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夢枕獏の文体のガイドライン

1 :水先案名無い人:2005/06/08(水) 23:51:04 ID:HdWJfha90
すぐにスレを立てた。
拳。
拳。
肘。
足。
肘。
踵。
指。
拳。
みごとな攻撃であった。

関連スレ
夢枕獏×板垣恵介【餓狼伝】23 板垣シェーダ
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/comic/1115364612/l50
【放置プレイ】夢枕獏 巻之五【続行中】
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1106812422/l50

362 :水先案名無い人:2005/07/02(土) 19:12:00 ID:AjjAs8RvO
最近おもしろくないな〜

363 :水先案名無い人:2005/07/02(土) 20:20:39 ID:Rp0vqo1oO
かすかに、声が聞こえるような気がした。


黙れ

―黙れ

――黙れ

364 :水先案名無い人:2005/07/02(土) 20:36:44 ID:J2RTyxoO0
>>363
菊池秀行?

365 :水先案名無い人:2005/07/02(土) 22:13:04 ID:/7cU+URQ0
>>350
>時事「小泉」 >188


小泉じゃなくて菅直人だよ

366 :水先案名無い人:2005/07/02(土) 22:48:01 ID:7LfjfkkR0
エロゲ「School Days」 >>39
アニメ「天才バカボン」 >>355
アニメ「アンパンマン」 >>356-357
音楽「ちんこ音頭」 >>358
アニメ「ちびまる子ちゃん」 >>361

細かいが
>>94-95は元横綱「曙」 
>>84-86 コピペ「男子もちゃんと歌ってください」
>>229は漫画「ラブやん」

367 :水先案名無い人:2005/07/02(土) 22:48:35 ID:7LfjfkkR0
訂正
エロゲ「School Days」 >>37


368 :水先案名無い人:2005/07/02(土) 23:07:12 ID:dfDrI88Z0
「駄目だった様だなあ。北風さんよう。」
太陽が嘲笑っていた。
屈辱であった。
北風として生きてきた十年。これほどの屈辱は無かったといって良い。
狩人を凍えさせた。
騎士を凍えさせた。
老人だって子供だって凍えさせた。
必要と有らば自分の親だって凍えさせてやる―
そういう覚悟で過ごしてきた十年間であった。
しかし―

太陽が嘲笑っていた。
「そうじゃない。旅人の服を脱がせるってのはそういうことじゃねえんだ。え、北風さんよ。」
何を言う。
ならば貴様には出来るのか―
拳が有れば殴りつけてやりたかった。
足が伸びているのなら蹴り飛ばしてやりたかった。
歯が生えていたならば喉笛を食い千切ってやっただろう―
太陽の笑みはそれ程に俺の神経を逆撫でた。
「ようく見てな。外套の脱がし方って奴をな。」


369 :水先案名無い人:2005/07/02(土) 23:17:05 ID:dfDrI88Z0
熱。
熱。
熱。
「こいつだよう。」
己の体から熱を放つ―
太陽のしたことはそれだけであった。
熱。
シンプルで太い熱。
シンプルゆえに避けられない、避ける方法が無い―
そんな熱であった。
「こいつを浴びて、外套を着ていられる奴なんて居やしないよ。」
旅人は全身から汗を噴出させていた。
顔が上気していた。
意思が、熱に、負けようとしていた。
「よせ。」
俺の意思とは無関係に俺の喉が声を張り上げていた。
「見苦しいぜ。北風さんよ。」
腕。
肩。
首。
がっちりとした旅人の体が、外套からすり抜けてゆく―
「おいらの勝ちだ―」
三分二十一秒―
太陽が北風を下した。



370 :水先案名無い人:2005/07/03(日) 00:47:27 ID:haG5wG6N0
>>368-369を、見たか。
描写が郡を抜いて上手いというわけではない。
だが、この着眼点。
ぼくが、長いこと求めてやまなかった着眼点である。
これを見たとき、 ぼくは、多分、少年のように目をきらきらさせていたに違いない。
こういう職人たちが、まだまだ世の中にはたくさんいるかと思うと、負けていられないという気分になる。
ぼくは、幸せ者である。

職人たちに、一言だけ言っておこう。
これは、ぼくが自分の小説を漫画化する時に、いつも漫画家さんに出す条件でもある。

「何でも自由に、好きなようにやってください」

それのみが、条件である。
とんでもない馬鹿を、ぼくは待っている。


                     平成17年7月3日         新宿にて   夢枕獏

371 :水先案名無い人:2005/07/03(日) 07:07:08 ID:wjUu07ie0
>>368-369
やるじゃねぇか。おめえ、よ――

372 :水先案名無い人:2005/07/03(日) 09:10:03 ID:mpYKDCe10
>>370

しろ
事しろ
仕事しろ


373 :水先案名無い人:2005/07/03(日) 09:30:16 ID:3xfH943B0
>>350
>漫画「ラビやん」 >229

374 :水先案名無い人:2005/07/03(日) 09:52:36 ID:1afH+F3U0
にぃっ。
と。男が笑んだ。
>>373

「ラビやん」

ラビやんなどと!?
馬鹿な――
衆目の目に触れる、この掲示板で――
こんなにも、堂々と。

寒気に似たものが、背筋を通り抜けていく。

「教えてやるよ」
「教える?」
「そうだ」
「なにをですか」
「ラブやん、だ」

たまらぬ書き間違いであった。

375 :水先案名無い人:2005/07/03(日) 11:33:38 ID:wXxQHtZi0
ぬるぽ

376 :水先案名無い人:2005/07/03(日) 11:57:28 ID:N31gKBYN0
「それが、困ったのだよ」

無重力状態――――
その状況下では、ボールペンはその機能を果たせなったのだ。
NASA研究員である男は、そのことを説明していたのだった。

「それで、無重力ではボールペンは役に立たないと、いつ――――」
男は静かに呟くように訊ねた。

「分かったのは、宇宙飛行士を送り込んでからなのだよ」

恐ろしいほどの、沈黙があった。

「10年――――」
「120億ドル――――」

「――――!?」

沈黙を破ったのは、とつもない歳月と金額を示す言葉であった。

「無重力状態で使えるボールペン開発の歳月と開発費だ」
「NASAの知る、あらゆる技術を駆使した」
「それでも尚、10年であり120億なのだよ――――」

「たまりませんね――――」
「たまらぬなぁ」

金木犀の香りが、闇夜に溶け込んでいた。


377 :水先案名無い人:2005/07/03(日) 11:58:06 ID:N31gKBYN0
「しかし――――」
NASA研究員は言葉を続ける。
「金や歳月の問題ではなかろうよ」

無重力であろうと――――
水中であろうと――――
氷点下であろうと――――
摂氏300度であうと――――

それは、状況下でもどんな表面にでも書けるボールペンであった。
このボールペンこそが最強あると。

しかし、一方ロシアにおいては、全く別のシステムによるアプローチがされていた。


それは、「鉛筆」であった――――

378 :水先案名無い人:2005/07/03(日) 13:15:58 ID:RtcbsCaP0
文がプロジェクトXのナレーターの声で再生されて止まらない昼過ぎ。

379 :水先案名無い人:2005/07/03(日) 13:47:15 ID:fpXGj+RE0
>>350

漫画「マリア様が見ている」 >162-164

小説「マリア様がみてる」 >162-164

>319

>319 字幕の女王・戸田奈津子

380 :水先案名無い人:2005/07/03(日) 14:32:28 ID:ivuJZRmx0
狼は憤っていた。
全く―
何なのだ。
何だというのだ。
何だというのだこの家は。
一匹目の子豚の家は頬に貯めた息で吹き飛ばしてやった。
二匹目の子豚の家も胸まで息を吸い込んで粉々にしてやった。
しかしこの家は―

赤い煉瓦が俺の息を弾いている。
塗り固めた漆喰が俺の爪を拒んでいる。
樫で出来た扉までもが俺の牙が食い込む事を許さない。
何だというのだこの家は―
狼は獣の目でその家を睨んだ。
睨みつけた。

おや―
おやおや―
おやおやおやおや―
ご親切な事だ。
狼は思わず笑いをこぼした。
有るじゃないか。
あんな所に入り口があるじゃないか―
よじ登る。煉瓦の壁を。瓦の屋根を。その爪でよじ登る牙をきしらせながらよじ登るあの醜い豚どもをどう料理してやろうか臭一匹目は照り焼きに煙二匹目はゆで豚にこの臭いは三匹目は酢豚に酷く煙いなこうして煙突のふちに爪を掛けてほら入った―


381 :水先案名無い人:2005/07/03(日) 16:55:36 ID:KUh23YWw0
>350
コピペ「ユッキーはそれから2年後に死んだ」 >289-291
(元ネタは藤沢とおるのマンガ「WILD BASEBALLERS」最終回より)

2ch生活全般板「恥ずかしくて死ぬかと思った体験」より「尿検査」 >304

テレビ「木曜洋画劇場『プレジデントマン』CM」 >306

ゲーム「DQ3(ラーミアの神殿)」 >307

テレビ「8時だヨ!全員集合!」 >308

時事「在日韓国人公務員の判決に対するコメント」 >313

コピペ「アメリカ人のバーベキュー」 >315

RO「お兄ちゃんどいてそいつ殺せない」 >353-354

童話「北風と太陽」 >368-369

ジョーク「宇宙で使えるボールペン」 >376-377

童話「3匹の子豚」 >380

382 :水先案名無い人:2005/07/03(日) 17:06:30 ID:a3EzTSQs0
バータ。
グルド。
ジース。
リクーム。

あと一人は忘れたが―

5人揃ってギニュー特戦隊―

そう思った。

383 :水先案名無い人:2005/07/03(日) 18:22:23 ID:lz+UOjBa0
>>376-377
このスレで言うことじゃない。
そんなことは、わかっている。

だが、言わねばならない。
己の魂がそう叫んでいる。
-----------
宇宙空間で鉛筆を使う場合、削りクズが出る。
炭素粉というゴミが出る。
炭素。
伝導体。
ショート。

もしかしたら、とんでもない間違いを犯しているのは、ロシアではないのか。

NASAが、宇宙で使えるボールペンを開発していた10年間。
宇宙飛行士は何を使っていたか。

日本からサインペンを輸入して使っていた。
-----------
たまらぬスレ違いであった。


384 :水先案名無い人:2005/07/03(日) 20:57:38 ID:7J+iExju0
ナージャとどれみとプリキュアの製品を売ってみた。
どれみ。
どれみ。
プリキュア。
プリキュア。
どれみ。
プリキュア。
ナージャ。
プリキュア。
みごとな売り上げであった。


385 :水先案名無い人:2005/07/03(日) 21:51:38 ID:6+Q0CY6Z0
俺は歯噛みした。

ナージャ――
ナージャ――
ナージャ――

俺は吼えた。

386 :水先案名無い人:2005/07/03(日) 22:48:45 ID:KUh23YWw0
「まあ、こいつを見てくれ」
どさり。
と、目の前に投げ出された箱の中。
「これは――」
「傘だ。子供向けのな」
何の変哲もない、傘である。

それが。
何本も。
何本も。
何本も。
何本も。
何本も。
その箱の中には、収まっている。

「36本ある」
さらり。
と、目の前の男は言った。
並の人間には、扱えぬ量である。
「業者か」
「そうだ――で、これがいくらになったか、よ」
男が問う。
「1本500円として――ざっと2万円弱」

男は、無言でパソコンの画面を示した。
ttp://page13.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r12146860

「――ああ」
思わず、声が漏れた。
たまらぬ値段であった。

387 :水先案名無い人:2005/07/03(日) 23:19:13 ID:FW4jgjTE0
Yahoo! JAPAN ID ?
なんだ?
なんだそれは?
ここまで来て――

まあいい。
不思議と腹は立たなかった。

それもネットという物の在り方の一つであろうよ。

冗談とも本気ともつかない師匠の言葉が、
今の自分には心地よかった。

>>386も人が悪い。

夜気にまぎれて、気の早い祭囃子が聴こえていた。

388 :水先案名無い人:2005/07/04(月) 00:57:34 ID:vM5+K5uz0
>>376
女郎花、沈丁花、野菊、楡、樫、羊歯――。
少し街を離れれば様々な植物群に出会うことができる。
別に木や花に詳しいわけではない。
けれども、どれも皆、獏好みなものであることは判る。
自分も山の中に住んでいるせいか、この辺りの描写にはつい引き込まれてしまう。
しかし、こいつは違うぜ。
こいつは――。
こいつは伝家の宝刀だ。
これを使ってはいけない。
理性ではない。
知識ではない。
本能がそう告げている。
夜気にまぎれたこれはヤバイと――。




金木犀キタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ ! ! !
しかも唐突ー!

389 :水先案名無い人:2005/07/04(月) 16:57:04 ID:0BXNGloBO
夢枕獏と菊池秀行の違いがわからない

390 :水先案名無い人:2005/07/04(月) 17:05:14 ID:gNpH437T0
>>389
菊地はなんでも新宿にからめる
獏は小田原

391 :水先案名無い人:2005/07/04(月) 17:51:29 ID:vM5+K5uz0
>>389
>>171
菊池は特徴判るほどは読んでない

392 :水先案名無い人:2005/07/04(月) 18:02:33 ID:OkEe+r9E0
そうだな
何でも新宿に絡める訳じゃ無いしな

菊池は…そうだな
華麗で圧倒的なキャラが多い感じがするな。 何となく

393 :水先案名無い人:2005/07/04(月) 18:09:30 ID:XVIfp0JxO
菊池は地の文でも陶酔している

394 :水先案名無い人:2005/07/04(月) 18:11:21 ID:evyNFZX00
ナレーションで「意外ッ!それは髪の毛!!」とか言っちゃうのは荒木

395 :水先案名無い人:2005/07/04(月) 18:13:17 ID:kDaItBGX0
個々人の欲望や野生、肉とも呼べるもの描写が上手いのが、獏。
都市に潜む魔性など、集団の本質やその中の欲望を書くのが上手いのが、菊池。
本質に迫ろうとして、人間を超越している人間が登場するという点では、どちらも同じ。

396 :水先案名無い人:2005/07/04(月) 18:22:53 ID:ayOWOrHp0
ところでよ――
お前らの一押しの作品はどれなんだい?

俺は、夢枕獏に無知であった。
陰陽師は映画でしか見たことがなかった。
2だけであった。

まともに読んだのは餓狼伝ぐらいである。

たまらぬ作品が読みたいのだ。

397 :水先案名無い人:2005/07/04(月) 18:30:52 ID:I64cO1AE0
>>396
キマイラ

一行レスであった。

398 :水先案名無い人:2005/07/04(月) 18:59:33 ID:vM5+K5uz0
>>396
そりゃぁよ。
おめぇが何を求めているかによるなぁ。
技。
コンプレックス。
妖。
ほのぼの。
漢。
山。
哲学的思惟。
葛藤。
他にもあったかいな?>>ALLよ。
まあよいか――。

それからな、
エロなら求めても無駄だぜ。
奴はシャイだからな。
ワシみたいにもっと勉強すりゃぁよいものを――。
ま、それがあの漢の良い所なのだがな。
憎めねぇ奴よ。

399 :水先案名無い人:2005/07/04(月) 19:06:49 ID:Kvwde1NSO
黄金宮 続
  まだ
待って  十年

「くあああっ」


400 :水先案名無い人:2005/07/04(月) 19:41:12 ID:DQXbmgOw0
おめえ、よ。
悪いが、おめえ、馬鹿じゃねえのか?

────いや、悪かった。俺が言いすぎた。

だけど、よ。
未来の、ロボットだぜ。

いくらなんでも、そんな間抜けな設計のわけ、ねえだろうが。


そこらへんは、ちゃんと計算されてるんじゃねえのか?
ほら、見てみなよ。
たまらねえ角度じゃねえかよ。


401 :水先案名無い人:2005/07/04(月) 21:22:01 ID:CV3TfxFR0
>>396
サイコダイバーシリーズ

もう三十年くらいやっているが、この本は絶対面白い。

402 :水先案名無い人:2005/07/04(月) 22:55:27 ID:vM5+K5uz0
「まあ取り敢えず奴の話を聞けよ。」
その言葉を受けて、男は軽く笑みを浮かべながら口を開いた。

「幸せに暮らす為の智恵というものがある。
その智恵を深く、深く、深く自分の中に積んでゆくのだ。
物も、感覚も、想いも、意志も、気持ちも、
全てが不確かなものだと、そのように受け止める。
そうすれば、普段辛いと思ってることも、きれいさっぱり流れてしまう。
それをやってのけるのだよ。
どうだ、解るか?
人はな、様々な情報を受け留めて生きているのだよ。
対象があり最終的にそれを受け止める自分の意識がある。
けどな、サーリーの子。
対象となるもの、言うて見れば物質的なものも概念的なものも、
実際の所そんなに確実ではないのだ。
感じることも―
それにより想いが浮かんでも―
意志が生じても―
ハッキリ自覚できたとしても―
それら全て、一時もとどまることなく常に変化し続け、確たる姿を持つことはない。
また、変化し続ける物こそが、対象であり、感じたものであり、想いであり、意志であり、認識なのだ。」

 何を――
 何を言い出すのか。
 この男は何を言っているのか。

403 :水先案名無い人:2005/07/04(月) 22:55:49 ID:vM5+K5uz0
「そのような顔をするな。」
男は見透かしたように、考える隙を与えることなく次から次へと言葉を重ね始めた。
「こうしたもの――全ての存在と言ってもいい――はな、
皆不安定で、頼りなく、移ろうものなのだ。
もしそのように世界を見るならば、
およそ確かな実体などないのだと見るならば、
生じるということもなければ滅するということもない。
穢れることもなければ浄くなることもない。
増大もしなければ減少もせぬのだ。

ここだ。ここからが肝要だぞ。

その故に、この移ろい易い性質の故に、
対象も、感じたものも、思い描いたものも、意思というようなものも、わしらの認識も、
極論すれば、無い――と言ってよいであろう。
そうであろう?人の心のなんと目まぐるしく転げ回ることか・・・。
続けるぞ。
もっと言ってしまえば、眼も、耳も、鼻も、口も舌も、この身体も、
そして、ワシやおぬしのこうした想いも、心もまた無いも同然なのだ。
であるならば、色や姿形も、音も、香りも、味も、この身体で触れ得る物も、様々な概念というものも、
また同じように無いものとしてみることができるであろう。

404 :水先案名無い人:2005/07/04(月) 22:56:14 ID:vM5+K5uz0
なぁ、サーリーの子よ。
お前さん、賢すぎんだよ。どっちかっつーとあまり利口ではあるまい。
怒るなよ。これでも褒めてるんだぜ。
けどな、そんな、人としての愚かさもまた無いと見るんだ。
生まれて、老いて、そして死んでゆく――
ワシらの人生もまた、シャボンの泡のようなもんだ。無いも同然よ。
縁起の理法も、四つの真理も、固執しちまったらおしめぇだ。
そんなもんありゃしねぇ。
世間じゃ、悟り悟りと大騒ぎするが、そんな大層なものはねぇんだよ。
況や悟りを「得る」なんてことがある筈がねぇ。」

男の口調が変わっていた。
口調が乱暴になっただけではない。
その眼の奥で、何か怖いものがぞろりと動いたような気がした。
この男は何かやりそうだ――そんな予感のようなものが、背筋を走り抜けた。

「けどな――
得たところが無い――その視点を持つが故に
求道者は、智恵の完成――ここまできたら悟りと言ってもいい――に依って立てるんだよ。
何のこだわりもしがらみもねぇ。
何に縛られることも無いからこそ、怖いもん無しだ。
今のお前さんみたいに、あれこれ悩み惑うこともなくなるだろうよ。
これが畢竟、涅槃って奴だろうな。
大昔から仏さんってのは、このとんでもねぇ智恵のお蔭で最高の安心を手にしてきやがったのさ。

405 :水先案名無い人:2005/07/04(月) 22:56:52 ID:vM5+K5uz0
さて――
変に小賢しいおめぇさんには却って難しかったかもしれねぇが、
これだけは憶えときな。
この智恵の完成はな、
――咒よ。
――真言(マントラ)よ。
それもとびきり上等のな。
最上にして、比べるもののない、人類最強のマントラよ。
嘘じゃねーぜ。
今から唱えるからついてこいよ。

 咒?
 真言?
 マントラ?
 この21世紀の科学万能の時代に、何を言い出すのか?

身じろぎ一つできずに男を見つめる舎利弗に構わず、男は声を上げた。

「ぎゃてぇ!ぎゃてぇ!はらぎゃてぇ!はらそうぎゃてぇ!ぼおぢぃそわか!」

「一緒に唱えんか!馬鹿者!」



風に乗って届く、むせ返るほどの蓮華の匂いが、
舎利弗の身体をねっとりと包みこんでいた。

たまらぬ観音様であった――。

406 :水先案名無い人:2005/07/04(月) 23:16:47 ID:vM5+K5uz0
一行余分だったか・・・  orz

407 :水先案名無い人:2005/07/04(月) 23:45:41 ID:AtB5S81T0
こんなスレがあったとは。

江戸時代の初め、
佐々木小次郎が…
宇宙人に復活させられる
スペクタクル。
江戸を目指す、秀吉の孫で徳川に命を狙われる娘・舞は、
チベットを目指す宇宙人の娘・蘭との二重人格少女だった。
アレキサンダー大王の所持していたという大剣を振るう、主人公万源九郎。
宇宙人の能力と思考を持ち、腹に犬を飼う猟師、鉄鬼。
合戦に負けてなお豊臣を守る真田十勇士、追う土蜘蛛衆、服部半蔵。
柳生十兵衛は何で出てきたのか忘れた。
伴天連の妖術使い天草四郎時貞は、一人南蛮渡来の三種の神器の持つ闇の力を集め、
無敵老人、宮本武蔵がそれを追い、
宇宙人によって蘇った若き小次郎は武蔵を追い、再戦を目指す。
こんな感じの小説でした。続きがどうなったか知りたいです。

408 :水先案名無い人:2005/07/05(火) 06:56:45 ID:aDsNKyMd0
おえええええええっ!

409 :獏は読んだことない:2005/07/05(火) 16:09:39 ID:xrzfOcs40
>>402
o(>_<)o ――
(^^;) ――

何を。
何を書いているのか。
ここは2ch。
茫漠たる沙漠のような、殺伐とした世界だ。

そんな顔文字など書こうものなら、
いったいどんな叩かれ方になるというのか――
俺は、背筋を今まさにぞろりと立ち上ってゆく
怖れを止めることができない。

>>402には、その覚悟ができているというのか――

410 :水先案名無い人:2005/07/05(火) 20:10:51 ID:P0zuNGue0
レイザーラモン住谷を変化させてみたいが、夢枕獏を知らない俺には不可能だ・・・

411 :水先案名無い人:2005/07/05(火) 20:11:53 ID:P0zuNGue0
レイザーラモン住谷ネタを作ってみたいのだが、夢枕獏を知らない俺には不可能だ・・・・

412 :水先案名無い人:2005/07/05(火) 20:12:52 ID:qIVVGT410
>410
獏世界では「フォー!」などという叫びは存在しない。

たった一つ――

「おきゃああああああああああ!」

これだけである。

413 :水先案名無い人:2005/07/05(火) 20:44:52 ID:S2T/iXib0
「ハードゲイです」
「ハードゲイ!?」
「おきゃああああああああああ!」

414 :水先案名無い人:2005/07/05(火) 21:32:57 ID:YEb/gkXB0
>>408
ぬえええええええええええええっ!

415 :水先案名無い人:2005/07/05(火) 21:56:42 ID:+rGdR4HF0
>>407
大帝の剣――
そんなタイトルであった。
五巻が出たのは何年前だったであろうか。

――続きは出るのか!?


416 :水先案名無い人:2005/07/06(水) 00:34:36 ID:4sCYgVhv0
あのハエ宇宙人が好きだ

ぴぽぱ
「殺、す」
シンプルな答えであった

417 :水先案名無い人:2005/07/06(水) 02:05:34 ID:fenmFgVO0
>>415
待った。
待った。
さらに待った。
しかし、続きがでる気配はない──

「この物語は、ようやく動き始めたところである」

そのような発言が出ると、途端に話が進まなくなるのであった。

5年!?
10年!?
いつまで待てばよいのか!?

418 :水先案名無い人:2005/07/06(水) 07:52:35 ID:fTmivvwsO
今変な夢見た

絵は板垣版
丹波がコンセントで感電。気絶した丹波は夢のなかで、若き日の象山の修行風景を目撃。それは、滝壺に沈む流木の上で逆立をするという物であった
意識を取り戻した丹波は真の力を発現し、空を飛んで象山のもとに。睨み会う二人、歪む背景
丹波の額には、ナメック星人のような触覚があった。そして一言「 食 う ぜ 」

スレ違い&意味不明スマソ

419 :水先案名無い人:2005/07/06(水) 12:50:28 ID:VjD9REk20
>>417
漫画版餓狼伝の「人という動物はね、待つという事を嫌います」という台詞が染みる

420 :水先案名無い人:2005/07/06(水) 13:17:15 ID:jI66zKBt0
>>417
まだ終わらない。
まだ途上である。
途上であることの、なんという至福。
まだ天竺は遙か彼方である。

ほくはこの物語を永遠に書くことができるのである。
どうだうらやましいだろう。
第一の読者であるぼくが、まだ、この続きを読みたいと思っているのである。
なんという凄いことであろうか。

−−螺旋
−−けして閉じることのない輪
そのようなところであろうか。

たまらぬ作者であった。


421 :水先案名無い人:2005/07/06(水) 13:17:40 ID:KFLtV36+0
>>419
               r,''ヘ_
             _,,,,_⊂-くノ`ヽ,
         _  〆_゙'ir''⌒"  )
        ξ⊂!  っ》`   く ∠___
        .''\ノ''''‐`` i、 ,ノ  │,-ヽ7=、、 ,,rー'"`-、
          \_゙l、,,,_,/i゙、 ,ノ 〈 ゛  `ヌ⌒ )/=i、 l
                `゙゙'''"`'ミ--/-,_  ´ /"  `''
                       \ .,,、`lニン-゛
                     \__ノ

422 :水先案名無い人:2005/07/06(水) 14:53:24 ID:r06OlmCj0

             ┏┓┏┳┓
           ┏┛┗┻╋┛               \  i  i /
           ┗┓┏┓┃                ──>>421──
             ┃┃┃┃ ┏┳┳┓          // |   | \
             ┗┛┗┛ ┗╋┛┃        /  / |  |
                        ┗━┛      /   /
                       ̄ 二─ _
                          ̄ 、  - 、
                           -、\   \
          /                  \\   \
         //                  \ヾ ヽ     ヽ
        ///                 \ ヾ、 |       i
     /__(                     |! `i        |
    <_,へ >- 、       ,.-、_         |         |
       \ノ人\    / 、 }! \        |         |
         \へ〃\/ヾ\_ノ、ノ人 ,.-、    |         |
          \|\rj\ヾ /   \_フ ,/   |! リ        |
          rm\ノ _  Y     Lノ      /    |    |
         |ヽ-r< ̄`ヾr' ̄ヽ           / /  /    /
        | └、ノ/ ̄`,-`┐ {         _/ / /  //
       レ⌒\!_  ー -{ ノ }         /  / /
             ̄`ー一 '゙        _//_ /
                       _二─ "



423 :水先案名無い人:2005/07/06(水) 15:07:45 ID:jbZzoPTe0
たまらぬ待ち軍人であった。

424 :水先案名無い人:2005/07/06(水) 17:04:58 ID:+KhyaZqQO
溜まらぬ待ち軍人なら>>421でいいんじゃないか?

425 :水先案名無い人:2005/07/06(水) 18:28:55 ID:TUZTuZjE0
デビュー作:ガイルの死

426 :水先案名無い人:2005/07/07(木) 03:13:44 ID:CLkOOUcv0
なんだ―――その構えはよ。
男は膝を付いていた。
ダメージが膝に来たとか、そういう意味ではむろん無い。
――座ってるのかよ。
阿呆か、と思った。
次に、男の意図を推し量ろうと脳味噌を回転させてみた。
そして――ふつふつと、怒りが湧いてきた。
――馬鹿にしてやがる。
てめえって奴は、いったい俺を馬鹿にしてやがるんだな。
喧嘩の最中に、その場に膝を付くなんてのはよ。
いいだろう。
とッ掴まえてやろうじゃねえか。
一度掴まえたら、もうおしめぇだ。
てめえの意識が吹っ飛ぶまで、否、吹っ飛んだって離してやるものか。
赤い旋風を舐めた報いを与えてやるよ。

「うぉっ」
巨体が、唸りを上げた。
ぶわり。
二人の間で澱んだ空気が、吹き飛ぶ。
飛んだ。
飛んだ。
飛んだ。
羆か何かとでも見紛うような巨体が、飛んだ。
形相もまた、羆の如く、であった。

427 :水先案名無い人:2005/07/07(木) 23:58:28 ID:Nib0Ha6x0
元ネタが分からねえ…

428 :水先案名無い人:2005/07/08(金) 00:37:38 ID:hAKIxxkP0
>>427
しゃがみタメで待ってるガイルに>>421の技で襲い掛かるザンギエフ
と思われ。

429 :水先案名無い人:2005/07/08(金) 00:55:07 ID:vhsIfid/0


なるほど。全然分からなかった。上のレスを受けてたのか。

まりがと。

430 :水先案名無い人:2005/07/08(金) 14:29:20 ID:UF2udY5C0
age

431 :水先案名無い人:2005/07/08(金) 22:18:53 ID:TM8QCj0D0
>>417
ゲキワロス

432 :水先案名無い人:2005/07/08(金) 23:19:04 ID:COjNHwSr0
>426
こいつは――

凄え男が現れたぜ

こいつはきっとやってくれる

そんな予感がふつふつとするのだ

433 :水先案名無い人:2005/07/08(金) 23:58:57 ID:JOaIkYY30
もし仮に――
この世に二人のヴァンダムがいたとする。

ヴァンダムから生じたヴァンダム。それがヴァンダムと戦うのだ。
同じ血、同じ肉、同じ骨。それがぶつかり合い、よじれ、軋む。

そうだ、それはどちらが勝つにしても―――
たまらぬヴァンダボーであった。

434 :426:2005/07/09(土) 04:44:35 ID:iaDlcKag0
男は膝を付いていた。
ダメージが膝に来たとか、そういう意味ではむろん無い。
かといって、目前の相手を馬鹿にしている訳でも――
むろん、無い。
その証拠に、男の青い双眸は――
憤怒を満面にたたえて襲い掛かる巨躯を、
微塵の揺らぎもなく、見据えているではないか。

ザンギエフがそれに気付いた。
否。
気付いたというよりは、気付かされたという表現のほうが、より近い。

視線。

果たして視線というものに、人を動かすだけの力はあるだろうか。
少なくとも、ザンギエフは。
それを、確りと感じた。
迷い無く己を見詰める青い二つの光に――
宙に浮いた己の体を、押し戻されたのだ。
否、それは錯覚であろう。
ザンギエフが押されたのは、その重厚にして巨大な肉体ではなく。
その内側。
さらに内側。
こいつをとッ掴まえてやろうという、そんな気概をこそ、押されたのだ。
その時点で――
ザンギエフの攻撃は、失敗していた。

435 :426:2005/07/09(土) 04:49:08 ID:iaDlcKag0
―――まずい。
憤怒に煮えたぎった頭が、一瞬にして冷え切った。
かわりに、例えようも無い感覚が全身を刺すように襲う。
何かが来る。
一見、人を馬鹿にしたようにしか見えない体勢から。
何かが。
来る。
避けろ。
無理だ。
なら。
受けろ。
受けろ!

「うおぉっ」
両腕を交差して、己の顔面を覆い隠すように保護する。
その隙間。
ザンギエフの顎に。
滑り込むように。

視界が跳ね上がった。
ザンギエフの視界いっぱいに、夜空が満ちた。

――何ン。
――何ンもらった。
――あー。
――痛。
――痛てぇ。
――畜生。
――顎?
――いい夜空だ。

斧を振り上げるような、鉄張りの軍靴による一撃であった。

436 :水先案名無い人:2005/07/09(土) 06:03:12 ID:lxu/pBR80
こいつぁすげえや。
獏降臨って奴かい?

437 :水先案名無い人:2005/07/09(土) 08:09:55 ID:nFNtecL70
獏に展開教えてもらってこのスレのみんなで大帝の剣の続きを書こう!

438 :水先案名無い人:2005/07/09(土) 08:35:01 ID:95wj3q5M0
第一章 恋愛待ちプレイ↓

439 :水先案名無い人:2005/07/09(土) 09:19:56 ID:8EHdYHoz0
GTOに乗っている。
MTではない。
ターボでもない。
AT、NAである。
免許取得したのは、先月だ。
中古車を探しに行った車屋で------
即決した。
見た瞬間であった。
カッコイイのだ。
マジでカッコイイのだ。
そして------
速い。
アクセルを踏んだ刹那、走り出す。
マジである。
マジで、走り出すのだ。
これほどの感動があるであろうか。
しかも、しかもだ。GTOは、スポーツカーである。
スポーツカーにも関わらず、(ATの恩恵か?)操作が簡単なのである。
これは、良い。
速いスポーツカーの操作が、簡単なのである。
これは、良いのだ。

440 :水先案名無い人:2005/07/09(土) 09:20:40 ID:8EHdYHoz0
「NAは力が無い」
などと言われている。
バカな。
そんなバカな事があるか。
俺が速いと思うのだ。
NAを速いと思うのだ。
ターボと比べれば、違う。
ターボと比べれば、NAの速さは違うかもしれない。
だが、
「そんなに大差はないぜ」
そう、あいつは言った。
車屋の店員は、言ったのだ。
だから、間違いない。
NAとターボに大差など、あろうはずが無い。

しかし、それでも恐怖する。
坂道で停車したとき------
前に進まない。
ATであるのに、前に進まないのだ。
これは、ちょっと怖いことだ。

NAとターボの力は、大差ない。
だが速度に関しては、どうであろうか?
おそらく、ターボもNAも変わらない。
もちろん、ターボなど乗った事はない。
乗った事がないので、どれほど速いかなど知らぬ。
しかし、タービンがあるかないかでそんなに変ったとしたら?
アホ臭い。
たかが、タービンの一個や二個で速度に差があるなどと。
そんなことがあっていいはずが無い。
もしそうだとしたら、だれもNAなど買わないであろう。

441 :水先案名無い人:2005/07/09(土) 09:21:35 ID:8EHdYHoz0
NAは速い。
個人的に言わせてもらえば-----
NAでも十分に速い。
でなければ、あの出来事の説明がつかない。
東関東自動車道だった。
相手は34GTRである。
抜いた。
NAのGTOが、ターボの34GTRを140km/h位のスピードで、
 抜いたのだ。
なんという速度だ。
なんという性能だ。
三菱自動車製のクルマが、日産自動車製のクルマを凌駕したのだ。
GTRは、間違いなく速い。
誰が乗っても速いだろう。
しかし、それでもNAのGTO方が勝ってしまうのだ。
これは、良い。
心が震える。
個人的には大満足だ。

たまらない“クルマ”であった。

442 :水先案名無い人:2005/07/09(土) 18:16:04 ID:alL1ocWC0
>>426
>>434-435

ガン待ち。
ただ待ち続ける。
それをガン待ちという。

ただ待つ。
そんな行為を、このように書ける男がいるのだ――

すげえじゃねえか。
世の中は広い。
こうしちゃいられねえ。
俺も―――


443 :水先案名無い人:2005/07/09(土) 18:38:08 ID:ZNO8Nfbw0
スレ違いかもしれない。そう思った。
だが、ここは獏スレだ。適当な話題かも知れない。そうも思った。
俺は決して少なくない躊躇いを心中に孕みながら、こう打ち込んだ――

空海なんたらっていう分厚い全四巻の小説、面白いの?

444 :水先案名無い人:2005/07/09(土) 20:08:12 ID:ncHep9vW0
それは知らない。まだ読んでない。
で、今闇狩り師っての読んでる。つまんない。どうよこれ・・・

445 :水先案名無い人:2005/07/09(土) 23:15:39 ID:YtzynsdAO
たまらぬ板違いであった。

446 :水先案名無い人:2005/07/09(土) 23:28:19 ID:DyPf+OHK0
俺は今、瑠璃の方舟読んでる

447 :水先案名無い人:2005/07/10(日) 00:29:19 ID:R12CmSFX0
>「そんなに大差はないぜ」
>そう、あいつは言った。
>車屋の店員は、言ったのだ。
>だから、間違いない。

ワロスwwwwwwwwwwww

448 :水先案名無い人:2005/07/10(日) 02:34:24 ID:jEV1ebSt0
するうち、このうえもない至高の恐怖――
信じられない、想像もつかない、およそ言葉にはあらわせないこと――がおこったのだ。
ウォーランが絶望的な警告を絶叫してから永遠とも思える時間が過ぎていた。
蕭然たる沈黙を破るものといえば、いまや俺自身の叫びだけである。

カチッ――

それは受話器の音であった。
「ウォーラン!?」
俺はたまらぬ思いで耳をこらした。
「ウォーラン、そこにいるのか!!」
そして、その返事として聞いたもの――

ああ、それこそが――
それこそが、俺の心に暗影を投じるようになったのだ。
それ――その声――を耳にした理由について、お前たちに説明しようなどとは思わない。
否、声の特徴を詳しく言うことすら出来ない。
なぜか。
最初の言葉を耳にした途端、俺が意識を失ってしまったからだ。
病院で目を覚ますときまでの空白が頭の中に生じてしまったからなのだ。


449 :水先案名無い人:2005/07/10(日) 02:34:45 ID:jEV1ebSt0
その声は低くて太いものであった。
虚ろなものであった。
ねばねばしたものであった。
隔絶したもの――この世のものならぬ、非人間的な、肉体から遊離したものであった。
そのようにでも言っておけばよかろう。
俺に何が言えるというのだ。

これが――これこそが、俺の経験した最後のもので、俺の話の最後でもある。
俺はその声を耳にしただけで、それ以上のことは何も知らない――窪地にあるあの未知の墓地の、朽ちた墓石や倒れた墓標、はびこる植物や瘴気を思わせる蒸気の只中で耳にしたのだ。
身動き一つ出来なかった。
出来ないまま座り込んでいた。
頭上では、月が色を失いつつあった。
たまらぬ三日月であった。
その呪われた月のもと、俺は死肉を喰らう朦朧とした影が躍るのを眺めながら――あの忌まわしい墓の深奥から沸きあがってくる声を耳にしたのだ。
その声はこう告げたのだ。
「莫迦め、ウォーランは死んだわ。」

450 :水先案名無い人:2005/07/10(日) 03:03:03 ID:Zee+rakw0
おう、おう。
不動産屋のチラシがよ、やばいことになってるじゃねえか。
まず、築五分。
これだけでも、やべえのに――

駅から五年――

何処の駅からだよ。

不動産屋よ、聞いているか。
チラシを出す前に、推敲をするんだな。

451 :水先案名無い人:2005/07/10(日) 08:32:22 ID:lu0b1z4Z0
>450
ワロスw


452 :水先案名無い人:2005/07/10(日) 11:21:41 ID:NtzQ16qJ0
「ゲイだ――」
「何だと?」
「ハードゲイだよ。」
「―― ぬう。」
「俺があんたの付き人をするんだ。」
「―― 面白いね。」
「面白いだろう。」
馬鹿な――
郷は思っていた。
付き人だと?
お前――
お前自分の姿を鏡で見てみろ――
それは――
それは付き人どころか突き人になろうって格好じゃないか――




453 :水先案名無い人:2005/07/10(日) 12:16:09 ID:NtzQ16qJ0
ハードゲイは猛っていた。
この男を突きたい。
尻の穴を突き通して犯したい――
きんたまでそう思う。
尿道でそう思う。
前立腺でそう思う。
カリでそう思う。
竿でそう思う。
玉でそう思う。
尿道口でそう思う。
裏筋でそう思う。
尿道隔部でそう思う。
陰毛でそう思う。
海綿体でそう思う。
包皮でそう思う。
亀頭の先でそう思う。
玉袋の皺の奥の奥のそのまた奥でそう思う。
ペニス全体でそう思う。
思っている。
ヒロミ郷を犯したい――

454 :水先案名無い人:2005/07/10(日) 12:17:00 ID:Wz8SRfZ40
>448-449
見事――


――そろそろ決着をつけよう。

ドアが音を立てている。
まるでつるつるしたもの巨大なものが、体をぶつけているかのような音だ。
――ドアを押し破ったところで俺を見つけられはしまい。

――いや、そんな。
あの手は何だ?
今のは何だったのだ?
窓に
窓の向こう側に――

455 :水先案名無い人:2005/07/10(日) 15:39:27 ID:GGSELSpvo
突き人ワロスwwwww

456 :水先案名無い人:2005/07/10(日) 15:52:58 ID:NtzQ16qJ0
何と言うゲイだ――
郷は内心舌を巻いていた。
普通男色が男を狙う際には、その気配を隠すものだ。
犯気を隠しに隠し――ここぞと言う時、その一時に獣を解き放つ。
しかし――
この男は違った。
猛り狂う股間を隠そうともしない。
激しい腰の動きを止めようともしない。
全身から獣性を放ち、なお付き人になろうというのである。
面白い。
面白いな。
こういう感覚は好きだな。
見ろ、俺を。
お前の圧力で、思わず頷いてしまっているじゃないか―――
これでは尻穴を広げて待っていると取られても仕方が無い。
全く――
全く何と言うゲイか。
漆黒のレザーが、艶やかだった。

457 :水先案名無い人:2005/07/10(日) 16:12:39 ID:NtzQ16qJ0
「いいんだね。付いちまっても。」
「仕方が無いね。頷いちまったんだから。」
「なああんた。バク天と喧嘩するつもりはないかい。」
「何だって?」
「大田の間抜け面を引っぱたいてやろうって言ってるんだよ。」
「――うむう。」
「田中の残ってる方の金玉を蹴り上げてやろうって気は無いのかい――」
「――正気で言ってるのかい。」
「何、振り付けや小道具は用意してある。あんたは好きなように俺のノリに着いて来てくれれば良い――もっとも、着いてこられればの話だがね。」
「良いのかい。好きにやっちゃって――」
「そうして欲しいんだよう。あとは俺がうまくPVにまとめるさ――」

「おきゃあっ!」
「ふおぅっ!」
ふたりの唇から、激しい気合いが迸った。

458 :水先案名無い人:2005/07/10(日) 23:40:40 ID:rrYRzUP2O
たまらぬ−−−たまらぬハードゲイであった

「たまらぬなぁ」
「たまりませんね」

459 :水先案名無い人:2005/07/11(月) 02:26:59 ID:eZaXYnCG0
>>457

「じゃっ!」
「ふひゅっ!」







――逝っていた。


460 :水先案名無い人:2005/07/11(月) 20:39:53 ID:QShrrvLY0
「死ぬよ――」
「何!?」
「死ぬよ」
「―― 」
「エレベーターに乗れなくて死ぬ。」
「―― 」
「自分の身長くらいの穴にはまって死ぬ。」
馬鹿な――
これが人間の弱さと自然の恐ろしさなのか――
「下り坂をジャンプしながら下ると死ぬ。蝙蝠の糞を付けられるだけでも死ぬよ。」
なぜ―― なぜ 、こんな人並みの体力もない男がこんなことをするのか――

「なあ――俺とピラミッドの財宝を手に入れないか ――」

たまらぬスペランカーであった。

461 :水先案名無い人:2005/07/11(月) 21:31:28 ID:QShrrvLY0
どういうことだ。
こんなガキの小遣い程度の金で
どうすればいいのだ
糞。

竹竿と皮の服ぐらいしか買えねえじゃねえか

舐めやがって──

竹竿だぜ?竹竿で魔物倒そうって、何処の馬鹿だよ。

死んでしまうとはなさけないってそりゃあ無理だろうがよ──

お前が行けよ、ジジイ──

たまらぬ王様であった

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