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夢枕獏の文体のガイドライン

1 :水先案名無い人:2005/06/08(水) 23:51:04 ID:HdWJfha90
すぐにスレを立てた。
拳。
拳。
肘。
足。
肘。
踵。
指。
拳。
みごとな攻撃であった。

関連スレ
夢枕獏×板垣恵介【餓狼伝】23 板垣シェーダ
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/comic/1115364612/l50
【放置プレイ】夢枕獏 巻之五【続行中】
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1106812422/l50

680 :量産型バク:2005/08/01(月) 20:41:01 ID:IYWWczlV0
頭巾が赤い。
頬が赤い。
唇が赤い。
赤い少女であった。

「よお、おめぇのその耳。なんでそんなにでけぇんだい?」
少女は男女の睦み事のように耳元に囁く。
「それは、あなたの声をよく聞くためですよ」
老女のしぼり出すような声であった。
肉の内の圧力に、必死に耐えている様子であった。
「ほぉ――」
興味深そうな顔で覗きこむ。
「じゃぁよ、その大きな目は何なんだい?」
一瞬の沈黙が二人の空間を歪める。

「それは、あなたの顔をよくみるためですよ」
老女は明らかに何かに耐えていた。
呼気のように言葉を洩らす。
生臭い匂いがした。
獣臭であった。

681 :量産型バク:2005/08/01(月) 20:43:18 ID:IYWWczlV0
「ふぅん――」
少女は間合いを空けながら、言葉を続ける。
「じゃあ、最後に訊くぜ。その口は何なんだい? 耳まで裂けてるぜ」
その言葉がまだ終わらぬうちに老女が叫んだ。
怪鳥の叫びであった。
「けひぃ――」
老女と思ったものは狼であった。
狼の蹴りが、少女の顔面に向かって走る。
鼻先を蹴りが吹っ飛んでいく。
空気が焦げ臭いをたてる。
少女は紙一重でその蹴りをかわしていた。

「ふひゅう――」
少女は胸の中の空気を吐き出す。
「おい、ばぁさんはどうしちまったんだ」
少女は訊いた。


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