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夢枕獏の文体のガイドライン
- 1 :水先案名無い人:2005/06/08(水) 23:51:04 ID:HdWJfha90
- すぐにスレを立てた。
拳。
拳。
肘。
足。
肘。
踵。
指。
拳。
みごとな攻撃であった。
関連スレ
夢枕獏×板垣恵介【餓狼伝】23 板垣シェーダ
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/comic/1115364612/l50
【放置プレイ】夢枕獏 巻之五【続行中】
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1106812422/l50
- 172 :水先案名無い人:2005/06/18(土) 01:38:46 ID:MimnwtFK0
- >>170
拙いが書いた。
「能登ちゃんは――未だに貫かれてないと?」
愛河はそう問うた。そして、
「既に貫かれております」
――ああ、そうなのか。
無言の、落胆の声。
「では、今、付き合ってるおのこは――?」
「今は、おりませぬが」
「ならば、」
にぃと笑った。
「――そなたは、一人でしていると」
「えっ――」
焦り。
明確にそれを含んだ反応だった。
「い、いや……」
「よいではないか。皆しておることだ。自慰は悪ではない。
能登ちゃんも――自慰をしているのだろう?」
「う、うぅむ……」
口ごもった。
答えてよいものか、と。
しかし、マネージャーはよいと言っている。
「――することも、ありますが」
刹那。
愛河が叫ぶ。
「皆よ! 能登ちゃんは――しょっちゅう自慰をしているそうな!」
「――しょっちゅうではない!」
- 173 :水先案名無い人:2005/06/18(土) 01:56:29 ID:xCO8pjDeO
- ハレエロいよハレ――――
たまらぬ能登であった。
- 174 :水先案名無い人:2005/06/18(土) 02:18:24 ID:h+S3VCb20
- 全ての選手が入場した。
虎殺し。
人間凶器。
生きていた。
甦ったのだ。
武神――愚地独歩であった。
打。
投。
極。
それはすでに完成されていた――稲城文之信であった。
組む――すなわち投げるということ。
ロジャー・ハーロンである。
拳。
拳。
肘。
足。
肘。
拳。
ジャガッタ・シャーマンであった。
知らしめたい、何を? 真の――護身、三崎健吾だった。
ボクシングという分野で――3つの階級を制した。
だがケンカならどうか?
男は全て制すると言った――ラベルト・ゲランである。
- 175 :水先案名無い人:2005/06/18(土) 02:19:57 ID:h+S3VCb20
- 「打撃対策は終わったのか?」
完璧だ。
畑中公平は答えた。
全ての格闘技。
その最高のディフェンスがあるという。
ローランド・イスタス――レスリングの神様である。
タイマンなら絶対に敗けない。
その暴走族――柴千春は言った。
バーリ・トゥード。
ポルトガル語で「なんでもあり」を意味する。
ズールはピュアな男だった。だから怖い。
その男は韓国からやってきた。
海兵隊であると言う――李猛虎であった。
理由は?
ルールの無いケンカがしたいから。リチャードは答えた。
だからバウンサーになったのか――
めい土の土産にベルトがほしい――老人は言った。
達人、渋川剛気先生である。
世界ヘヴィ級チャンプ。それは地上最強を意味する。
その男が来たのだ――アイアン・マイケル。
- 176 :水先案名無い人:2005/06/18(土) 02:24:17 ID:h+S3VCb20
- 闘いたいから。だからここまできた。
キャリア一切不明、ジャック・ハンマーである。
ムエタイは立ち技最強である。
否――
格闘技で最強である。
デントラニー・シットパイカーは静かに語り始めた。
柔術、それは日本古来の武術であるとほとんどの人が認識している。
だが――セルジオ・シルバ。
ブラジル系の名であった。
デカイ男だった。
身長2m40
体重310kg
アンドレアス・リーガン。
あそこもデカイに違いない。
柔術は実戦で使えなければ意味がない――
本部以蔵は解説した。
- 177 :水先案名無い人:2005/06/18(土) 02:25:37 ID:h+S3VCb20
- ただベルトが欲しかった。
拳。
拳。
肘。
足。
肘。
拳。
ロブ・ロビンソンである。
自分を試しに日本へきたという。
セルゲイ・タクタロフ。サンボのロシアチャンピオンであった。
紐を切る。
紐を絶つ。
鎬昂昇が帰ってきた。
今の自分に死角はない。
バランスのよい男であった。
中国拳法――四千年の拳技が今ベールを脱ぐ。烈海王だった。
”花”
という言い方がある。
猪狩完至はその”花”を有していた。
- 178 :水先案名無い人:2005/06/18(土) 02:26:42 ID:h+S3VCb20
- 治。
壊。
治。
壊。
治。
壊。
医者の仕事はどうしたのであろうか?
鎬紅葉だった。
横綱は強い――
常識である。
金竜山がきてくれたのだ。
普通のカラテではなかった。
暗黒街で磨かれた――危険な獅子のカラテ。
加藤清澄。
実戦。
喧嘩。
この男を外すことはできなかった。
花山薫である。
プロレスはつくり。常識である。
だが、だからレスラーは弱い――とは言えない。
ただし、超一流のレスラー。という条件つきなら、である。
マイク・クインがそうであった。
愚地克巳は武術空手を完成させた。
神心会の切り札が、である。
- 179 :水先案名無い人:2005/06/18(土) 02:27:21 ID:h+S3VCb20
- た
った
だった
場だった
登場だった
の登場だった
牙の登場だった
刃牙の登場だった
馬刃牙の登場だった
範馬刃牙の登場だった
加えて、負傷者発生に備えた超豪華なリザーバーが用意された。
4名――
カポエイラのフランシス・シャビエル。
伝統派空手の栗木拓次。
東洋の巨人のマウント斗羽。
違和感。
確かに一人足りない。
遅れているようだった。到着しだい紹介するという。
- 180 :水先案名無い人:2005/06/18(土) 02:40:17 ID:gHBBX9cg0
- も、盛りあがらねぇ・・・orz
- 181 :水先案名無い人:2005/06/18(土) 02:55:35 ID:MimnwtFK0
- >174-179
ここまで――
ここまで盛り下げることが出来るのか――
震えすら覚えた。
- 182 :水先案名無い人:2005/06/18(土) 03:11:47 ID:u9ZxIt460
- >>162-164も、
>>172も、
何気に面白い。
改変という以上に、雰囲気――
そういった良さがある。
だが――
一番ワラタのは――
>>170。
情景 漠=山・森・草って、ちょwwwおまっwwww
であった。
- 183 :水先案名無い人:2005/06/18(土) 06:03:46 ID:9wnZckod0
- >一番ワラタのは――
>>>170。
このレス番号は、違うのではないか―――
>>170ではなく、>>171。
予感であった。
リアルな熱を持った、予感であった。
- 184 :水先案名無い人:2005/06/18(土) 07:31:52 ID:qcDkNAyj0
- ウホッ。
たまらぬ良い男であった。
- 185 :水先案名無い人:2005/06/18(土) 07:33:32 ID:u9ZxIt460
- >>183に殺意を覚えた。
しかし、本当に殺してしまいたいのは――
自分であった。
激しい後悔が、男を襲った。
- 186 :水先案名無い人:2005/06/18(土) 13:02:03 ID:2umdUFWz0
- >>172
ぬうっ―――
なんという
なんという男か
震えが止まらなかった
三度目の呼吸で震えは止まった
男は静かに呟いた
「サンクス…依頼した者だ」
- 187 :水先案名無い人:2005/06/18(土) 13:49:50 ID:O2B6PwuR0
- ウド。
その海、穢れに満ちている。
その中に見え隠れする、素体という氷塊――
深い。
重い。
水面下の謎――
神の戯れで転がされるは人の運命。
それは、さながら双六であった。
賽の目を手繰り寄せねばならぬ。
鬼――
蛇――
どちらが出るというのだ。
敵中横断。求めるは謎の答えのみ。
次回、『襲撃』。いよいよ物語が動き出すのだ。
- 188 :水先案名無い人:2005/06/18(土) 18:53:43 ID:jGePFx+q0
- 度重なる天変地異に、人間の本能が恐怖する・・・。
平成とは名のみのこの時代に、一人の男が覇を唱えた。
「今・・・必要なのは・・・政権交代ではないかっ!!!!!」
時勢を完全に読み違えるが故に、電脳世界で好評を得る。
だがあくまで本気なのだこの男は、本気で政権交代をすれば、天変地異が止まると言う。
たまらぬ男であった。
- 189 :水先案名無い人:2005/06/18(土) 20:45:13 ID:GkyPQvzt0
- >>188
笑うたわ
- 190 :水先案名無い人:2005/06/18(土) 21:09:36 ID:jTUo+3uZ0
- >>188
あなや
- 191 :水先案名無い人:2005/06/19(日) 09:05:03 ID:CjVpJ2/L0
- 「何をしたんだ!?」
「その男のおかげさ」
丈は答えた。
「休んださ」
「休んだだって!?」
「じっくりと休んだよ」
「な、な──」
キムは、言葉にできない声をあげた。
「何がおこったかキムにはわからんだろうが、これは神
秘な力でもなんでもないよ」
「──」
「これは技術さ」
「技術やて?」
キムは、歯を噛みながら、天井に刺さったクローン丈を見つめていた。
息をするのさえ、忘れてしまいそうであった。
なれるのか。
そう思う。
ただのイメトレで、ここまで圧倒的に強くなれるのか。
できるのか。
やれるのか。
やれるのだと、丈の笑みが言う。
- 192 :水先案名無い人:2005/06/19(日) 11:49:40 ID:0wYlXwTR0
- 俺は東京生まれHIPHOP育ちであった。
悪そうなやつは大体友達であった。
悪そうなやつと大体同じであった。
裏の道歩き見てきたこの街――
渋谷。
六本木。
思春期も、なんとこれにぞっこんであったのか。
声が、聴こえたような気がした。
「楽しいな」
「楽しいな」
「おもしろいな」
「おもしろいな」
「うん」
「うん」
いい気分であった。
しかし――
今では雑誌のカヴァーであった。
そこらじゅうで幅をきかした。
何かが鳴った。
だんだだっ、という音だ。
マイクをつかんだ。
No1東京代表トップランカであった。
地。
国。
生を授かった。
ジャーにマイクも預かった。
無敵――
無敵のマイクであった。
肉体が、大きくぶるりと震えた。
仲間たちに、親たちに、ファンたちに、
感謝して進んだ。
荒れたオフロードであった。
- 193 :水先案名無い人:2005/06/19(日) 12:36:53 ID:BapFDjnL0
- >>192
グレイトフルデイズ――――
ナツカシス―――
ジブラ―――
そういった単語が俺の中を駆け巡る
ワロス―――
そう呟いた
- 194 :小蠢:2005/06/19(日) 23:13:32 ID:VpVXfMBc0
- 晴れている。
ものの見事に空が青い。
木々も鬱陶しいくらい葉と枝が迫出している。
昼下がりであった。
その中を男が走っている。
道など無い。
公園の中であった。
よほど急いでいるのか、無造作に足を前に運んでゆく。
華奢な体躯な男であった。
上半身にはシャツとベストを着込み
下半身にはジーンズをはいている。
疾、
疾、
疾、
男はよほど焦っているのか、周りなど気にしている様子も無い。
岩があればその岩を、倒木があればその倒木を、乗り越え、またぎ進んでゆく。
男は便所を目指していた。
- 195 :異形:2005/06/19(日) 23:14:03 ID:VpVXfMBc0
- いつの間にか、便所が近づいている。
男は歩調をゆるめずそのまま便所に向かって歩いた。
木々のざわめきが男の立てる物音を消している。
男が立ち止まった。
ベンチがあった。
ベンチに若い男が座っている。
「ウホッ」
たまらぬ良い男であった。
その男はベンチにもたれかかり両手をベンチに掛けていた
岩を削りだしたような肉体だった。
首が太かった。
分厚い胸が前にせりだしていた。
足も、太い。
小気味良いくらいだった。
その男は突然、ツナギのホックをはずしはじめた。
男の正面に、大きな男根が現れた。
凄まじいまでにでかいマラであった。
そこに付いた玉袋がまたでかい。
見事に勃起したマラであった。
「やらないか?」
- 196 :あとがき:2005/06/19(日) 23:14:59 ID:VpVXfMBc0
- さあ、
ついに始めてしまったぞ。
くそみそを、である。
破天荒なクソミソである。
何せ夢枕獏は、ホモの事など何も知らないのである。
いや、さて。
こうなったのも>>184なんていうレスがあったからである。
さあ知らねえぞ。
とにかく、あと3〜5巻は覚悟してもらおうか。
平成17年6月19日 小田原にて 夢枕獏
- 197 :水先案名無い人:2005/06/19(日) 23:39:32 ID:tO06/RWi0
- >>196
1巻早くて2年ペースだからなぁ・・・5巻で10年待つかw
- 198 :水先案名無い人:2005/06/19(日) 23:50:52 ID:ZHGOph+y0
- 続刊を待った。
待った、
待った、
待った、
さらに待った。
- 199 :水先案名無い人:2005/06/19(日) 23:54:08 ID:pUsQh90F0
- その女は、美里優のまえにぬうっと立っていた。
メイド服。エプロン。
その姿に、見覚えがあった。
「あんたは―――」
「優さんだね」
どうというふうもなく、女がふり返った。
パンチも、蹴りも届かない距離。
だが、どちらかが一歩踏み込めば、攻撃がとどく。そういう危うい間合いであった。
何者!?
ふとい電流のような疑惑が、優の背中を駆け巡っていった。
「庭に立ち入ってしまったのは、すまないと思っているよ。なにしろ、紫陽花があまりきれいだったからねえ―――」
「ああ…」
にっこりと、花がふきこぼれるように、女がほほえんだ。
たまらぬ笑みであった。
「ヴェスパー家政婦斡旋所から来た。まほろという」
「!?」
「困ってるんだろう、優さん…」
ほとんど同時に、まほろが優の動きに合わせ、距離を詰めてゆく。
その、どの動きも、純白の鶴を見るようであった。
優は、とまどっている。
いや、とまどっているというよりも、警戒をしている。
バスでのあれを、見ているからだ。
「メイドになってやろうか」
「なに!?」
「このわたしが、あんたのメイドになってやろうと、こう言っているんだよ。なんなら、毎日背中を流してやったっていい」
「おれの、背中をか」
「あんたの、背中をだ」
「いいのか」
「おう」
そういうことになった。
- 200 :興起:2005/06/19(日) 23:56:47 ID:Ra/MOr900
- そうなのだ、この公園は――
所謂ハッテン場であった。
ハッテン場――同性愛者の戦場である。
イイ男に弱い私は、吸い込まれるように
便所の中に入った。
男は、阿部高和と名乗った。
いささか悪漢じみた男であった。
さらに、同性愛の性交に長けていた。
私は、されるがままに下半身を曝け出していた。
男は、
「よかったのか、ホイホイついてきて」
と、
「俺はノンケだってかまわないで食っちまう人間なんだぜ」
と、
こともなげに言う。
「こんなこと初めてだけどいいんです…」
私は、
「僕…阿部さんみたいな人好きですから…」
まるで、恋人である。
だが、口とは裏腹に緊張していた。
肉の交歓。
それが、こんな場所で――
鳥肌。
下半身が、緊張を高めていた。
「うれしいこと言ってくれるじゃないの」
「それじゃあとことんよろこばせてやるからな」
そういうことになった。
- 201 :水先案名無い人:2005/06/20(月) 00:45:43 ID:ixVsCuxv0
- >199
メイドガイみたいだなw
- 202 :水先案名無い人:2005/06/20(月) 02:24:19 ID:lPqhhb6y0
- ぞ
たぞ
れたぞ
いれたぞ
にいれたぞ
てにいれたぞ
をてにいれたぞ
ドをてにいれたぞ
ードをてにいれたぞ
ソードをてにいれたぞ
スソードをてにいれたぞ
イスソードをてにいれたぞ
アイスソードをてにいれたぞ
ねんがんのアイスソードをてにいれたぞ
そんなことを言われた冒険家達であったから、
「ころしてでもうばいとる」
「やろう」
「やろう」
「な、なにをするきさまらー」
そういうことになった。
- 203 :水先案名無い人:2005/06/20(月) 02:51:30 ID:sllfwgFC0
- >>194‐202
たまらぬ獏達であった
と言うより
作者ではないのか?―――
そうとしか考えられぬほど―――
男達は巧みであった
- 204 :水先案名無い人:2005/06/20(月) 02:53:29 ID:sllfwgFC0
- 特に>>196が最高だ
>>とにかく、あと3〜5巻は覚悟してもらおうか。
お前はその通り終わったためしがあるのかと(ry
- 205 :199:2005/06/20(月) 06:02:23 ID:w1UMCQof0
- 奉仕する、とまほろは言った。
それが、どういう奉仕なのか。
炊事か。
洗濯か。
掃除か。
それとも、股を濡らして待っているとでもいうのか。
来たら、それをどう受けたらよいのか。
わからない。
いや、わからないから動けないのではない。
正直になれ。
自分は今、この女の存在感に圧倒されているのだ。
眠そうな大きい目が、らんらんと光っている。
だが―――
優は気づいていた。
本当に、この女が奉仕してくれるのか。
奉仕と言っておいて、実は、別のことをこの狸系女はやってくるかもしれない。
掃除と見せかけて、えっちな本を隠してしまうかもしれなかった。
「えっちなのはいけねえよ、優さん―――」
この女なら、それくらいのことはやる。
待っている必要はない。
待っている間に、俺は耐えられなくなってしまう。
耐えられなくなって、リミッターがはずれて、大声で叫びながら両手を回して抱きついてゆく子供のようなことをしてしまいそうであった。
- 206 :水先案名無い人:2005/06/20(月) 07:07:39 ID:XkQpGdYq0
- >「えっちなのはいけねえよ、優さん―――」
板垣絵のまほろさんを想像してしまったのであった。
不覚――そう思った。
- 207 :水先案名無い人:2005/06/20(月) 09:59:59 ID:44uVRSDqO
- どんな絵柄だっていい。
板垣絵のまほろさんを思ったなら、それに萌えればいい。
思わなかったのなら、普通のまほろさんに萌えればいい。
それが、力になるのだ。
ほら。
どうした。
萌えられないのか。
なら俺が描いてやろうか。
- 208 :水先案名無い人:2005/06/20(月) 11:00:35 ID:K+E6rYCw0
- あとがき系はレスを入れるタイミングが難しい。
下手をすると単なるネタで終わってしまうからだ。
どうせならば直前2・3レスをさらりと受けながら次レスへつながるような美しいレスを入れてみたい。
2chに触れている者として、ここはやはりこだわりたい。
そんな時だ。
ねらーとして一発かましたい――
ROM専の奴らの度肝を抜くようなレスがしたい――
そんな子供じみた想いを抱いていた夜だった。
出会ってしまったのだよ。
>>196にだ。
やられた。やられたよ。
視界の外からハイキックをくらったように俺は崩れ落ちていたよ。
居たのだ。俺と同じ地平を目指す住人が他にも居たのだ。
しかも上手い。少し短い気もするが、抜群のリズム感で読み手を虜にするところなんざ本人顔負けだぜ。
ねらーたるもの、常に自分が一番であるという自負がなければならない。
また、そうでなければねらーなどやっていけない。そう思っている。
しかし――
>>196。こいつはすごいぜ。
ライバルを宣伝するのもおかしな話だが、一度は読んでみた方がいい。
今なら専ブラも手に入るからポップアップでもいい。俺のように度肝を抜かれてくれ。
- 209 :水先案名無い人:2005/06/20(月) 11:01:02 ID:K+E6rYCw0
-
ああ――俺も、いつまでもROMってるわけにはいかない。
まだやるぜ。まだまだやれる。
レフェリーのいないこの試合、どちらかがキーボードを叩けなくなるまでだ。
このスレもやっとこさ1/5まできた。
にもかかわらず、このスレが要求するレベルは既に俺のレベルを超えてきている。
が、勢いのあるスレというものは、むしろスレが住人を引っぱってゆくのだ。
書くぜ。書いて書いて書きまくるぜ。
待っていてくれ。もう既に幾つかのエピソードは浮かんでいるのだ。
あとは、そいつをどういうタイミングで投下するか――。
チョモランマの頂へ向かって祈りながら今日も俺はキーボードを叩いている。
願わくば、このスレの要求する結末に、俺というねらーが負けてしまわないように――
さて――
スレの出だしでも書いたのだが、もう一度言わせてくれ。
このスレは絶対に面白い。
平成17年6月20日 ブータンの安宿にて 夢枕獏
- 210 :水先案名無い人:2005/06/20(月) 11:11:21 ID:Gc7Zkojj0
- >>196
>>208-209
一日で移動しすぎ!ハゲワロスwww
- 211 :水先案名無い人:2005/06/20(月) 13:03:58 ID:XCKNTUoV0
- 「なあ、終わらぬ物語とは幸せであろうか?」
「なに!?」
「続きが書かれない物語とは幸せであろうか?」
奇妙なことを考える男であった。
続きが書かれない物語などとても幸せであるとは思えなかった。
「終わらぬ物語など幸せではあるまい」
「ふむ、しかし物語が終わらぬ、ということは永遠にその物語のことを
考えているということでもある。
そのように思われている物語は不幸せなのだろうか」
なるほど、と思う。
苦しい言い訳だな、とも思う。
男達の前に、荒涼たる大地が漆黒の闇の中広がるばかりであった。
- 212 :水先案名無い人:2005/06/20(月) 14:56:48 ID:HShDLSHw0
- 昔のエッセイで書いてた
「シャーロックホームズが河口慧海とカイラースに登る話」
ってのはどうなったのかどなたかごぞんじ?
- 213 :199:2005/06/20(月) 18:46:02 ID:w1UMCQof0
- 「1UPというのにも、いろいろある」
最初に口を開いたのは、兄のマリオであった。
「はい」
ルイージはうなずいた。
「まず、そうだな、コインだ」
「コイン、ですか」
「うむ」
ルイージはマリオの真意を図りかねていた.
「レンガを、こう、素手で下から叩くのだ。日ごろちゃあんとキノコを食っていれば、割れる…」
「割れるのですか」
「割れる。だが中にはどうしたって割れないのがある。そういうやつは、えいやっ、とこう叩くとコインが顔を出す」
「ふむう…」
「そいつを、コインが出なくなるまで…まあそうだな、10回は繰り返す。叩き続けるのだ、手袋いちまいで」
「10回…」
「さらにそいつを100枚は集めなければならぬ。そうやって、初めて1UPというのは成せることなのだよ。なまなかなことではない」
「すさまじいものですね」
ルイージはしんから驚嘆していた。どこの人間が、レンガを素手で掘り進み、そのなかに眠るコインを100枚から掘り集める事ができるというのか。
「そもそもレンガの中にコインを詰めておくということ自体、人間業ではありませんよ」
「うむ…」
マリオは、そこだけ色の違う口髭をなでつけながら、小さな笑みを口元にうかべてうなずいた。
- 214 :199:2005/06/20(月) 18:47:28 ID:w1UMCQof0
- 「こればっかりは、増えてみたことのあるものではないとわからぬであろうよ」
「では、兄さんは増えたことがおありで…?」
「あれは、なんというのだろうなあ…歓喜、恐怖、いやその両方―――じぶんが幾人もに感じられるというのは、たまらぬ」
「わたしにも、できましょうか!」
たまらず、ルイージは吼えていた。
「増えたいのです、わたしは…!」
「これはおれの増えかただ。おまえにはおまえの増えかたというのがある。それは、誰かに教えられてできるとか、そういうのではないよ」
「わたしの、増えかた…」
ルイージは、嗚咽していた。
長いジャンプ。滑る着地。
そうしたおのれの個性をただ兄の2Pに徹して殺し続けてきた人生に、今はじめて、正面から向き合おうとしていたのだ。
苦痛の声ではなかった。
歓喜の声であった。
- 215 :水先案名無い人:2005/06/20(月) 19:56:57 ID:Gc7Zkojj0
- >>213-214
ルイージが、始めて主役に踊り出たのは――ルイージマンション。
察するところ、今はまだ、3……いや、2か……。
例えば。
例えばである。
1UPできれば、主役がもらえる――
兄と、同じレベルに到達できる――
もし、そんな甘いことを考えているのであれば――
ルイージは、さらなる絶望を味わうのではないだろうか。
ディスクシステムに頼っているようでは、まだまだ先は長いということに、ルイージは気付くべきだ。
そうでなければ――
おかしくてたまらぬ。
テラワロスもいいところである。
テラワロスwww
- 216 :水先案名無い人:2005/06/20(月) 21:20:30 ID:rzfUkkO70
- せめて名前ぐらいはきっちり出してあげようよ。
みのるん・・・orz 。
- 217 :水先案名無い人:2005/06/20(月) 21:30:20 ID:Htcvv+Iz0
- ガイドライン板──
多くのスレが、思い思いに乱立している。
(*´∀`*)。
クマー。
もはや過去のものとなった、_| ̄|○ もひっそりと存在している。
ネットの混沌を、そのままここへ持ってきたような板であった。
何か事件でも起これば、時事ネタによるスレがここを覆いつくすのであろうが、そのような事は今は微塵も感じられない。
ここに、ぽつんとスレがひとつ──
夢枕獏の文体のガイドライン──
良スレである。
煽りや釣りが少ない良スレである。
煽りや釣りは、通常のスレにとっては害も大きいが、メリットも大きい、いわば劇薬である。
それらの少ないこのスレは、あまたのスレを見てきた2ちゃんねらーにとっては、面白みなく感じる事もある。
しかし、少なくない者達が目をやり──
「ほう……」
と足を止める。
それは、そのようなスレであった。
- 218 :水先案名無い人:2005/06/20(月) 22:49:51 ID:sllfwgFC0
- 腕が太い。
脚も太い。
胴も、
首も、
唇も、
目も、
チンポは普通
- 219 :水先案名無い人:2005/06/20(月) 23:40:24 ID:Nf4xCQdn0
- これは!?
驚いた。
なんという──
なんという、ひどいインターネットであるのか。
- 220 :水先案名無い人:2005/06/21(火) 00:39:13 ID:Jdl4YNnm0
- >>196
>何せ夢枕獏は、ホモの事など何も知らないのである。
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
- 221 :水先案名無い人:2005/06/21(火) 02:14:31 ID:skauEWV/0
- 「きちんと食べたか?」
「う、うむ」
嘘であったが、のび太はうなずいた。
「そりゃあ、よかった」
ドラは心底安心した様子で言うと――
「あのまま放置していたなら、大変なことになるところであった」
こう付け加えた。
「どうしてだ」
「もし、あのまま饅頭が1時間増え続けたら、いくらになると思う」
「さあ、百個ぐらいではないのか」
全く見当はずれな答えを返した。
「とんでもない。四千九十六個」
言われ、体が硬直する。
「二時間で、千六百七十七万七千二百十六個」
身体の震えを、止めようとしても止めようとしても、止まらない。
「それからわずか十五分で一億個を超えるのだ」
「な、な──」
そこでようやく、言葉にできない声をあげた。
「それこそ、一日で地球は栗饅頭の底に埋まってしまう」
のび太は、歯を噛みながら、虚空を見つめていた。
膝が、がくがくと震えていた。
息をするのさえ、忘れてしまいそうであった。
では、あのくずかごの中身は今どうなっているというのか。
恐ろしい予感が、駆け巡っていた。
「ど、ど――」
たまらず、声を張り上げる。
「どうしよう!」
- 222 :水先案名無い人:2005/06/21(火) 02:15:12 ID:skauEWV/0
- なんという。
なんという。
まったく、なんということをしたのか。
なんということをしてくれたのか。
今、眼の前に見たばかりのとてつもない光景。
くずかごから溢れる饅頭の山。
山。
山。
それは、自分は、こうして見ている。
のび太は嗚咽していた。
饅頭の山を指差しながら、嗚咽していた。
無理も無い──
こんなむごたらしい惨状を、引き起こしてしまっては。
さあ、
叫ぼう。
叫ぼう。
私も、叫ぼう。
力の限り、叫ぼう。
「えらいことしてくれた!」
たまらぬ栗饅頭であった。
- 223 :水先案名無い人:2005/06/21(火) 03:37:07 ID:NrUHZfbC0
- 「カンチ、セックスしよう」
「しよう」
「しよう」
そういうことになった。
- 224 :水先案名無い人:2005/06/21(火) 05:16:18 ID:oXX6/UrR0
- 「やっぱり駄目か、シングルスじゃ──」
「ならダブルスでいくよ」
「何!?」
信じられぬことが起こった。
男が、たったひとりでダブルスをしているのである。
前方にひとり──
後方にひとり──
ひとりでありながら、ふたりと同じように、戦っているのであった。
なんという──
なんという男か。
たったひとりの人間に、このようなことができるものなのか。
たまらぬ男であった。
- 225 :水先案名無い人:2005/06/21(火) 07:08:25 ID:9H6SDUgO0
- どういうことだ。
どういうことなのだ。
糞。
「葉堀り」とは、どういうことなのだ。
糞。
舐めやがって──
糞。
糞。
掘れるものなら、掘って見やがれ、畜生。
裏側へ──
裏側へイッちしまうに決まっているじゃねえか。
糞。
- 226 :水先案名無い人:2005/06/21(火) 07:36:57 ID:pRV9pEDx0
- 藤子藤夫 テラワロスww
- 227 :水先案名無い人:2005/06/21(火) 07:41:33 ID:EBWrmWv/0
- >>221
>>222
クソワロタ
- 228 :水先案名無い人:2005/06/21(火) 16:27:10 ID:djN+BWAxO
- これほどの−−
これほどのユートピアがあるのか。
驚嘆するほどにユートピアであった。
- 229 :水先案名無い人:2005/06/21(火) 17:37:51 ID:FRbketco0
- 「よし。試しに、何か格好の良い台詞で、私を酔わせろ!!」
「よ……よし。小便を漏らすなよ?」
カズフサが、答えた。
「銃口を――銃口を向けられるたび、5セントもらってたら、今頃金持ちだぜ?」
くるり、と身を振り替えし、答えた――
何という、答えであろうか。
口内からの、熱い吐血が、止まらぬ。
まさか。
まさかである。
まさかこれほどまでのモノであったとは――
そもそも、そのようなミッキー・ロークのようなモノを日常のどのようなシーンで使うというのか――
たまらぬロリ・オタ・プーであった。
- 230 :水先案名無い人:2005/06/21(火) 21:43:20 ID:L7Rjv6qU0
- 大体だ。
俺達の羨望の眼を一身に受けるあの天使の如きラムちゃんが、何故よりにもよって先天的突発性獣
欲魔のあたるに惚れなければならぬのか――
俺には分からぬ。
どうしてもラムちゃんの気持ちが理解できぬ。
あのあたるの――である。
あのあたるの、何処に惚れたのだ?
顔。
頭。
性格。
経済力。
全てが劣悪にも関わらず、である。
世の中間違っている――
俺には受け入れられぬ。許せぬことだ。
制裁だ。
天誅だ。
○○だ。
あたるにはありとあらゆる鉄槌を下さねばなるまい。
正義我にあり――
ラムちゃん、目を覚ましてやる。
あたる、貴様の魔の手から解放してくれる。
そのためには。
どんな卑怯な行為も全てが正当化されねばならぬのだ。
見ていろ。
おっちゃん、コロッケ。
- 231 :水先案名無い人:2005/06/21(火) 21:44:19 ID:qRskjKL20
- 女が四つんばいで高い声を上げてよがるシーンはまだか
- 232 :水先案名無い人:2005/06/21(火) 22:00:19 ID:UUWpIEwl0
- >>231
>>171エロ描写の項
- 233 :水先案名無い人:2005/06/21(火) 22:42:17 ID:e4xKtEF40
- ダン
ダ
ダダン
ダダン
ダン
ダ
ダン
俺が
俺が――
俺がやめたら――
誰だ?
誰がやるのだ――
今に――
見ていろ――
ハニワ――
ハニワ幻人め
全滅
全滅だ――
- 234 :水先案名無い人:2005/06/21(火) 22:42:48 ID:e4xKtEF40
- 走れ―
走れ―
バン
バン
ババン
風より――
風より疾いのかっ――!
――ビックシューター!
プ
ップ
アップ
ドアップ
ルドアップ
ビルドアップ
バンバン――ババン
- 235 :水先案名無い人:2005/06/21(火) 22:43:18 ID:e4xKtEF40
- バ
ラバ
ラババン
バンバ
バン
バ
バ
ンバン
バンバンバ
バンバン
拳
肘
脚
肘
踵
指
胴
見事に飛び出て――ババンバンであった。
そう、磁石の力なのだ
――鋼鉄ジーグは
- 236 :水先案名無い人:2005/06/21(火) 22:54:36 ID:rSbuQ47Z0
- あれ?
どこかで見た。
それほど遠くない昔。
>>47-48
ガイシュツだった――
- 237 :水先案名無い人:2005/06/21(火) 23:03:31 ID:Td5EbnSX0
- 隣人
美人
ちんちん
びびんびん
隣人
美人
ちんちん
びびん
- 238 :水先案名無い人:2005/06/21(火) 23:50:46 ID:djN+BWAxO
- 鋼鉄ジーグは既出であった。
「死ねぇ」
「死ねぇ」
そういうことになった。
- 239 :水先案名無い人:2005/06/22(水) 00:58:32 ID:4+LAcht30
- 腕が改造されていた。
脚も改造されていた。
胴も、
首も、
唇も、
目も、
銅鐸すらも埋め込まれていた。
たまらぬ親父であった。
- 240 :水先案名無い人:2005/06/22(水) 01:42:40 ID:zW1DS/aP0
- 上。
上。
下。
下。
左。
右。
左。
右。
B。
A。
見事な隠しコマンドであった。
- 241 :水先案名無い人:2005/06/22(水) 01:53:35 ID:w59hCHBCO
- グラディウスナツカシス――
思わず涙が流れたのだ。
- 242 :199:2005/06/22(水) 05:51:17 ID:ft/Vkr7l0
- それは、異様なイベントであった。
東京ゲームショウ2004――
"双恋スペシャルステージ"
パンフレットには、そう記されていた。
ぬらぬらした獣臭をみなぎらせた、異様な風体の男たちがたむろしていた。
肉体労働者とはまた別の、肉体の香りを発散させている男たち。
キモヲタと呼ばれる男たちであった。
"双恋スペシャルライブ"
"双子12人全員集合――"
それは、人が人である事を捨てねば、入ってゆけない場所であった。
会場の熱気は、最高潮に達していた。
メイン・イベント。
入場してきたのは、堀江由衣であった。
1976年9月20日生まれ。
乙女座。
日本ナレーション演技研究所時代は、特待生だった。
- 243 :199:2005/06/22(水) 05:52:17 ID:ft/Vkr7l0
- キモオタがどよめいた。
歓喜――
「ほっ…」
かまわない、と思う。
「ほっ…」
もう、かまわない。
「ほっ…」
解き放たれた。
鎖が、切れたのだ。
「ほっちゃあああああああああああああああああああああんんんっ!!」
萌。
「えーと、今日は…」
萌。
「双恋を…」
さらに、萌。
キモヲタの歓声が、たて続けに堀江を襲ってゆく。
「ほあああああああっ!」
「ほあああああああっ!」
「ほあああああああっ!」
たまらぬイベントであった。
- 244 :水先案名無い人:2005/06/22(水) 06:37:59 ID:w0YObvjd0
- >>それは、人が人である事を捨てねば、入ってゆけない場所であった。
なんという―――
ここまで巧みになれるのか?
上手過ぎる―――
あまりにも表現がぴったりそのまますぎるので―――
たまらずワロタ
- 245 :水先案名無い人:2005/06/22(水) 15:16:41 ID:usQeKKbW0
- >242-243
あそこに、自分と同じ人種がいた。
それがわかる。
あそこで、なにものかを共有できたのだ。
あの幕張メッセが、素晴らしく自由な空間となっていたのだ。
まるで、宝石のようなステージ―――
ほっちゃんと、キモヲタ達は、その宝石の中を泳ぐ魚であった。
そのためなら―――
捨てる。
捨てられる。
よし。
「ほっちゃーん! ほ、ほーっ、ホアアーッ!! ホァーッ!!」
- 246 :-胎動-:2005/06/22(水) 15:47:09 ID:7h3JIDhh0
- 二人の男が暗がりに居る。
一人は見るからに厳つい、そんな男である。
指が太い。
首が太い。
胸板が厚い。
腕は丸太ほどある。
全てが太い男であった。
もう一人はその太い男よりも若い。
華奢──というよりもよく引き締まった──体をしている。
体にも脂肪はついていない。
石楠花(しゃくなげ)のような男である。
その男は全裸であった。
「・・・・・やるからな。」
何もかもが太い男がボソりと呟いた。
周りの音にかき消されて何を言ったのかよくわからない。
「よろこばせてやる」とも聞こえたし
「よろしくしてやる」とも聞こえた。
しかし、何を言おうが年上の男のする事は一つである。
- 247 :鬼畜の技:2005/06/22(水) 15:50:50 ID:7h3JIDhh0
- それまで喋る一方だった男がゆるりと動いた。
びくん、
と身体をすくませて、若い男が、後方に足をさげる。
年上の男は若い男にその視線を止めた。
太い男は───若い方の男の男根を咥えているのである。
かなり慣れている様子であった。
太い男──阿部高和のゴツゴツした頬がへこんだ。
その中で、舌がどのような動きをしているのか──。
若い男の青白い顔がゆがんだ。
苦痛のためか、そこに送り込まれてくる悦楽のためかわからない。
声を上げた。
男の根元に指を添えて、安部の顔が動く。
「で、出そうだ。」
若い男が声を上げる。
「ふん」
男はにやりと笑った。
「なんだ、意外と早いんだな。」
「ち、ちがう・・・」
「ちがう?」
「さっきから小便がしたかったんだ」
「ほう」
安部は納得したように笑みを浮かべた。
少年のような笑みである。
何かおもいついた、そういう笑みであった。
- 248 :水先案名無い人:2005/06/22(水) 18:40:19 ID:aKbGJLXE0
- (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
- 249 :199:2005/06/23(木) 05:57:40 ID:2jNayhJK0
- 車云 立
早
- 250 :水先案名無い人:2005/06/23(木) 14:56:20 ID:elnbKHQa0
- 良スレage
- 251 :水先案名無い人:2005/06/23(木) 16:22:19 ID:sCgcKCGR0
- >>250は、いい男だな――
- 252 :水先案名無い人:2005/06/23(木) 20:29:09 ID:yqsU+vxA0
- /^\ 背が、高い。
/| /ヽ `、 20メートルを優に超えている。
/ 丿/ ヽ∧ ム 巨人である。
/' ̄ `、. _|_/ ヽ 体重は、70トンはあるだろう。
,ノ´`\ @,、 ヾ0ノ @ `、 こんな―― 。
「´、 ヽ ≦≧ニニ≦≧| \ こんなに大きいのか。
∠´,ノーヾ、ソゝ∨匸コ ,−,[ ̄].| ,、 `フ 腕が太い。
ゞ彡ヾ, 、_ ,|/´ ̄i i`ヾ-リ'ヽノ`、\ 脚も太い。
ゝ/,、ソノ/`ヾ、lヾ/ ̄ヽ´/ヾ/l、⌒ ̄ 胴も、
/ヾ、,_/ヾ/ /⌒ヽヽ_/, `、 「ヽ \ 首も、
/,、_/`´| | /匸_〉 / \ゝ! |`ヾ゜ ヽ ミサイルも、
| ,/ ∨⌒i/、/\ ヾ〈 ヽ 7i モノアイも、
.|0 0ソヾ、/`+' 、 ゝ'\_\ ゝクヾ0| フォノンメーザーすらも太い。
ゝo/ヾe')=  ̄ヽ / ヽ_ヽ" ヾソ、 |ソ 「教えてやるよ」
`´ ヾ/!-/^|」 ヽ、 ヾソ \ `´ 「教える?」
/` -´"_| <_∧|,ーリ´二フ 「そうだ」
イ _Π_ .`、 ヽ__\ 「なにをですか」
「何故、3年間で、水中用MSが8種類しかいないのかをだ」
たまらぬグーンであった。
- 253 :水先案名無い人:2005/06/23(木) 21:57:07 ID:t10trVMO0
- >>252
え―― ―― ―― ―― ―― ――
たまらぬ棒読みであった。
- 254 :水先案名無い人:2005/06/23(木) 22:33:43 ID:CmcGv3oj0
- す
です
んです
くんです
にくんです
んにくんです
きんにくんです
まきんにくんです
やまきんにくんです
かやまきんにくんです
なかやまきんにくんです
見事な出オチであった。
- 255 :水先案名無い人:2005/06/24(金) 14:32:57 ID:W6E/G2nl0
- 夢枕獏、小田原にて鮎釣りを楽しむの図
;"; "i "; ;ヾ;"ゞゞ ;"; ;ヾ; ; ; ;ヾ ; ;::'': ;;ヾ ;;
"ゞ ;;'";:;,rー、'':':':::":.:'..'.:.;: .:::;:::メ;ヾ; ;メ ; ゞ';'';ヾ';
メ ; ゞ;::;:'|! :;:::;`ヽ. :; : :;';: : : .. :.:.:..ゞ;':;;'ヾ;;ゞ;;ヾl|;ゞ;;i ;';;
ゞソ; ;ゞ;::|! '::;;::':; し〜^ヽ. .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ir':''|l|:;':':;';;;'::;
ヾ; ;ヾ; |! /! .:. :. :. :l|i:.;;'|;メ;ゞ|lヾ ;;
;;:':';:':: |!∧ニユ |ノ :. : :: ::|l| ;''ド';:;:ルノッ
:::.:.:' ∩ ´ー) <! ゚ ,,,,.,.,;::':;;;,;';'::;r;::':;;":;';';';';';;::;;;';
ヒ句x[lつ .' 。゜__ -- .. .__..,,厶';;;':;'冫;::;;:';::':;::::':;
;::;:: ベ─./ , )べ, −... - .. ... ゙~'''^''゙'''^'゙'''^''^"゙゙゙"゙゙
:;-:;::;;:' (_ノー';:;'\;〉 ─ .... ^ー ...= ^^ √ゝ、 _ ^^ ....
::;;:/;::;:\ニ;::;べ_;_/;>= - ^__^ ^ー __,,,,/丁ヘ;::;〉,,^,__
;:::;;:':ゞ/;::;;:";:':;: : ;::;;';ん,,^''^" -==- ^~'''^''゙^"^~
ー゙゙'〜゙゙^.'^=-==^ ' 〜 ,,,,,,..,., ^ ^ ^ー ^
仕事はしない
- 256 :水先案名無い人:2005/06/24(金) 15:18:17 ID:bMcJQX6X0
- 夢枕獏って何て読むの?
- 257 :水先案名無い人:2005/06/24(金) 15:35:17 ID:yDIyJII00
- ゆめまくらばく
- 258 :水先案名無い人:2005/06/24(金) 16:37:30 ID:dkrrNtzx0
- たまらぬマジレスであった。
- 259 :水先案名無い人:2005/06/24(金) 18:51:24 ID:n1Mt2fOL0
- つ
つ
でつ
スヌーピーであった。
- 260 :水先案名無い人:2005/06/24(金) 19:03:45 ID:mYJ72xM90
- に
にし
にしこ
にしこり
たまらぬ久我さんであった。
- 261 :水先案名無い人:2005/06/24(金) 23:36:07 ID:ofZ6LNIx0
- www
wwwwwwwww
うはwwwwwwっうえwwwうえww
VIPPERであった。
- 262 :水先案名無い人:2005/06/25(土) 01:36:31 ID:0ZJJisDJ0
- たまらぬ停滞であった。
- 263 :水先案名無い人:2005/06/25(土) 01:48:07 ID:0KlEU/2x0
- く、
く、
く、
く、
くえすちょん。
くえすちょん───
誰か。
教えてくれ。
恋の仕組みを───
- 264 :水先案名無い人:2005/06/25(土) 06:56:48 ID:hlzITqW90
- パンチ――
いたい。
ニポン――
こわい。
たまらぬアライであった。
- 265 :水先案名無い人:2005/06/25(土) 09:15:54 ID:GB9b3fDH0
- スレが止まってるぜ。おめえ、よ――
- 266 :水先案名無い人:2005/06/25(土) 12:20:42 ID:DsJdBba60
- 何!?
- 267 :水先案名無い人:2005/06/25(土) 13:43:36 ID:09VYkjvC0
- ジャン
ジャン
ジャ
ジャン
ジャンクロード――
ヴァン
ヴァン
ヴァ
ヴァン
ヴァ
ヴァ
ヴァンダム――
筋肉フィーバー。
うぉう――
たまらぬ男であった。
- 268 :水先案名無い人:2005/06/25(土) 17:53:28 ID:IO7ntSXx0
- 見たぞ――
と、俺は思った。
見た。
そう思っている。
わずか、ほんのわずかながら、このスレの住民は手の裡を見せた。
このスレの背景、システム、思想、その一部がわずかに見えた。
最後に「たまらぬ男であった」で締めること――
これが最強であると、無言でこのスレは言っている。
- 269 :水先案名無い人:2005/06/25(土) 20:02:54 ID:34yM06/o0
- 好きとか──
嫌いとか──
そんなことを最初に言い出したのは
誰なのであろうか。
- 270 :水先案名無い人:2005/06/25(土) 20:33:07 ID:diYam/3l0
- 駆け抜けて、行く――
我が、
回想――
- 271 :水先案名無い人:2005/06/25(土) 21:38:22 ID:BIoYN5A+0
- すまない――。
つくづく不器用だと思う。
人はすぐ「自分に素直になれ」などと言うが、よくそんな簡単に言えるものだ。
すまない――という一言でさえ、夢の中でしか言えないのだ。
会いたい――。
会いたい会いたい会いたい――。
お前のせいだ。
現代の科学では、脳の中のシナプス同士を電流が流れているという。
ぶちっ。
そんな音をたてて俺のシナプスは弾け飛んでショートしてしまいそうなのだ。
会いたい――。
会いたい会いたい会いたい――。
今すぐにでも駆け出してお前に会いに行きたいのだ。
月が出ていた。
見事な上弦の月だ。いや、三日月といった方がいいかもしれない。
その蒼ざめた光を浴びて、俺は窓辺で呆然と佇んでいたのだ。
真夜中だ。受話器を握りしめ、俺は身じろぎ一つできずにいた。
10回ボタンを押す。
ただそれだけでお前の声が聞ける。
だができずにいた。
迷惑かもしれない――
うるさい奴と思われたくなかった。
自分でもおかしいくらい純情だった。
お前しかなかった。
もし俺の心の中を見ることができたら、お前は笑うかもしれない。
お前の姿が万華鏡のように俺の心の中に映っているのだ。
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