       / / !lヽヽ  \  \ \  }、
.       / l l l ヽ ヽ、_弐_ --ヽ _ヽノノ!
      /! ll__l ヽ-‐' "┴─`  l/rヌ、ノ|
      !l/fri刀          >'〉} ノ!
         l ̄ 、 _      ,Lノノ |
            ',  ヽ'´ヽ    / | 「||l!,|  ぬるぽ
            ヽ、  ー'    / .| | | |!|
           ``ー-ャァ' ´ _」、lLl l!|
             __ノ /==三三ヽL
           / }ム/==ニ三-ァ-─‐ヽ
            」ll /O/ ニ, -'´ /    , -'´!
           i´{、/ //   /  , -'´   |
        / ̄  ̄ ー─‐'´   l      |、
       /l  /`ヽ           ノ     /」ヽ
       / l/   l     、   ヽ    / /'iヽヽ



696 :水先案名無い人:04/07/31 13:16 ID:CyAXVByT

      __,,,,─ ̄ ̄   ヽ
     r γ        丿   ヽ
     i        _ノゝ    ',
    │  丿── ̄((      i
    │  γ       丶    ,'
    │ │        ヽ    i
    │  |-━   ━-、  |    ',    
    │  |行   〒〒  │   |
     |  | "    "   |   │  ガッ...
     ヽ  |  (      |   │
      ヾ ヽ、 =-   ノ ノ  ノ   
        / `─  " \
       / \  ノヽ  ノ \

697 :左右54:04/08/02 12:06 ID:tO9PNXFB
陸上部の下へ行く途中、おれは姫殿下にお尋ねした。
「先ほどのデータはどのようにしてお調べになったのですか?」
「ああ、あれはカコが……」
(やはりそうか……)
「実は陸上部のデータも持っているのだ」と姫殿下は嬉しそうにおっしゃった。
「ちょっとだけ見せてあげよう……ちらり」
姫殿下がポケットからお出しになった紙片には色とりどりの表やグラフが並んでいた。
「すごい情報量ですな。カコ様はいったいどのようにして……」
「確かエシャロットがどうとか言っていたな」
「……」
これは菓子でも持ってカコ様に直接お伺いしたほうがよさそうだ。
「しかし姫殿下のご演説ぶりもなかなか堂に入ったすばらしいものでした」
おれがそう申し上げると、姫殿下はふはっと水木しげる的な鼻息をひとつ吐かれた。
「そなたもそう思うか?」
「はい」
「自分でもそう思っていたのだ。確かな手応えを感じたぞ」
そうおっしゃいながら姫殿下はオペの前のように手袋をぎゅっと引っ張られた。
「この調子で行こう」
「はい」
姫殿下は相撲のすり足のような動作をされていた。

陸上部員たちはトラックの第2コーナーのあたりに集まって座っていた。
姫殿下がご到着になると、彼女たちは拍手でお出迎えした。
姫殿下もスマイルで応酬なされた。
おれが玉台を置き奉ると、姫殿下はまたお靴をお脱ぎになって上がられた。

698 :左右55:04/08/02 12:07 ID:tO9PNXFB
「お忙しいところ、失礼いたします。生徒会長候補のマコでございます」
姫殿下のお声はさらに大きくなっていた。
「……そうした生涯スポーツとしての陸上競技者人口は増加しているにも関わらず、
中学校の陸上部の数は年々減少しています。その原因の一つとして……」
風呂敷の広げ方も大胆になってきている。
演説の最後はもちろん天下国家を憂えられた。
陸上部の反応はサッカー部のそれと同じく好意的なものだった。
「すごくよかった。私たちあなたを応援する」練習に戻る寸前に青沼さんが言った。
「当選したらうちの部に来てね。美術部と掛け持ちでいいから」
「ありがとうございます」
姫殿下は一礼された。
おれは演説台を持ち上げて申し上げた。
「姫殿下、この勢いでソフトボール部にも行ってみましょう」
すると姫殿下のお顔から笑みが消えた。
「ソフトボール部か……」
「何か問題でも?」
おれはお尋ねした。
「あそこはなあ……ククリさんがいるから」
「ククリさん?」
「うん。ソフトボール部の部長でな、怖いので有名なんだ」
「ククリさんとは珍しい名字ですね」
「いや、下の名前だ。首縊りのククリ。病院坂縊さん」
「むうっ」その名前を聞いておれは低く唸った。
「私の勘ですが、今回の黒幕はそやつかと存じます」
「名前で決めたな」
図星を突かれた。
「ですが交渉だけでもされてみてはいかがでしょう」
「そうだな。名前ほど怖くないかもしれないしな」
やはり姫殿下も病院坂縊という名前の持つインパクトはお認めになるようだった。

699 :水先案名無い人:04/08/02 14:50 ID:SGr4FNbR
眞子様にスク水着せて仰向けにして、超大また開きで教室の机に固定して
その上から手のひらで猛スピードで股間をグリグリグリ!
ってしばらくやってると泣きながらあえぎ声出して
そのまま絶頂に達して潮吹いてスク水がじわーって色変わってって
なんどもなんどもピクンピクンッって痙攣していて、
そしてスク水ずらしたらトローって糸ひいてて、
ちょっと赤くなって膨れたクリちゃんの皮ちょっと剥いて、
眞子様が嫌がるのを無視して,弱めのクリップでクリトリス摘んで
そのまま人差し指と中指挿入して、ぐちゅぐちゅぐちゅって掻き回して
また潮吹かせる。
そして勃起したペニスに、たっぷりの愛液をまぶして
一気に挿入してガンガンピストンしまくって
もしかして子宮まで亀頭が入ってんじゃないか!?ってところまで突っ込んで
そのまま膣の中で射精。
で精液を流しだすためにそのまま眞子様の膣の中でオシッコ。

700 :水先案名無い人:04/08/02 16:58 ID:IMeTyPiX
へー。

701 :水先案名無い人:04/08/02 18:19 ID:YM6JBGIM
>>699
それは眞子様を一体何から助ける妄想ですか?

702 :水先案名無い人:04/08/02 20:40 ID:tDK1dpY0
>>699
俺の恋人を汚すのはやめてもらいたいですね。

703 :水先案名無い人:04/08/02 22:14 ID:NS54OCZT
男は酒場で酒をあおっていた。
先ほど見たテレビニュースに憤りを覚えていたのだ。
「クソッこんなことでいいのか日本は」
ニュースはマコ様が行方不明になったことを伝えていたのだ。

人一倍正義感の強い男は自分がマコ様のそばにいたなら
指一本触れさせなかったのにと歯ぎしりしてさらに酒をあおった。
酔いでもうろうとした頭に周囲の雑音に混じって下品な会話が聞こえてきた
『マコを・・・身代金・・・大もうけだ・・・監禁・・・ニダ』
会話の主たちは店を出るようだ。
男は飛び起きると叫んだ。
「オヤジ、水くれ冷たい水だ、それとお勘定」

不審な男たちは彼の尾行には気づかず、さびしい場所にある
一軒の大きな家に入っていった。
「どうする、警察に通報するか。ダメだ、気づかれたらマコ様の身が危ねえ」
彼は意を決して家の中に侵入した。

704 :水先案名無い人:04/08/02 22:15 ID:NS54OCZT
果たして家の中を調べてみると・・・
いた、奥の音楽室のような部屋にマコ様が幽閉されていた。
別の部屋を調べてみると犯人の男たちは4人。
グチャグチャと下品な音を立てながら食事の最中だ。
おそらく身代金の算段でもしているのだろう。
「許せんっ、たたきのめしてやるっ」
彼は天井を蹴破り、食事中のテーブルに降り立った。
「このクズどもっ、マコ様に何をしやがった」
虚をつかれた男たちはあわてて武器を構えたが、彼の相手ではなかった。
たたきのめされ悲鳴をあげて次々に倒れる男たち。
「ざまあみろ、思い知ったか」
その刹那、彼は背中に鋭い痛みを感じた。
ナイフが刺さっている。側にはブルブルと震える年増の女がいた。
「しまった、女がいたとは」
女は逃げ出した。
「早く、マコ様を助けねえと」


705 :水先案名無い人:04/08/02 22:16 ID:NS54OCZT
彼は奥の部屋へ行き、マコ様を助け出した。
泣きじゃくり、彼に抱きつくマコ様。
「ああ、何てサラサラの髪なんだ。でもこんなに震えて・・・」
だが、彼は感慨に浸っている場合ではないことをわかっていた。
「さあ、外に出て人を呼んできてください。オレはここを見張ってます。」

「あ、あなたは?」
「オレはいいんです。さあ、早く行きなさい。おっと」
彼はハンカチを出して涙を拭いてやった。
「泣いていたらみんなが余計に心配するでしょう。あなたは
特別な人なのだから、いつも毅然としていてください。さあ早く。」
「え、ええ、わかったわ。本当にありがとう。一生忘れないわ。」
走り去っていくマコ様。
彼女の姿がドアの外に消えると彼の体はゆっくりと崩折れた。
口からは鮮血がほとばしっている。
薄れ行く意識の中で、あまり恵まれなかった自分の人生が
幸せにつつまれて終わりを迎えるのを感じていた。

706 :水先案名無い人:04/08/02 22:59 ID:efF9dpj7
>『マコを・・・身代金・・・大もうけだ・・・監禁・・・ニダ』

ワラタ

707 :左右56:04/08/03 15:23 ID:ZmK60Kjl
ソフトボール部は守備練習をしていた。
ノックをしている部員の横に声を張り上げている部員がいる。
「あそこで指示を出しているのがククリさんだ」
ククリさんは小柄だが遠目にもゴツい体であることがわかる。
「よし、行ってくる。そなたはここで待っていてくれ」
「はい、ご武運を」
おれを一塁ベース横に残して、姫殿下はうつむき加減で歩いて行かれた。
「姫殿下!」おれは姫殿下をお呼び申し上げた。
「前をご覧になっていてください。ファールボールが飛んで参ります」
おれがそう申し上げると、姫殿下は振り返られ、わずかな微笑みを浮かべられた。

ククリさんの前に立たれた姫殿下は、まるで憧れの先輩に愛の告白をする後輩のように固くなっておられた。
(うー、逆にオラの元気を分けてあげたい)
お2人が交渉されている間、フィールドに響く音は打球音と土を蹴る音しかなかった。
だがそれも長くは続かなかった。
交渉はすぐに終わり、ククリさんは怒鳴り始めた。
姫殿下はファールグラウンドをてくてくと歩いて来られた。
「どうでしたか?」
とおれはお尋ねした。
「うん、休憩時間になったらやってもよい、と」
「そうですか。ではここで待っていましょう」
おれと姫殿下は芝生の上に腰を下ろした。
普段見る機会のないソフトボールの練習を見るのは、それなりに新鮮な体験だった。
しかしそれも10分が限界である。
20分を過ぎると、退屈が憎悪に変わる。
おれは我慢できなくなり、姫殿下に進言し申し上げた。
「いつになったら休憩時間になるのか、ひとっ走り行って訊いて参ります」
「いや、わたしが行く」
姫殿下はそうおっしゃって、すっくと立ち上げられ、そのまま歩いて行かれた。
(大丈夫だろうか……)

708 :左右57:04/08/03 15:25 ID:ZmK60Kjl
さっきから何人かの部員がおれたちを盗み見ている。
絶対にこちらと目を合わせようとしない。罪悪感でもあるかのような顔つきだ。
(嫌な予感がする……)
姫殿下がククリさんのところにご到着あそばされた。
さっきはククリさんの声が止んだが、今度は檄と檄の間にひとこと言っただけのようだった。
しかしその言葉は確実に姫殿下に大きなダメージを与えた。
姫殿下はふらふらとククリさんの下を離れられ、そのままスタンディング・ノックダウン状態で一塁線を漂って来られた。
おれは姫殿下のお側に駆け寄った。
「姫殿下、どうなさいました?」
おれがそうお尋ね申し上げると、姫殿下は蚊の鳴くようなお声でおっしゃった。
「ククリさんが……ククリさんが『休憩時間はもう終わった』と……」
「何ですと!?」
おれはきれた。
「お前ら、陰険な真似してんじゃねえッ!精神注入してやるからお前ら全員並べ! 並べ、バカ野郎!」
「もういい、藤村」
姫殿下がお諌めになってもおれは止めなかった。
「お前らソフトボール部じゃなくてスモールボール部に名前変えろ!」
変化球攻めに対応できない外人のようなことを言ったとき、姫殿下がおれの上着の裾を引っ張られた。
「もういい、帰るぞ」
「…………はい」

帰り道、姫殿下は何もおっしゃらなかった。
ただ黙ったままおれの上着の裾を掴んでお放しにならなかった。
おれは姫殿下にもっと引っ張っていただきたかった。
引っ張っていただけたら、おれが力を込めて姫殿下を引っ張っていくことができるのに、と思った。

709 :水先案名無い人:04/08/03 18:37 ID:ht2qp3jO
援軍頼む
復活!眞子内親王と司法試験
http://school4.2ch.net/test/read.cgi/shihou/1091524620/


710 :左右58:04/08/04 20:33 ID:1HIRQG+j
家に帰るなり、おれはベッドにばったりと倒れこんだ。
(疲れた……)
第2グラウンドを離れてから姫殿下はずっと黙っておられた。
おれも一時の興奮が冷めると、取り乱したことが恥ずかしく思い出されて、何も申し上げることができなかった。
(お別れするときに何とかお詫びを申し上げることはできたが、はたして姫殿下は許してくださるだろうか)
姫殿下はククリさんにひどい仕打ちを受けても怒りを露にはなさらなかった。
それなのにおれは感情に任せて軽率な行動を取ってしまった。
あのとき自分が言ったことを思い出すだけで冷や汗が出る。
ああいった汚い悪口は姫殿下のもっともお嫌いになるところである。
おれの頭は後悔の念でいっぱいになった。
(…………着替えてビールでも飲もう)
上着を脱いでハンガーに掛けようとしたとき、裾の皺に気付いた。
(これは姫殿下の……)
そうだ。姫殿下が最後のところでおれを引き留めてくださったのだ。
おれは先ほどお別れする際に姫殿下が「また明日」とおっしゃったのを思い出した。
(また明日……そうだな。また明日から頑張ろう)
おれはパンツ1枚になると、冷蔵庫を開けて缶ビールを取り出した。

1本目を一息に飲み干し、2本目を半分くらい空けたところでようやく気持ちがほぐれてきた。
だが選挙のことは頭から消えない。
(なぜソフトボール部はあんな頑なな態度を取ったのだろう?)

711 :左右59:04/08/04 20:36 ID:1HIRQG+j
姫殿下のご演説をお断りすることでソフトボール部員たちに利益があるとは思えない。
もしかすると姫殿下に敵対する上部組織でも存在するのだろうか?
だがたとえそんなものがあるとしても、付け入る隙はある。
たとえば何人かのソフトボール部員たちは練習をしながら姫殿下の方を気にしていた。
このように個人レベルでは姫殿下にお味方する者はいるのだ。
そうした人々を少しずつ取りこんでいけばいい。
(ああ……考えがみみっちくなってきた)
おれは世間の塵埃から逃れるために本棚から『その柵を飛び越えろ!』を取り出した。
この本は昨年ジャマイカに電撃亡命した活動家のクボヅカさんがおれたちに残したラストメッセージをまとめた本である。
おれはいつものように適当なページを開いた。
「愛のヴァイブスを感じる人は幸いである。愛のヴァイブスを発する人はもっと幸いである」(p.36)
これは恐らく、受身にならず行動せよ、ということであろう。
「大麻はメディアであり、メッセージでもある」(p.213)
ここまで来るとさすがに意味がわからないが、物事には2つの面があるということを言いたいのであろう。
おれは本を閉じ、窓を開け、夜空を見上げた。
(ヅカさん、ジャマイカの風は爽やかですか? こっちじゃ人の心まで湿っぽいです)
遠くの高層ビル街では空に星の見えないことの埋め合わせをするかのように航空障害灯が明滅していた。
しばらくその赤い光を眺めていると、冷たい夜風が吹きこんできた。
おれは風邪をひかないうちに風呂に入って寝ることにした。

712 :水先案名無い人:04/08/04 22:06 ID:ZGmbfuyL
今日も乙

713 :左右60:04/08/05 14:32 ID:tPTbChjI
翌朝、車の前で御待ち申し上げていると、姫殿下がお鞄の他に円筒形の物体を携えておいでになった。
おれは昨日のことがあるので、恐る恐るご挨拶申し上げた。
「おはようございます」
「うん、おはよう」
姫殿下のお顔やお声には昨日のことを引きずっておられるご様子はなかった。
むしろいつもよりご機嫌が麗しだっておられるように見える。
この円筒と何か関係があるのだろうか?
車に乗りこんでから、おれはその疑問をお尋ねした。
「姫殿下、お持ちになっているその筒は何なのでございますか?」
「これか」姫殿下は相好を崩された。
「これは選挙のポスターだ」
それで合点が行った。
(なるほど。作品が完成したのをお喜びになっておいでだったのか。
しかし、姫殿下がお描きになるポスターは2枚のはずだが……
こんなに早く出来上がるものなのだろうか)
「見たいか?」
「はい!」
おれは即答し申し上げた。
姫殿下は嬉しそうなお顔で筒の蓋をお開けになり、中から紙を取り出しあそばされた。
「まずはこれだ」
姫殿下の掲げられた紙の上には白と黒しかない世界が広がっていた。
「これは……版画ですか?」
「そう、木版画だ」
よく見ると、白い部分が空で黒い部分は建物である。
その建物には半球状の屋根があり、細長い塔と通路でつながっている。
白と黒の鮮やかなコントラストは南欧の太陽を思い出させた(行ったことないけど)。
「姫殿下……こちらは……」
「フィレンツェの大聖堂だ。旅行したときに見学したんだ。
このクーポラはブルネレスキの設計したもので……」
(ブルネレスキー? ロシア人かな?)

714 :左右61:04/08/05 14:33 ID:tPTbChjI
おれにもっと美術の知識があれば適切な批評ができるのだろうが、今のおれにはうまい言葉が見つからない。
「藤村、感想を聞かせておくれ」
と姫殿下がおっしゃった。
おれは何も思いつかなかったので、最初に感じたことを申し上げることにした。
「あの……白と黒で……太陽がまぶしいです」
「むむっ」
姫殿下が唸りあそばされた。
(まずい……見当違いだったか)
ご自分の作品をじっとご覧になってから、姫殿下が御口を開かれた。
「わたしの意図していたことと同じだ。
わたしはフィレンツェの太陽と青い空を再現しようと思ったのだ。
それを見ぬくとは……
藤村は見る目があるな」
「恐れ入ります」
何でも言ってみるものだ。
姫殿下はすっかり上機嫌になられた。
「この版画は彫り終えてからそのままにしておいたものだが、やっぱり発表することが大事だな。
今のように意見ももらえるし」
その版画が選挙ポスターとしてどうなのか、という意見は申し上げないことにした。

「それからこれがもう1枚」
姫殿下が広げられた紙を拝見したおれは思わず声を上げた。
「こ、これは……」

715 :水先案名無い人:04/08/05 21:31 ID:OqOshD6C
これは・・・?

716 :水先案名無い人:04/08/06 02:08 ID:4N/hI4eF
まさか……姫殿下のご開帳写真!?

717 :水先案名無い人:04/08/06 08:57 ID:5OCxgI7D
こ、これは・・・眞子様のパンツじゃねーか!

718 :水先案名無い人:04/08/06 13:23 ID:wUtqddVR
ぬぅ。エロいのは無しか。

DIDシチュで最後ハッピーエンドなら、スレタイ通りのができると思うんだが。
誰か文才あるひとが書かないかな。

719 :水先案名無い人:04/08/06 13:25 ID:PC+ZxJC0
俺と眞子様が結婚するSS書いてくれ。

720 :左右62:04/08/06 22:55 ID:FR2enaL+
そこにはアニメ絵の少女の立ち姿が描かれていた。
切り揃えられた前髪、少し吊り上がり気味の目。そして見覚えのある制服。
「これは……姫殿下でございますか?」
「うん。叔母宮様が書いてくださったのだ」
「糸己宮様のお筆ですか」
糸己宮様といえば、宮崎パヤオ監督の最新作『ぐりとぐら The Movie』で声優デビューされたことが記憶に新しいが、
その後も舞踊、ラジオのパーソナリティ、『世界遺産』のナレーションなど幅広い分野でご活躍中である。
ふと、ポスター下部の“MAKO”というレタリングの横に小さな字が書いてあるのに気がついた。
「なになに? “イラスト集『ロマンシング・サーヤ』近日発売“? これは何ですか?」
「宣伝……かな?」
なかなかしたたかなお方である。
「それにしてもこの絵は姫殿下の特徴をよく捉えておいでですね」
「似ているかな?」
「はい」
「そうか、似ているか」姫殿下はポスターを見つめておられた。
「このままアニメ化できそうだな」
「さすればブレイク必至でございます」
「さらには映画化、ゲーム化……うふふ」
姫殿下は想像上の近未来に心を奪われておいでだった。
「ふりかけ化、ソーセージ化も夢ではございません」
とおれは付け加えておいたが、お耳には届いていないようだった。

721 :左右63:04/08/06 22:56 ID:FR2enaL+
姫殿下とおれがアニメ『雷撃! マコリンペン』の原案を練っているうちに、車は学校に着いた。
「今日の放課後は美術部のみんなとポスターを貼りに行く。そなたも来ておくれ」
と姫殿下がおっしゃった。
「はい、かしこまりました」
「演説は1日お休みだ」
「はい」
「また守衛室に電話する」
そう言い残されて、姫殿下は登校された。

終鈴の後、呼び出しの電話を受けて美術部に入ると、やはり下川さんは弁当を食っていた。
「おっ、来た来た」
美術部の6人は輪になって座っていた。
中心にある机にはそれぞれ姫殿下と糸己宮様がお作りになったポスターが広げられていた。
「ここの曲線、すごくきれいね」
と松川さんが姫殿下の版画を指差して言った。
「すごく手間がかかってますね」
と平沢さんが言った。
「細かいところがすごく丁寧で、マコちゃんの人柄が出てると思う。いいポスターね」
と下川さんが言った。
姫殿下が照れくさそうに御頭を下げられた。
「糸己宮様のポスターもかわいいですね……」
キャノンさんが言った。
「すごい……これ印刷してある……どうやったらこんな色を出せるんだろう?」
三鷹さんはしきりに感心していた。
「ところで……」とおれは切り出した。
「皆さんのポスターは……?」

722 :水先案名無い人:04/08/07 16:24 ID:qNfkkGmK
紀宮様が声優・・・?

723 :水先案名無い人:04/08/09 12:22 ID:Oy0VkAF5
サーヤの声聞いたことないけど綺麗なの?

724 :左右64:04/08/09 16:09 ID:aEaNzSaJ
おれの目の前には傾斜の緩いハーフパイプの模型のような物体が置かれていた。
「……これがポスターですか?」
「そうです」
三鷹さんが胸を張って答えた。
「これはいったいどういう構造になっているんですか?」
おれが恐る恐る手を伸ばすと、松川さんがすばやく物体をひっくり返した。
「それはですね、熱で曲げた竹の棒を貼りつけることによって紙が反ったままの状態になるのです」
「はあ……」
「それからこの四隅に付けた脚によってこのポスターと壁の間に隙間ができます。
そこに電球を入れます。するとこの紙の真ん中にMAKOという字を切りぬいてありますので、
そこから光が漏れてマコちゃんの名前が浮かび上がるわけです」
「なるほど……」
はたして選挙ポスターを反らしていいのか、他の物質で補強していいのか、光らせていいのか、など
様々な疑問がおれの中に生まれたが、どうせ「規則に違反しているという認識はなかった」だの、
「学校側の対応にも問題があった」だのと人権派弁護士的反論を食らうのは確実なので、黙っていることにした。
「藤村さん、ジャッキーのも面白いですよ」
そう言って平沢さんがおれに手渡したのは、英単語カードのような紙の束だった。
右肩に穴が空けられていて、そこに輪が通してあるところもそっくりだ。
なんとなく予想はしていたことだが、それは完全にポスターの体をなしていなかった。
「これが……件のパラパラまんがですか?」
「はい……」
キャノンさんが伏目がちに答えた。

725 :左右65:04/08/09 16:12 ID:aEaNzSaJ
おれはその束をパラパラとめくってみた。
はじめにだぶだぶの服を着た人が立っていて、そいつに原始人が飛び蹴りを入れるというストーリー(?)だった。
「あの……これは一体……?」
「これは最近やくみつる先生が力を入れておられる一コマまんが、いわゆるポンチ絵です……」
「ああ、歴史の教科書に載っている奴ですね」
「はい……今回は原点に戻ってそうした風刺の要素を取り入れてみようと思いまして……」
「この前はパラパラまんがが原点だとおっしゃっていましたよね?」
おれはそう尋ねたがキャノンさんは完全黙秘を決め込んだ。
どうやらこの人はあまりおれの話を聴いていないようだ。
「それでこれは何を風刺しているのですか?」
「はい……フレッシュなマコさんの台頭で古い体制が崩壊するという現象を
ゲルマン民族の大移動によるローマ帝国の弱体化になぞらえてみました……」
「宮様を野蛮人にたとえるのはやめてください」
どうもこの人たちは自分の表現したいことを優先させて、選挙のことを忘れているような気がする。
「じゃあ、みんなでポスターを張りに行こう」
下川さんの一声でみんな一斉に美術室の外に飛び出していった。
姫殿下も御作のポスターを手挟んで駆けて行かれた。
おれは慌てて後を追った。

726 :水先案名無い人:04/08/09 20:43 ID:qVjvRKWF
音無響子さん・・・

727 :左右66:04/08/10 16:00 ID:ZyZKUdJ7
ポスターを張る場所はあらかじめ選んであったらしく、作業は順調に進んだ。
最後に残った例のオブジェは図書室前の掲示板に設置することになっていた。
「あそこは薄暗いので、光ると目立ちますよ」
と平沢さんは言った。
 第1校舎1階の一番奥まったところに図書室はあった。
運動部の喧騒もここには届かない。
平沢さんの言うとおり、ここは薄暗く、涼しい。
木々に遮られて窓から日光が入って来ないのだ。
さっきまでの暑くにぎやかな放課後の空気が遠い昔のもののように思い出された。
「さて、では始めましょう」平沢さんが工具箱をがちゃんと床に置いた。
「皆さん、見張りをよろしく」
そう言うと、平沢さんは工具箱から電動ドリルを取り出し、掲示板に穴を空け始めた。
「な、何を……?」
「これを取り付けます」
平沢さんは電球付きの小箱をねじで掲示板に据え付けた。
「穴を空けてしまってもいいのですか?」
とおれは尋ねた。
「ポスターの張り方を指定する規則はありませんでした」
そう言われると反論しようがない。
次に平沢さんはオブジェの上下それぞれ2本の脚の間に糸を張り、その糸を∩型の釘で掲示板に留めた。
「できました」
平沢さんが例の小箱から垂れているコードのプラグをコンセントに差し込むとオレンジ色の光が灯った。
“MAKO”という文字が掲示板と紙の隙間から漏れる光と同じ色に輝いた。
「きれいねえ」
と下川さんが言った。
「よかった。ちゃんと点いた」
と三鷹さんがため息とともに言った。
姫殿下は嬉しそうにためつすがめつされていた。

728 :左右67:04/08/10 16:01 ID:ZyZKUdJ7
(しかしかさばるポスターだな……)
おれは他の掲示物を見回した。
ふと、隅のほうに安藤さんの選挙ポスターがあるのに気がついた。
白地に青い字だけの地味なデザインだった。
「姫殿下、ここに安藤さんのポスターがございます」
とおれはご報告申し上げた。
「本当だ。シンプルだな」
と姫殿下はおっしゃった。
「シンプルですね」
「『正義!』と書いてあるぞ」
「『正義!』ははは、そんな大げさな」
「あはは」
「ということは姫殿下は『悪!』でございますな」
「こやつめハハハ!」
おれと姫殿下が中国4000年の歴史に思いを馳せていると、図書室のドアが開いて1人の生徒が出て来た。
「あ、安藤さん……」
と松川さんが言った。
「あら、松川さん」安藤さんと呼ばれた生徒はセルフレームの眼鏡の奥で眩しそうな目つきをして言った。
「何してるの? ……ああ、美術部ね」
(これが安藤さん……?)おれははじめて見る姫殿下の対立候補を前にして思った。
(安藤さんは…………“旧式眼鏡っ娘”なり!)

729 :水先案名無い人:04/08/10 22:29 ID:M3z8ocwe
>中国4000年の歴史

どうでもいいけど、ここは笑うところですか?

730 :水先案名無い人:04/08/10 22:35 ID:7VZI9CHv
       (  _,, -''"      ',             __.__       ____
   ハ   ( l         ',____,、      (:::} l l l ,}      /      \
   ハ   ( .',         ト───‐'      l::l ̄ ̄l     l        │
   ハ   (  .',         |              l::|二二l     |  ハ こ  .|
       ( /ィ         h         , '´ ̄ ̄ ̄`ヽ   |  ハ や │
⌒⌒⌒ヽ(⌒ヽ/ ',         l.l         ,'  r──―‐tl.   |  ハ つ │
        ̄   ',       fllJ.        { r' ー-、ノ ,r‐l    |  ! め │
            ヾ     ル'ノ |ll       ,-l l ´~~ ‐ l~`ト,.  l        |
             〉vw'レハノ   l.lll       ヽl l ',   ,_ ! ,'ノ   ヽ  ____/
             l_,,, =====、_ !'lll       .ハ. l  r'"__゙,,`l|     )ノ
          _,,ノ※※※※※`ー,,,       / lヽノ ´'ー'´ハ
       -‐'"´ ヽ※※※※※_,, -''"`''ー-、 _,へ,_', ヽ,,二,,/ .l
              ̄ ̄ ̄ ̄ ̄       `''ー-、 l      ト、へ   


731 :左右68:04/08/11 15:56 ID:2Uhxb3hL
“眼鏡っ娘”という言葉が“グラサンをかけた女の子”を指すようになってから久しい。
ことの発端は1本のギャルゲーだった。
そのソフトとは「もしかわいい女の子がお昼の人気バラエティー番組の司会だったら……」という
男子なら一度は夢見るシチュエーションをゲーム化した『サークル・オブ・フレンズ』である。
ゲーム中に登場する全ての女の子が何らかのグラサンをかけているという斬新なシステムは熱狂的な支持を受け、
我々の眼鏡っ娘に対する認識を一変させた。
いまではあらゆるゲーム、漫画、アニメにグラサンが取り入れられ、色の入っていないレンズの眼鏡っ娘を見ることはほとんどない。
安藤さんは近年まれに見るオールド・スクールな眼鏡っ娘であったのだ。
「マコさん」安藤さんは姫殿下を見つけるとすぐに声をかけた。
「お話するのははじめてね」
安藤さんは姫殿下の方に歩み寄ると、手を差し出した。
姫殿下は一瞬虚を衝かれたご様子だったが、やがておずおずと御手を伸ばされて、握手をなさった。
「ずっとマコさんとお知り合いになりたいと思ってたのよ」
「はあ……」
姫殿下は少し警戒しておられるようだが、安藤さんはニッコニコだ。
「ねえ、その胸に付けている花は何?」
「あ、これはもっこうばらです。美術部のみんなとお揃いで……」
「そう……」
そう言って安藤さんは美術部の面々を見渡した。
そのときも笑みは絶やさなかったが、おれの顔を見ると目を細め眉根を曇らせた。
(…………何だ?)
安藤さんは視線をおれの顔から反らすと、再び元の笑顔を浮かべた。
「それでは皆さん、ごきげんよう。マコさん、今度ゆっくりお話しましょうね」
安藤さんは最後まで笑顔のまま去っていった。
「ふう」姫殿下がひとつ息を吐かれた。
「緊張した……でもなかなか感じのいい人だったな」
「そうね、悪い人じゃなさそう」
「選挙のことがあるからマコちゃんに敵対心を持ってるんじゃないかと思ってたけど、そんなことはないみたいね」
美術部員たちは安藤さんを褒めそやしていた。
おれと、なぜか下川さんが話の輪に入れずにいた。

732 :左右69:04/08/11 15:57 ID:2Uhxb3hL
「藤村さん、私安藤さんに嫌われてるみたい」
と下川さんが囁いた。
「私もそれっぽいです」とおれは言った。
「一瞬にらまれたような気がしました」
「私も」と下川さんは言った。
「何かあの人怖い」
おれと下川さんが共通して持っていて、安藤さんの癪に触る要素とはいったい何なのだろうか?
考えてはみたが、結論は出なかった。

結局、その日は美術室でおしゃべりをして終わった。
御屋敷に帰って、おれが姫殿下のために車のドアを空けようとしたとき、カコ様がいらっしゃった。
「藤村さん、お姉様、ビラが完成したの。見てくださる?」
そうおっしゃると、カコ様は姫殿下とおれに1枚ずつ紙を手渡された。
それを拝見したおれの目にまず飛び込んできたのはダブルピースをされている姫殿下のご真影だった。
(姫殿下のご真影は全てチェックしていたつもりだが、これは見たことがない……ひょっとしてプライベートの……?)
保存用と観賞用に2枚頂戴して帰ろうと思った。
「ここに書いてある“大義”というのはカコが考えたのか?」
と姫殿下がお尋ねになった。
「はい、お姉様。もうひとつ“せからしか、あんたはわたしの犬や!”というのも考えたんだけど……」
「そのような言葉は個人的には嫌いではありませんが、今のままでよろしいかと存じます」
とおれは申し上げた。
「そうだな。そのほうがいいな」
と姫殿下がおっしゃると、カコ様はズボンのポケットから古びたメモ帳を取り出されて、何か書きこんでおられた。
(しかしこんな立派なビラをよくお作りになったものだ)
おれは何気なくビラを裏返した。
「藤村さん!」突然カコ様が大声を出された。

733 :左右70:04/08/12 17:18 ID:pi67EHlu
「どうして裏返したの!?」
カコ様はすさまじい勢いでおれに詰め寄られた。
「え……裏にも何か書いてあるのかな、と思いまして……」
おれがびびりながらそうお答えすると、カコ様はすさまじい勢いでメモを取り始められた。
「そうだ、両面印刷だ!」
カコ様はそう言い残されて、お屋敷のほうへぴゅーっと走ってお帰りになった。
「むむむ」姫殿下は唸り声を上げられた
「文字通り“裏をかく”というわけか……」
「えっ!?」おれはびっくりして思わず大きな声を出してしまった。
(ひ、姫殿下がギャグを……)
姫殿下は驚いているおれの顔をご覧になってこうおっしゃった。
「今のはどうだったかな? なかなか面白かっただろう?」
「いやはや……なかなかどうして」
自分でも何を言っているのかわからないが、やんごとなきお方のギャグを批評するのは避けた方が無難だ。
姫殿下は上機嫌でお屋敷にお帰りになった。

翌朝、車のところで姫殿下はお待ち申し上げていると、フラフラになられたカコ様がいらっしゃった。
「藤村さん……これ……」
カコ様の御手には両面印刷されたビラがあった。
おれはそれをお預かりしながらお尋ねした。
「大分お疲れのご様子ですが?」
「うん、出来上がったのが朝方で……」
そうおっしゃいながらカコ様は東鳩ハーベストをポッケから出しあそばされて、重ねたままざくりざくりとお召し上がりになった。
「徹夜するとつい食べちゃうのよね」
「これッ!」突然、背後から大声がした。
「ご飯の後にお菓子を食べてはいけないと言っただろう!」
振り返ると姫殿下がしかめっ面で立っておられた。
カコ様はぴゅーっと走り去られた。

734 :左右71:04/08/12 17:21 ID:pi67EHlu
放課後のチャイムを聴いても、おれは新聞を読み続けていた。
今日は姫殿下が守衛室においでになることになっていた。
(「糸己宮さま、パナマで行われた国際トローリング選手権で6位入賞」か……)
新聞の1面には体長4.5mのカジキを前にして満面の笑みを浮かべておられる糸己宮様の御写真が掲載されていた。
お側のクルーたちはてんでにショットガンや謎の棒を手にしており、
“キャッチ&リリース”など糞食らえ、というメッセージがびんびんに伝わってくる。
(この“Team SA−YA”Tシャツは姫殿下にお願いして分けていただこう)
おれがカジキの頭をぶん殴る糸己宮様の勇姿を思い浮かべていると、姫殿下と新美さんが守衛室の窓から御頭を覗かされた。
「藤村、今日はバスケ部とバレー部のところに演説をしに行くぞ」
並木道を3人で連れ立って歩いているときに姫殿下はそうおっしゃった。
「バスケ部部長の獄門島さんとバレー部部長の八ッ墓村さんはソフト部のククリさんとつるんでるらしいのよ」
と新美さんさんは言った。
「それなら行かないほうがよいのではないでしょうか?」
とおれはお尋ねした。
「いや、行くだけ行く」姫殿下はおっしゃった。
「だめならすぐに帰ろう。藤村、この前みたいに熱くなってはいけないぞ」
「はい……」
恥ずかしい記憶がよみがえって、おれは恐縮した。

バスケ部が練習をしている第1体育館は講堂の隣りにあった。
ボールを突く音やバッシュの底が床にこすれる音が外に漏れて来ている。
「よし行くぞ」
姫殿下はたすきの位置を確認し、手袋をお召しになった。
入り口で姫殿下と新美さんは体育館履きに、おれはスリッパをに履きかえると、おれたちはそれぞれの靴を持ったまま熱気のこもった空間に乗り込んだ。

735 :水先案名無い人:04/08/12 17:56 ID:sujoSj9z
左右頑張りすぎ。

736 :水先案名無い人:04/08/12 23:08 ID:3VKBcA9+
左右様
毎日楽しみにさせて頂いております。
まだまだ暑さ厳しき折、御身体にお気をつけて、御執筆下さいませ。

737 :和宮:04/08/12 23:49 ID:WBQzVOjT
私も眞子様が大好きです!よろしければメールください。koizumi-love@po5.synapse.ne.jpです!

738 :水先案名無い人:04/08/13 02:50 ID:o67Wt9de
>>737は荒らし依頼か?

739 :水先案名無い人:04/08/13 03:26 ID:yFQ8JgTp
(;´Д`)ハァハァ
http://ppc1.s56.xrea.com/x/up/images/109233418000.jpg

740 :水先案名無い人:04/08/13 06:35 ID:8udwWZga
漏れも説を書いてみよう。
>>62のネタを使って

741 :水先案名無い人:04/08/13 22:39 ID:kYtnOSwc
http://ofg.hp.infoseek.co.jp/mako/makosama.swf?txt=%E5%B7%A6%E5%8F%B3%E6%AE%BF%E3%80%81%E5%A4%A7%E5%84%80%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%EF%BC%81

742 :水先案名無い人:04/08/13 23:34 ID:Qyo3rMkK
>>74から始まった物語。
ここが2chでなければ、眞子様が題材でなければ、ここに公開していなければ、
セカチューなんてメじゃないほどのベストセラーになっただろうに。
でも、そうじゃなかったらこれは世に出てなかったんだろうな。
眼福眼福。いい夏の思い出になった。
すげえ感動し、燃え、また萌えた。
眞子様!眞子様!眞子様!
そして父上への認識が変った。

743 :水先案名無い人:04/08/14 10:08 ID:V7wDQcPk
>>742
お前、バカだろ?

744 :水先案名無い人:04/08/14 11:31 ID:/93/x+Cq
*「そうか ついにきたか・・・

*「このうえは ぜひもない
  えいこうある リゲルきしだんとして
  さいごのたたかいを みせてやろう

*「リゲルの ゆうかんなるへいしたちよ
  よくぞ ここまで わしとともに
  たたかってきてくれた

*「だが・・・ ときすでにおそく
  リゲルていこくの めいうんはつきた

*「きけ みなのもの!!!
  わしからの さいごのたのみだ

*「もし わしが たおれれば
  そのときは かまうことはない

*「のこったものは 
  いさぎよく こうふくせよ

*「ソフィアの わかいしょうぐんは
  なさけあるものと きいている

*「けっして わるいようには
  しないだろう

*「よいな むだじにはするな
  いのちを そまつにするなよ!


745 :水先案名無い人:04/08/14 22:36 ID:O40Mswtx
>>742
禿 げ し く 同 意。
最近、常駐の某板某スレから案内されて来た者だが、
本当に来てよかったと思う。

他の職人さんたちも、それぞれ独自の色合いのある世界をお持ちで
とてもいい感じでした。
これからも皆様頑張って下さい。

746 :水先案名無い人:04/08/15 20:06 ID:/CuZEcn6
>>745
もう左右しか頑張ってない。

747 :水先案名無い人:04/08/16 08:47 ID:HQ8Ixua7
>常駐の某板某スレ

これどこにあんの?

748 :左右72:04/08/17 17:07 ID:Xl9h0z3L
体育館の中は暑い・臭い・うるさいの三重苦の世界だった。
窓や扉は全て開かれているのだが、そこから涼しい風が入ってくることはない。
むしろ外気を汚染しているのではないかと思われるほどに、殺人的気体が充満している。
(帰りてェ〜)
おれの気持ちはすでに萎えていたが、姫殿下と新美さんは2面あるバスケットコートの間を突き進まれていた。
仕方なくおれは付き従うことにした。
床に転がっているシャツやタオルや靴が思い思いに毒の胞子を飛ばしている。
(少し肺に入った……)
姫殿下は首からストップウォッチを下げた背の高い生徒のそばに立たれた。
部長と思しきその生徒は姫殿下をぎろりと睨みつけた。
「何?」
それは明らかに「帰れ」を意味する言葉だったが、姫殿下は臆することなく用件をお告げになった。
「わたしは生徒会長候補のマコでございます。今日はこちらで演説をさせていただきたいと」
「ああ、うちはそういうのやらないことになってるから」
微妙に自分の責任を回避しながらその生徒は答えた。
「そうですか……失礼しました」
そうおっしゃって姫殿下は入り口の方を向かれた。
こうなることを予想しておられたのだろう、お顔には落胆の色がなかった。
そうしたところに高潔なお人柄を感じる。
だがおれのような凡俗はこのままで引き下がることはできない。
(この局面、肉体的暴力は許されない。だとすれば精神的ダメージを与えるのが最上!)
おれは入り口の方へ歩いておられる姫殿下を追い抜き、振り返りざまに脚を閉じ膝を曲げた、
いわゆるテキサスコンドルキックの要領で宙に舞い、着地すると同時に上体を床に投げ出した。
「申し訳ございません!」
おれがそう叫ぶと体育館の中から一切の音が消えた。

749 :左右73:04/08/17 17:09 ID:Xl9h0z3L
しばしの沈黙の後、姫殿下がお声を発せられた。
「ど、どうした、藤村?」
おれは目の端で呆然と立ち尽くすバスケ部員たちを認めつつ、さらに大きな声を出した。
「バスケ、ソフト両部における不敬の横行、そうした輩によって姫殿下のお受けになった恥辱、
全てこの選挙責任者藤村の咎にございます!」
「いや、別に藤村さんのせいじゃなくて」
新美さんがそう言い終わらぬうちにおれは次の台詞を吐いた。
「この上は職を辞し、赤羽の地にて小料理屋を開き余生を過ごす所存でございます!」
そう言って、おれは「あァァァんまりだァァァ」と啼いた。
「藤村、そなたが悪いわけではない。そなたの働きには感謝している。だから泣かないでおくれ」
「ううう……もったいないお言葉」
そんな美しい上意下達に新美さんが割りこんできた。
「ねえ、外に出て風に当たろう」
そう言って新美さんはおれの腕を引っ張った。
姫殿下もおれを立たせようとなさったので、おれはゆっくり立ち上がり、ふらふらと歩き出した。
体育館を出るときに、おれはちらりと後ろを振り返ってみた。
バスケ部員たちはみな一様に不安げな顔をしている。
おれは心の中でクククと笑った。

「あそこのベンチに座ろう」
新美さんの指差した木陰のベンチにおれは連行されていった。
姫殿下と新美さんの間に座らされたおれはすぐにすっくと立ち上がった。
「あれ?」
おれの突然の行動に驚きの声を上げられた姫殿下に向かい、おれはチベットの巡礼者よろしく五体を地に投げ出した。
「申し訳ございません! ただいまのは全てこの藤村の芝居でございました!」
「えッ!?}
「何と!」
おれは面を上げる勇気も湧かなかった。

750 :水先案名無い人:04/08/17 18:18 ID:Xoimsnqy
>(少し肺に入った……)

ワラタ。

751 :水先案名無い人:04/08/17 19:26 ID:Ywh0cfJ7
>いわゆるテキサスコンドルキックの要領で宙に舞い
字面だけでもワラタ
どんな技か知らなかったからぐぐってみたらキン肉マンか

752 :水先案名無い人:04/08/17 20:41 ID:ohJ3Y4hj
>「あァァァんまりだァァァ」
これエシディシだよね……

753 :水先案名無い人:04/08/18 02:58 ID:dtExmceP
うんこ

754 :水先案名無い人:04/08/18 20:28 ID:J3DU3p5r
左右マジで頑張りすぎだろ・・・

755 :左右74:04/08/19 01:15 ID:7HGNTSlq
何の予告もなしに芝居を打ったのだから姫殿下が驚かれるのも当然だろう。
だがお叱りを受けるのは覚悟の上だ。
「私がこのような芝居をいたしましたのも、バスケ部員たちの行いに抗議をするためでございます。
彼女たちの仕打ちがいかに人の心を傷つけるものであるかを彼女たちにわかってもらいたかったのです」
こう言うともっともらしく聞こえるが、本当は悪質ないやがらせ目的である。
「むむむ…………」
姫殿下は低く唸りあそばされた。
新美さんはちらちらと姫殿下のお顔色を窺っている。
姫殿下のお怒りを恐れているようだ。
「うーん、本当に藤村が錯乱したのかと思ったぞ」
姫殿下のお言葉におれはいっそう平身低頭した。
「なかなか見事な演技だった」
「はあ……」
なぜかお褒めに与かってしまった。
「次もこの調子で頼むぞ」
「次……とおっしゃいますと?」
「余勢を駆ってバレー部にも行ってみよう」
「…………」
まずい展開になった。
さっきは完全なアドリブだったから思い切った芝居ができた。
だからもう一度やれとおっしゃられてもテンションが上がらないし、第一恥ずかしい。
「姫殿下、先ほどのは非常手段でして、同じことを繰り返しても効果は期待できないかと……」
「では今度はわたしが泣こう」
「う……」
まずい展開になった。

756 :左右75:04/08/19 01:16 ID:7HGNTSlq
おれが泣くのと姫殿下が泣かれるのとでは周囲に与えるインパクトが違う。
何も知らずに見た人は精神的ダメージどころかトラウマあるいは懲役を覚悟せねばならない。
おれは面を上げ、ご尊顔を拝した。
姫殿下の御眼は芝居への情熱に燃えておられた。
(できない……1人の演劇人としてこの火を消し申し上げることはできない!)
だがよく考えたらおれは演劇人でも何でもないので、少し頭を冷やして、冷静と情熱のあいだ辺り、
ややケリー・チャン寄りのテンションでお答えし申し上げた。
「ではバレー部員がご演説をお断り申し上げた場合は仰せのとおりにいたしましょう」
「うん。その場合わたしが先に泣き、それを見て藤村も泣くと……」
(結局おれは泣くのか……)
「リサリンはどうする?」
「えっ!?」
新美さんはすっとんきょうな声を上げた。
どうやら自分だけ傍観者のままでいられると思っていたらしい。
「そうねえ……私は……」
新美さんの表情からは関わりたくない、というか帰りたいという思いが読み取れた。
だが“開けたら最後、you can't stop”という言葉もある。
もはや後戻りはできないのだ。
おれはデビルアイ(透視力なし)にて新美さんを睨みつけた。
「う……じゃあ2人の様子を見て臨機応変にということで……」
新美さんは消え入りそうな声で言った。
泣かす、泣かしたおす! とおれは思った。

757 :水先案名無い人:04/08/19 12:42 ID:zIftAKvA
板が分割されたな。
どうする?

758 :左右76:04/08/19 15:27 ID:7HGNTSlq
バレー部の練習場である第1体育館はやはり腐海の毒に覆われていた。
部員の数はバスケ部より若干少ないようだが、コートに入れずにいる部員が多くて通り道がほとんどない。
おれは先払いをして姫殿下を体育館の奥へご案内し申し上げた。
「う……」
用具室の扉の前で2人の部員が正座させられていた。
両人とも怯え切っていて全体的におばあちゃん化している。
その前に立つのは髪をひとつに結った背の高い生徒、恐らくこれが部長の八つ墓村さんだろう。
その光景の禍々しさに立ちすくむおれに姫殿下が囁かれた。
「今から交渉してくる。そなたたちはあの空いているところで待機しておくれ」
姫殿下の指差されたのはコートの内側だった。
「姫殿下、あそこはバレー部の練習の邪魔になるかと思われます」
「わたしたちの演技が始まれば、みな手を止めて注目するはずだ。そうでなければ意味がない」
なぜか強気のご発言におれと新美さんは引き下がった。
「本当にやるの?」
交渉に向かわれる姫殿下の後姿を見つめながら新美さんが言った。
「私は姫殿下がなさるのであればお供します。
新美さんも1人だけ素のままでいるより弾けちゃった方が楽だと思いますよ」
おれがそう言うと新美さんはうなだれた。
(さて肝心の姫殿下のご首尾はどうだろう?)
おれが体育館の奥に目をやると、ちょうど姫殿下がこちらへ向けて歩いておいでになるところだった。
そのお顔には喜悦の笑みが浮かんでいた。
(やっぱりやるのか……)
おれの側に立たれた姫殿下はもう演劇モードに入っておられた。
「また演説を断わられた!」
あまりのお声の大きさに体育館が一瞬静まりかえった。

759 :左右77:04/08/19 15:30 ID:7HGNTSlq
「これでもう3回連続だ!」
「はい……」
「だがこの身の辛さはどうでもよい。ただそなたが不憫でならぬ。
ふがいない主君のために要らぬ苦労をかけるなあ、よよよ」
(まずい……)
冷たい汗が背中をつたうのを感じた。
(姫殿下は大根だ!)
お声がはっきり明瞭であらせられることすら欠点に思えてしまうほどのひどさだ。
あらゆる風流を嗜まれる姫殿下にこんな弱点があるとは夢にも思わなかった。
(どうしたらいいんだ……)
最良の手は姫殿下と同じような芝居をすることである。
だがリアリズムに毒されたおれの常識がそれを邪魔する。
常識……
今のおれにそんなものが必要だろうか?
全ての価値基準は姫殿下が中心なのではなかったのか?
姫殿下のご意向に相反する常識などかなぐり捨てろ!
美輪明宏に「天草四郎の生まれ変わりって、あれ嘘でしょ?」と言ってやれ!
おれは謎の怪鳥音を発しながら、市場を駆け抜けるジャッキーのごとく走り出した。
必死でおれの進路から逃れようとしている部員たちは往年のスタン・ハンセンの入場並みにガチだった。
おれは壁の梯子を登り、屋根に近い窓の前に立つと、こう叫んだ。
「姫殿下、姫殿下が宸襟を悩ませておられるのも全てこの藤村の不徳の致すところにございます!
本来ならば死罪を賜るところですが、そのようなお手間をおかけ申し上げることさえ勿体のうございます!
藤村はここから飛び降りて果てます! おろろーん」
ここから飛び降りても死ぬわけがないが、そうした常識的な判断はもうできなくなっている。
「藤村! 死んではならぬ! 死んではならぬぞ! おろおろ」
これまた卒業式の呼びかけ並みにひどい。
(次の展開は新美さんに期待するしかない!)
おれは眼下に見下ろす体育館に新美さんの姿を探した。

760 :水先案名無い人:04/08/20 12:24 ID:9pROv2Dk
>>759
http://ofg.hp.infoseek.co.jp/mako/makosama2.swf?txt=%E8%B6%B3%E3%81%AF%E5%A4%A7%E6%A0%B9%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%88%E3%80%82

761 :水先案名無い人:04/08/20 13:09 ID:mgYRwDwf
続きマダー?

762 :左右78:04/08/20 16:36 ID:zuIEh4Em
新美さんは姫殿下を遠回しに見ているバレー部員の中に紛れて、ぼんやりとおれの方を見上げていた。
だがおれと目が合うとすばやく視線を逸らした。
(演じるのです! マヤ!)
おれが月影先生的毒電波を発すると、新美さんは頭を抱え、瞼をぎゅっと閉じた。
が、次の瞬間立ち上がって梯子へダッシュした。
「藤村さん、私も死ぬ! 死ぬナリ!」
例のチョンマゲロボの悪影響からか文法的には誤っているが、その熱々の侍スピリッツは充分に伝わってきた。
(そうだ! 姫殿下の演劇空間においては命を絶つのに理由など必要ないのだ!)
新美さんは梯子を駆け上り、おれの隣に立った。
「2人とも死なないでおくれえ、えええ」
姫殿下がそうおっしゃったのは、ダチョウ倶楽部で言えば「押すなよ!」、すなわちGOサインだ。
おれと新美さんは目を合わせた。
もはや打ち合わせなど必要ない。
「2人の恋は清かった。神様だけがご存知よ。姫殿下、藤村はもう走れません!」
「地球は青かった。マコリン、さらばでござる!」
もう設定すら存在しない。
おれと新美さんは虚空に飛び出した。
「あっ」
バレー部員たちが息を呑んだ。
おれたちが飛び降りたのは恐らく建物の3階くらいの高さだ。
北国の血がそうさせたのか、おれはテレマーク姿勢を取っていた。
(いける! これで着地の衝撃を吸収することができる!)
着地した瞬間、膝・腰・首に激痛が走った。
「ぎゃっ」
おれは痛みにのたうちまわった。
どうやらテレマーク姿勢は垂直落下には向かないようだ。

763 :左右79:04/08/20 16:39 ID:zuIEh4Em
「藤村!」姫殿下がおれの側に駆け寄っておいでになった。
「藤村、死なないでおくれ」
おれはゆっくりと目を開いた。
「おお、藤村!」
「あれ? ここは天国ですか?」
お約束の台詞だ。
「マコリン……」
新美さんがこちらに這い寄ってきた。
「何と! リサリンも!」
「きっと神様が“生きて選挙活動を続けよ”とおっしゃっているのだわ」
「そうとも取れますね」
少しずつ素に戻りつつあったおれはそう言った。
「ご覧、日が昇る……」
姫殿下がおれと新美さんの肩に御手を置かれておっしゃった。
「きれい……」
どうやら新美さんにも見えてしまっているようだ。
「姫殿下」あちら側から戻っておいでにならない姫殿下におれは囁き申し上げた。
「このあたりで舞台をお下りになられた方が余韻を残すことができてよろしいかと……」
「そうしよう」
姫殿下はふわふわした御足取りで体育館の出口に向かわれた。
おれはバレー部員の方を振り向いて言った。
「皆さん、マコ様に清き一票をよろしくお願いいたします!」
ようやくここに来た目的を果たすことができた。
姫殿下は新美さんと何かを囁きあいながらくすくすと笑っておいでだった。

764 :水先案名無い人:04/08/20 21:59 ID:8jvJUElO
|     ∧_∧
|    (´∀` )  おめでとう。ホールインワンだ。
|    人 ヽノ、
└―→(  ヽ_つ_つ
     )  ))
     (__))

765 :水先案名無い人:04/08/21 10:04 ID:cqfbgNWw
左右の中の人は普段なにやってんだ。

766 :水先案名無い人:04/08/21 15:01 ID:RGBw3Qj8
ネタの微妙な加減から年はいってると思う

767 :水先案名無い人:04/08/21 17:28 ID:Wprxoram
左右は複数いると見た!
宮内庁の(ry

768 :水先案名無い人:04/08/21 18:15 ID:YecIBEuj
なんだかこれ↓書いた人って左右の中の人のような気がしてならん・・・。

http://that3.2ch.net/test/read.cgi/gline/1079431519/966-971

・・・いや〜まさかな〜。

769 :水先案名無い人:04/08/22 07:33 ID:BIZqESC2
平日の昼とかに普通に書き込んでるよな。

770 :左右80:04/08/23 17:18 ID:+ghRnPVZ
次の日の朝、おれは講堂の向かいにある木陰のベンチに座っていた。
こんな早い時間なのに講堂の白い外壁が目に焼きつくほど日差しが強い。
ベンチ横の木では蝉が嫌がらせとしか思えないほどうるさく鳴き、
その声の途切れに校長先生のお話が講堂の中からぼんやりと響いてくる。
中学3年の夏、保健室登校をしていた頃を思い出した。
(それにしても本当にやるのかな、直訴?)
直訴はこの朝礼が終わった後、講堂から出てくる生徒で出口付近が混雑しているのを見計らって決行されることになっていた。
手順としては、まず直訴役の下川さんが講堂から抜け出して、校舎の陰に隠してある直訴状を持ってスタンバイする。
朝礼が終わると生徒たちは3年→2年→1年の順に講堂を出ることになっているので、
2年生の部員2人は遅れて、姫殿下を含む1年生の3人は早めに出る。
姫殿下以外の4人は下川さんの「直訴」の声を合図に姫殿下を取り囲んで、姫殿下の周りにスペースを作る。
おれはそこに入って、走って来る下川さんを止める。
そこで姫殿下が直訴状をご覧になり、民の声をお聞き入れになるのである。
おれはその行為自体が持つ不穏な性格のためにこの直訴に反対してきたが、
今では姫殿下の演技力に対する懸念の方が大きくなっていた。
(せめて観ている人にヘタウマくらいには思ってもらいたいが……)
おれが観月ありさのレコーディング・スタッフのように悩んでいると、下川さんが扉のわずかな隙間からすべり出て来た。
下川さんはおれと目を合わせると、にっと笑い、校舎の裏手に向かった。

しばらくすると講堂内が騒がしくなり、少しずつ生徒たちが出口から吐き出されていった。
やがて美術部員たちと姫殿下が出ていらっしゃって、不自然にうろうろしておられた。
(そろそろ行くか……)
おれがベンチから腰を上げたそのとき、下川さんのでかい声が響いた。
「直訴ッ!」
おれは即座に下川さんの隠れた場所に目をやった。
しかしそこに下川さんの姿はなかった。
「上だ!」
誰かの声がして、見上げると校舎3階の窓から直訴状を挟んだ棒を手にした下川さんが顔を出していた。

771 :左右81:04/08/23 17:19 ID:+ghRnPVZ
「3年A組下川のり、直訴ッ!」
そう叫ぶと下川さんは窓の外に身を躍らせた。
「うわあっ!」
「いやあぁぁぁ!」
生徒たちが悲鳴を上げた。
(パ、パンツ丸見えだッ!)
ちなみにパンチラ400戦無敗を誇るおれの動体視力によってそのパンツは白とグレーのボーダー柄であることが判明した。
すさまじい音とともに下川さん(パンモロ)が着地したのは自転車置き場の屋根の上だった。
無残にへこんだ屋根から飛び降りると、下川さんは姫殿下めがけ突進してきた。
「ぎゃあぁぁぁ」
逃げる人が入り乱れて牛追い祭りのようになっていた。
おれはそれを掻き分けて姫殿下の下へ馳せ参じた。
「藤村、来るぞ!」
姫殿下は衝撃に備えて身構えられた。
下川さんは真っ二つに裂けた人の海の中を一直線に駆けて来る。
エディー・マーフィーのマシンガントーク並みにノンストップ間違いなしだ。
(果たして止められるか?)
おれはプロレスラー永田さんの名著『ちぎっては投げ』(民明書房刊)に書いてあったことを思い出した。
この書は脊椎動物最強の男、永田さんが自らの技をわかりやすく解説した格闘技のバイブルである。
それによると、
  
タックルの破壊力=体重×速度×覚悟

であるという。
今の状況で言えばおれの方が体重は大きいが速度は完全に下川さんの方が上。
とすればおれは覚悟の面において相手を圧倒するしかない。
(しかし……どうやって今以上の覚悟を決めればよいのだッ!?」)

772 :左右82:04/08/24 16:49 ID:zTjVOUoQ
「覚悟」という言葉は「あきらめ」と同じ意味で使われているが、原義は「過ちや迷いから覚める」ことであるという。
つまりは物事を正しく認識するということだ。
さて現在の状況を正しく認識すればどうなるであろうか。
この「直訴」というシチュエーションはあくまでも虚構に過ぎない。
実際には女子中学生が訓練された護衛隊隊員に向かってきているのである。
実力は確実におれの方が上だ。
だからおれは若い衆に胸を貸す関取のような心構えで事に臨めばいいのである。
それが覚悟だ。
おれは腕を広げ、足で地を強く踏みしめた。
「よし、来いッ!」
次の瞬間、おれの体は花の終わったあじさいの茂みに突き刺さっていた。
「ゔ〲:〰ゔ〲:〰」
急所のひとつである水月をしたたかに打たれたため、呼吸ができない。
何とか身を起こして茂みから這い出たものの、そこで力尽きてばったりと倒れこんだ。
(ガッツがたりない!)
おれは姫殿下にお助け願おうと、姫殿下のお顔をチラ見し申し上げた。
姫殿下はおれの顔をご覧になり、御眼をかっと見開かれた。
“休まず攻めよ”の合図だ。
(非情ッ…………選挙とはかくも非情なものかッ!)
おれはふらふらと立ち上がり、姫殿下と下川さんの間に割って入って、打ち合わせどおりの台詞を吐いた。
「ギョホギョホ、ギョホ」
言葉にはならなかったが、この状況下では上出来だろう。
「もうよい、藤村。どれ、少し読んでみよう」
姫殿下のお許しをいただくまでもなく、おれは崩れ落ち、地に伏していた。
「何と! 皆が部活動の規制緩和を望んでいるとは知らなんだなあ、あああ」
姫殿下のアレなお芝居が続いていたが、おれはよろめきながら先のベンチに戻った。

773 :左右83:04/08/24 16:50 ID:zTjVOUoQ
「あれ? 藤村さん、こんなところで何してるの?」堀本先生がおれの前に立っていた。
「眉間から血が出てるけど大丈夫?」
そう言われて眉間に手をやると確かに血が出ていた。
「これは血じゃない……汗だ」
「いや、絶対血だって」
おれの前方では美術部員たちがビラを撒いていて、その中心におられる姫殿下はますます熱のこもった演技をされていた。

「本当にごめんね。つい力が入っちゃって……」
放課後の美術室で下川さんが言った。
「気にしないでください。鍛えてありますから」
とおれは多少の見栄を張りつつ言った。
「今回は部長と藤村が体を張ってくれたおかげで大成功だったな」
と姫殿下がおっしゃった。
「そうね。ビラも100枚全部配れたし」
と平沢さんが言った。
「藤村さん、傷はもういいの?」
と三鷹さんがおれに尋ねてきた。
「大丈夫です。保健室で治療してもらいましたから」
おれがそう言うと、下川さんがおれの胸を拳で軽く突きながら言った。
「本当に心配したんだゾ」
「何で棒読みなんですか?」
この人は内心おれのことを笑っているのだと確信した。

774 :水先案名無い人:04/08/24 22:27 ID:Eeaq3x7Q
これに民明書房が出てくるとは・・・

ワロタ

775 :水先案名無い人:04/08/24 22:43 ID:O57hpUbn
左右さん かなり好きです
楽しみにしてます

776 :ササクレ ◆ajvovvGIEs :04/08/25 13:28 ID:dTd7Afbi
|  ,/^l
|~"゙ ,|
|⊥・ ミ
|   ":,
| ⊂  ミ
|   彡
|   ,:'
|''''∪

777 :ササクレ ◆ajvovvGIEs :04/08/25 13:29 ID:dTd7Afbi
    _      ./^l
   _,,..i,,_ ヽr'"'~"゙´  | _,,...,,_
  ヽ●/ ・ ⊥ ・  ゙';ヽ●/
    (ヽ        、/)
     ゙,"       ´''ミ
     ミ       ;:'
      ';      彡
      (/~"゙''´~"U

778 :左右84:04/08/25 17:38 ID:hTfIKM/8
この日は姫殿下が美術部に出られたので放課後の選挙運動はお休みだった。
報告書の字が汚いとよく怒られるおれは下川さんに書道を習うことにした。
「そうそう、ゆっくり力を抜いて、払う」
おれは下川さんの書いてくれた手本を真似して筆を動かした。
「こうですか? わかりません!」
「うーん、“辞”はいいけど“表”がね……ちょっとバランス悪いかな」
おれの隣では姫殿下が静物画をお描きになりながら、キャノンさんとかみ合わない会話をされていた。
PCの前では松川さん、三鷹さん、平沢さんが何か議論していた。
部活動に参加した経験のなかったおれは部活動の楽しさに遅ればせながら目覚めつつあった。

土日は休みだったので、下川さんに負けない体を作るためジムに行こうと思っていたのだが、
元同僚たちからのメールに返事を書くのに忙殺されてしまった。
彼らはかつて共に姫殿下を長と戴く部隊で海の向こうでドンパチやらかした仲間である。
当然彼らは熱狂的な姫殿下信者である。
その部隊の解散後、「海蛇会」という一種の同期会が結成された。
会長はもちろん姫殿下であらせられるが、なぜかおれが幹事に任命された。
その理由は後になってわかった。
おれの役目は姫殿下ニュースを発信することだったのだ。
そんなわけでおれは姫殿下の御身辺で起きた出来事を文書にしてメールで送っていたのだが、
今回の選挙の件は異常に反響が大きかった。
その多くはなぜ姫殿下がド平民の審査を受けねばならないのか、という怒りのメールだった。
仕方ないので、おれは近所の図書館に行って教育に関する本を借りてきて、中等教育における生徒会選挙の意義について論じた。
日曜日の昼過ぎにようやく全員への返信が終わりほっと一息吐いたとき、電話が鳴った。
それは母からの電話だった。
母はおれがやんごとなき方々の御前で粗相をしていないか常に心配している。
おれは選挙のお手伝いをしていることを話した。
もっとも姫殿下のご学友が出馬したということにしておいたのであるが。

779 :左右85:04/08/25 17:39 ID:hTfIKM/8
「あんたも立派になったね」
と母がため息混じりに言った。
「そうかな?」
「そうよ。だってあなたのお祖父ちゃん、選挙で物もらって捕まったんだから」
「ええっ!?」
「町長選のときにね、寄り合いに出たら日本酒をもらって、それでそこにいた人が全員捕まってねえ」
「マジかよ……」
「でも連れて行かれて、仕方なく受け取ったんだって怒って警察の人ともめてねえ。
結局厳重注意で済んだんだけど」
日本が高度経済成長を遂げていたときに、おれの祖父は片田舎で警官相手に逆ギレしていたのだ。
「あなたのお父さんのお父さんも共産党の集会で検挙されたことがあるしねえ……」
「…………」
自分が今この職に就いているのはほとんど奇跡なのだということを実感した。
おれはさらなる余罪を追及しようとしたが、玄関のベルが鳴ったので電話を切り、ドアを開けた。
おれ宛の宅急便だった。
送られてきた箱は掛け軸を入れる箱のように細長かった。
差出人は「海蛇会」のメンバーだった。
開けてみると折り鶴が数珠繋ぎになったものが入っていた。
同封の手紙には「ひとつひとつ思いを込めて折りました」と不気味なことが書かれていた。

夜までに同じような折り鶴が10箱と、海外派遣組からの応援メッセージを寄せ書きした日章旗が届いた。
どうやらおれの家を私書箱か何かと勘違いしているようだ。
部屋を占領したこれらの献上物を見ながら、姫殿下のお側にお仕えしたものはこれほどまでに姫殿下をお慕い申し上げているのに、
どうして選挙運動はままならぬのだろうと思った。

780 :左右86:04/08/26 19:08 ID:FTYD5vkr
月曜日、献上品を待機室のロッカーにしまおうとしたとき、三井隊長が目ざとくそれを発見した。
「藤村、何だそれは?」
おれは海蛇会のことから順を追って話した。
おれの話を聴いている内に隊長はなぜか涙目になっていた。
「お前の戦友は本当に姫殿下をお慕い申し上げているんだな」
「はい、私も含めて皆、姫殿下がいらっしゃったから日本に帰って来られたと思っております」
おれがそう言うと隊長は大きな手で目頭を押さえた。
「感動した!」
「はあ……」
「おれも鶴を折って、お前の戦友たちと同じ思いを分かち合いたい!」
ここまで力強い折り紙宣言も珍しい。
「折り紙を買って来る!」
そう言い残すと隊長は外へ飛び出していった。
あんな強面の男が折り紙を大量に買ったら、文房具屋はきっと悪質な嫌がらせだと思うだろう。

ご登校の車中、海蛇会の仲間たちから届いた献上品のことを申し上げると、姫殿下はことのほかお喜びになった。
「応援してくれる皆のためにも頑張らなくては」
今でさえ全国の恵まれない部員たちのために戦っておられるのに、
このお方はさらに選挙とは何の関係もない成人男子30人を背負いこまれたのだ。
「ところで藤村、昨日リサリンから電話があったのだが、この前バスケ部で痛い目にあっただろう?」
「はい、嫌な思い出です」
「あの時はゆっくり体育館に行ったな」
「はい、姫殿下と新美さんに守衛室までご足労いただきまして、それから体育館に向かいました」
「それがな、リサリンの知り合いのバスケ部員から聞いた話によると、
あの怖い獄門島さんを含め3年生は少し遅れて練習に来るらしいのだ」
「はあ……」
「ところが1、2年生は練習の準備をするために早めに来る。
それに合わせて演説をしに来るのはどうか、というのだ。
1、2年生の中にはわたしの話に興味を持っている人がいるらしい」

781 :左右87:04/08/26 19:12 ID:FTYD5vkr
バスケ部には明らかに姫殿下に対して敵意を抱く者がいることだし、おれの拙い演技を披露してしまった場所でもある。
できれば二度と足を踏み入れたくないが、姫殿下はお出ましを願う臣民の声を無視することなどおできにならないお方である。
「お供いたします」
「うん、ありがとう」
終鈴がなったらすぐに第1体育館前に集合と決まった。

体育館の前で姫殿下をお待ちしていると、バスケ部員らしき生徒が何人も体育館の中へ駆け込んでいった。
(後輩は大変だなあ……)
皇室と臣民の間に存在するもの以外の身分制を一切認めないおれが平等について考えていると、姫殿下と新美さんがおいでになった。
新美さんは演説台を抱え、姫殿下には白い長手袋にたすきを御着装されていた。
「よし、行くぞ!」
一同 「おー^^」
一向は勇躍体育館に飛び込んだが、靴の脱ぎ履きでその勢いはすぐに削がれた。
体育館の中では15人ほどの部員たちが床やボールを磨いていた。
新美さんがモップをかけている部員の1人に話しかけると、すでに話が通じていたようで
我々を館内でもっとも涼しい、開け放たれた非常扉の前に案内してくれた。
他の部員たちも作業を中断して集まって来た。
「姫殿下、そろそろ出御を……」
「よし」
新美さんが演説台を据え付けると、姫殿下は体育館履きをお脱ぎになり、台に上がられた。
「皆様、こんにちは。わたくしはこの度生徒会長に立候補いたしました、マコでございます」
姫殿下の御演説は順調に進んだ。
「……ですからそうした交流の中で学園生活をより豊かなものに……」
最初の頃よりも御演説が堂に入っておられる。
これを拝聴すれば皆姫殿下に票を投じたくなるだろう。
「あんたたち! 何やってんの!」
突然、体育館中に怒号が鳴り響いた。

782 :水先案名無い人:04/08/26 20:41 ID:FtfapR92
うんこ

783 :水先案名無い人:04/08/28 08:00 ID:Oa13beFQ
age

784 :水先案名無い人:04/08/28 10:26 ID:WtbpaKFw
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このスレッドは名物ミジンコ「デブちゃん」のESP訓練の為に
立てたものです。

デブちゃんと研究員とのやり取りに利用するスレッドなので、関係者以外は
書き込まないようお願い申し上げます。

                     東京特許許可局微細生物研究所

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785 :左右88:04/08/28 14:14 ID:URUhExYh
「げっ! 獄門島さん!」
入り口にはリバウンドに強そうな獄門島部長とその取り巻きが立っていた。
「この前言ったことがわからなかったようね……」
「違うんです! 違うんです!」
新美さんが必死で弁解をしているが、動揺し過ぎで何を言っているのかよくわからない。
「姫殿下、ここは私が食い止めますからお逃げください」
おれはそっと囁き申上げた。
「しかし……」
「私にお任せください」
「殺す!」
叫び声に振り返ると獄門島さんが突進してきていた。
「姫殿下、お早く!」
おれは姫殿下の方を振り向かずに申し上げると、藤村式格闘術“誘い涙の構え”を取った。
不退転の意思の現れだ。
(おれの後退のネジは姫殿下にお預けしてあるんだッ!)
「来い!」
だが近付いてきた獄門島さんの顔は変身したフリーザの後ろから2番目のそれ(長いやつ)と同じくらい恐ろしかった。
「うわあっ、駄目です! 姫殿下、ネジを! ネジをお返しください!」
「藤村さんが壊れた!」
「逃げるぞ!」
姫殿下のお声で我に帰ったおれは非常扉に向かって走り出した。
途中で演説台と姫殿下の御靴を拾うことも忘れなかった。
「ぎゃあああああ」
新美さんが半狂乱であさっての方角へ走って行った。
「藤村! リサリンが!」
「彼女は囮になる覚悟です(知らんけど)!
彼女の遺志(死んでないけど)を無駄にせぬためにもお逃げください!」
「わかった!」
姫殿下とおれは再び走り出した。

786 :左右89:04/08/28 14:15 ID:URUhExYh
開け放たれた非常扉の外は草むらになっていて、1mほど先に金網フェンスがある。
その向こうは初等科のグラウンドだ。
そこまで行けば獄門島さんも追いかけては来ないだろう。
姫殿下とおれは金網に飛びついた。
だがスリッパを履いていたせいで、おれは足を滑らせて地面に落ちた。
「ぎゃっ」
「藤村!」
姫殿下は金網の向こう側に着地しておられた。
「姫殿下、お逃げください……藤村死すとも自由は死せず!」
「藤村、後ろだ!」
振り返ると獄門島さんが鬼の形相でおれに飛びかからんとしていた。
「わあっ」
おれはスリッパを放り出して金網を駆け上り、殉職を免れた。
しかし金網を乗り越えようとしたそのとき、フェンスが揺れておれは『ジュラシック・パーク』のガキンチョよろしく吹き飛ばされた。
グラウンドに叩きつけられて、もと来た方を見ると、獄門島さんの体当たりでおれのいたあたりの金網が大きく凹んでいた。
おれはカカカと笑い、姫殿下にご報告申し上げた。
「姫殿下、ご覧になりましたか?
相手の攻撃を利用して距離を稼ぎました。
これぞ忍法“肉を切らせて骨を断つ”でございます」
「……骨は断てなかったな」
姫殿下がぽつりと呟かれた。
「二度と来んな、ボケッ!」
と獄門島さんが吐き捨てるように言った。
「絶対行く! 今夜にでも!」
とおれは言い返しておいた。

787 :水先案名無い人:04/08/28 14:17 ID:s4pkKqbD
リアルタイム書き込みキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

788 :左右90:04/08/30 15:25 ID:9/ZK60kL
姫殿下とおれはグラウンドを横切って歩いた。
初等科の通用門は校舎の向こうにあるので、放課後のグラウンドは閑散としていた。
「まさかこんな形で母校に戻って来るとは思わなかったな」
と姫殿下が苦笑いとともにおっしゃった。
「凱旋とはいきませんでしたね」
とおれはひっくり返した演説台の中に靴をしまいながら申し上げた。
姫殿下は俯きながらおれの先を歩いておられたが、突然笑い声を上げられた。
「しまった、靴下のまま来てしまった!」
姫殿下の驚かれぶりにおれも思わず笑ってしまった。
「お靴はお持ちしましたのでご安心を」
「ありがとう。よし、こうなったら靴下も脱いでしまおう」
そうおっしゃると、姫殿下は紺のハイソックスをお脱ぎになり、くすぐったそうに地面に御足をお付けになった。
「ふふふ、くすぐったい」
姫殿下はお首をすくめられながらゆっくりと地を踏みしめられた。
おれも靴下を脱いで裸足になってみた。
「いてててて」
小石が足の裏に突き刺さって痛い。
「藤村、大丈夫か?」
姫殿下が心配そうなお顔をされている。
「大丈夫です……」
そう申し上げたが、内心内蔵でも悪いのではないだろうかと不安になった。
「あのあたりに水道があるからそこで足を洗おう」
姫殿下が初等科の校舎の方を指差された。
おれはおっかなびっくり歩を進めたが、姫殿下はぺたぺたとテンポよく歩いて行かれた。

789 :左右91:04/08/30 15:26 ID:9/ZK60kL
姫殿下が御足を洗っておられる間、おれは長手袋とハンケチを捧げ持っていた。
おれが演説台に腰掛けられた姫殿下にハンケチをお渡ししたとき、
ランドセルを背負った一群の小国民たちが姫殿下のもとに駆け寄ってきた。
「あーっ、マコ様だマコ様だ」
彼ら彼女らはあっという間に姫殿下を取り囲んだ。
するとそれを見た生徒がさらに寄って来るという悪循環。
みるみるうちに50人ほどの大集団になってしまった。
演説台の上にお立ちになった姫殿下はその中心で頭2つ分くらい突出しておられた。
「マコ様、どうして初等科にいらっしゃるの?」
1人の少女の質問に姫殿下は少し困った顔をされたが、すぐに笑顔に戻られた。
「今日は選挙運動をしに来たのですよ」
そう姫殿下が優しくお答えになると、初等科の生徒たちはざわついた。
「なんで初等科でやるんですか?」
と別の生徒がお尋ねした。
「それはね、皆さんにも関係のある大事なことだからですよ」
と姫殿下はお答えになった。
よく考えてみると姫殿下のここまでのご発言はすべてはったりなのなのだが、
そのように聞こえないのはその鷹揚さゆえであろう。
そんな公開質問会をひとり外から眺めていると、不意に背後から「ほひー」というどこか懐かしい音がした。
振り返るとそこにはカコ様が立っておられた。
「こんなところで何やってるの……?」
カコ様は少々呆れ顔でそうおっしゃった。

790 :水先案名無い人:04/08/30 18:01 ID:d5P76Rao
いつも乙

791 :左右92:04/08/31 14:10 ID:PYV3ulJZ
カコ様は姫殿下を中心とした生徒の群れをご覧になりながら、ころりと口の中で何かを転がされた。
それからお口をとんがらかせあそばされて、「ほひー」という謎の音を発せられた。
「あの……それは一体……?」
「笛ラムネ。藤村さんにも1個あげる」
「あ、ありがとうございます」
カコ様が胸の御ポッケから取り出された小さな包みをおれは恭しく拝受した。
「吹いてみて」
「は、はい、それでは失礼して……」
おれはラムネを口の中に放り込むと早速それを唇にあてがい、息を吹いた。
ほひー
カコ様もお吹きになった。
ほひー
しばし君臣の唱和が続いた。
ほひー
ほひー
ほひー(それでどうして初等科に来たの?)
ほひー(実はかくかくしかじかでございまして……)
ほひー(なるほど……)
カコ様はしばし黙考された後、再び妙なる調べを奏でられた。
ほひー(スリッパをなくしたのはよくないわね)
ほひー(そ、そうですね。学校の備品ですからね。後で探して参ります)
ほほひー(駄目よ!)
突然発せられたカコ様の警告音に驚いたおれは恐る恐るお尋ねした。
「な、何か問題でもございましたでしょうか?」
「藤村さん、なくしたものを探しに行くのはとても危険なことなのよ。
そのものがなくなったのは藤村さんの不注意のせいではなくて誰かの悪意によるものかもしれないから」
「はあ……」
カコ様の勢いに押されておれは間抜けな声を出した。

792 :左右93:04/08/31 14:12 ID:PYV3ulJZ
「たとえばね、こういう話があって……」
http://www.2chkowai.info/2chyama/2chyama.html
「ひ、ひぎぃッ!」
おれの穢れを知らない心が醜く変形していくのがわかった。
「今回のケースでは藤村さんに悪意のある者がいるのは明らかなわけだから、いっそう危険よ」
「うう……」おれはその場に崩れ落ちた。
「カコ様、私はどうすれば……? お守りなどお持ちではありませんか?」
「持ってない。わたしはそういうの信じてないから」
カコ様の意外なお言葉に少し心が軽くなった。
「そ、そうですよね。呪いや霊などやっぱり存在しませんよね」
「いや、わたしの信じてないのはお守りの方」
「え……?」
「神様とか人の悪意とか霊とか、そういうものに対抗できるお守りなんてないってこと」
「…………」
「呪いは絶対あるわよ。間違いなく」
「そ、そんな…………」
絶望に身をよじるおれを尻目にカコ様は笛ラムネにて軽快な音色を発せられた。
ほひー
「これッ!」
突然姫殿下のお声が響いた。
振り返ると演説台の上の姫殿下がこちらをご覧になっていた。
「カコ! 学校帰りにお菓子を食べてはいけないとi言っただろう!」
カコ様はぴゅーっと走って行かれた。
おれが呆然と立ち尽くしていると、姫殿下は演説台をお下りになり、こちらに歩いておいでになった。
「まったくあの子は……どうした? 顔色がよくない」
姫殿下がそうおっしゃるので、おれは慌てて表情を取り繕った。
「いえ、あの……新美さんの安否が気になるものですから……」
おれが適当なことを申し上げると、姫殿下も少しお顔を曇らせられた。
「そうだな。中等部に戻ってリサリンを探そう」

793 :水先案名無い人:04/08/31 18:25 ID:P1IFFAfE
ほひーワラタw

794 :水先案名無い人:04/08/31 21:50 ID:/8nFryCv
ほひーイイな、ほひー

795 :水先案名無い人:04/09/01 10:24 ID:DNyvDZ4K
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

このスレッドは名物おたく「ヒッキー」の社会生活復帰訓練の為に
立てたものです。

ヒッキーと研究員とのやり取りに利用するスレッドなので、関係者以外は
書き込まないようお願い申し上げます。

                     東京若年者自立研究所

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796 :左右94:04/09/01 15:49 ID:G5gAl1Eq
姫殿下とおれは人目につかない物陰のフェンスを越えて中等科の敷地に戻った。
「もしかしたらリサリンは囚われの身になっているかもしれない」
姫殿下のご提案で第1体育館に行って様子をうかがうことにした。
舗装されていない裏道を通って体育館の裏手まで行くと、暗く湿った草むらの上、
雨上がりの道に落ちている軍手のようにぺしゃんこになった生徒が1人転がっていた。
「リサリン!」
それは図らずも人間デコイとなって我々を逃してくれた新美さんの変わり果てた姿だった。
「うう……マコリン……」
新美さんが涙でマスカラがデビルマン化した瞼をうっすらと開けた。
「リサリン、大丈夫?」
「私は大丈夫……マコリンは……?」
「うん、リサリンのおかげで逃げ切れたから……」
起き上がろうとする新美さんを助けながら姫殿下がおっしゃった。
おれはそれをお手伝いしながら、
「一体誰がこんなことを……」
と義憤に燃えるふりをした。
「獄門島さんが……獄門島さんが“ナガタロック17”を私に……」
「“ナガタロック17”!?」
おれは驚きのあまり大声を上げてしまった。
「知っているのか、藤村?」
「はい、ナガタロック17とは最強レスラー永田さんの必殺技でございまして、
首・肩・肘・膝・足の小指を同時に破壊する殺人サブミッションでございます」
「恐ろしげな技だな……」
姫殿下も険しい表情を浮かべられた。
ちなみにナガタロック17はそのあまりの破壊力のため真似をして相手に怪我をさせるチビッコが続出、
成分の半分が優しさでできている永田さんの申し出により、現在テレビ放送される試合にはモザイクが掛けられている。
「ごめんねマコリン、足手まといになっちゃって……」
声を震わせる新美さんに、姫殿下は帰る前の晩のドラえもんのように黙って肩を貸しておられた。

その後、学食でアイスを食った新美さんは全回復した。

797 :左右95:04/09/01 15:51 ID:G5gAl1Eq
姫殿下をお屋敷までお送りして離れの待機室に戻ると、そこはただならぬ熱気に包まれていた。
屈強な男たちが汗みどろになりながら小さな折り紙と格闘している。
折り上がった鶴を集めて、目を凝らしながらそれに糸を通している者もいる。
「ペースを上げろ! このままじゃ今日中に終わらんぞ!」
「色のバランスが悪い! 寒色系も混ぜろ! 金を使いすぎるな!」
三井隊長の檄が飛んでいる。
千羽鶴というより「不祥事」「資金繰り」といった表現の方が似つかわしい現場だ。
戸口で立ち尽くすおれの後から交代した門番の隊員が戻ってきた。
手には小さな紙袋を提げている。
「隊長、暇を見てこれだけ折れました」
(暇……? 門番に暇が……?)
おれの当然とも言える疑問も総動員が掛かったこの戦局では無意味なものだ。
「おい藤村、お前も折れ。あと500は欲しい」
おれを見つけた三井隊長が言った。
「私、折り方がわかりませんので……」
「おれが教えてやる。こっちへ来い」
おれは断りきれずに男たちの情熱大陸に足を踏み入れた。

2時間後、3束の千羽鶴を抱えた三井隊長を先頭に隊員たちはお屋敷へと向かった。
玄関までいらっしゃった姫殿下はそれをご覧になると大変お喜びになった。
「ありがとう……みんな……」
折り鶴にお顔を埋められた姫殿下は泣いておられるように見えた。
おれは「海蛇会」からの明らかに千羽に足りない千羽鶴と日章旗をお渡しして、そそくさと罷り出た。
意気揚々と引き上げていく隊員たちの最後尾を行きながら、おれは今日あったことを思い出していた。
(バスケ部はやっぱり駄目かな……ご演説も途中で邪魔が入ったし……)
突然、カコ様のお話が思い出されてきた。
(ああ……一人になるのが怖い……)
宵の闇に包まれたお屋敷の方を振り返って、おれは最近近所にできたコスプレ喫茶を冷やかしに行こうと心に決めた。

798 :水先案名無い人:04/09/01 17:28 ID:zo/18J0q
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

このスレッドは名物おたく「左右95」の不敬活動抑制の為に
立てたものです。

左右95と研究員とのやり取りに利用するスレッドなので、関係者以外は
書き込まないようお願い申し上げます。

                     東京精神病研究所

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


799 :水先案名無い人:04/09/01 22:38 ID:9GEOg61h
永田さんがまたキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
毎日楽しみにしております。
螺鈿細工のごとく散りばめられた小ネタがたまりません。



800 :水先案名無い人:04/09/03 09:02 ID:5Tx6zcES
俺はヲタじゃないから小ネタの殆どが理解不能でつまらん

801 :水先案名無い人:04/09/03 10:54 ID:ZN6AcCSy
/)・3・(ヽ あっちょんぶりけ☆

802 :水先案名無い人:04/09/03 18:11 ID:+qg6o3Aj
あげたいる

803 :デパス:04/09/03 23:43 ID:Eoo5Eckk
        o。_。_lコ<o>     |l≡≡≡|ミ|_<o>_。≠_〇o
 。+ +。。。。。 |l|FFFFFFF|。 。 .。 +|l≡≡≡|ミ|EEEEEEEEEEE|lll| .。+
  * o  o.   |l|FFFFFFF / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     。。oo  |l|FFFFFF | なんだか、寂しいです。このスレも終わりかな。
   /| ̄ ̄ ̄l ::|FFFFFFF \_
   |ミ|:」」:」」:」| ::|FFFFFF, ´<X>  ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   |ミ|:」」:」」:」| 〇 FF.。  i (イノハノ)))   |l≡o + +! + 。 〇   +
   lミl.」」.」〇 ++ +  i l,リ ゚ヮ゚ノリ o  〇 。 o  +   〇 。 +
  __〇___。_゚ ,、_,ノ つ夲と)____o______〇__o___。
  二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二





804 :左右96:04/09/04 15:44 ID:O2XulHLs
次の日の朝、おれは自分のメイド化願望について深く考察しながら、車の前で姫殿下をお待ち申し上げていた。
「おはよう……」
いつもどおりの時刻にお屋敷からおいでになった姫殿下は浮かない顔をしておられた。
「おはようございます…………あの……どこかお加減でも……?」
「うん、実はちょっと心配事があって……」

「なるほど……下校する生徒に向けての街頭演説ですか……」
走り出した車の中でおれは腕を組んだ。
「うん、カコに言わせると『普通の演説では誰も足を止めてくれない』と……」
「そうですねえ……」
確かに駅前などで行われている演説に出勤・退勤する人々が立ち止まるのは見たことがない。
「どうやったら皆に話を聴いてもらえるだろう?」
姫殿下のお尋ねにおれは頭をフル回転させた。
そのときふと以前ニュースで見たさる南米の国の選挙の映像を思い出した。
「姫殿下、外国の話ですが、バンドの演奏と演説がセットになった選挙運動を見たことがございます」
「なるほど、音楽か……それなら確かに皆の耳目を集めるな」
姫殿下は小さく何度も頷かれた。
「候補者がメッセージを歌に乗せて伝えるのかな?」
「いえ……普通のポップソングを演奏したものと記憶しております」
「しかし、人前で歌を歌うのは緊張するな……」
何だか大事な部分で食い違いが生じているようだ。
「姫殿下、別に姫殿下御自ら歌をお歌いになる必要はございませんが……」
「でも、人に頼むわけにもいかないだろう?」
姫殿下の高邁な責任感が発動してしまった。
(ていうか、おれ“歌を歌う”なんて言ったっけ……?)
「バンドは……そうだ、同じクラスに吹奏楽部の子がいるからそこに頼んで……曲は何がいいかな……?」
姫殿下リサイタルの計画はもう固まってしまったようなので、おれは黙って姫殿下のファンタジーをお聴きすることにした。

805 :左右97:04/09/04 15:47 ID:O2XulHLs
姫殿下が演説会場に指定された大掲示板前広場は騒然としていた。
もともと放課後になるとこの場所は下校する生徒で溢れるのだが、今日は立ち止まっている生徒が多いせいでいつもより混雑している。
彼女たちはみな音合わせをしている吹奏楽部の動向を注目しているのだ。
吹奏楽部員は姫殿下の演説台をぐるりと囲む格好でスタンバイしている。
金管楽器の輝きは禍禍しい妖気を放ち、これから出来する事態を暗示しているかのようである。
おれが離れた場所からその光景を眺めていると、楽団の隅におられた姫殿下がおれを手招きされた。
走ってそちらに向かうと、それを見た指揮者役の生徒がおれの後からやって来た。
「新井さん、先ほどお話した護衛隊の藤村です。藤村、こちら吹奏楽部部長の新井さん」
姫殿下のご紹介に与かり、おれは一礼した。
指揮者の生徒はぺこぺこと頭を下げながら自己紹介した。
「私、吹奏楽部部長を務めさせていただいております新井でございます。
この度は私たちに貴重な機会を与えていただきまして部員一同心より感謝しております次第でございまして……」
最後の方はしどろもどろになっていたが、おれの思いつきに付き合わされて迷惑している様子ではなかったのでほっとした。
「藤村さんは何か楽器やるの?」
聞き覚えのある声がしたので振り返ると、小太鼓を抱えた下川さんとシンバルを両手に持った平沢さんが立っていた。
「またあなたたちですか……」
「“また”って何よ!? “また”って!?」
下川さんがそう言いながら小太鼓を「たたんっ」と叩き、下川さんが「じゃーん」とシンバルを鳴らした。
「打楽器で威圧するのは止めてください」
言い返したおれの言葉に下川さんが舌打ちしたのをおれは聞き逃さなかった。
「あの……よろしかったらこれを……」
吹奏楽部の新井さんがおずおずとトライアングルを差し出せた。
だがおれはサッカーの試合終了の笛さえ吹けないほど音楽センスがアレなので、丁重にお断りした。
「ねえ、そろそろやらかしちゃおうよ」
下川さんの言葉に新井さんはひとつ頷いた。
姫殿下はいつもの長手袋を装着された。

806 :左右98:04/09/06 17:17 ID:2DvFBtl4
姫殿下が演説台の方へ向かわれたので、おれはその勇姿を正面から拝見しようと広場を横切りイチョウの木陰に立った。
指揮者の新井さんがタクトを振ると、軽快なメロディが奏でられる。
(む、このイントロは……)
「わーらーべーはーみぃーたーりぃー、のーなーかーのーばぁーらぁー」
大熱唱である。
手をおなかのあたりで組むその姿勢は、今ではボディビルの大会でしかお目にかかれない古式ゆかしいスタイルである。
また左右に伸び上がるようにするリズムの取り方のダイナミズムも奥ゆかしい。
ワンコーラス目中盤で早くもお顔は汗だくだ。
けだるい放課後の空気の中にぽっかりと空いたブラックホールとでも呼ぶべきそのお姿に道行く生徒たちはみな足を止めた。
そして苦笑いすら許さぬ姫殿下の真剣さに誰もが立ち去れずにいた。
ワンコーラスお歌いになると、姫殿下は一礼してご演説を始められた。
「拙い歌をお聞きいただき、まことにありがとうございます。
わたくし生徒会長候補マコでございます。今日は皆様に……」
ご演説が始まっても帰る人はほとんどいない。
姫殿下の唱歌大作戦は見事成功したようだ。
おれが安堵のため息をついたとき、背後から聞き覚えのある声がした。
「あれ? お姉様の歌、もう終わっちゃったの?」
振り返るとランドセルを背負ったカコ様が立っておられた。
「カ、カコ様、どうしてここに……?」
「友達から“あなたのお姉様が歌っている”て聞いたものだから」
やはりこのお方はの情報網はかなり広く張り巡らされているようだ。
「お姉様、とても堂々としていらっしゃるわねえ」
カコ様が姫殿下を見つめながらおっしゃった。
「はい、姫殿下は非常に雄弁にあらせられます」
それに聴衆の数が多くても少なくても同じ態度でご演説をなさる。
普段はとても物静かなお方なのに、ここぞというときに堂々としたお話ぶりお見せになる。
姫殿下のそういうところにおれは心ひかれているのだ。

807 :左右99:04/09/06 17:19 ID:2DvFBtl4
ご演説も終盤にさしかかった頃、おれの傍らにおられるカコ様に誰かがなれなれしく話し掛けてきた。
「カコさん? あなたカコさんじゃない?」
声の主は安藤さんだった。
「私はあなたのお姉さんと一緒に生徒会長に立候補している安藤です」
“一緒に”という表現は間違っている気がする。
「はじめまして、初等科4年A組のカコです」
カコ様は毅然とした態度で自己紹介をされた。
だが安藤さんはそのカコ様を突然ぎゅっと抱きしめた。
「かわいいー! 私、あなたみたいなかわいい妹が欲しかったわ」
カコ様は驚いたご様子で御腕をばたつかせておられたが、次の瞬間その御拳を強く握られた。
お顔は拝見できないが明らかにお怒りのご様子だ。
(まずい…………)
おれは無理矢理安藤さんの腕を解いてカコ様をお助けした。
「安藤さん、急にそんなことをされてはカコ様もびっくりされますので……」
おれはそうたしなめたが、安藤さんはおれの話などまったく耳に入らないようだ。
「中等科にはいつも来るの?」
安藤さんの問いかけにカコ様は俯いたままお答えになった。
「いえ、めったに来ません」
「これからも遊びに来てね。私が案内してあげる」
そう言い残して安藤さんは軽やかなステップで立ち去った。
後には呆然とするおれと俯いたままのカコ様が残された。
(どうやってフォローするんだ、この状況……!?)
とりあえずカコ様に声をおかけすることにした。
「あの……お気に触りましたでしょうか……?」
それがそうお尋ねすると、カコ様はさっとお顔を上げられた。
(ゲーーーーーッ、阿修羅面怒り!?)
カコ様のかわいらしい御眉頭がきゅっと寄り、その間には深いしわが刻まれている。
お顔は紅潮し、お体はピグピグと震えておいでだった。
おれは心の中でキン肉マンビックボディ様の助けを呼んだ。

808 : ◆qVSuTg9KKs :04/09/06 18:01 ID:IwVVUspw
左右も次で100回ですか。
いつも乙です。

809 :水先案名無い人:04/09/06 21:23 ID:90p6TDzG
アシュラマンワロタw
これからもがんばってください。

810 :水先案名無い人:04/09/07 01:45 ID:f9de3NFt
-----ここまで読んだ-----
-----====>>453====-----

811 :左右100:04/09/07 13:02 ID:XS3w4VuG
「むむむむむ…………」
カコ様が低い唸り声を上げられた。
(怒りに我を忘れておられる! 攻撃衝動をしずめなくては……)
おれは上着の内ポケットから昨日コンビニで大人買いした笛ラムネをひとつ取り出した。
「カコ様、これをどうぞ」
「むむ……」
カコ様はおれの献上したラムネをお手に取られると、すばやく袋を開け、お口の中に放り込まれた。
やがて力強い響きが鳴り渡った。
ほひーっ、ほひーっ、ほひーっ
ほひー、ほひー
ほひー……
笛を吹かれているうちに、カコ様のお顔色は元に戻った。
おれも笛ラムネを口にした。
ほひー
ほひー
しばし君臣の和楽が続いた。
ほひー(何なの、あの人!? わたしを子供扱いして!)
ほひー(うーん、安藤さんってよくわからない人なんですよね。私は無視されっぱなしですし)
ほひー(もう怒った! あの人についての怪文書を作ってばらまいてやる!)
ほひー(それは勘弁してください……)
「おーとーうさん、おとうさん、まーおーうがいーまー」
姫殿下のお歌は佳境に入っていた。

812 :左右101:04/09/07 13:03 ID:XS3w4VuG
「お姉様、素敵だったわ」
魅惑のステージを終えられた姫殿下の下にカコ様が駆け寄られた。
「カコ、来ていたのか」姫殿下は恥ずかしそうに微笑まれた。
「言ってくれればよかったのに……」
「お疲れ様でございました。堂々たるお歌いぶり、感服いたしました」
おれがそう申し上げると姫殿下はいっそう恥ずかしそうなお顔をされた。
「ねえ、わたしも楽器やってみたいなあ」
カコ様が甘えた声でおっしゃった。
「楽器? うーん、でも部活のない人はみんな帰ってしまったからなあ……」
見回してみると、確かにさっきまでいたギャラリーは去ってしまい、掲示板広場は閑散としている。
だが吹奏楽部は士気高く、まだまだ吹き足りないといった様子だった。
(この編成で部活を回ってみるのも面白いかもしれないな……)
「ねえ、巡幸しましょう、巡幸」
カコ様はそうおっしゃるがこれまでの遊説は巡幸というよりドサ回りとでも呼ぶべき厳しい旅路だった。
「うーん、でもなあ……藤村はどう思う?」
「姫殿下さえよろしければ……」
姫殿下のお尋ねにおれはそうお答えした。
「そうか……では少し歩いてみようか」
「わあい、やったあ」
カコ様は小躍りして喜ばれた。

813 :水先案名無い人:04/09/07 13:58 ID:YVsUO+Pf
ちょっと黒いカコ様可愛いなあ

814 :水先案名無い人:04/09/08 00:11 ID:x/XxuYAW
>>254
とかにのってるURLの眞子様のSSを書くスレが表示されないのですが、
消えてしまったのか、一時的なのか、もし消えてしまったのならどこか読める場所はないものでしょうか

815 :水先案名無い人:04/09/08 07:07 ID:rK9zZ0qz
>>814
板ごと消えてるみたいだ

816 :左右102:04/09/08 13:11 ID:VJznuiX4
姫殿下と愉快な仲間たちはサザエさんのエンディング・テーマにのって軽やかに進んだ。
先頭を行かれるのは姫殿下、その後ろにトライアングル担当のカコ様。
3番目のおれは演説台を抱え、1人だけ田舎の葬式みたいだ。
バンドの音に圧倒されたのか道行く人は皆我々を見てはっと驚いたような顔をする。
姫殿下はそれにお手を振ってお応えになった。
カコ様はトライアングルで熱狂的な16ビートを刻んでおられた。
楽器を持たないおれも何だか心が弾んでくる。
音楽にのって練り歩くのがこんなに楽しいものだとは思わなかった。
(音楽には偉大な力があるんだなあ……)
だがおれはすぐにその力を悪用する方法について考え始めていた。
RPGの約95%が採用している、“強すぎる力は時に人間に害をなす”という例の法則である。
(リテ・ラトバリタ・ウルス……)
おれが祖母から教えられた呪文を思い出そうとしているうちに、一行は第2グラウンド横の剣道場の前を通りすぎようとしていた。
剣道場の中からは素振りをしているのだろうか、断続的な掛け声が聞こえてくる。
(む、何かひらめきそうだ……)
おれは姫殿下のお側に駆け寄った。
「姫殿下、剣道部でご演説をされてはいかがでしょうか?」
おれのご献策に姫殿下は少し考えこまれた。
「剣道部か……聴いてもらえるだろうか?」
「はい、必ずや。私に策がございます」
「そうか、では行ってみよう」
カコ様が先陣を切って道場内に飛びこまれると、姫殿下以下十数人が入り口に殺到した。
「皆さん、演奏は続けてください」
おれがそう言ったので皆楽器を手にしたまま、靴を放り出してどかどかと踏みこむ。
姫殿下だけはゆっくりお靴と、なぜか靴下までも脱がれて裸足になられた。
2列になって素振りをしていた剣道部員たちの視線が一斉におれたちに注がれた。
部員たちの前で号令をかけていた生徒が竹刀を手にしたままこちらに歩いてきた。

817 :左右103:04/09/08 13:12 ID:VJznuiX4
「何かご用でしょうか?」
とその生徒は落ち着き払った様子で言った。
「わたくし、生徒会長候補のマコでございます。
今日は剣道部の皆さんにわたくしの演説を聴いていただきたいと思って伺いました」
姫殿下もまた冷静であられた。
剣道部員は表情ひとつ変えなかった。
「私は剣道部副部長の岡田です。
申し訳ございませんが、部長が来ておりませんので、そういったことは私の一存では……」
「あー、すいません」いつもの展開になりかけたところでおれは口を挟んだ。
「えーと、岡田……さん。ちょっとご相談したいことがあるのですが……」
「何でしょう?」
「まあ、ここでは何ですから、ちょっと人のいないところで……」
おれは岡田さんを道場の隅まで誘い出した。
なぜかカコ様もついておいでになった。
「なんですか、相談って?」
岡田さんは少し不安げな顔をした。
おれは毒々しい作り笑いを浮かべた。
「ご挨拶が遅れました。私、護衛隊の藤村と申します。
実はですね……その……マコ様とそのバックバンドがこの道場に興味をもたれたようです」
「はあっ?」
岡田さんは怪訝そうな顔をした。
「ちりりりりん」
とカコ様がトライアングルを叩かれた。
「まあ姫殿下はともかくとしてバンドの方がですね……できればここで演奏活動を続けていきたいと申しております」
「えっ、だってここは私たちの……」
「ちりりりりりん」
カコ様のトライアングルが鳴り響いた。
「もちろん皆さんの邪魔にならないよう剣道場に入るかは入らないかのあたりで演奏は行いますが、ただ音が少々うるさいかもしれませんな」
「そ、そんな……」

818 :水先案名無い人:04/09/08 23:10 ID:vsvkl81f
*皇室御用達栞
                                             /|_
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ / __/
 ┃ .〆'.⌒^ヽ   ___                              ┃( ( ̄
 ┃ ||ヾ|_!ノLl」! ジ( )))ヽ       本 日 は             ┃/)
 ┃ |ヽd,,゚ ー゚ノ (‘- ‘,,リl|                         C<ニン
 ┃ノノ(ヽVノiつとティ彳)  こ こ ま で  読 み ま し た。  ┃
 ┃  く/_i|_i〉 ぐ/ノハ                             ┃
 ┃   し'ノ   U`J                      .左右33 ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

819 :左右104:04/09/09 13:13 ID:qtAigtkG
岡田さんは稽古着の袖でしきりに額の汗を拭っている。
「しかしここは私たち剣道部が使うことになっていますから……」
「あの人たちはそういうことを気にしない人たちです」岡田さんの言葉をさえぎっておれは言った。
「彼女たちにとって音楽とは会話をするのと同じように自然なことなのです。
“やあ、調子はどう?”の代りにセッションし、“タラちゃん、ちょっとそれ取って”の代りにジャムるのです。
そのような人たちがお気に入りの場所に集まって合奏するのを誰が止められましょう?」
「うう……」岡田さんは半泣きだった。
「それでは私はどうしたら……」
「姫殿下がここでご演説を無事終えられたならば、バンドも次のご訪問先にお供するためにここを離れるでしょう」
おれは再びの作り笑いを浮かべた。
カコ様が岡田さんの腕をお取りになった。
「岡田さん、わたしたちは別に脅しているわけではないんです。
あなた方が安藤さんを応援されていることは知っています。
でもお姉様のお話を聴いてみることも必要だと思うんです。
両方の主張を理解した上でどちらに投票すべきかを決めるのが選挙権の正しい使い方ではないでしょうか」
カコ様のお言葉に岡田さんはしきりに頷いた。
「そうですね……おっしゃるとおりです。では皆を集めてきますのでご演説をお聞かせください」
そういって岡田さんは部員たちのところへ走って戻っていった。
おれとカコ様も姫殿下の下へ帰参した。
「姫殿下、剣道部の皆さんがぜひご演説を拝聴したいと申しております」
おれがそうご報告申し上げると、姫殿下は満足げに頷かれた。
「そうか。それはよかった。3人で長いこと話し合っていたから、何か問題でもあるのかと思った」
「えー、それはですね……姫殿下のお出ましをむさくるしい格好でお迎えして申し訳ないと言うものですから……」
「それは急に押しかけたわたしが悪いのだ。かえって気を使わせてしまったな」
「私の方からもそのように言っておきました」
「そうか。ありがとう。では一席ぶってくる」
「よろしくお願いいたします」
吹奏楽部の演奏による唱歌『日の丸の旗』とともに姫殿下は演説台へと向かわれた。

820 :左右105:04/09/09 13:15 ID:qtAigtkG
姫殿下が剣道部員たちの前でご演説なさるのを、おれとカコ様は道場の入り口前で見守っていた。
「藤村さん、あなた悪人ね」
カコ様が視線はそのままでおっしゃった。
「悪いことをしたという意識はございません」おれは小さな声で申し上げた。
「剣道部員たちに姫殿下のご演説を拝聴するチャンスを与えたのですから、むしろ感謝してもらいたいくらいです」
「確信犯ってやつね……」
カコ様が力強く頷かれた。
「カコ様こそ岡田さんの味方であるふりをして、おいしいところを全部持って行かれたではありませんか」
「あれはねえ……あめとムチよ。あ、そうだ。能登銘菓「まめ飴」食べる?」
カコ様が御ポッケから小さな箱を取り出された。

「いやあ、演説大成功だったわね」
小太鼓を抱えた下川さんがむりやり靴を履きながら言った。
「次はどこに行きましょうか?」
一足先に道場を出た平沢さんが言った。
おれは学園の地図を頭に思い浮かべた。
「道場の地下はプールでしたよね? 水泳部が練習しているかもしれません」
「プール行きたいプール!」
カコ様がそう主張されたので一行は階段を降りて地下温水プールへと向かった。
「うわあプールプール!」
カコ様は靴下を脱ぐのももどかしいご様子で脱衣場を駆け抜けて行かれた。
それをご覧になっていた姫殿下がお声を上げられた。
「あっ、カコ! そっちは……」
「ぎゃあああ!」
カコ様が腰洗い槽におはまりになった。
「うわあああ、カコ様!」
急いで引き上げ申し上げると、濡れ鼠のカコ様はぐったりしておられた。
「宮様を消毒するとはなんて部活だ! 女将を呼べいッ!」
おれは初期の海原雄山先生のごとく吠えた。

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