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【追悼】撮影監督・岡崎宏三

1 :この子の名無しのお祝いに:05/01/14 07:16:47 ID:/qGVBCYD
アナタハン、貸間あり、花影、無頼漢、恍惚の人など


2 :この子の名無しのお祝いに:05/01/14 08:29:49 ID:h63aEh7Z
ラピュタ阿佐ヶ谷で元気なトーク聴けて良かったなぁ


3 :この子の名無しのお祝いに:05/01/15 00:18:13 ID:LMz/ULRr
数年前、映画の現場で二ヶ月ご一緒させていただきました
あの頃はまだお元気そうでしたが・・・
「青べか物語」「暖簾」のキャメラはすばらしかった



4 :この子の名無しのお祝いに:05/01/15 00:43:56 ID:SEkYxgZG
最古参の映画カメラマン逝く。。
ですよね? 多分、もう戦前から活躍の撮影監督はいないと思う。。。


5 :この子の名無しのお祝いに:05/01/15 02:23:19 ID:B8B4IZ64
>>3-4
だいぶ世代が入れ替わって、撮影所時代からいらっしゃるような撮影技師さんも少
ないですね。古い方だと、

(日活系)高村倉太郎・萩原憲治・山崎善弘・前田米造 (東宝系)斎藤孝雄・上田正治・原一民
(大映系)森田富士郎・小林節雄 (松竹系)川又昂 (東映系)吉田貞次

このあたりが思い浮かぶけど、この人たちも本編の仕事は最近は途切れている。TVや
CMはまだ撮ってる人もいるみたいだけど。
岡崎さんは、余り予算もないような小さい映画でも平気でやってらして、そのあたりの
幅の広さが凄いですね。

6 :この子の名無しのお祝いに:05/01/15 09:09:10 ID:1Ng6wf2H
1年ちょっと前?に、戦前から活躍の最古参「カメラマン」が新作映画で
監督と地方ロケ先で打ち合わせ中、という記事が全国紙夕刊に出ていたのを
見た記憶がある。
これって岡崎さんだったのだろうか?
昭和初期からのキャリアで80代のカメラマン、が誰だったのか気になります

7 :この子の名無しのお祝いに:05/01/16 17:36:50 ID:rfz/4+cu
age

8 :この子の名無しのお祝いに:05/01/16 21:18:59 ID:YpfVCmm9
岡崎監督というと、コントラストのつよい、シャープな映像が印象的です。
「華麗なる一族」とか、「ザ ヤクザ」とか。
クリアな映像で、も一度みたいです。キューブリックは岡崎と似た映像センスをもって
いると思うのですが。

9 :この子の名無しのお祝いに:05/01/17 15:59:45 ID:TiHdJaqG
『バリー・リンドン』公開時に、荻昌弘と二人で絶賛してたな。
岡崎さんの仕事ではテレビの『化石』なんかよかったと思うな。
木下恵介との仕事ではあまり冴えなかった。

10 :この子の名無しのお祝いに:05/01/17 21:19:05 ID:sMY9O1qJ
豊田四郎の「千曲川絶唱」とか、「恍惚の人」とか、監督自身は
古いタイプの演出家であるのに、映画自体はかなりモダンなのは、岡崎監督
の業績だと思います。
宮川一夫より評価してほしい監督ではあります。

11 :この子の名無しのお祝いに:05/01/17 21:24:11 ID:GbyhAg3M
映画ではないけど、仕事で結構話したこともあるし、
顔も憶えてくれて、ご指名の仕事もくれたよ。
よく、お孫さんと来てたね。

12 :この子の名無しのお祝いに:05/01/17 21:28:31 ID:H8r9ub6G
岡崎先生の遺作の『アイ・ラヴ・ピース』(2003大沢豊監督)のアフガ
ニスタンの少女アフィファさんの笑顔が笑顔が忘れられない。

13 :この子の名無しのお祝いに:05/01/17 22:27:13 ID:vLkoeP4I
ラピュタ阿佐ヶ谷の岡崎特集の時、会員限定で特製作品集が配布された。
欲しかったなぁ。ひとり一冊で販売なしだったんで、友人に見せてもらった
けど、入手したい資料です。

14 :この子の名無しのお祝いに:05/01/17 23:13:20 ID:M46dnstd
フィルムセンターに協力して、ニュープリントの状態にも気を使っておられたそうですね。

例えばニュープリといっても、封切当時の現像データに忠実に焼かれるとは限らず、撮影時の
意図が再現されない場合も多いとか。こういう話は知らなかったなあ・・・。

スタンバーグと出会ったことは大きかったようですね。ニュース映画から大作まで
何でも撮ってきたので、対応できる幅が広いのでしょうね。

15 :この子の名無しのお祝いに:05/01/17 23:23:44 ID:sMY9O1qJ
「華麗なる一族」の映像は魚眼レンズというか、凝縮された構図で貫かれており
印象的でした。ところで、この映画は、スタンダードサイズでとられています。
ところが、公開当時は、上下に網を掛けて、ビスタに近いさいずで、上映されてたそうなんです。
岡崎監督は、そういうことも考慮に入れられて撮影されてたのでしょうか。

ところで、この時期の山本薩夫の映画は、「戦争と人間」だとか、「金環蝕」だとか、
映像センスの光る作品がおおいですね。もっとも撮影監督はすべてことなりますが。
わたしは、「戦争と人間」の撮影がかなり好きです。なぜかというと、大陸ロケを
してないのにそれらしくみえるから。それは技術だとおもいます。
ただカメラをもっていっても、ああはとれないだろう。



16 :この子の名無しのお祝いに:05/01/18 00:41:13 ID:JCSfMjoc
ありがと

17 :この子の名無しのお祝いに:05/01/18 01:21:54 ID:0yShVZuZ
>>14
スタンバーグの撮影の時の話は面白かったね。
スタンバーグは、岡崎のことを結構買っていたんだね。

昔は撮影所でプリントしていたから、かなり凝ったプリントの奴もあって、
やっぱり気になるんだろうね。

18 :この子の名無しのお祝いに:05/01/18 08:24:49 ID:AkSEi0eN
木村大作みたいなのが現場にいると困っちゃうけど、
こういう人が現場にいると頼りになるね。


19 :この子の名無しのお祝いに:05/01/18 12:57:19 ID:YJ7kuwYF
>>15
>ところが、公開当時は、上下に網を掛けて、ビスタに近いさいずで、上映されてたそうなんです。
>岡崎監督は、そういうことも考慮に入れられて撮影されてたのでしょうか。

当然、スタンダード/ビスタ、双方で映写可能な構図になっているはず。70年代当時はシ
ネスコから他サイズへのスクリーンサイズの移行の模索が行われていた時期。
映画館側の設備もまちまちで、当時の東宝や松竹には、たまに、双方で映写できる
サイズで撮影した映画があった。恐らくはその1本。

ソフト化・TV放映の際はスタンダードということになりますね。再上映の際も、スタ
ンダードで上映することの方が多いのでは?

20 :この子の名無しのお祝いに:05/01/18 12:59:47 ID:YJ7kuwYF
「戦争と人間」は姫田真左久。「金環蝕」は小林節雄。余談だが、山本薩夫・熊井啓・今井正・
篠田正浩など、ファンから見れば評価の賛否が分かれるような人が、意外と名技術者を使う
ことが多い。恐らく、これらの監督は、現場では好きなようにやらせてくれるのだろう。

>>18
でも、降旗さんみたいな調整型(?)の監督だけでなく、故深作や澤井といった監督も
大作さんを使っていたけどね。仕切ってくれるからラクなんですかね。
大作さんは、健さんや岩下志麻に気に入られているので、映画が撮れるらしいです。

21 :この子の名無しのお祝いに:05/01/18 13:30:38 ID:0yShVZuZ
>>20
篠田正浩/宮川一夫は、完全に篠田が気にいられていたね。
かなり時間かけるロケハンにも最終段階のみとはいえ同行していたっていうんだから。

木村大作は、「あ・うん」の時、久々に復帰した富司純子を綺麗に撮るために、
田村正毅から途中交代したくらいだから、綺麗に撮れるってこともあるでしょう?

22 :この子の名無しのお祝いに:05/01/18 14:02:04 ID:YJ7kuwYF
>>21
スレ違いだが、恐らく、篠田さんは宮川さんに好きなことをやらせてくれたんだと思うんですよ。
ロケハンに人一倍時間を掛けるのも、それで宮川さんが上機嫌になってくれれば安いものだし。

「あ・うん」は完全に降旗・高倉組なので大作さん。木村大作が田村正毅から引き継いだのは
「おもちゃ」ですね。田村さんはほとんど撮っていないらしい。
ラッシュを観た富司純子のクレームでも入ったのか? 深作はウォン・カーウァイをやりたい、と
発言(恐らく、実験性に期待しての田村起用)、80年代から行っていた同じ芝居のカットを
角度を変えて少しずつ繰り返す凝った撮影も健在だったそうだが、完成品を観るとカーウァイの影響
のカケラも無し・・・。

23 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/14(木) 07:40:19 ID:u2CHc39a
いまでも残念なのは、同じ東宝系列の黒澤明・成瀬巳喜男との仕事が1本もなかったことかな?
もちろん川島雄三・豊田四郎・小林正樹といった監督たちと素晴らしい作品を残しているけど、
一般的な人(映画にあまり興味のない人)に対する前記2監督と知名度がぜんぜん違うからな〜。
お亡くなりになった時の一般紙・誌の扱いが小さかったので、黒澤・成瀬との仕事があればもう少し
知名度もあったのでは…、と思ったものです。でも、ご本人の著書を読むと、石原慎太郎の監督
問題でわかるように、砧の東宝撮影所本体は技師会の結束が固く、外様のスタッフが仕事をするのは
難しかったそうです。

24 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/14(木) 09:36:39 ID:Nlrt/3vd
>>13
あったねえ。売り物と思って受付へ持って行ったら、
会員の方のみ…と言われ恥ずかしかったなぁ

25 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/14(木) 22:17:00 ID:wCZPYV8j
>>24
でも、あれって誤植や間違いがかなりあったよ。ちょうどラピュタ阿佐ヶ谷で
追悼特集をやってるんで書き込んでみたんだけど、やっぱりどの作品も素晴らしいね。
特に前回や今回の特集で見直したのが、よく組んでいた久松静児監督と佐伯幸三監督で、
2人とも駅前シリーズの監督というイメージがあって、なんとなくあかぬけないな〜、
と思っていたんだけど、結構秀作・佳作多し(傑作まではいかないけど)。

26 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/21(木) 00:01:03 ID:ETixTmD3
ラピュタ阿佐ヶ谷の追悼特集で観た何本かの感想を。

「喜劇 とんかつ一代」監督 川島雄三
次々に出てくる怪人物に気をとられているうちに、ストーリーを追う事など、どーでも
良くなってくる、東京映画時代の典型的川島喜劇。岡崎撮影は上野界隈や不忍池周辺の
ロケーションがいい感じ。それにしても、「豚供養」とか「世界堵殺コンクール」って
ホントにあるのかね?(あるわけないか)

「化石」監督 小林 正樹
まさしく「大人の映画」と呼ぶにふさわしい力作。岡崎撮影も、前半のフランスロケ、
後半の国内のシーンとそれぞれ落ち着いた感じで的確な撮影。

27 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/21(木) 00:02:03 ID:L0oHcV29
「フランキーの僕は三人前」監督 瑞穂春海
フランキーが日活から東京映画に移籍した直後の作品。3つの内定をもらった学生の
フランキーが「ええい、めんどうだ!」とばかりに、同時に3つの会社に就職するんだけど…、
う〜ん、惜しい。いくらでも面白くなる設定なのに、その設定をぜんぜん生かしてなくて、
イマイチ。岡崎撮影は可もなく不可もなくといったところ。

「六條ゆきやま紬」監督 松山善三
演出、撮影、音楽、音響効果、照明と、すべてが良くも悪くもトゥー・マッチな
作品で、観たあとに「ふぅ〜」となります。でも、これが松山作品の特徴だからね。
岡崎撮影は、さすがに素晴らしいの一言。宮川一夫「炎上」、宮島義勇「人間の条件」「切腹」、
瀬川浩「砂の女」、姫田真佐久「にっぽん昆虫記」「赤い殺意」と並ぶ、間違いなく
白黒撮影の頂点を極めた作品。

と、何本かの感想を書きましたが、今後も特集上映やニュープリント化(「あおべか物語」
ニュープリントで観たいんだよな〜)などで、故人の業績を偲んでもらいたいな。

28 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/21(木) 00:22:47 ID:JUJItevj
岡崎の撮影もトゥー・マッチが多くない?

豊田四郎の「波風」みたけど、
ガス会社の入社試験に行くところの電車のシーン、
墓に再び訪れて手を合わせるシーン、上を暗くしてあるけどあんなの要ります?
後者は手前の柳みたいに枝垂れている木の枝が黒く塗られているんだけど目立ちすぎ。

素晴らしいところも多いけど。
大学合格を話すところのヨシズの下の二人のシーンの露光設計、
海軍に行くと言い出すシーンの一人だけカヤ越しの撮影など。

もう少し抑えることができれば、もっと有名になっていたでしょうね。

29 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/21(木) 23:29:26 ID:equWB5mh
>>28
う〜ん、確かにやりすぎなところはあるけどね。「千曲川絶唱」とか。でも、
技術や、カメラ・フィルムの性能・品質が向上した代わりに、カメラマンがそれ
ぞれ持っていたルックの個性が乏しくなり、誰が撮っても同じに見える昨今の映画
に比べれば、ずっといいと思うけどな〜。あと、岡崎さんが映画ファン以外にあまり
知名度がないのは、誰もが知っている名匠との作品があまりなかった、海外の映画祭
で受賞した作品がなかった、この2点じゃないかな?木下恵介や今井正と組んでいるけど
2人とも晩年だしね。せめて、小津安二郎が宝塚映画に出向して撮った、「小早川家の秋」が
岡崎撮影だったらな〜。同じ京都の島原を舞台にした「女体は哀しく」が、素晴らしい撮影
だったのでよけいにそう思う。

30 :28:2005/04/22(金) 00:36:12 ID:fzNuDhMB
正直、このくらいの本数撮っていて、
有名な監督とやってないからってのは無理があると思いますよ。
やっぱり宮川さんなんかは撮影が突出しているって事がないもの。

31 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/22(金) 20:37:20 ID:PLvY3LTo
自分は「花影」のキャメラが好きなんだけど、同意してくれる人、いません?

32 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/23(土) 01:55:09 ID:4hdmlhwP
>>30
いやいや、間違ってないと思いますよ。宮川一夫さんの場合は、もちろん
撮影も素晴らしいけど、やっぱり、海外の映画人もリスペクトする3大巨匠の、
黒澤・小津・溝口(最近はこれに成瀬が加わる)と仕事をした唯一のカメラマン
であるという事と、「羅生門」の受賞を皮切りに、大映が海外の映画祭に積極的
に出品していた50年代に、大映のエースカメラマンとして多数の作品をまかされた、
という事は大きいと思いますよ。あと、雷蔵・勝新のプログラムピクチャーも多数撮っている
事も大きい。これらの作品って殆どソフト化されているし、特集上映とかで観る機会も多いんだよね。
それに引きかえ、岡崎さんの作品ってソフト化されている作品が少ないし、名画座とかでしょっちゅう
かかるタイプの作品もあまりないしね。まあ、宮川さんの作品も大好きだし、今後も観る機会が増えれば
うれしいな〜。

>>31
自分も「花影」好きですよ。初めて観た時は、「川島雄三にも、こんな暗い作品があるんだ…」と、
ビックリしました。池野成の音楽も暗さを増している。




33 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/23(土) 10:34:48 ID:wWy/9gsx
>>32
有り難うございます。
自分が13年前にACTミニシアターで観た『花影』のプリントは褪色していて、見事に赤く染まっていましたが、それを差し引いても美しかった。
桜を、これも美しかった池内淳子(山本富士子に迫っていた、あの美しさは)が眺めるショットの、桜の花弁が綺麗だった。
ニュープリントで観たいです。
これで大岡昇平の原作にもハマりました。

34 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/23(土) 22:59:45 ID:lbJEdn9J
>>33
ニュープリントありますよ、「花影」。CSとかで放送する時に、ニュープリント
を一緒に作成するみたいです。自分が観たニュープリントの川島作品は、「グラマ島の誘惑」
「赤坂の姉妹より 夜の肌」「特急にっぽん」「喜劇 とんかつ一代」「イチかバチか」です。
自分は未見ですが「接吻泥棒」もニュープリントがあるみたい。川島作品は名画座でよくかかるので、
情報誌やチラシをマメにチェックしてみては?

35 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 00:07:48 ID:6Ln9nmwp
>>34
情報有り難うございます。
現在は東京在住ではないので、スクリーンで観るのは難しいです。
何時になるかわかりませんが、DVD化か、BSでかかるのを待ちます。


36 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 01:32:06 ID:l3K5Iyfh
>>29
巨匠小津を迎えるには一流のスタッフで、ということで黒澤組の中井朝一を
砧から呼んで撮影にすえたけど、岡崎宏三にはちょっと失礼な仕打ちだったね。

ずっと後で、池広一夫が東京映画で「無宿人御子神の丈吉」シリーズを2本、
宮川一夫で撮ったあと、スケジュールの都合で宮川が3本目を撮れなくなったんだか、
東宝系のキャメラマンを使ってくれと言われたんだったかで、
池広が「東宝に宮川さんに匹敵するキャメラマンがいるのなら」と言ったところ、
岡崎宏三を推薦されたという。池広は組んでみて、その実力にいたく感心した。

37 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 03:08:37 ID:1HtkKXpn
>>36
「小早川家の秋」の頃、ちょうど「花影」やってたんじゃない?

38 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/26(火) 02:23:55 ID:SOfu9uTd
>>36>>37
たしかに、時期的に「花影」とバッティングしていた事もあるかもしれませんが、
この時点(昭和36年)では、東宝にとって、岡崎さんは単なる一契約カメラマン
に過ぎなかったのではないかな?事実、この時期の作品を観ると、後年の岡崎タッチ
は感じられません。もちろん、スタンバーグ監督の「アナタハン」を撮ったりと、それなり
の実績はありましたが。岡崎さんが、名実ともに東京映画のエースカメラマンになるのは、
豊田四郎監督や松山善三監督と組み始めた、昭和39〜40年頃からではないでしょうか?

余談その1 「アナタハン」ですが、日本ではもう観れないのかな?スタンバーグ監督が、
ネガを本国に持って帰ったそうだし。以前、NHKの岡崎さんの仕事を紹介する番組で、
一部が紹介されました。音楽が伊福部昭だし、一度観てみたいんだよな〜。

余談その2 「アナタハン」を「あなたはん」と、平仮名表記している本がありました。
日本に着任した軍人と、京都の芸鼓の逢瀬の恋を描いた作品、とでも思ったのかな?
実際は、第2次世界大戦中に、アナタハン島に漂着した日本兵たちが、一人の女をめぐって
争いをする、という実話を元にした内容らしいです。新東宝の「女真珠王の復讐」は、
この話が元ネタになっていると思う。

39 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/26(火) 02:44:10 ID:rWDJpTTQ
東宝では本数契約だね。6本だっけな?
けど、この頃の喜劇なんかの方が抑えた撮影監督ぶりでいいよ。

40 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/26(火) 10:16:31 ID:1cBUJ4+F
>>38
「アナタハン」は、アテネや東京国際映画祭(ニッポン・シネマ・クラシック)でも上映
したことがある。プリントの出所はどこだったのか? 東宝は持っていないのか?

41 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/26(火) 22:39:07 ID:RM9yhDCM
>>40
へ〜、アテネや東京国際映画祭で上映した事があるんだ、知らなかったな〜。
東宝にはプリントはないんじゃないかな?NFCが所蔵していれば東京国際映画祭で
かかったのはそのプリントかもしれないけど、アテネの方は…、あっ、もしかしたら
シネバラック3000を主催(?)してたレンタル業者じゃないかな。
あそこって、結局1回も行かなかったけど、新東宝とか東映東京の、配給会社にプリントがない作品
を上映していて、不思議だな〜、といつも思ってたんだ。誰か行った事がある人いる?
行った事がある人は、詳しい話を聞かせてくれるとうれしい。


42 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/27(水) 10:21:05 ID:EEoE9tuL
>>41
シネバラック3000は何回か行った。東銀座の古いビルの一室で、10人も入れば一杯に
なるような狭いスペース、狭い画面で16mmを上映していましたね。

配給会社が35mmをジャンクした場合でも、古い貸し出し・販売業者は16mmのフィルム
を持っているケースがありましたからね。昔は16mmにも需要があったから。
16mm業者と配給会社との関係についてはちょっと良くわからないんですが、シネバラック
3000の上映も本来はグレーゾーンだったようですね。黙認ということだったようです。

今はCS・DVDが盛んになり、またCS放映・ソフト化のマスターのためにニュー
プリが焼かれることも多くなってきたので、ああいうオフシアターの役割も無くなりましたね。
35mmならともかく、16mmでいいからフィルムで観たい、という人なんかいるのかね?

43 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/27(水) 23:07:42 ID:OZ7Bak6F
>>42
レス、ありがとうございます。やっぱりほとんどが16mmだったんですね。
でも、>>42さんも書いているけど、この数年、CS・DVDのお陰で、かつて
は観る事が叶わなかった作品が、観る事ができる様になりましたね。
「アマゾン無宿 世紀の大魔王」とか、「銭ゲバ」のニュープリントなんて、
一生観る機会はないと思っていた作品が観れるんですもの。長生きはするもんだ。

44 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/28(木) 10:52:20 ID:ev5BbcOw
>>42
シネバラックは、あまりに小さいスペースなので、配給会社も「自主上映の試写会」
ということで黙認したのだろうが、円尾敏郎さんの「徹研」は、区立の公会堂などを
使ったために、配給側から意地悪されて、プリントを貸し出してもらえなくなった。
鈴木英夫さんが晩年にささやかな再評価を受けたのは、シネバラックに集う若手の
評論家たちの仕掛けだったと思うが、あのような「場」は本当に大切だよ。中川信夫
の「青ヶ島の子供たち」のときには、香川京子さんも見に行ったらしいしね。
ところで、円尾さんはワイズ出版で活躍しているようだが、シネバラックを主催して
いた田中さんは、今は何をしているのかな?
それはともかく、昭和40年代以降の岡崎さんの仕事は、撮影にしか見所のない凡作
が、結構の割合を占めているのではないか?


45 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/28(木) 11:23:02 ID:86oAn6wn
シネバラックは行ったことなかったけど、料金は、建前は「カンパ」という形だったんでしょう?
高田馬場ACTミニシアターもそうだった。
恵比寿にあったシネプラザスペース50が時折、戦前の李香蘭作品を自主上映してた場合もそう。
図書館向け公民館向けフィルム・レンタル会社は、無償上映の権利だけを持っていて、
ACTやシネバラックやスペース50はそのフィルムを上映していたと。
配給業界の契約形態の抜け穴をかいくぐっての営業だったわけだ。
いまでも、サイレント映画を上映しているレストランはそうなんじゃないのか?
(ガース柳下の奥さんなどが生演奏をやっているところ)
円尾さんの上映会の場合は知らないが、ACTが廃業に追い込まれたのは、
旧文芸坐の三浦社長が手を回して全興連が圧力をかけたせいだったと聞いた。
自分のところでも、ル・ピリエで同じような上映会をやっていたくせに。

46 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/28(木) 12:06:52 ID:aihOD4NB
>>44
>円尾敏郎さんの「徹研」は、区立の公会堂などを使ったために、配給側から意地
>悪されて、プリントを貸し出してもらえなくなった。

円尾さんの所は16mm業者経由でプリントを借りたりニュープリを作っていた。ところが
某配給会社が「元々はウチの作品なのに、無断で営利上映されては・・・」とうるさくなった。

>それはともかく、昭和40年代以降の岡崎さんの仕事は、撮影にしか見所のない凡作
>が、結構の割合を占めているのではないか?

それを言えば、「スタッフ(技術)一流、内容・・・」という作品は多い。姫田さんも
宮川さんも、美術だけど木村さんなどもそう。
あからさまな手抜き仕事は別にして、業界内・本人的な評価は周囲とはまた違ったりし
ますからね。自分もうっかり2ちゃんなどで「あの映画のカラーは良くない」とか書いたら
「何を言う、どんなに監督や撮影監督が苦心したかわからんのか」と怒られたことは何度もある。
(逆もあります。「さすがニュープリは綺麗」と書いたら、「現像のタイミングがおかしい、
 見掛けに騙されてはいけない」とかね)

凡作に見えても、技術者は仕事をしているのです。観客はあくまで観客だからね。

47 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/28(木) 12:22:02 ID:aihOD4NB
>>45
amsなどはセゾンの文化事業という建前でお金があったので、大半は正規の配給
会社から借りたプリントだったようです。一時期、国際放映が貸し出し停止していた時期も、
amsには新東宝作品を出していました。amsが値段に糸目をつけなかったのです。

ACT廃業(00年か01年頃)に三浦さんは関係ないと思うよ。全興連のイスは残って
いたが、97年に旧文芸坐を閉めて以降は、もう力はなかったみたいだし。
三浦さんが、同じ池袋にあったACT−SEIGEIを目の仇にしていた話は聞いたけどね。

全興連でも自主上映や映倫の扱いは揺れているようで、90年代には「原則として
映倫マークのついていない映画や配給会社を通さないプリントは興行しない」と
いう不文律があったようだが、最近はいつのまにか緩んでいますね。
当の文芸坐が、新体制になってから配給会社外の作品(TV作品やVオリ)も
オールナイトでやったりしている。

ACTは常時、資金繰りに苦労していたみたいね。実際、入ってる時と入ってない時の
差が激しかった。悪い噂も聞きましたが真偽不明なので書きません。
名画座・オフシアター界隈は実態は零細個人商店もしくはワンマン主宰者の趣味なので、何かとア
クの強い人も多い。古本屋などにヘンクツな店があるが、その感覚に近いかもしれないね。

48 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/28(木) 16:53:42 ID:IMjuuysk
ACTの支配人も文芸坐三浦社長と同じくらい様々な噂があった人だったからねえ
したたかな人だったらしい
現在はどうしているのやら

49 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/28(木) 19:33:27 ID:vJz2YmET
ACTには在京時代の7年間、特別会員になって通いつめました。
年間1万円(のち1万2千円)で入り放題のACTに、徒歩で樂々の恵まれた環境にいたため、まるで私有のビデオシアターのようでした(無論上映は16o、後には35oも)。
ここがなければ、観ていない映画の数は比較にならぬほど増えていたでしょう。
本当にいいところでした。大林信彦や今井正にも会えました。

50 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/28(木) 23:18:46 ID:2G9b0/hm
なんか、すっかりオフシアター噂話になってきちゃったので、この辺で本題に
戻りましょう。

このスレで言いたい事は、要するに「岡崎さんの仕事にもっと注目してもらいたいな〜」
という事なんですよ。正直、岡崎さんの仕事はまだまだ過小評価されています。
確かに、昭和40年代の仕事に対しては、やりすぎだ、という事で賛否両論がありますが、
あの撮影のダイナミズムや、ロケーション撮影の素晴らしさ、特に海、川、河口といった
自然の水の美しさ(波光のきらめき!)には、息を呑みます。とにかく、1本でも多くの
作品にふれてもらいたいな。それが故人に対しての最高の追悼になるのだから。


51 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/02(月) 23:41:28 ID:8ImPxjGw
ラピュタ阿佐ヶ谷で、「夜霧の決闘」を観てきました。いままで上映される機会の
なかった作品で、ニュープリントだったのが嬉しかったです。この時期にさかんに
作られた東宝版フィルムノワールの1本で、井上梅次監督の職人芸が堪能できました。
森雅之が中国人のマフィアのボス役で、大映の高松英郎が東宝系の作品に出演しているのが
めずらしかった。岡崎撮影は、神戸のロケーションや夜間撮影がいい雰囲気を醸し出していました。
劇場のロビーに、海外からの弔電のコピーが張ってあり、改めて岡崎さんの幅広い活動ぶりを実感しました。

52 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/04(水) 16:42:01 ID:p95qN37Y
今日5月4日は森繁久彌さんの誕生日ですね。岡崎さんの撮影担当作品で、出演回数
が一番多いのは、やっぱり森繁さんですよね。脇役では、山茶花究かな?いずれにしても、
粒ぞろいの名作ばかりですよね。今度のフィルムセンターの豊田四郎監督特集では、
森繁×岡崎コンビの作品が多数上映されますね。自分は未見の「憂愁平野」が楽しみ。

53 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/20(月) 00:34:23 ID:kIwtY5W9
現在、京橋のフィルムセンターで豊田四朗監督の特集上映が開催されていますが、
後半の作品は数本を除いて全て岡崎さんの撮影作品です。どれも素晴らしいですよ。
映画におけるカメラマンの役割がいかに重要かが分かります。特にすごいのは、やっぱり
『千曲川絶唱』かな。やりすぎ、との意見もありますが、星由里子の乗った汽車を北大路欣也が
トラックで追いかけるシーンは本当にスゴイですよ。

54 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/26(火) 20:16:10 ID:xnD+LNS8
前スレで話題になっていた『アナタハン』が、アテネフランセ文化センターで上映決定!
…と思ったら、平日1回だけの上映でやんの。残念ながら観に行けませ〜ん。
観に行った人は感想求む。

フィルムセンターの豊田四郎特集、後半の作品は、同時に岡崎宏三特集になってましたね。
今回初見の『憂愁平野』が絶品。個人的にはカラー撮影のベスト作品。森繁邸の庭に咲いている
花の色とか、森繁と新珠が逢引をするシーンの青い照明とか、ため息モノのショットの
連続。もちろん、2人のヒロインも美しく撮れていましたよ。見逃した方は、CSの日本映画専門
チャンネルで、年内に放送するそうだから、ぜひ。

55 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/26(水) 00:27:13 ID:ceMp/+tY
遅れてきた映画ファンです。岡崎氏のことは撮影監督の
インタビューで知りました。スタンバーグに二度首になったこと等
大変な苦労があったんだなと思いました。(一度は日本語がわかる
岡崎氏が止めてくれという日本語を聞いて撮影を止めてしまい、スタンバーグが
自分の指示どおりしなかったという誤解であったとありました。)
スタンバーグは嘆きの天使しか知りませんが、今では観ることのできない
モノクロの美しさが印象的でした。

こちらは映画が観たくなるスレッドですね。岡崎氏の撮った作品を
観ていきたいと思っています。


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