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夢枕獏の文体のガイドライン

1 :水先案名無い人:2005/06/08(水) 23:51:04 ID:HdWJfha90
すぐにスレを立てた。
拳。
拳。
肘。
足。
肘。
踵。
指。
拳。
みごとな攻撃であった。

関連スレ
夢枕獏×板垣恵介【餓狼伝】23 板垣シェーダ
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/comic/1115364612/l50
【放置プレイ】夢枕獏 巻之五【続行中】
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1106812422/l50

19 :水先案名無い人:2005/06/09(木) 23:47:00 ID:V/YX7f0t0

『無事だったのか!』

『あぁ、サタンだからな。』

『サタンじゃあ、仕方ないな』

そういうことになった。

20 :水先案名無い人:2005/06/10(金) 00:14:13 ID:Fts8HvMM0
 昼食の席であった。
 目の前には、スパゲティナポリタンが置かれている。
 これから自分が食べる料理なのであるが、それを眺めていると、
どうしてもあることが頭に浮かんでしまう。
 ずっと不思議に思っていたことであった。 積年の疑問である。
 それは、
 なぜナポリタンは赤いのであろうか──
 という問いであった。
 簡単のように見えるが、奥の深い問題であった。
「赤いから赤いのだ」
 などと、トートロジーを並べて悦に入る浅薄な人間もいる。
 しかしそんなものは、思考停止に他ならなかった。
 知性の敗北以外のなにものでもないのである。
 負けたくなかった。
 それでは、負けないためには、どうすればよいのか。

21 :水先案名無い人:2005/06/10(金) 00:15:11 ID:Fts8HvMM0
 「赤方偏移」という現象がある。
 宇宙空間において、地球から高速に遠ざかる天体ほどドップラー効果により、
そのスペクトル線が赤色の方に遷移するという現象である。
 つまり、本来のナポリタンが何色であろうとも、ナポリタンが我々から
高速で遠ざかっているとすれば、毒々しく赤く見えるはずなのである。
 目の前のナポリタンは、はたして高速で動いているのか否か──
 それは、ナポリタンの反対側に回ってみることで、わかるはずであった。
 運動の逆方向から観察することで、スペクトルは青方遷移し、
青く見えるはずなのだ。
 ぶるりと、体が大きく震えた。
 体の中で、なにか、あついものが、じわじわと蠢いているようであった。
 ナポリタンが高速移動しているのかどうか、今すぐにでも確かめてしまえるのである。
 たまらなかった。
「おきゃああああっ」
 獣のように叫んだ。
 叫んで、ナポリタンの反対側に回った。 素晴らしい速さであった。
 その位置から見たところ、ナポリタンは赤いままであった。
 どうやら、このナポリタンは、高速移動をしていないようであった。

22 :水先案名無い人:2005/06/10(金) 03:47:42 ID:av6zrfChO
良 ス レ の 予 感

23 :水先案名無い人:2005/06/10(金) 20:06:08 ID:DAaI3PuX0
指は?
掴める!
脚は?
走れる!
眼は?
見える!

問題ない。何も、問題はない。
一体、何の不満があるだろう。
自分には、こんなに立派な肉体があるではないか。
一人でも戦い抜くだけの、立派な肉体が、あるではないか。

闘え、闘え。
そう言ってくれる肉体が、あるではないか。

「応!」
声にならない、声をあげる。
自分の肉体に、応える。

24 :水先案名無い人:2005/06/10(金) 20:06:33 ID:DAaI3PuX0
俺は、俺だ。
と、男は思った。
自分が闘えることは、俺だけが知っていればいい。
人から、ただの猫と呼ばれてもいい。
そう呼びたければ、呼べ。
何も、問題はない。
名前が無いことさえ、俺の闘いを妨げるものではない。

「応!」
もう一度、己の肉体に応える。
闘わない、という精神の強さが、男の最大の武器だったかもしれない。

男は、ただの猫だ。
名前は---、まだ、ない。

25 :水先案名無い人:2005/06/10(金) 23:17:02 ID:uUKR5NUB0
>>24
ワロス 漱石かよ!

26 :水先案名無い人:2005/06/11(土) 11:49:52 ID:s23WigQv0
チンポを、掴んだ。暖かい。
分厚い肉が、硬直した独特の感触。
しゅっ
しゅっ
という音だ。
しゅっ
という音だ。
しゅっ
という音だ。
そそり立ったチンポの先が、更に膨張する。
「ぬわっ」
一気に射精しそうな快感が襲う。
出してはいけない。
小泉首相と、亀井静香が、セックスを、している様子を思い浮かべた。
「ぬわわっ」
むしろ、勃った。
己の、節操の無さに落胆した。

27 :水先案名無い人:2005/06/11(土) 15:49:09 ID:7gKdxjQk0
 昨日の、吉野屋であった。
 小腹が空いたので、何か食べようかと思い、近所の吉野屋へ行ったのだ。
 そこに、すさまじい光景があった。
 人。
 人。
 人。
 人がいるのである。
 先客であった。 それも、おそろしいほどの数で、席を埋め尽くしているのであった。
 このままでは、どこかの席が空くまで、座れそうにもない。
 なぜ──
 と思う。
 奇妙であった。
 いつもはここまで混んでいる店ではなかった。 それなのに、なぜ、今日はこんなに人がいるのか。
 その答えはすぐに解かった。
 垂れ幕が下がっているのである。 そしてその垂れ幕には、
「一五〇円引き」
 などと、書かれているのであった。
 その文字を読んだ途端、体の中にある、何かこわいものが、ざわりと騒いだ。
 何を──
 何を言っているのか。
 それでは、この大勢の客は、今日は一五〇円安いからというだけで、吉野屋へやって来ていると言うのか。
 阿呆か。
 と思った。
 馬鹿か。
 とも思った。
 なぜ、たかが一五〇円引きという利点のみで、普段は来ていない吉野屋へ来ることができるのか。
 木瓜が。
 とも思う。

28 :水先案名無い人:2005/06/11(土) 15:50:30 ID:7gKdxjQk0
 一五〇円である。
 わずか、一五〇円──
 しかも、よく見ると、客の中には親子連れも交じっているようであった。
 一家四人で、吉野屋へ来ているのである。
 おめでたい話であった。
「ようし、パパはよ、特盛を頼んじまうぜ──」
 そのような声まで、聞こえてくる。
 もはや、見ていられなかった。
 お前ら、一五〇円をくれてやるから、その席を空けな…
 そう、言ってやりたかった。
 吉野屋というのは、もっと殺伐としているべきなのだ、と思う。
 Uの字テーブルの向かいに座った奴と、いつ喧嘩が始まってもおかしくない。
 刺すか刺されるか。
 そのような雰囲気が、いいのである。
 女子供はすっこんでろと、そう思う。
 そのうち、席が空いた。 やっと座れたのである。
 その時であった。
 隣りの客が、
「大盛りつゆだくで──」
 などと、言っているのであった。
 そこでまた、体の中の熱が高まるのを、感じた。
 あのな──
 心の中で、声をかけた。
 つゆだくなんてものは、今日び、流行らねえんだよ。
 木瓜が。
 また、そう思った。

29 :水先案名無い人:2005/06/11(土) 15:50:51 ID:7gKdxjQk0
 何を──
 何を言うのか。
 得意げな顔をして、何を、つゆだくで、などと言うのか。
 お前は本当に、つゆだくを食べたいのか──
 そう、問い詰めたかった。
 問い詰めたかった。
 小一時間、問い詰めたかった。
 お前は、つゆだくと言いたいだけではないのか。
 そんなものよりも、吉野屋通の間での、最新流行があるのである。
 吉野屋通である身から言わせて貰うのであれば、それはやはり──
 ねぎだく、
 であった。
 大盛りねぎだくギョク──
 それこそが、通の頼み方であった。
 ねぎだくというのは、ねぎが多めに入っていることである。 その代わりに、肉が少ない。
 これが、いい。
 さらに、その上に、大盛りギョク(玉子)。
 これこそが、最強なのであった。
 しかしこれを頼むと、次に来る時から、店員にマークされるという危険があった。
 諸刃の剣であると言えた。
 素人には、お薦めできなかった。
 吉野屋のド素人は、せいぜい、牛鮭定食でも食べていればいいのだ──
 そう、思った。

30 :水先案名無い人:2005/06/11(土) 16:49:51 ID:R1bjQVCJ0
>「ようし、パパはよ、特盛を頼んじまうぜ──」
ハゲワロス

31 :水先案名無い人:2005/06/11(土) 17:22:52 ID:Tz81P8+80
GJ!! (ゝ_ )b
誰かやると思ってたが、感動したw

32 :水先案名無い人:2005/06/11(土) 19:54:50 ID:l+giyLhu0
わろた
ヨハネスブルクも誰か頼みます。

33 :水先案名無い人:2005/06/11(土) 21:11:20 ID:5PZgk7Xc0
「特技は、イオナズンとありますが」
その男――面接官が言った。
「はい、イオナズンです」
学生が、口元にうっすらと笑みを浮かべ、そう答えた。
「イオナズンとは、何のことですか?」
面接官が、再び質問した。
「魔法です」
「魔法!?」

34 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 00:44:18 ID:3GUg0sOW0
吉野家糞ワロタw

35 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 01:32:35 ID:Taar+3cW0
>>33
つ、続きを

36 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 03:05:10 ID:inS74UhP0
このスレレベル高!おもしれー

37 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 03:48:57 ID:xaHv4BiX0
「今だけ――西園寺さんのことを嫌いになった誠さんでいて下さい」
俺世界のこと嫌いになった訳じゃないから、
うまく言えないかもしれないけど――

最高だった
言葉は、世界よりずっと良かった
言葉の胸は大きくて柔らかい
それに比べて世界の胸はなんと物足りないのか――
言葉の胸は最高であった
締まりも凄かった、比べると、世界のでは全然いけなかったのだ
言葉には入れるだけで、ふいに、もの凄い早さで達してしまいそうだった

世界のあんな体に溺れていたのだ
糞!
自分が情けなかった
手が、足が、躰が、肌がずぶずぶと吸い付きそうだった
比べると、もう世界の躰は弛緩しきっていた
触るのは言葉に対する冒涜のような気がした
世界は――屑女だ。
世界の価値は中出しさせてくれるくらいでしかなかった
言葉さえ居れば俺は――
何度も喘いだ
言葉
言葉
言葉――

38 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 10:54:13 ID:8j2s7OFd0
25歳。 去年までは――
金が無かった。
オンラインカジノとパチンコ。
たった、それだけだった。
たったそれだけで二年間、350万を貯めたのだ。
一度――
一度やってみたらどうなんだ!
初回――
初回だけ――1ドル以上のチップを買えば、
30ドル(4000円くらい)は貰えるのだ。
いや、と否定する。
もらうだけもらって、プレイさえしなければ――換金することもできる。
いっそ――いっそ思い切って、ルーレットで赤か黒に賭けてしまえば、
50パーセントで二倍になるのだ。
二倍!
金さえもなければ、
オフラインでゲームすればいいだけだ。
暇潰しぐらいには、なるだろう。
ビデオポーカーもある。
スロさえもある。
色々ある。
これは――
本気で勧められるのではないか――
そう思った。

39 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 14:19:26 ID:3GUg0sOW0
>>37-38
最高w
上手すぎるww

40 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 14:19:52 ID:3GUg0sOW0
 8:知能障害を起こす
  「後、二・三巻程度で終わる予定だ」


41 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 15:12:59 ID:3GUg0sOW0
方向性がカイジスレに似ている事に気がついた

42 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 19:30:13 ID:AmZ8Ldfl0
構えた。
頭部を両手でガードする。
守るのは頭部だけ――
そう決めている。
ジャイアンを倒せないのはわかっている。
倒さずにして勝つ――
背を丸め、肘と肘を合わせて完全に守りに入る。
これでジャイアンを追いつめる。
しかし――
あいつの打撃に自分は耐えられなかったら――
ああ何を迷うのか。
勝たなければドラえもんが安心して未来へ帰れないではないか。
やるしかない。
これしかないのなら迷うことはない。

ジャイアンが腕をぐるぐると回して、荒々しく歩を進めてきた。
右の、ストレート。
しっかりと両腕でガードする――
そう思った瞬間。
何かが、凄い勢いで、飛んでいった。
眼鏡が!?
しっかりとガードしたはずなのに、あいつのパンチは予測を超えていた。
その威力を防ぎきれず眼鏡が飛んだ――
視界に、もやがかかる。
まあいいさ。
好きなだけ打ってこい。
最後まで立ってたものが勝者だ。

43 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 19:33:10 ID:AmZ8Ldfl0
三十分。

打撃を受けると、意識が消え、次の打撃で戻る。
それを何度も繰り返した――
ともかく、俺の肉体は、まだ地面に立っているらしい。
打。
机の引き出しからやって来たあいつ。
「ぼくはきみをおそろしいうんめいからすくいにきた。」
拳。
セワシが言った。
「でも、これからはドラえもんがついてるから安心あんしんしな、おじいさん。」
投。
「このドラえもんがつきっきりで・・・めんどうみてやるよ。」
蹴。
おれの意識が昔へ飛んでいる。
ひたすらに前へ出る。
実は、攻撃しているのは、このおれだ。
おれが、ジャイアンを追いつめている。


44 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 19:35:26 ID:AmZ8Ldfl0
抱きつく。
おれは、殴られても殴られても――
ジャイアンにからみつき、もつれあう。
まて  負け    勝負はこ    だ。
「ふうふう。これでこりたか。」
あいつの声が聞こえる。
打。
ぼく   力    勝た    。
ド   んが安心    、
「未来へ帰れないんだ!!」
叫ぶ――
想いがおれの口からほとばしる――

どうした。
パンチに力がなくなってきたじゃないか。
疲れたか、ジャイアン。
おれはまだだ。
まだ、やめるつもりはないぜ。
「いてて、やめろってば。わるかったおれの負けだ。ゆるせ。」
あれ――
あれ――
勝ったのか――
広い空き地の中央。
眼を閉じながら、のび太は、ふわりと、地面に倒れていった。
「のび太くうん。」
優しく、温かい、ドラえもんの手が、のび太を受け止める。
「見たろ、ドラえもん、勝ったんだよ。ひとりで。もう安心して帰れるだろ、ドラえもん。」
ドラえもんは、あとからあとから湧いてくる涙を止めようとした。
止まらなかった。


45 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 19:41:26 ID:HC8i2WUr0
なんか違う。

46 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 19:50:45 ID:3GUg0sOW0
>>42-44
ドラワロタw


47 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 20:17:37 ID:xaHv4BiX0
バン。
バラ。
バ。
バン。
ババン。
バン。
バ。
バン。
バン。
バラ。
ババン。
ババン。
バン。

おれがやめたら、誰がやるのだ――
そんなことはどうでもよくなっていた
しかし、ふつふつと肉の中から怒りがこみ上げてくる
全滅させなくてはいけない
誰を?
―― ハニワ幻人をだ

48 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 20:33:15 ID:xaHv4BiX0
疾走れ
バンバンババン
“うるさいな”
奔れ
バンバンババン
“誰だ?”
意識を取り戻した。
ひゅん
ビッグシューターが疾風よりも速く飛んできた

ビルドアップ
ビルドアップ

ンバ
バンバ
ンバンバ
バラバンバン
ンバンバンバンバ
ババンババンバンバンバンババンバン
ビルドアップし放題だった。
腕が、飛び出していた。
足も、飛び出していた。
それが、磁石の力だった――
首だけが、辛うじて残った。
鋼鉄ジーグは半月以上手足なしの生活となった。

49 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 20:45:53 ID:yuSDTPGO0
>>47-48

ブチワロスw

旨杉

50 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 21:12:07 ID:3GUg0sOW0
>>47-48
勢いでワロタがモトネタがわからないorz

51 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 21:32:36 ID:ABYGQYmc0
お前みたいに、いくつかの固有名詞でググろうとも思わずに
独り言じみたorz書けば、誰かが教えてくれるだろうという態度見え見えのような輩には教えてやらん。

52 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 21:33:26 ID:+xyiacL+0
ヒント:鋼鉄ジーグ

53 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 21:33:50 ID:iwv3pln60
>>50は笑いすぎて「ビッグシューター」や「鋼鉄ジーグ」が見えなかったんだよ

54 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 21:34:59 ID:8/0tzp3P0
>>49
だったら、「ハニワロス」じゃなきゃ。
>>50
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/gline/1118297739/l50

55 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 21:54:02 ID:tAe1g9wU0
>>47-48
ハニワロス!!

56 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 22:06:46 ID:3GUg0sOW0
>>51
いやググッた上で意味がわからんといったんだよ
「鋼鉄ジーグ」って言うアニメがあるのはわかったけど
古いアニメなので詳しくはわからないし
リアルで見たことある世代じゃないし
>>52−54
ありがとう

57 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 22:11:34 ID:DVW2WgTR0
「チャーハン・・・作るよ――」
男の双眸の奥にこわいものが光る。
手にしたフライパンの上でチャーハンが踊る。
米飯が踊る。
豚肉が踊る。
野菜が踊る。
卵が踊る。
油で炒め、塩胡椒で味付けされたチャーハンが、踊る。
踊る。
踊る。
その時であった。
「アッ!」
信じられないものを見てしまった。
なんという事か――
チャーハンが宙を舞う。
香りほとばしるチャーハンが、虚空に舞った。
米飯が、豚肉が、野菜が、卵が、床に散らばった。
男の双眸は、光を失った。
膝から、力無く崩れ落ち、両の手を地に突いた。
失意の彼が、口を開いた。
「よし」
何がよし、なのか。
「バレてない――」
我が耳を疑った。
バレてないだと!?
まさか――
彼は無残に散らばったチャーハンを掻き集め、フライパンに戻した。
一粒残さず――
そして、そのチャーハンを皿に盛り、言った。
「できたよ」

58 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 22:32:33 ID:4O0U5k+a0
>>57
なんという──
なんという、男なのか。
こぼれたチャーハンを、フライパンに戻す。
そして、それを相手に差し出す。
相手は汚いチャーハンを、疑いもせずに口へ運ぶのであろう。
このようなことを、するのか。
このようなことが、できるのか。
良心などといったものに邪魔されることなく、こういうことをしてのける。
たまらぬ男であった。

59 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 22:40:01 ID:iwv3pln60
>>57-58
痔悪化wwwwww

60 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 23:12:37 ID:ma/n52CH0
>>57-58
ウホッ。
たまらぬコンビネーションであった。

61 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 23:39:04 ID:3GUg0sOW0
「お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!」
たまらぬ電波であった


62 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 23:47:41 ID:tAe1g9wU0
>>61
電波魔女かw

63 :水先案名無い人:2005/06/12(日) 23:55:46 ID:xaHv4BiX0
   __
    i<´   }\   , - 、
   ヽ.._\./  .ンく r-兮、 __
    ∠`ヽ.! /   ヾニEヲぐ ,ゝ->     何ともなかった。
   /_`シ'K-───‐-、l∠ イ       
   l´__,/l\、_ ̄0¨0)゙@Yヘ, -┤      「それが、ゴッグだからだ」
.    l'___|⌒ヾ''ー==、ーr='イ i二|
   / .」   i   /./7r‐く  lー!        「ゴッグだから何ともないのだ」
.   f.  ヽ‐i人.∠'<   _i. l,.-ゝ.
    トiヘヘ「ト〈      `X  トレi7__|
   〉ト:トハj`! i.    /  トー┤lルj,リ
  /‐+----+‐l    iー--i---ヾ'〃
.  l_i____i__|   |___i,__i_|



64 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 15:18:38 ID:NIuuerCe0
結んで。
開いて。
開いて。
結んで。
また、開く。
なんという単調な作業の繰り返しか、そう思った矢先だった。
パンッ。
パンッ。
心地良い破裂音。
耳慣れた破裂音。
ククッ。
やれば---やれば、できるじゃないか。
最初から、もう一度、最初から見せてみろ。
お前らの存在意義が、そこにあるはずだ。
やりとげられないまま、悔しい悔しいと、
小便をちびっていたあのころに、戻りたくはないはずだ。
もう一度。
もう一度だ。

65 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 15:19:23 ID:NIuuerCe0
拳。
結んで。
刀。
開いて。
打、打。
打ちぬいて。
拳。
結ぶ。

だめだ。
だめだ。
力が、足りない。
俺が憎いだろう?
俺が憎いのだろう?
父から。母から。お前を引き離す、俺が憎いのだろう?
お前になら、できる。
お前だから、できる。
やれ。
やれ。
やってくれ。
見せてくれ。
人間に、ここまでできるのだと、
誰でもない、俺に、見せてくれ。
俺だけに、見せてくれ。

踏。
そうだ。お前に足りないのは、力だ。
足を開け。
腰を落とせ。
そのまま---、
打、打。
打て。

66 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 15:20:45 ID:NIuuerCe0
あ。
あ。
お前が、手をあげるのが、見える。
そうだ。
もう何も言わなくても、分かってるじゃないか。
もっとだ。手を上にあげるんだ。
そうだ。それでいい。
自分を誇れ。
勝利を宣言しろ。
俺はやりとげたと、みなに宣言しろ。
それでいい。それでいい。
俺は、満足だ。
このまま。
このまま逝かせてくれ---。


男はやりとげた。
いや、やりとげたのは、園児たちであった。
結び、開き、手を打ち、かかげる。
つまらぬ歌と、さげすんだこともあった。
忘れようとしたこともあった。
忘れられなかった。
歌いたい、踊りたい。
隠しきれるものではなかった。
園児たちは、男を見る。
この男がいたからだ。
俺たちが、間違えても間違えても---
この男がいてくれたから、俺たちは、ここまでこれたのだ。
このような男が、まだいたのか。いてくれたのか。
園児の目に、たまらぬものが込み上げた。
我慢しなかった。
する必要がなかった。

67 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 16:12:27 ID:NIuuerCe0
体は、小学生であった。
心は、高校生であった。
それは、絶えがたい屈辱となって、男に覆い被さってきた。
今更---なにを今更、算数、音楽、給食、保健、鬼ごっこ、縄跳び、跳び箱、なのか。
とうの昔に、置いてきたはずのものばかりであった。
忘れていたものばかりであった。
忘れていたいものばかりであった。

小さくなっても頭脳は同じ---
それは、諸刃の剣であることを、男は十二分に知っていた。
やりなおせる、などというものではない。
忘れていたいものを、もう一度繰り返さねばならぬ、ということだ。
音痴。
音痴。
音痴。
男の周りで幾度と無く聞いた言葉が、また聞こえてくる、ということだ。
それがどういうことか知っているだけに、
男はどうしようもない、虚無感に襲われた。

68 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 16:13:57 ID:NIuuerCe0
いいや。
いいや、待てよ。
と、男は思い直す。
顎に手を当てて、しばらく固まったあと、ようやく、男はかぶりをふる。
迷うことはない。
迷うことは、ないではないか。
どうやれば、それを乗り越えられるかをも、俺は、知っているではないか。
亀のように丸くなりながら、少しづつ進めば良いということを俺は知っているではないか。
そうだ、そうだ。
前に進むということ。
それは、負けではない。負けとは言わぬ。
ならば、やはり、迷うことなど、ないではないか。
男の頭脳が音を立てる。
それもまた、酷く音をはずしていたが、男には気付けない。
俺に、迷いはない。
俺の頭脳は、体が小さくなったからと言って、ガタがくる---
そういう類のものではない。
男には、自信があった。

小さくなっても頭脳は同じ。
迷宮なしの名探偵。
真実はいつもひとつ。

そういうことになった。

69 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 17:33:35 ID:OGi/hlci0
>>16-18
(・∀・)イイネ!!

70 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 18:27:45 ID:FFpYc42M0
このスレは、絶対に面白い。

71 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 19:11:51 ID:e5jkTVL9O
↑獏先生が後書きにそういうことを書くと完結しないんだよ

72 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 19:23:29 ID:qGc2BZnH0
コナンかw

73 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 19:24:27 ID:LADfsBov0
次レスからいよいよ物語が動き出すのだ。

74 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 19:30:46 ID:cX3wEANF0
風が吹いていた。

75 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 19:45:37 ID:VFsLA2A00
「ぬわわっ!?」

76 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 20:38:31 ID:2hRmGua40
100もレスがついていないにも関わらず、そんな事を言ってのける。
たまらぬ>>73であった。

77 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 21:03:25 ID:TRjvyorT0
ウホッ……
良い漢――――

たまらぬハッテンバであった――

78 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 22:05:46 ID:7V67wOPr0
打。
打。
打。
打。
打。

ひたすら打撃を加える。
一体――
いつまでねばる気だ――?
これほどの打撃を――
耐え抜くとは。
腕が棒のようだ。
ぬう?
迷惑――
迷惑だと?
わからないのか?
これが心の叫びだと。


79 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 22:06:03 ID:7V67wOPr0
打。
打。
打。
打。
打。

一体、何枚の布団を破ったと思ってるんだ?
何故――
何故引っ越さないんだ?
早く――
早く引っ越せ。
うるさい――
うるさいだと?
貴様らがうるさいなら、ラジカセの真横にいる
自分が一番うるさいとわからないのか?
鼓膜はとうに破けた。
腕は限界に達している。
それでも――
それでも叩くのだ。


80 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 22:17:44 ID:IWyJg+2G0
>>79
「河原さん、CD止めて、CD止めてよ――」
女は幾度も、幾日でも叫んだ。
男は幾度も、幾日でも撮った。
――十年。

何故彼女の言うとおり、引っ越さないのか。
言うとおりにしてしまえば、いいではないか。
迷い。
迷い。
だが、夫婦は平群を離れなかった。
何かが。
何かが止めていたのだ。
それは、戦い――

――十年。

81 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 22:20:38 ID:LADfsBov0
見ろ――
お前が、さっさと引っ越さないから――
何という女か。
これが、MIYOKOだった。

82 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 22:49:00 ID:fUWks3N1O
腕が太い。
脚も太い。
胴も、
首も、
唇も、
目も、
そこから放たれる眼光すらも太い。
それがMIYOKOだった。

83 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 23:03:06 ID:IWyJg+2G0
「これ、キチガイの顔ですわ――」
その時、彼の口を塞ぐべきだった。
何としても、言わせてはならなかった。
生放送である。
しかし――
そういう発言はふさわしくないんじゃないか、と、
そうですね、と、
失礼しました、と、
それくらいしか言えなかった。

菊川よ――
バカヤロー、早く次へ行け、と思った。
なんという、悪い日。たまらぬ。
そう、思った。

84 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 23:07:33 ID:cX3wEANF0
私は前から不思議に思っていたのだ。
考えても考えても解らない。
考えたって解らないのだから考えなければいいのだが、
気が付けばいつのまにかそれを考えている――そんなことがある。

なぜ歌わないのか?
なぜ男は歌を歌わないのか?
私はすぐ音程を外すし、歌詞すらまちがえる。
むしろ本当に歌が好きなのかどうかさえ怪しいものだ。

しかし。
しかしだ。
ひとたび歌いだしてしまえばどうだ?
妙に心が騒いでくるではないか。楽しくなってくるではないか。
こんなに高揚した気分はそうそうあるもんじゃない。
ねっとりと、身体を這いずる様な上司の顔でさえ今日は愛おしく思える。
それくらいストレスかいしょうになるのだ。
男達はそれに気付かない・・・いや、気付いてはいるのだろう。
ただ気付いている自分に気付きたくないのであろう。
これほどの快楽に溺れてしまうのが怖いのだ。
おっと、歌の話だったな。

男達にとって歌は楽しくないのか?
別に調子っぱずれでもEではないか。何をためらっているのか。
楽しくなれば
るううい〜〜〜〜〜ら〜〜〜〜

85 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 23:07:58 ID:cX3wEANF0

男達よ、歌え。女だけが歌っていて何の意味があろう。
女ばかりが声を張り上げても所詮は女、迫力というものがない。
歌え!歌ってくれ!
まさか、やる気ネー・・なんて言わねーよな?
  ↑
 ひょっとして不良気取りか?
みんなちゃんと練習してるぜ。
歌う。
歌う。
歌う。
歌う。
喉が切れる。
涙を流しながら獣のような声で歌う奴もいる。
ひゅうひゅうとかすれた音しか出ない奴もいる。
ひとしきり症状が落ち着いたらまた歌う。
血を吐いても歌う。
歌う。
歌う。
歌う。
歌。
血。
歌。
涙。
歌。
血。
涙。
歌。
歌。
歌。歌。歌。歌。

86 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 23:08:17 ID:cX3wEANF0

こんな凄い奴らをお前はまきぞいにするのか。
こいつらの血を踏みにじるのか。
本ト(た)(ま)(ら)(ぬ)な。

ほう、きちんと並ぶことはできるわけだ。案外真面目なんだな。
おいおい、立ち位置がバラバラじゃないか。
本番は11月9日だぜ。そんなトレーニングで間に合うのかよ。
もうすぐ――もうすぐだ・・・
もうすぐお前と――

ぬ゛わ゛ぁーーーっ!歌え!歌え!歌え!
男達よ、歌え!!
鬼だ。女たちは鬼なのだ。男達への怒りが女を鬼にするのだ。
子宮からふつふつと湧き上がるどす黒い情念が、出口を求めているのだ。
みんなDぐみのシュートを、精液と愛液のどろりとした放出を楽しみにしてるのだ。

大声で歌え。
思いっきり歌え。
さあ。
気持ちいいぞ。


これが女達のほとんどが思ってることであった。
同時にそれは宇宙の理でもあった。
男達は歌うべきなのだ。
歌わないより、歌ってる方が人としてRべき姿を示しているのだ。

87 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 23:15:42 ID:spoTfLy10
>>86
>本ト(た)(ま)(ら)(ぬ)な。
笑い死ぬw

88 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 23:21:42 ID:spoTfLy10
>>33
にぃっ。
と。男が笑んだ。
「はい。魔法です」
くっきりと。
「敵全員に、大ダメージを与える、魔法です――」
そう、言い切った。
馬鹿な。
ここが、どこだかわかっているのか。
ここで――面接会場で、よりによって――
魔法などと!?
寒気に似たものが、背筋を通り抜けていく。
「――で」
ごろり。と石のように、重たい声が出た。
「その、イオナズンは当社において働くうえで……何のメリットがあると?」
この男、何を考えているのか――
そういう思いが、声に滲んでいるのがわかる。
学生が。
にいっ。
と。笑った。
「敵が襲ってきても、守れるじゃないか――」
「ぬぅっ!?」
馬鹿な――

89 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 23:22:26 ID:spoTfLy10
「当社には、襲ってくるような輩はいない」
そろり。
と、面接官が言葉を紡ぐ。
「それに――それに、人に危害を加えるのは、犯罪だ――」
「でも、警察にも勝てますよ――」
この男……
この男、人の話をまるで話を聞いていない――
「いや、勝つとか、負けるとか……そういう問題ではない」
「敵全員に、100以上与えるんだぜ――」
言いきった。
ごうっ。
と。ひどく熱いものが、腹の奥から沸きあがってくる。
「ふざけないでくれ」
止まらない。
止まらない。
もう、この熱いものを止めることが出来ない。
「それに――それに100とは何だ!? だいたい……」
「100ヒットポイントだよ」
まるで、子供に教えるような口調で、男が言う。
「HPとも書くのさ……ヒットポイントというのはな……」
「そんなことは聞いていない!」
叫びそうだ。
「帰れ」
叫びそうだ。
「帰ってくれ!」
だが、そこを堪える。
「聞いてません。帰ってください」

90 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 23:23:07 ID:spoTfLy10
そこに。
張り詰めた糸のように、今にもぷつりと切れそうなそこに。男が。
「あれ?」
と。
「あれあれ? 怒らせていいのかい――」
と。言葉を滑り込ませる。
「使うよ。イオナズン」
ぷつり。
そこで、糸が切れた。
「いいとも……」
もういい。
使いたければ、使うがいい。
「使ってみろ。イオナズンとやらを――」
それが、どうしたと言うのだ。
魔法などと、そんなたわけたものが、ある筈も無い。
「それで、満足したら、帰ってくれ」
男が。
にぃっ。
と。笑う。
そして。
「運がよかったな」
「何!?」
「今日はMPが足りないみたいだ――」
「帰れよ」

たまらぬ男であった。

91 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 23:26:04 ID:Ty6+jIHO0
ワロタwwww
こんなスレたてるなよw
15年来のファンのおれに失礼だろw

92 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 23:26:39 ID:cX3wEANF0
>>33>>88-90
うまい! (ゝ_ )b

93 :水先案名無い人:2005/06/13(月) 23:34:05 ID:LADfsBov0
良スレの獣臭。

94 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 00:21:26 ID:VYjZsZbR0
背が、高い。
2メートルを優に超えている。
巨人である。
体重は、230キログラムはあるだろう。
こんな-。
こんなに大きいのか。
腕が太い。
脚も太い。
胴も、
首も、
唇も、
目も、
その笑みすらも太い。
「教えてやるよ」
「教える?」
「そうだ」
「なにをですか」
「何故、300年間で、横綱が68人しかいないのかをだ」

たまらぬ男であった。

95 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 00:30:50 ID:CD7pLbKT0
>>94

    ,.-'''"-─ `ー,--─'''''''''''i-、,,
      ,.-,/        /::::::::::::::::::::::!,,  \
     (  ,'          i:::::::::::::::::::::;ノ ヽ-、,,/''ー'''"7
      `''|          |:::::::::::::::::::::}     ``ー''"
        !       '、:::::::::::::::::::i
        '、 `-=''''フ'ー''ヽ、::::::::::/ヽ、-─-、,,-'''ヽ                         
         \_/     ヽ--く   _,,,..--┴-、 ヽ
                     ``"      \>

96 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 00:34:12 ID:14NYw895O
くぅっ−−
糞が出る。
糞。
糞。
糞。
ぐいぐいとひり出してゆく−−
糞。
糞。
こんなにも、出せるのか。
俺は。
糞。
糞。
見てくれ。
俺を−−
俺の糞を。
まだだ−−
まだ止まらない−−

97 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 00:37:00 ID:CD7pLbKT0
夢枕獏、小田原にて鮎釣りを楽しむの図


;"; "i "; ;ヾ;"ゞゞ ;"; ;ヾ; ;        ; ;ヾ ; ;::'': ;;ヾ ;;
"ゞ ;;'";:;,rー、'':':':::":.:'..'.:.;:    .:::;:::メ;ヾ; ;メ ; ゞ';'';ヾ';
メ ; ゞ;::;:'|! :;:::;`ヽ. :; : :;';: : :  .. :.:.:..ゞ;':;;'ヾ;;ゞ;;ヾl|;ゞ;;i ;';;
ゞソ; ;ゞ;::|! '::;;::':; し〜^ヽ.    .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ir':''|l|:;':':;';;;'::;
ヾ; ;ヾ;  |!       /!      .:. :. :. :l|i:.;;'|;メ;ゞ|lヾ ;;
;;:':';:'::  |!∧ニユ   |ノ      :. : :: ::|l| ;''ド';:;:ルノッ
:::.:.:'   ∩ ´ー)  <! ゚  ,,,,.,.,;::':;;;,;';'::;r;::':;;":;';';';';';;::;;;';
      ヒ句x[lつ .' 。゜__ -- .. .__..,,厶';;;':;'冫;::;;:';::':;::::':;
;::;:: ベ─./  ,  )べ, −... - .. ... ゙~'''^''゙'''^'゙'''^''^"゙゙゙"゙゙
:;-:;::;;:' (_ノー';:;'\;〉 ─ .... ^ー ...= ^^ √ゝ、 _ ^^ ....
::;;:/;::;:\ニ;::;べ_;_/;>= - ^__^ ^ー  __,,,,/丁ヘ;::;〉,,^,__
;:::;;:':ゞ/;::;;:";:':;: : ;::;;';ん,,^''^" -==-   ^~'''^''゙^"^~
 ー゙゙'〜゙゙^.'^=-==^ '  〜 ,,,,,,..,., ^ ^ ^ー ^

仕事はしない

98 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 00:51:15 ID:sQB0XKHh0
>>97
笑っていた。
男は笑ってしまっていた。
ある意味笑えないネタではあった。
解っている。
解ってるさ。言われるまでもない。
そんなことは百も承知だ。
ストーリーのほとんどを忘れてしまっている。
あいつのせいだ。
あいつが。
あいつが。
あいつが。

しかし、不思議と腹は立たなかった。
ただ、虚しかった。
そこにあるのは紛れもない諦めと虚空であった。
泣いていた。
男は泣いていた。
男にはただ泣きながら笑うしかできなかった・・・ orz

99 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 01:09:05 ID:WkN5YpEj0
 優れた強盗団が、かつて存在した。
 盗。
 盗。
 盗。
 ひたすらに、盗んだ。
 行き当たりばったりでは決してない。
 計画的犯行――
 数の暴力が、書店を嬲り尽くした。
 店主は、号泣していた。
 店主は、号泣していたのだ。
 たまらぬ。本当にたまらぬことだ。
 生活の糧が、数人の小娘どもに蹂躙された。
 その情けなさに、咽び泣いていたのだ。
 たまらぬ。たまらぬ。たまらぬ――
 そして、店主は店を閉めた――

100 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 01:23:24 ID:CD7pLbKT0
www.geocities.jp/ku123ma/DANBALL-Z.html
たまらぬ―――
この女は――ダンボールごと盗もうというのか。
「くふぅ」
たまらぬダンボールであった。

101 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 10:19:57 ID:dMMOFXDp0
「やあ、久しぶりだね……」
「お久しぶりです。 それで、今日は何の用なのですか──」
「うむ。 実はね、きみにどうしても話しておきたいことがあって、呼んだのだよ……」
「────」
「ヤバイのだ」
「ヤバイ?」
「本当に、ヤバイのだ」
「何がヤバイのですか──」
「宇宙だよ」
「宇宙!?」
「うむ。 宇宙はヤバイのだと、最近思うようになってきてね──」
「宇宙の、どういったところが、ヤバイというのですか──」
「まず、広い……」
「────」
「広いといっても、東京ドーム20個ぶんくらい、というレベルではない。 そんなものとは、レベルが違うのだよ」
「どのくらい、広いのですか──」
「無限だよ」
「無限……」
「凄まじいだろう。 その広さを表す単位は、ない。 何坪とか、何?fとかいうものを、超越しているのだ。 無限であり、超、広い──」
「────」
「しかも、膨張しているのだ。 これがまた、ヤバイ。 膨張だよ……」
「膨張ですか」
「普通、地球などは、膨張しないだろう。 なにしろ、自分の部屋の廊下が、だんだんと伸びていったりすれば、困るではないか。 トイレが遠過ぎるなど、たまらぬ──」
「たしかに、それは、困りますね」
「通学路が伸びて、一年のときは徒歩10分であったのに、三年のときは自転車で二時間かかるなどと、これではもう、泣いてしまう」
「はい」
「だから、地球などは膨張しない。 話のわかるヤツなのだよ、地球は──」
「なるほど」

102 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 10:20:42 ID:dMMOFXDp0
「しかし、宇宙は、そのようなことを気にしないのだ。 とにかく、膨張する」
「────」
「想像してみたまえ。 最も遠くから届く光、などというものを観察してみても、よくわからぬほど、遠いのだよ」
「ヤバすぎますね」
「しかし、私はさっき無限と言ったが、もしかすると、無限ではないのかもしれない──」
「────」
「もしかすると、有限なのかもしれぬ。 しかし有限であるとすれば、では、宇宙の外側とは一体なんなのだろう?」
「わかりません」
「私にもわからぬ。 ヤバイだろう。 誰にも分からぬなど、凄まじいではないか──」
「はい……」
「あと、おそろしく、寒いのだ」
「どのくらい、寒いのですか」
「約1ケルビン……」
「1ケルビン!?」
「摂氏で言うと、−272℃になろうか──」
「────」
「これがまた、ヤバイのだ。 寒すぎる。 これでは、バナナで釘を打つ暇さえ、貰えないのではないか」
「恐ろしいですね」
「そして、何もないのだよ」
「何も?」
「うむ、何もないのだ。 凄まじいほど、ガラガラなのだよ。 それに、途方も無く、のんびりしておる。 億年などといった言葉が、するりと、出てくるのさ──」
「億年──」
「今や、小学生でも、億年などとは、言わぬだろう」
「────」
「なんといっても、宇宙は、馬力が凄い。 無限などといった事象に対して、平然としておる」
「我々には、無限などというものは、たかが微分積分で出てきただけで、上手く扱えません──」
「その通りだ。 だから、有限にしてみたり、fと置いてみたり、演算子を使ったりするのにだよ──」
「はい」

103 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 10:22:04 ID:dMMOFXDp0
「しかし、宇宙は、まるで構わぬ。 無限を、無限のままに、扱っているのだ。 これは凄いことではないか」
「確かに、ヤバイですね」
「とにかく、我々は、宇宙のヤバさを、もっと知るべきではないか。 そう、思うのだよ──」
「では──」
「なにかね」
「それほどにヤバイ宇宙に出て行った、ハッブルというのは、凄いものですね──」
「うむ……」
「────」
「たまらぬ男だなあ、あれは……」

104 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 10:55:06 ID:CD7pLbKT0
宇宙ヤバイキタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!

105 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 10:57:53 ID:WkN5YpEj0
「クックロビンを殺したのは、誰か」
 パタリロは、静かにそう呟いた。
「誰がクックロビンを殺したというのか――」
 ふいに。
 パタリロは、片足で身体を支える体勢を取った。
『T』という文字を見る者に想起させるその姿勢には、何か只ならぬものが込められている。
 パタリロは、また呟いた。
「誰が殺したクックロビン……誰が殺したクックロビン――」
 まるで表情を変えない。
 無表情で、パタリロはただただ、呟き続けた。

106 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 12:03:05 ID:5j02jv4k0
>>16-18
何度見ても笑ってしまうw

107 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 13:24:58 ID:5Kj1ymif0
宇宙ヤバイ、めっちゃ笑った
姫川と松尾の会話みたい

108 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 15:12:38 ID:CD7pLbKT0
神々の山領より
深町誠

            ヾヽ'::::::::::::::::::::::::::'',    /   登 ま ヽ
             ヾゝ:::::::::::::::::::::::::::::{     |    る だ  |
             ヽ::r----―‐;:::::|    | じ 時 チ  |
             ィ:f_、 、_,..,ヽrリ.   |  ゃ 期 ベ  |
              L|` "'  ' " ´bノ    |  な    ッ  |
              ',  、,..   ,イ     ヽ い    ト   /
             _ト, ‐;:-  / トr-、_,   \     /
       ,  __. ィイ´ |:|: ヽ-- '.: 〃   `i,r-- 、_  ̄ ̄
      〃/ '" !:!  |:| :、 . .: 〃  i // `   ヽヾ
     / /     |:|  ヾ,、`  ´// ヽ !:!     '、`
      !      |:| // ヾ==' '  i  i' |:|        ',
     |   ...://   l      / __ ,   |:|::..       |
  とニとヾ_-‐'  ∨ i l  '     l |< 天  ヾ,-、_: : : .ヽ
 と二ヽ`  ヽ、_::{:! l l         ! |' 夂__ -'_,ド ヽ、_}-、_:ヽ

109 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 15:19:17 ID:CD7pLbKT0
訂正
神々の山領より
深町誠

            ヾヽ'::::::::::::::::::::::::::'',    / じ に ま ヽ
             ヾゝ:::::::::::::::::::::::::::::{     |  ゃ 行 だ  |
             ヽ::r----―‐;:::::|    | な く チ  |
             ィ:f_、 、_,..,ヽrリ.   |  い 時 ベ  |
              L|` "'  ' " ´bノ    |    期  ッ  |
              ',  、,..   ,イ     ヽ      ト   /
             _ト, ‐;:-  / トr-、_,   \     /
       ,  __. ィイ´ |:|: ヽ-- '.: 〃   `i,r-- 、_  ̄ ̄
      〃/ '" !:!  |:| :、 . .: 〃  i // `   ヽヾ
     / /     |:|  ヾ,、`  ´// ヽ !:!     '、`
      !      |:| // ヾ==' '  i  i' |:|        ',
     |   ...://   l      / __ ,   |:|::..       |
  とニとヾ_-‐'  ∨ i l  '     l |< 天  ヾ,-、_: : : .ヽ
 と二ヽ`  ヽ、_::{:! l l         ! |' 夂__ -'_,ド ヽ、_}-、_:ヽ

110 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 19:23:26 ID:NFAs9lP20
生きて──、生きていたのか。
突然の出来事だった。
父が、生きていたなんて──。
急に体が熱くなった。
全身の血が、己の中を駆け巡るのが分かった。
駆け巡って、駆け巡って、駆け巡る血が、アムロの意識さえも邪魔をした。
生きていたのか。
今までどこにいたのか。
声が出ない。
にぃ。
父が笑う。
付いて来い。
背中がそう言った。

「これが──」
辿り着いた薄汚い部屋で、父が装置を取り出す。
古い油の臭い。
焦げた電子回路の臭い。
それは、ガラクタとも呼べぬ代物であった。
「これが、新しいパーツよ。これをガンダムに取り付けりゃあ……」
──分かるだろ、どうなるか?
父が笑った。
酸素欠乏症が、父を蝕んでいた。
このような父を、見たくはなかった。
声が出ない。
「持っていくんだろ、え?」
頷くしかなかった。

111 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 19:26:19 ID:NFAs9lP20
「目の前の敵に、集中しなさい」
セイラが言った。
「言われなくったって──」
あっという間に、ザクを落とす。
今日のアムロの技は、重い。
切れ味の良い鉈を振り回しているようなものだ。
撃。
撃。
後ろから、ザク・マシンガンが放たれる。
まだ、いたのか。
と思った。
当たるものか。
と思った。
そう思えってしまえば、当たらない。
今日の自分は、神懸っている。
装置のせいではない。
あんなものは、ホワイトベースに帰る前に捨ててきた。
いや、いっそのこと、目の前で壊してやれば良かったか。
そうすれば、父も──
アムロは高揚した自分に気が付いた。
父に会ったせいなのか?
マシンガンを放し、ヒートホークに持ちかえるザクを正面に捉えながら、アムロは父を思い出した。

112 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 19:26:56 ID:NFAs9lP20
父は優秀な科学者だった。
優秀であるがゆえに、ガンダムの建造に関わることとなった。
渡された装置を思い出す。
酸素という毒物に脳を壊されてさえも、正しく、正確に造り上げられた、ガラクタ。
それが、父の優秀さを示していた。
その優秀さの中に、間違い無く獣が潜んでいる。

あなたは人間より、モビルスーツが大事なんですか──

吠えない。
吠えないが、その無言の遠吠えが、闘いの中で現れる。
だから、技が重い。
斬。
ビームサーベルが、肩を貫く。
手応えが、コックピットにまで伝わってくる。
それで、勝負はついた。

「ええい、ホワイトベースはいい!ガンダムを写せ、ガンダムの戦い振りを──」
父が言った。
衛星を介して生まれるリアルタイムとのズレが、そのまま父と息子のズレであった。
「か、勝った!勝った!これが新しいパーツの威力だ!見たか、ジオンめ──」
父はテレビに向かってしゃべり続ける。
つまらぬ勝利であった。
虚しさだけが残った。

113 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 19:30:37 ID:ODEbwavW0
GJ!!!!!!!

114 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 19:56:04 ID:YjyX4sY/0
やべぇ夢枕版ガンダム読みたくなった。GJ!

115 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 20:38:35 ID:jRLOVxLy0
ジェリドなんか典型的な
「負け犬から這い上がろうとして頑張ったけど、這い上がりきれずに死亡」キャラだな。

116 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 20:43:04 ID:CD7pLbKT0
これは比喩である。

117 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 22:07:20 ID:iaXjL+vL0
順調にいけば、あと2レスくらいで完結させることができるだろう。

118 :水先案名無い人:2005/06/14(火) 22:43:15 ID:APrNNItZ0
次のレスからいよいよ物語の王道、巻物争奪戦が繰り広げられることになる。
楽しんでくれ。
友よ。

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